2018年1月31日

第70回 有限会社中村印刷所 代表取締役社長 中村輝雄さん

有限会社中村印刷所 代表取締役社長 中村輝雄さん

 

中村さんのプロフィール

1943年、昭和18年6月14日生まれの現在74歳。東京、浅草で生まれる。戦時中だった1歳半の時に静岡県に疎開し、小学校5年生の時に、東京へ戻る。中村さんのお父さんは、戦前、浅草で印刷業を経営していたが、東京に戻って来た昭和29年(1954年)には、北区で会社を再開業する。町工場の印刷所で勤勉に働く両親の姿を見て、中村さんは、都立工芸高校 印刷科に進学。専門の知識と技術を習得し、1962年に卒業、そのまま、実家の中村印刷所に就職。そして、1978年、35歳の時に、二代目として社長に就任。そこからおよそ15年は、順調に運んでいたが、バブル経済の崩壊、そして、印刷業界にもITの波がやってきて、事態は一転する。それまでの印刷会社は、お客さからの受注で成り立っていたが、今後それだけではやっていけない、異業種に仕事を取られてしまうということで、オリジナル商品を作り出す必要性を感じ、挑戦を始める。
2007年、自社開発商品第一号としてできたのが「紙フィルム」。当時、この技術は画期的で、中小規模の印刷会社から反響を呼び、2010年には、東京都北区「未来を拓くものづくり表彰」新製品・新技術部門を受賞。翌年2011年には、特許も取得する。
しかし、不況は一向に良くならず、IT化、更に、印刷物の電子化の波が訪れ、ついに長く付き合いがあった印刷関連業種、製本業の企業が、会社をたたむこととなった。その会社の経営者であり、製本職人であった人は、全国でも屈指の技術の持ち主ということで、中村さんは。彼を会社に招き入れ、タッグを組む。
その新しい相棒との、ふとした会話から実現可能と知った「開いた時真ん中が膨らまないノート」。2年の開発期間を経て、2014年・夏、夢のノート「水平開きノート」が完成。特許も取得する。製品として評価は高かったが、多くの在庫を抱えることになる。しかし、2016年、SNSがきっかけとなり、”おじいちゃんの方眼ノート”としてブレイクする。
バブルの崩壊や、印刷業界にIT化の波が訪れたことにより、オリジナル商品へ挑戦を決意した中村さん。
様々な苦境の中でも、長年付き合いのあった製本業者の方とともに、2年の歳月を経て、「水平開きノート」を実現させます。このノートの製本は、無線綴じという針金や糸を使わない方法なので、重要になってくるのは接着剤。あらゆる接着剤を取り寄せたり、ホームセンターに行き片っ端から実験をしたりなど、たくさんの努力から2年の歳月を経て、完成しました。
特許も取得し、周りからの評価の高い水平ノートでしたが、なかなか順調とはいかず、多くの在庫を抱えることに。しかし、SNSがきっかけで、大人気商品となります。来週はこの「水平ノート」のブレイクのきっかけについて、詳しくお伺いします!

著書:『おじいちゃんのノート 下町の職人魂がオンリーワンを生んだ』
こちらもぜひチェックしてみてください!

中村さんのインタビュー。
そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/01/30/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180131003000

ノートを開いているとは思えないほど水平です!

by vivi

投稿者 : alabo|2018年1月31日

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