2017年10月11日

第54回 有志団体「CART!VATOR」代表 中村翼さん

有志団体「CART!VATOR」代表 中村翼さん

中村さんのプロフィール

東京都世田谷区出身。小学生の頃からフェラーリに魅せられ、クルマに憧れを持つ。 慶応義塾大学の理工学部に進み機械工学を専攻。流体力学の研究に携わる。 学生時代の課外活動はレーシングカーを制作し競いあう「学生フォーミュラ」に参加。 大学1年生の頃からチームリーダーとしてを務め、クルマの開発とチームマネジメントを極める。 この活動が学業と両立したことが認められ大学の理工学部創設者の賞を受賞。 その後、車業界と航空業界にアプローチをし、大手自動車メーカーに入社。
2012年の夏、業務外の有志活動、CARTIVATORを発足。「若者や子供をひきつける、夢のある乗り物をつくりたい」という思いから、空飛ぶ車「Sky Drive」の開発に着手する。
その後、ビジネスコンテストでの優勝などをへて、仲間を集め、現在に至る。

子供のころから、車が大好きだった中村さん。プラモデルと作り始めたときに出会ったフェラーリのカッコ良さに魅せられて、小学生の時から自動車エンジニアになろうと思っていたそうです。フェラーリに夢をもらって自分の人生は決まったといっても過言ではないとのこと。
そして、今、中村さんが有志で作ろう思っているのは、空飛ぶ車。若者の車離れになんとかアクションをしようと思ったことがきっかけ。さまざまなアイディアを出して、最終的に自分たちが一番ワクワクして夢を感じられるものとして空飛ぶ車を作ろうと決めたそうです。
最初は、どうやってやればいいのか、模索していたそうなのですが、いろいろプロトタイプを作ることによって、少しずつ実現させていくことができました。

その後、どんどんと仲間が集まっていき、2012年にCARTIVATORを発足します。 ※CARTIVATORの名前は、”車のcar”と”開拓者という意味のcultivator”をかけた造語であり、乗り物を使って新しいことをやっていこうという意味が込められているそうです。

現状、中村さんの中で、この”空飛ぶ車”は、車とも飛行機とも似つかないようなもの。近い存在はドローン。 プロペラがあり、垂直に上がり飛んでいくもので、映画『バックトゥーザフューチャー』に登場する”デロリアン”を理想とし、アメリカで見かけたドローンが具体的なイメージに繋がったそうです。(作り始めた当時、ドローンは日本ではあまり馴染みがなかったそうです。)空飛ぶ車「Sky Drive」。開発するうえで、いろいろと困難もありました。特に大きかったのは、お金の問題。
最初に作ったものは5分の1サイズのもの。パーツの1つ1つのパーツが高価で、完成させるのに50~60万ぐらいお金がかかったのだとか。それから、また次に、少し大きく作り、実験。かかる費用も増えます。開発には、メンバーそれぞれの自費で部品などを購入していたため負担も相当大きかったそうです。そんな困難の中、現在ではフルスケールで2m×3mの車サイズ、重さ160キロ近くあるものを飛ばせるまでになりました。もちろん、サイズが大きくなるにつれて、安定的に飛ばすことは難しいそうですが、今のところ壊れるような失敗はないとのこと。理論上、飛ばすことが可能だとしても実現させるのは難しいこと。たとえ目の前が真っ暗になることがあってもやりたいことだからやり続ける、中村さんたちの努力を感じます。
これほどまでに、中村さんを突き動かすものは、小さい頃に、フェラーリからもらった夢。”自分はその夢をもらって生きてこれたからこそ、次の世代にそれを繋げたい。そして、それは、そのままの形ではなく、自分なりに解釈してより面白いものにして返していきたい。” 中村さんの熱い思いを感じる素敵なお話でした。

中村さんのインタビュー。
そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2017/10/10/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20171011003000

 

by vivi

投稿者 : alabo|2017年10月11日

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