2018年8月1日

第96回 セグウェイジャパン株式会社 代表取締役会長 大塚寛さん

セグウェイジャパン株式会社 代表取締役会長 大塚寛さん

大塚さんのプロフィール

1971年、神奈川県横浜市出身。幼い頃から、スポーツ少年である一方で、ロボットを題材としたテレビ番組や映画(ロボコン、ライディーン、ガンダム、スターウォーズなど)に釘付けになったり、宇宙やロボットの本、造作物や実験が大好きな少年だった。(現在のロボットに対するこだわりにも強く影響されている。)
大学は、理系で電子工学科に入り、半導体(チップ)を開発するための学問を学び、就職活動の際には、教授推薦を受けた大企業には入らず、1995年、スーパーコンピューターの会社である日本クレイ株式会社に入社する。
そこで就いたのは、エンジニアではなく、営業やマーケティングの仕事。
日本クレイ株式会社が、生き残りをかけて、半導体(チップ)以外の事業を立ち上げる際に担当になった大塚さんは、
ロボット事業をやろうと考えました。レスキューロボットやセグウェイなど、人間と共存するロボットに出合うことになります。日本クレイから社名を変更した日本SGI株式会社に、2007年まで在籍後、2008年12月、セグウェイジャパン株式会社を設立、代表取締役社長に就任。今年、2018年6月には、代表取締役会長に就任。
セグウェイジャパンは、米国セグウェイ社の商品を、国内総販売代理店として販売、保守、レンタルなどを行う会社。それに加え、大塚さんは、日本での公道走行可能を実現するためのロビー活動や、セグウェイを利用したビジネスを拡大させるべき活動も行っている。また、人とロボットの共存、社会貢献を果たすロボットの重要性を感じている大塚さんは、セグウェイジャパンと並行して、音声から感情認識をする技術や、音声から病気を認識する技術を研究・開発する企業も経営している。

セグウェイジャパンのHP → https://segway-japan.net/

インタビューの中では、大塚さんが「スターウォーズが大好きで、キャラクターよりロボットが好き。そしてロボットの中でも
R2-D2が好き」ということも、おっしゃっていました。
なぜ、C―3PO(人型のしゃべるロボット)ではなくて、R2-D2(人間の言葉ではなく機械語をしゃべり、機能的な形をしているロボット)なのか?というところも、大塚さんらしく「“擬音”が何をいっているかが面白い」。「バイクも車も音が大事。海外の車の音と日本の音と違う。ドアの閉まる音とかが違うし。ロボットもそこにこだわりたいと思っている」とのこと。実は、セグウェイも起動音にもワクワクする要素があり、R2-D2に近いものがあると思っているそうです。

「セグウェイ」との出会いについて。

新規事業を考えていたときに、ロボットをやりたいと思った大塚さんですが、実際に、日本のロボットというとアニメの影響が強く、そうしたロボットを、実際につくるとなると、大きな資金も必要で、多くの科学者の知恵が必要で、開発もロングタームになります。しかし、できたものに対しての市場性がアンバランスであると思っていました。
それであれば、「ロボットはロボットでもガンタンクみたいなヒューマノイドではない、モビリティでもいいのではないか?」という考えたそうです。そして、アメリカの展示会で、セグウェイのロボットの研究プラットフォームというものと出会いました。実際に、セグウェイの本社に行くと、当時、NASAが、将来的に、月に降り立ったときに使えるロボットを開発していて、その足の部分はセグウェイで上半身がヒューマノイドというものでした。
こうしたロボットを見ることにより、もっとモビリティに特化したものがでてきてもいいのでは?と強く思うようになったとのこと。この考えに基づき、大塚さんたちは、セグウェイに対して、ロボットの権利を取りにいったそうです。
「セグウェイの製品じゃなくて、ロボットの権利がほしい」という、大塚さんに対して、セグウェイ本社は、その目線を面白がってくれて「セグウェイもやったら?」と逆提案し、セグウェイは、大塚さんの会社で取り扱われるようになりました。

「セグウェイ」について。

「セグウェイ」は、発明家の「ディーン・カーメン」さんが、街中で車椅子のおばあさんが段差を登れないところを見て、人間はロケットで宇宙まで行けるテクノロジーを持っているのに、たった数十センチの段差が登れない車いすがあっていいのだろうか?と思ったことから、生まれたそうです。「セグウェイ」は乗り物という感覚ではなく足の延長と考えている大塚さんたち。「セグウェイ」をロボットテクノロジーと呼んでいますが、その「身体の拡張」が、ロボットという定義と考えているそうです。

では、セグウェイの先には、どんなロボットがいるのでしょうか?
次回は、大塚さんたちが今、研究・開発に力を入れてるロボットについてお話を伺います。

番組のフルバージョンでは、大塚さんの就職のお話や、セグウェイについてより詳しいお話なども聞くことができます。セグウェイファンには女性も多いとか・・?ぜひチェックしてみてください!

大塚さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

by vivi

投稿者 : alabo|2018年8月1日

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