2018年6月20日

第90回 有限会社坪川製箱所 専務 坪川恵子さん

有限会社坪川製箱所 専務 坪川恵子さん

 

坪川さんのプロフィール

1968年、東京都江戸川区生まれ。2002年、嫁いだ先が、葛飾区の坪川製作所。段ボール製造を経営している会社ということで、そこで初めてものづくりに携わる。

坪川製箱所は、1959年に創業。来年で創業60年を迎える会社で、もともとは、木箱の製造からからスタート。しかし、1960年代に入ると、段ボールが普及しはじめたことで、事業内容も、段ボールの製造、販売、セットアップ、梱包などに移行する。

流通の際に、梱包に使う段ボール箱から、スーパーやコンビニのレジの前で目にする、お菓子を入れて目立つようにしている箱、そして、ドラッグストア、ホームセンターなどの店頭で商品を展示する台まで、製造しているものは、多岐にわたる。
(坪川製箱所では、段ボール製品を、お客様の希望に応えるべく、社長と共に、図面からサンプル作りまで手掛けている。)

さらには、オリジナル商品「段ボール箱まくら」を開発。これは、災害時に、被災者が避難所で生活する様子を知り、段ボールのスペシャリストに、何かできることがあるはずだと、被災者から避難所生活の体験談を聞いて、着想を得、試行錯誤を重ね、開発した商品。

平成29年、葛飾の企業が作る製品や技術を認定する葛飾ブランド「葛飾町工場物語」に認定され、実用新案を取得、商標登録した。

 

番組のスタートは、段ボール製造の具体的なお話から。
坪川製箱所では、シンプルな段ボール箱から、どうやって設計したのか解らないような複雑な形のものまで、様々な形状の段ボールが製造されていますが、段ボール製造は、ある程度、パターンが決まっており、そのパターンを軸に、その箱の形状やサイズなどを、オーダーメイドで作っているのだそうです。(パターンの種類は、主に、引っ越しなどでも利用する一般的なみかん箱のような形の箱や、お弁当箱のような蓋付のかぶせ箱、キャラメル箱などがあるそうです。)

坪川製箱所は、このような、お客様のニーズに答えた製品の製造とは別に、オリジナル商品の開発もされています。

その商品は、「段ボール箱まくら」。

実物の写真はこれ。


正面からの写真


側面からの写真

 

東日本大震災の時や、熊本の震災で、体育館などに避難されている方の映像を見たときに、段ボールを扱う会社として、もっと力になれることがあるのではないか、と思い、震災時に役に立つ商品の開発を試みることになったのだとか。そして、実際に、被災者の方にヒヤリングを行い、その意見を参考にし、段ボールで枕を作ることに。

実際に、近所の学校などの避難訓練に参加し、子供、保護者、先生に使ってもらい、良くない点を改良していったとのこと。(大人と子供では、頭の高さが違うことから、高さの調整できるようにするなど。)

また、物資がいつ届くかわからない不安があるという声を参考に、枕の中に最低限必要なもの入れたセットを作ったそうです。このセットを、避難所に置いてもらうことで、アメニティグッズなど、腐るものではない日用品を、備えることができます。

実際の被災者の意見を参考に、様々な改良をし、開発された「段ボール箱まくら」。来週は、更に詳しいお話を伺います。お楽しみ!

 

坪川さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/06/19/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180620003000

by vivi

投稿者 : alabo|2018年6月20日

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