2019年4月3日

第131回 株式会社オーエックスエンジニアリング 代表取締役副社長 技術開発部長 山口高司さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
株式会社オーエックスエンジニアリング 代表取締役副社長 技術開発部長 山口高司さんをお迎えしました。

 

写真は、松風さんと山口さん

車いす製造を手掛ける株式会社オーエックスエンジニアリング。先週は、日常用の車いすについて、お話を伺いましたが、今週は、別の車いすのお話。

競技用車いすについて

業種転換するときに、並行して競技用の開発もされていたとのこと。車いすを作るにあたって、どこの誰が作ったかわからない車いすよりも、競技でトップ選手が使っていて世界で活躍しているものを作れる会社の車いすであれば、日常生活用も技術が高いであろうと、商品のクオリティーと品質を信頼してもらえます。だからこそ、結果を出せるものを作ろうと考えたそうです。技術者は実際に、パラリンピックなどに日本代表のメカニックとして同行したり、競技大会のメンテナンス班として、行くこともあるそうです。また、日本の選手だけではなく、海外のトップ選手も、オーエックスエンジニアリングの競技用車いすに乗っているので、そうした人たちのサポートも行っているのだとか。競技用は、とても手間の掛かる商品とのことですが、そこで結果を出すからこそ、世界的信頼に繋がっているのだそうです。

犬用車いすについて

株式会社オーエックスエンジニアリングは、犬用の車いすの製造も行っています。きっかけは、社長宅で飼っていた愛犬・モグが歩けなくなってしまい、車いすを作ろうと考えたことから。その後、犬用の車いすを使いながら、前足で歩いていたモグは、浮いている後ろ足をぱたぱたと動かすようになり、最後にはまた歩けるようになったのだとか。車いすを使うことが、リハビリに繋がったそうです。もちろん、すべての犬が歩けるようになるわけではありませんが、同じように歩けるようになったということも聞くそうです。しかし、犬用の車いすの製作は、大変なことが多いとのこと。それは、犬は種類が多く、大きさもバラバラだから。現在は、小~中型サイズに、対応しているそうです。

番組のラストは、株式会社オーエックスエンジニアリングの今後の夢や展望についてのお話。
それは、昔から変わらない理念である”お客様が外に出たくなるような車いすを作る”ということ。選ぶのも楽しくて、買いたくなるような、そして、いろいろな人に見せたくなるような商品を作る。その根幹を守り続けていきたいと思っているそうです。

最後は、若き、エンジニアへ、山口さんからのアドバイス。

“何にでも興味をもって欲しいです。興味をまず持つこと。でも、ただそれだけではく、そこからの探求心などいろいろなものを広く持ってもらいたい。縛られないで。”

山口さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

by vivi

投稿者 : alabo|2019年4月3日

2019年3月27日

第130回 株式会社オーエックスエンジニアリング 代表取締役副社長 技術開発部長 山口高司さん

株式会社オーエックスエンジニアリング 代表取締役副社長 技術開発部長 山口高司さん

 

山口さんのプロフィール

1968年、千葉県千葉市出身。幼少期から乗り物、特に車・オートバイが大好きだった。工業高校の電子科を卒業後、自動車整備士専門学校に入学。学生時代は、機械いじり好きが高じて、オートバイを改造し、レースに出たり、仲間のメカニックをしていた。

整備士免許を取得し、卒業後すぐに、千葉市に本社を置く株式会社オーエックスエンジニアリングに入社した。前身は、自動二輪車の販売を手掛けていたオーエックスエンジニアリングで山口さんが最初に配属されたのは、レース用オートバイのエンジン開発部門。2年後、一度、退社し、通信機器販売会社に入社、工事業務に従事。その2年後、通信機器取付工事業者として独立する。
そんな折、平成8年、1996年、オーエックスエンジニアリングの創業者である先代社長から「もう一度、うちで働いて、一緒にものづくりをしよう」と言われ、再入社。現在に至る。

1989年4月から、車いす事業部を設置し、1995年には、車いす・福祉機器の会社となり、現在では、世界に知られる車いすメーカーであるオーエックスエンジニアリングは、日本リハビリテーション工学協会主催「福祉機器コンテスト’95優秀賞」、通商産業省の「グッド・デザイン(医療・健康・福祉部門)中小企業庁長官特別賞」、「第41回千葉県発明考案展・千葉県知事賞」ほか、数多くの賞を受賞。経済産業省からは、「地域未来牽引企業」に選定された。

また、競技用車いすのトップメーカーでもあり、同社が手掛けた車いすで、これまでに、パラリンピックを始めとする障がい者スポーツの大会で獲得したメダルの数は100個以上。

 

株式会社オーエックスエンジニアリングは、千葉に本社を持つ会社で、現在は、車いす開発製造を中心する会社ですが、元々は、バイクショップでした。山口さんは、学生時代、仲間内でバイクレースに参加したり、仲間のバイクのメカニックをしたりと、大のバイク好き。自動車整備士専門学校で整備士の資格を取得した後、新卒で、株式会社オーエックスエンジニアリングへ入社をされたそうです。

 

バイクショップから、車いす事業へ

車いす業務を手掛けるようになったのは、先代社長から。先代の社長は、オートバイの選手であり、ジャーナリストでもあった方でしたが、大きな事故で、車いす生活を余儀なくされたそうです。実際に車いすを使った時、もっとかっこいい車いすに乗りたい、自信をもって外へ出たいと思い、車いすの開発製造を始めたのだとか。最初は、自分のために、車いす製造を始めたそうですが、オートバイの仕事でドイツへ行ったとき、そこのジャーナリストに、その車いすはどこ製か、と聞かれ、自分で作ったものだと答えたところ、そんなにかっこいいものを一人で乗っていてはもったいない、みんな欲しがるはず!と言われたそうです。そして、この言葉をきっかけに、事業化を決めたのだとか。最初は、福祉機器について、右も左もわからなく、個人レベルの知識だったそうですが、かっこいいのを出せば売れるだろう、自分が乗ってほしいと思うものを作り、それに賛同してくれるひとに売れればいいだろうという感じで進めていったのだとか。その後、各地の販売をしている人や、こういうものを待っていたという人たちに支えられながら、今に至るそうです。

 

オーダーメイドの車いす

株式会社オーエックスエンジニアリングの車いすの色やデザインの組み合わせは自由で、自分の好きなカスタマイズができるのが特徴の一つ。キャスターや、ホイールの大きさなどを好きにチョイスすることもできるため、組み合わせの種類は、億や兆を超えるとのこと。自分の身体に一番近い存在になるからこそ、細かくこだわることが出来るのは、とても嬉しいですよね。

現在では、年間4000台という数の製造・販売に加え、競技用の車いすの世界有数のメーカーの株式会社オーエックスエンジニアリング。この話の続きは、また来週。お楽しみに!

株式会社オーエックスエンジニアリングのHP → http://www.oxgroup.co.jp/

 

山口さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

by vivi

投稿者 : alabo|2019年3月27日

2019年3月20日

第129回 映像クリエイター・演出家 花房伸行さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
映像クリエイター・演出家 花房伸行さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと花房さん

2012年にスタートさせたパフォーミングアーツカンパニー「enra」。

【enra】オフィシャルHP →http://enra.jp/
YOU TUBE公式チャンネル → https://www.youtube.com/user/papanda87

その先駆けとなったのが、2009年に、花房さんと、ダンサーの方1名とで活動をスタートした「KAGEMU」というユニット。日本のエンタメやバラエティ番組にご出演されていたり、海外で高評価を受けていたりと、当時から、多く活躍されていたとのこと。その後、実際に、自分の作品を見てくれたお客さんの、その場の生の反応をみたいという思いから、ライブ活動へ。そして、現在の「enra」となったそうです。
現在、「enra」のメンバーは、ダンス、ジャグリング、武術など、様々な芸に秀でたパフォーマーと、クリエイターの花房さん。映像、パフォーマンス、音楽が融合された作品を披露されています。
こうした作品を作り上げるには、まず、作品のテーマ、コンセプトを出演するパフォーマーと話し合い、その次に、音楽の製作をされるそうです。(7割くらいは花房さんが作曲されているとのこと)その後、映像と振り付けを作り、完成させるとのこと。

enraの代表作の一つ「pleiades(プレアデス)」
youtubeでも公開されている動画で、現在では再生数が875万回を突破しているとのこと。この作品は、海外のニュースメディア(ハフィントンポストのアメリカ版)で取り上げられ、それが大反響を呼び、世界中に広まったそうです。その後、世界中からオファーが来るようになり、enraは海外で注目を集める存在になります。ちなみに、花房さんの作曲は、これがデビュー作なのだとか。

「pleiades」のyoutube動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=0813gcZ1Uw8

子供の頃からファンタジーやSFが大好きだった花房さん。作品作りで大切にしていることは、自分の作品を見ている間は、現実を忘れて、そっちの世界に連れていけるようなものを作るということ。今後の花房さんの活躍に、大注目です!

最後は、若き、エンジニアへ、花房さんからのアドバイス。

“僕の今まで作ってきた作品は、かなり制約が大きく、一人じゃできないものもある。そういう制約って逆に凄くチャンスだと思う。簡単にできるものは、面白くないものが多い。制約がかかって、これはできないんじゃないかというものには、チャンスがあり、誰も作らないものが眠っている。あえてそういうところに足を突っ込んでみると、面白いものができるんじゃないかなと思います。”

花房さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

*花房さんのオフィシャルFACEBOOK
https://www.facebook.com/nobuyuki.hanabusa

by vivi

投稿者 : alabo|2019年3月20日

2019年3月13日

第128回 映像クリエイター・演出家 花房伸行さん

映像クリエイター・演出家 花房伸行さん

 

花房さんのプロフィール

三重県大台町ご出身。幼少の頃から、絵を描くこと、ものをつくることが大好きだった。手塚治虫を尊敬し、子供の頃は、漫画家になりたかったとのこと。1993年に見た映画「ジュラシック・パーク」のコンピューターグラフィックに強い衝撃を受けて、1996年から、3DCGを学び始めた。プロダクツデザインを経て、映像の世界へ入り、TV、CM製作から、展示映像、ファッションショー、コンサートVJなど、多くのジャンルで活動。映像制作にとどまらず、イラストレーション、立体造形、ステージ空間演出、総合プロデュースなど幅広い分野で独自の表現を展開している。
国内では、「ももいろクローバーZ」のライブ演出に不定期に参加。海外では、2012年にNYタイムズで高評価を受けるなど、国内にとどまらず、国際的にアートワークが認められている。また、2012年に、映像とダンスを融合したパフォーミングアーツカンパニー「enra」を設立。enraでは、映像だけではなく、楽曲製作も行い、映像、音楽、演出とenraの世界観構築の要となっている。そして、2017年からは、長野県阿智村の「天空の楽園~日本一の星空ナイトツアー」のコンテンツディレクターに就任している。
花房さんが主催する「enra」は、花房さんと、7名の個性的なパフォーマーで構成。代表作の「pleiades(プレアデス)」は、現在、再生回数、875万回を突破。enraには、この映像がきっかけで、世界中から出演依頼が殺到し、イベント出演のみならず、各国で単独公演を開催。シンガポール公演3000人、台湾国立劇場公演4000人、メキシコ野外劇場公演8000人の動員記録を持っている。さらに、2013年、内閣総理大臣主催の公式東京オリンピック誘致イベントでパフォーマンスを行い、オリンピック招致に大きく貢献した。2015年、カンヌ国際映画祭授賞式で披露した映画祭のためのオリジナルパフォーマンスで、世界のメディアからも高評価を得た。「enra」は、2年連続で、USAツアーも行い、すべての公演でスタンディングオベーション。2017年には、アメリカテネシー州で、3週間33公演を慣行。今年3月1日に7年目に突入した「enra」が訪れた外国の地は、29か所におよぶ。

「enra」の名前の由来について。
煙々羅(えんえんら)という日本の煙の妖怪の名前をとっているとのこと。パフォーマーや、映像を変えることによって、いろいろな表現ができる、姿を煙のように変えることができるという意味を込めているのだとか。また、花房さんは、水木しげるのファンでもあるそうです。
花房さんは、音楽ファンや、アイドルファンにも、かなり知られている方で、これまで、ももいろクローバーZのライブ演出などにも手掛けていらっしゃいます。例えば、2012年の『ももクロ春の一大事2012~横浜アリーナ まさかの2DAYS~』でのオープニング演出。横浜アリーナは、センターステージでスクリーンがないため、30人ぐらいのパフォーマーがステージで、円形状に並び巨大な旗を振り、その旗をスクリーン替わりに、映像を投影するなど、圧巻の演出をされています。
(他にも、2011年の埼玉スーパーアリーナや、2013年のライブにも、関わっていらっしゃいます。このお話は、フルバージョンで聞くことができます。ぜひチェックしてみてください!)

花房さんの名前を世界的に広めたパフォーミングアーツカンパニー「enra」は、2013年の東京オリンピック・パラリンピックの招致活動にも、貢献されています。赤坂の迎賓館で開かれた内閣総理大臣主催の晩餐会で、パフォーマンスを行ったとのこと。日本の伝統的なものと新しい技術(生身の人間と映像、ハイテクを合わせたもの)を融合させたパフォーマンスは、今までみたみたことがないと、海外の方から高い評価を受けたそうです。

「enra」のHP → http://enra.jp/

国境を越えて、感動を与えるeanraのパフォーマンス。この話の続きは、また来週。お楽しみに!

花房さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

by vivi

投稿者 : alabo|2019年3月13日

2019年3月6日

第127回 株式会社アザイ・コミュニケーションズ代表取締役、世田谷ハツメイカー研究所 代表 久木田寛直さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
株式会社アザイ・コミュニケーションズ代表取締役、世田谷ハツメイカー研究所 代表 久木田寛直さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと久木田さん

 

駿台電子情報&ビジネス専門学校デジタルクリエイター科で講師をされていたり、世田谷ハツメイカー研究所で、子供たちにプログラミングや、デザインを教えていらっしゃる久木田さん。現在、多くの教育現場で活躍されている中で、久木田さんが、教育で一番大事にしていることは、”学びの必然性を自ら感じてもらう”ということ。今の子供たちは、学校生活の中で、運動会などでも、大人の作ったルールのなかで、競争させられていることが多いのですが、子供たち自らルールを決めて、ゲームを作っていけるということが、これからの学びに重要なことなのではないかと久木田さんは考えているそうです。大切なのは、子供の個性や、自主性であるということ。久木田さんは、まさに、新時代の先生です。

 

STEM教育について。

STEMとは、サイエンス・テクノロジー・エンジニアリング・マスマティクスの略。2020年度から、プログラミング教育が、小学校で必修化されることを受けて、重要視されている教育のこと。最近では、アート(A)を含めたSTEAM(スチーム)教育ともいわれているそうです。
そして、久木田さんは、一般社団法人STEM教育協会理事でもいらっしゃいます。子供たちに教えつつ、先生たちにも、レクチャーをされているそうです。

 

子供たちを大人の作った枠にはめず、自由な発想を大切にしてあげたい、そういった教育をしていきたいと考えている久木田さん。新時代の先生のもとで学んだ、未来のエンジニアたちの活躍に大注目です!

 

最後は、若き、エンジニアへ、久木田さんからのアドバイス。

“自分もそうだったんですが、好きということが一番の原動力だと思う。何かこれが好きということが一つ芯にあると、そのために必要な素材をどういう風に扱えるのかを知っていれば、自分で環境や世界は変えていけると思う。ぜひ、これだけは負けないという自分の好きっていうものを見つけていけたらいいんじゃないかと思います。”

 

久木田さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

by vivi

投稿者 : alabo|2019年3月6日

2019年2月27日

第126回 株式会社アザイ・コミュニケーションズ代表取締役、世田谷ハツメイカー研究所 代表 久木田寛直さん

株式会社アザイ・コミュニケーションズ代表取締役
世田谷ハツメイカー研究所 代表 久木田寛直さん

 

久木田さんのプロフィール

株式会社アザイ・コミュニケーションズ代表取締役、一般社団法人STEM教育協会理事、駿台電子情報&ビジネス専門学校デジタルクリエイター科講師、世田谷ハツメイカー研究所代表ほか、多くの肩書を持つ。
小さい頃から絵を描くことが大好きで、東京造形大学美術学科に進み、絵画を専攻。大学では油絵を描いていたが、同時に「百怪ノ行列」という美大出身者10人で組んだバンドで、テイチクレコードからメジャーデビューを果たす。その後、脱退し、インディーズバンド「東京サンフィーゴ」を結成という経歴を持つ。

「自分のやっている表現を世界中の人に知ってもらえるWEBを自分で作れるなら」と、独学でプログラミングを勉強、大学卒業後は、WEBデザイナーとして社会人スタートを切る。そして、2005年、独立。WEBサイト・ホームページ製作、WEBコンサルティング、グラフィックデザインから美術制作、音楽制作までも手掛け、その後、2011年、株式会社アザイ・コミュニケーションズを設立する。

また、廃校となった旧池尻中学校の校舎を再生利用した複合施設・世田谷ものづくり学校で産学連携を軸とした、プログラマーやデザイナーの育成カリキュラムを実施。世田谷ハツメイカー研究所では、2015年から、ロボット、mBotを使った親子向けワークショップやプログラミング教室を展開している。

久木田さんは、「ものづくりを通して、デジタルやアナログの素材を使う環境を提供したい」と思い、世田谷ハツメイカー研究所を立ち上げたとのこと。そして、昨年12月には、中国・広州で開催された新時代のロボットコンテスト「MakeX世界大会」で、この研究所から、特別賞を受賞する子供たちのチームが現れている。

 

現在、久木田さんは、駿台電子情報&ビジネス専門学校デジタルクリエイター科で講師をされていたり、世田谷ハツメイカー研究所で、子供たちにプログラミングを教えていたりと、教育現場でも、多く活躍されています。

久木田さんがこの業界に入るきっかけとなったのは、駿台電子情報&ビジネス専門学校の講師の募集に申し込んだことから。当時、学校では、デッサンとWEBデザインを教えることが出来る講師を募集しており、この2つのスキルを持った人は、この世に自分しかいないだろうと久木田さんは思い、申し込んだそうです。そして、結果は、採用。それから15年経った、現在も、講師を続けてられています。その中で、久木田さんは、「教えることにより、人は変わっていく。それは、一番クリエイティブなことなのではないか」と感じ、”教育”というものに目覚めたのだとか。
そして、2020年には、小学校の教育で、プログラムが必修化されるというのもあり、小学生に教えていくということにチャレンジしてみようと考え、現在では、親子向けワークショップやプログラミング教室を開いているそうです。

 

番組内でも登場した、プログラミングを教える教材の一つとして、久木田さんが使っているロボットがこちら。

プログラミングロボット 「mbot」

正面からの写真

上から見た写真

最初は、専門学校の生徒向けの教材として、買ったそうですが、実際に使ってみて、本当に誰でも簡単に操作ができると思い、小学生の教室にも取り入れたとのこと。実際にロボットを動かすことで、より子供たちが楽しみながら、学ぶことができるため、いいプロダクトだな、と実感しているそうです。

 

そして、久木田さんの教え子の世田谷ハツメイカー研究所の子供たちは、新時代のロボットコンテストで、既に結果をだされています。その活躍については、次回の放送で。お楽しみに!

 

久木田さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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by vivi

投稿者 : alabo|2019年2月27日

2019年2月20日

第125回 ミツフジ株式会社 代表取締役社長 三寺歩さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
ミツフジ株式会社 代表取締役社長 三寺歩さんをお迎えしました。

新しい挑戦のため、ウェアラブル事業へ進出した三寺さん。現在、取り扱っている製品は、着るだけで体の状態が分かるという下着。どんな下着なのか。今週は、このお話の続きから。

 

スマートウェアシステム「hamon」のHP → http://www.hamon.tech/

この下着は、簡単に説明すると、着た人の心電、心拍などのデータを集め、分析し、その人の体調をスマホなど、アプリで管理することができるというもの。工事現場の作業員の健康管理や、介護などで、活躍しているとのこと。

この製品の開発は、繊維業、電気メーカーの仕事、IT会社での経験といった、ウェアラブルに必要なノウハウや、そこでの人脈を持った三寺さんだからこそできたもの。今後は、医療現場や、人間以外の生き物の体調管理など、更なる広がりが期待されています。

 

日本とウェアラブル事業

日本は、世界で一番早く、高齢化を迎えると言われています。だからこそ、日本は、高齢化社会に対応できる技術を、いち早く磨いていくべきだと、三寺さんは考えています。また、高齢化は、日本だけの問題ではないので、後に課題となる他の国の助けになっていけるようにしたいと思っているそうです。

 

日本の最先端技術のこれからの広がりに、大注目です!

 

最後は、若き、エンジニアへ、三寺さんからのアドバイス。

“エンジニアはお客様から距離が離れている職業かもしれない。だから、自分たちが作ったものが、どんな風にお客様の役に立って、どんな風に社会をいい意味で変えているか気づかなかったりする。だから、ぜひお客様の現場に行ったり、いい意味で視野を広げる機会を持てば、自分のやっている仕事の意味や価値が感じられるのではないかと思う。またそれが自分のやる気にもなるし、成長にもつながる。ぜひ、決めつけずに、視野を広げる機会を作られたらどうかと思います。”

 

三寺さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

by vivi

投稿者 : alabo|2019年2月20日

2019年2月13日

第124回 ミツフジ株式会社 代表取締役社長 三寺歩さん

ミツフジ株式会社 代表取締役社長 三寺歩さん

三寺さんのプロフィール

1977年2月7日生まれ。京都出身。立命館大学経営学部、在学中には海外向けネット書店を立ち上げ、海外在住の日本人や日本人コミュニティーに対するB to C ビジネスを展開してきた。大学卒業後は現在のパナソニック、松下電器産業株式会社に入社。外資系システム会社・シスコシステムズでIT事業に携わりSAPジャパンなどを経て、2014年9月三ツ富士繊維工業株式会社、現在のミツフジ株式会社の代表取締役に就任した。そのタイミングは、1956年に西陣帯工場として祖父が創業した家業の経営危機。代表取締役就任後、三寺さんは3人で廃業寸前の家業の立て直しを開始した。
その財産は、父親である2代目、三寺康廣さんが開発した銀メッキ繊維「AGposs(エージーポス)」。2002年に商標登録されているがこの銀メッキ繊維はナイロンの表面に銀をメッキしたもの。しかも表面がすべて「銀」で覆われていて「糸であって糸でなく。金属であって金属ではない」「糸の顔をした金属」とのこと。従来の銀メッキ繊維とは違い銀の量が圧倒的に多いので伝導性に優れ、電磁波シールド、抗菌、防臭、保湿、電熱、制電効果に優れている。
そして、繊維工場で得たノウハウと自分自身のサラリーマン時代に培った経験や人脈を掛け合わせることで、ウェアラブルコンピューター市場に参入し、昨年、2018年にはフォーブスジャパンの創業10年以上で、売上高100億未満の価値のある企業を表彰する「スモールジャイアンツ」にて大賞に輝きフォーブスジャパンの表紙を飾った。

ミツフジ株式会社について。

三寺歩さんは、3代目。元々は三寺さんのおじいさん、三寺富士二さんが西陣帯工場として創業したことがはじまり。2代目であるお父さん、叔父さんの代では西陣織の技術をベースに和布団の装飾品を手掛けます。その後、1992年にもっと先進的なものをやらなくてはいけない思いから、新事業の展開へ。銀メッキ繊維の技術を学び、オリジナルの銀メッキ繊維「AGposs(エージーポス)」を開発されます。この開発には、会社のすべてをかけて作り上げたもので、投資額は、年間約5000万円で、20年間も。単純計算で、なんと、10億円にもなるのだとか!(わかっているだけでも、この金額なので、実際にはもっとかかっていたのではとのこと・・。)そして、ついてに、日本初の抗菌靴下を開発されます。

ミツフジ株式会社のHP → https://www.mitsufuji.co.jp/

三寺さんが会社を継ぐことになったきっかけ。

最初は、家業を継ぐつもりはなかったという三寺さん。大学卒業後は、サラリーマンになり、営業職に就きます。ある日、仕事中に、父親から、資金ショートして、会社が潰れることになるとりあえずお金を貸してほしいという電話を受けたとのこと。その夜、三寺さんは、自分のこと、両親のこと、祖父のことをいろいろと考え、そして、今の自分があるのは、みんなのおかげ、今こそ、お返しするを日が来たんだと思い覚悟をし、お金を渡すだけではなく自分が経営をしようと決めたそうです。こうして、”挑戦”するために、会社を継いだ三寺さん。お客様に直接商品を届ける会社にしようと決意しウェアラブル事業へ進出します。三寺さんが手がけているのは着るだけで体の状態が分かるという下着。どのような下着なのか、このお話はまた次回。お楽しみに。

三寺さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

by vivi

投稿者 : alabo|2019年2月13日

2019年2月6日

第123回 株式会社中野製作所 タスクマネジメントグループ マネージャー 中山義一さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
株式会社中野製作所 タスクマネジメントグループ マネージャー 中山義一さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと中山さん

 

株式会社中野製作所は、ゴム製品の製造開発のエキスパートが集まる会社。
前回は、中野製作所だけが持つ、ゴムと樹脂を接着剤を使わずに結合させる技術「ラジカロック」について、お伺いました。今週は、そのお話の続き。

 

「ラジカロック」とは。(株式会社中野製作所のHP内の紹介ページ)
http://www.nakasei.co.jp/pdf/radicalock-ipf2008.pdf

そもそも、ドイツの会社から靴底用シートの試作の依頼を受けたことが、開発の始まり。期日がギリギリの中、無事に完成させた試作品は、ドイツでもとても評判が良かったとのこと。一生懸命作って良かった、とお話してくださいました。

 

特許申請はしていない技術。

無限の可能性を秘めている「ラジカロック」ですが、実は、特許は取得されてはいないとのこと。理由は、作り方をなるべく出したくないという思いから。ゴムは、元々、世の中に出ているものであるため、(配合等いろいろあるが)そこに特許性はないとのこと。そのため、一番の肝になってくるのは、”作り方”なのだそうです。

ゴムは、世界中で使われているもの。そのため、いろいろな異文化の企業からのオファーが来るとのこと。そうした企業と一緒に、世の中にはない、新しいものを作っていこうという動きもあるそうです。

 

ラジカロックの技術が起用された複合フィルムの「R-COMPO(アールコンポ)」が、株式会社ニューバランスジャパンの競技用シューズに起用され、ついに商品化となります。

そして、これらの技術と功績が認められ、葛飾ブランド、第12回(平成30年度)葛飾町工場物語に認定されます。

葛飾町工場物語、認定No.2902「ラジカロックR」
https://www.tokyo-cci.or.jp/katsushika/machikoba/2018.html#02

 

様々な広がりが期待されている「ラジカロック」。今後の展開に、大注目です!

 

後は、若き、エンジニアへ、中山さんからのアドバイス。

“一長一短で、ものづくりはできませんので、粘り強く諦めずに頑張ってもらえればと思います。どうしても結果がなかなかでないと嫌になっちゃったりすると思いますが、そこを乗り越えた先にいいことが必ず待っていますので、ぜひ諦めずに頑張っていただければと思います。”

 

中山さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2019/02/05/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20190206003000

by vivi

投稿者 : alabo|2019年2月6日

2019年1月30日

第122回 株式会社中野製作所 タスクマネジメントグループ マネージャー 中山義一さん 

株式会社中野製作所 タスクマネジメントグループ マネージャー 中山義一さん

中山さんのプロフィール

1970年、東京都葛飾区生まれ。子供の頃から、スポーツと「何か物を作ること」が好きで、中央工学校 工業専門課程 建築設計課へと進む。卒業後は、建築設計事務所に就職、建設図面の設計及び作図を担当し、8年の勤務後、現在勤めている株式会社中野製作所に入社する。現在は、マネージャーという役職で、技術営業が主な業務だが、もともとは、中野製作所で、ゴム材料や製品の製造や評価・分析を行っていた。
※中野製作所は、昭和47年(1972年)東京都・葛飾に創業。ゴムに関する『材料』『配合』『試作と試験』といった様々なノウハウを持つゴム製品の開発と製造を一貫して行うゴムのエキスパートが集まる会社。ATMや自動改札など、紙の搬送に使用する高性能ゴムローラーや、ゴムと樹脂を、接着剤を使用せず結合させる「ラジカロック」という唯一の技術を持つ会社で、「ラジカロック」は、有名ランニングシューズの靴底部にも使用され、名だたるアスリートたちを支えている。それらの技術と功績が認められ、葛飾ブランド、第12回(平成30年度)葛飾町工場物語認定製品となる。
中野製作所は、ゴムのエキスパートが集まる会社。私たちの身近にある製品にも、深く関わっています。代表的な製品の高機能ゴムローラーは、自動改札機や、券売機、ATMなどの中に使われているのだとか。このゴムローラーのおかけで、切符や、食券、お金などの紙類が、機械の中で素早く正確に分けられることが出来ているということなんです。

もう一つご紹介。世界唯一の技術「ラジカロック」について。
ラジカロックとは、ゴムと樹脂(プラスチックなど)を接着剤なしでくっつけるという技術。これは、簡単に説明すると、ゴムと樹脂の分子を結合させてくっつけているとのこと。しかし、言葉で言うのは簡単ですが、これは、他の会社ができない中野製作所だけができる技術なのだとか。

こちらが番組内で登場した「ラジカロック」されたもの。赤っぽいゴムと樹脂フィルムがくっついています。

表の写真

裏の写真

その拡大図がこちら。

分子を結合させてくっつけているため、引っ張ってはがそうとすると、ゴムのほうがちぎれてしまうのだとか。ちなみに、他社がチャレンジをしても、真似できないので、特許は取っていないとのこと。中野製作所だけができる唯一の技術。さすが、ゴムのエキスパート!

中山さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2019/01/29/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20190130003000

 

中野製作所の技術力に松風さんも驚きが隠せません。
このお話の続きはまた来週。お楽しみに!

by vivi

投稿者 : alabo|2019年1月30日

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