2018年4月11日

第80回 サンレイ工機株式会社 代表取締役社長 津覇浩一さん

 

サンレイ工機株式会社 代表取締役社長 津覇浩一さん

 

「白井工業団地」について

千葉県白井市に位置する内陸工業団地。1966年、千葉県開発公社によって開発・分譲され、1970年から創業を開始する。発足当時は、54haだったが、現在は、第1工業団地、第2工業団地と整備され、現在、千葉県最大級、193haの工業団地となっている。都心から。30キロ圏内で、北総線が走り、付近には、国道16号や、国道464号、木下街道といった、主要道路があるため、都市からの仕事の依頼も多いとのこと。
この工業団地の会社を取りまとめる一般社団法人、白井工業団地協議会によると、加盟している企業数は、協力会社41社を含む、「268社」。加盟していない会社も含めると、団地内には「300社」あるとのこと。業種は、鉄工業、機械製造業、製缶業、金属加工業、医療器具製造など精密機械製造業。建設業、運送業、リース業、サービス業などの他業種。

サンレイ工機株式会社は、千葉県白井市にある、白井工業団地の1つの会社。
元々は、印刷機に使う”金属性”のロールを20年以上作っていた会社で、納品先は、色やコントラストを強く出す印刷物(女性の口紅のポスターや、車のカタログ、お札など)を扱うような印刷会社だったとのこと。
この鉄製のロールをカーボンのロールに転換する時期に、三菱ケミカルさんとの共同作業が実現しました。
三菱ケミカルさんと一緒に制作したのがカーボンロール「カーボリーダー」です。
薄いフィルムを製造する際に使用する際に使われるのがコレ。
鉄製よりも軽いため、設置もしやすく、また、自分の重さでたるむことも少ないとのこと。
薄いフィルムを制作するうえでは、ロール自体のゆがみがフィルムのたるみやしわを作り出すことになるので、
できるだけ、軽く、丈夫というのが、ポイントとなります。
こうした利点もあり、「カーボリーダー」は、2015年度に、「第6回ものづくり日本大賞及び経済産業省 製造産業局長賞」を受賞します。(「フィルム製造の品質、生産工場、省エネを実現する高性能カーボンロール」ということで、賞を受賞。)。

番組の後半は、サンレイ工機株式会社のカーボンロールについて。
カーボンは、PAN系の炭素繊維と、ピッチ系の炭素繊維の主に2種類あります。
サンレイ工機株式会社が得意とするロールは、長さのあるもので、使っているのは、ピッチ系の炭素繊維。
長いものは地球の重力により撓むため、ピッチ系炭素繊維が適しているのだとか。
ちなみに100%ピッチ系というわけではなく、ある程度、PAN系も混ぜているそうです。

  

サンレイは、この三菱ケミカルの特殊なPAN系炭素繊維を使用して制作されたむき出しの状態のカーボンロールを、
工場に搬入し使えるように仕上げるのが仕事。
カーボンのロールの表面に特殊な方法で、薄い金属(SUS、AL,Cu)をかぶせる(=クラッドする)ことで、ロールにさまざまな表面処理を可能にしています。また、制作されたロール自体の中のバランスを調べ、バランスのいいロールへと加工を施します。

 

インタビューのフルバージョンでは、更に詳しい技術のお話や、加工についてのお話を聞くことができます。ぜひチェックしてみてください!

サンレイ工機株式会社のHP → http://sunray-kouki.com/

様々な会社がもつ、それぞれの技術が合わさってできた高性能のカーボロール。サンレイ工機さんの技術力の高さに驚くことばかりです。この続きは、また来週!

津覇さんのインタビュー。
そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/04/10/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180411003000

by vivi

投稿者 : alabo|2018年4月11日

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