2018年3月28日

第78回 日新精機株式会社 代表取締役社長 中村稔さん 技術営業 田村静さん

写真は、松風さん(左)と中村稔さん(中央)と田村静さん(右)

 

中村さんのプロフィール

1974年、埼玉県越谷市生まれの現在44歳。
私立の学校へ進学するも、遊び過ぎてしまい、大学進学をせずに就職。
都内でサービス業に従事し、25歳の時に、父親が経営する日新精機株式会社に入社する。

高精度な金型を製造する会社に於いて、完全にスキルがゼロからのスタートだったが、入社当初から、営業と設計を兼務する。
ほとんど手書きだった会社の現状を見て、社内のオリジナルデータベースづくりの必要性を感じ構築、さらに、図面作成の電子化を進めていく。
2016年6月に、代表取締役社長に就任してからは、社内の仕組みも大きく変え、製造手法を電子化。これにより、5年連続で、「補正ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」いわゆる「ものづくり補助金」に採択され、それを活用して、先進設備を積極的に導入、最新のエンジニアリングを融合した「ハイブリッドものづくり」を行っている。

田村さんのプロフィール

埼玉県出身の37歳。入社12年で、お客様がつくりたい部品を図面に起こし、製造現場に依頼して、金型を完成形に持って行くことが主な仕事内容。入社前は、ケーキ屋などでアルバイトをしていたこともある。

 

日新精機株式会社のHP → http://www.nissinseiki.co.jp/

日新精機株式会社は、埼玉県春日部市にあり、主に、金型(ねじやボルトなど)の設計や製作などを行っている会社。具体的には、冷間圧造を用いての金型を作りなど。製造部の平均年齢は32歳と若く、外国の方も多く活躍されているとのこと。そして、社員のほとんどが専門的な知識を持っていない素人の方が多いのだとか。理由は、今の世の中、機械科などの専門的な学校を出ている人の人数は少ないので、そういう人を探すよりも、優秀だと思った人をどんどん採用して、会社でいろいろ勉強してもらおうという方針だから。ちなみに、中村さんも田村さんも、入社当時は、まったく分からない素人だったそうです。

また、田村さんが、日新精機株式会社に入社したのは、社長を務めていたお父様に声を掛けられたことがきっかけ。田村さんは、昔から絵を描くこと好きで、お父様から、会社で絵を描く仕事をしないかと言われ、入社を決意したそうです。(絵を描く仕事と言われたものの、実際は、図面を書く仕事だったのだとか。ちなみに、入社前は、ケーキ屋さんでアルバイトをしていたりと、今とはまったく別の分野のお仕事をされていたそうです。)

リーマンショックや、東日本大震災の影響による財政難など、様々な困難を乗り越えてきた日新精機株式会社。来週は、会社について、更に踏み込んだお話を伺います。明るい会社を目指すためにちょっと変わった取り組みをしていたり・・?お楽しみに!

 

中村さん、田村さんのインタビュー。
そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

インタビューのフルバージョンでは、金型について、もっと詳しいお話を聞くことができます。ねじは、一分間に200~300個ほど生産することができるのだとか!他にも、田村さんからみる中村さんの印象などのお話も。ぜひチェックしてみてください!

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/03/27/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180328003000

by vivi

投稿者 : alabo|2018年3月28日

2018年3月21日

第77回 セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社 代表取締役社長 阪根信一さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社 代表取締役社長 阪根信一さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと阪根さん

先週は、全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」についてお伺いしましたが、今週は、その他の事業について。

まず一つ目は、ゴルフシャフトについて。ゴルフで、ボールの軌道の精度を高めることや、距離を延ばすためには、シャフトの性能を上げることが大切だと、阪根さんは考えているため、シャフト専用の事業を展開しているとのこと。セブンドリーマーズ・シャフトの特徴は、独自の製法により高品質、高性能であることと、使い手のスウィングの特徴に合わせて作るオーダーメイドであること。(好きなヘッドとの組み合わせも可能)他の企業との連携のお話もあったりと、今後ますます広がりが期待されています。

そして二つ目は、鼻腔挿入デバイス「ナステント」。

写真の阪根さんの手に持っているものは、「ナステント」。この箱には一週間分のナステントは入っています。

「ナステント」は、いびきと無呼吸症候群を解消するために開発された医療機器。チューブ状のもので、これを鼻に入れて気道を確保するという仕組みになっています。小さく使い捨てタイプのものなので、持ち運びも便利。使用するためには、まず、病院で、フィッティングをし、自分に合った長さを確認します。それ以降は、通販などでその長さのナステントを購入すれば良いとのこと。コンタクトと同じようなイメージですね。
阪根さんご自身も重度の無呼吸症候群であることから、飛行機や、旅行先のホテルで、簡便に使えるものをと考え、開発されたそうです。

セブン・ドリーマーズのHP → https://sevendreamers.com/

坂根さんご自身も愛用のナステントHP  → https://nastent.sevendreamers.com/

そして、インタビューのフルバージョンでは、阪根さんご自身のお話をより詳しく聞くことができます。
阪根さんが尊敬されている方のお話や、阪根さんのネタ帳のお話なども・・?ぜひチェックしてみてください!

最後は、若き、エンジニアへ、阪根さんからのアドバイス。
“できるだけたくさんのことを経験して欲しい。エンジニアとか、サイエンティストは、まっすぐな人が多いので、どうしてもその分野に凝り固まってしまう。イノベーションを起こす新しいものを生み出すには、いろんな角度からの発想がすごく大事なので、いっぱい遊んだり、いっぱいスポーツをしたり、それから違う分野の勉強したりということをぜひ若いうちにやってもらいたいなと思います。”

阪根さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/03/20/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180321003000

ランドロイドの開発や、ゴルフのシャフト、そして、ナステントの開発。
ジャンルはバラバラですが、共通していることは、”誰もやったことのないものへの挑戦”。
阪根さんのアイディアは、まだまだ尽きません!

by vivi

投稿者 : alabo|2018年3月21日

2018年3月14日

第76回 セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社 代表取締役社長 阪根信一さん

セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社 代表取締役社長 阪根信一さん

 

阪根さんのプロフィール

1971年生まれ、兵庫県芦屋市の出身。
日本の大学を卒業後、アメリカデラウェア州 デラウェア大学に進学。大学では、分子レベルのコンピューターシミュレーション理論の確立、および、ソフトウェアを開発。コンピューターシミュレーションを使った超臨界水溶液の熱力学的性質の予測を行い、1999年8月、化学・生物化学科専攻博士課程を修了し、このときに、博士課程最優秀賞であるGlenn Skinner賞を受賞。
日本に戻り、父親が立ち上げた化学系企業に就職。社長業を引き継いだ後、2008年7月にスーパーレジン工業を買収。代表取締役社長に就任する。スーパーレジン工業は、1962年創業、国内ではもっとも歴史のある独立系専業FRP(繊維強化プラスチック)成形メーカーで、古くは、大阪万博の「太陽の塔」の顔の部分を制作。近年では、「小惑星探査機 はやぶさ」への部品供給も行っており、2010年には、経済産業および、文部科学省より、プロジェクトへの貢献を称えられ、サポートチームとしての表彰も受ける。2011年には、FRP事業の拡大を視野にいれ、スーパーレジン工業の海外生産拠点として、中国に会社を設立。日本の専業FRPメーカーとして初めて中国での本格生産を開始する。
また、同時期に、アメリカで、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ Incを創業。2014年には、日本法人となる セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社を設立。現在は、フルオーダーメイドカーボンゴルフシャフトを手掛けるカーボン事業、睡眠時の気道を確保する医療デバイス「ナステント」を展開するヘルスケア事業、そして、全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」を開発するロボティクス事業の3事業を推進している。
2016年に、パナソニック社、大和ハウス工業社からの出資を受け、「セブン・ドリーマーズ・ランドロイド株式会社」を設立。代表取締役社長に就任する。
2017年、日本ベンチャー大賞 技術革新賞を受賞、MM総研大賞2017、話題賞受賞。第7回日米イノベーションアワード イノベーションショウケース選出。スタートアップワールドカップ2018 日本代表。エンデバー・アントレプレナー選出。さらに、2018年1月 第7回 モノづくり日本大賞 優秀賞を受賞。

全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」。見た目は、冷蔵庫の奥行きを少し浅くしたような箱で、乾燥した衣類(天日干ししたものでも可)をこの機械に入れると畳まれて出てくるというもの。人工知能とロボットアームと画像認識技術によって、衣類を畳むところから、仕分けまでの作業を行うことができます。また、ランドロイドは、家族ごと仕分けモードという機能があり、その洋服が誰のものかを登録できるのだとか。例えば、父親の洋服をまとめてランドロイドに入れ、スマホの専用アプリで、父親の服と登録をすれば、完了。ちなみに、機械の中では、入れられた洋服をロボットアームが一枚ずつ摘み上げ、写真を撮り、記録するという仕組みになっています。これを家族全員分行えば、以降、畳んだ洋服を人ごとに仕分けすることが可能になるのだとか。
(ランドロイドについて、インタビューのフルバージョンではさらに詳しく聞くことできます。ランドロイドが箱型である理由や、中にあるロボットアームについてや、海外からも注目を集めている話なども。ぜひチェックしてみてください!)

今まで誰も作ったことがない、挑戦したことがないものの開発を目指していた阪根さん。いくら話し合いでアイディアを出し合っても、全く新しいものを見つけることはできなかったそうです。そこで、自分たちとは違う観点を持つ人からのアイディアを聞いてみることに。阪根さんは、奥さんに、「今までないもので、家にあったらいいものは何かないか」と尋ねたところ、「洗濯物自動折りたたみロボットが欲しい」と即答されたそうです。この一言が、ランドロイド開発のきっかけ。阪根さんはこの言葉を受け、すぐに特許などを調べたところ、誰もやったことがないと判明し、開発を決意したそうです。
(ちなみに「洗濯物自動折りたたみ機」というテーマを見つけた阪根さんでしたが、数人の若い技術者に、このテーマに決めたことを話すと、最初は、ドン引きされてしまったそうです。)

様々な壁を乗り越えて生まれたランドロイド。まず最初にあった苦労は、衣類の認識でした。ランダムに積まれた衣類が何であるのか、そして畳むプロセスまで広げていくことが一切できなかったそうです。この期間は、4年ほど続いたとのこと。この難問を乗り越えるアイディアがなかなかでなかったことが、1つ目の大ピンチだったそうです。そして、2つ目の苦労は、資金でした。いよいよプロトタイプができ、これからどんどん加速していこうと資金集めを始めましたが、なかなか援助を受けることはできなかったとのこと。興味をもってもらうことはできても、あまりにも掛かる費用が高かったことが要因でした。

こうしたピンチを乗り越えた背景には、たくさんの大逆転があったとのこと。技術面では、若いエンジニアの一人が出したアイディアが絶望的な状況をひっくり返したそうです。そして資金面では、本当にもうだめだとなった時に、手を差し伸べてくれた人が現れ、そこから巻き返し、軌道に乗ったとのこと。高度な技術に加えて、長期にわたり開発を続けた阪根さんたちの諦めない気持ちから生まれたランドロイド。私たちの暮らしに身近になっていく未来が楽しみですね。

 

阪根さんのインタビュー。
そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/03/13/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180314003000

来週は、阪根さんご自身についてのお話をお伺いします。お楽しみに!

by vivi

投稿者 : alabo|2018年3月14日

2018年3月7日

第75回 株式会社hapi-robo st 代表取締役社長 富田直美さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
株式会社hapi-robo st 代表取締役社長 富田直美さんをお迎えしました。

番組のスタートは、前回のラストに出たキーワード、『ウォーターフォール』と『アジャイル』について。

ウォーターフォール開発とは、会議、設計、試作の一通りの工程を順番に進める手法。階段のように水が流れ落ちていく滝のイメージ。一つ一つ、各工程を終えてから次へというスタイルなので、進行管理がしやすく、品質を向上させることができますが、コストや、期間が長くなってしまうことがデメリット。従来のソフトウェアは、ウォーターフォール型開発が一般的な手法でした。
それに対して、アジャイル型開発は、最初から、すべての人が関わる手法。会議、設計、試作のすべて工程を同時に行うことにより、マネジメントコントロールが難しく、より高い能力が求められますが、期間が短縮される上に、各工程の人が関わるため、たくさんの人の意見が反映されやすいというメリットがあります。技術の進化が早いのは、開発側が、こうしたアジャイル型開発の手法を取り入れているから。つまり、実際に気が付かないところで私たちの生活に関わっていたとのこと。なんとなく感じていた技術の進化のスピードですが、実際の仕組みを聞いて、驚くことばかりでした。

 

そして、若き、エンジニアへ、富田さんからのアドバイス。
“先端技術だけを追いかけていたら技術馬鹿になってしまう。一番大事なことは、その技術を使ったら人は幸せになるのか、ということ。そしてそれは、自分で考えてもらいたい。私は、人の能力と引き出すようなロボットを作りたいと思っている。楽だから、儲かるからではなく、本当に人にとって幸せなのかという基準でいつでも考えたら、必ず答えは出てくるし、その答えが間違っていたら修正すればいい。自分がやりたいことは何か、幸せになることは何かということを考えるべきだ。”

人間は、本当に素晴らしいディープラーニングを持っているからこそ、ロボットはあくまでもサポート役。コンピューターと切磋琢磨し、その人間の能力を伸ばすことが大切であるとのこと。コンピューターに対する新しい概念を感じますね。

番組のラストは、富田さんの今後の夢や展望について。
人の幸せは、破壊されている環境の中では成り立たない。だから先端の技術に携わっている人が、今の世界的な問題を技術を持って解決すべきだと思っている。楽にするのではなく、ハッピーにするためにやっていく、そのことをライフワークとしてやっていきたい、とのこと。
人の幸せを一番に考え、明るい未来を目指す富田さんのバイタリティ溢れる素敵なお話でした。

 

富田さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/03/06/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180307003000

by vivi

投稿者 : alabo|2018年3月7日