2018年9月26日

第104回 運楽家 運動会協会 理事 犬飼博士さん

運楽家 運動会協会 理事 犬飼博士さん

犬飼さんのプロフィール

1970年生まれ。愛知県一宮市出身。幼少期からテレビゲームやアーケードゲームに親しみ、自らコンピューターゲームを作って雑誌に投稿したり、友達に配って遊んでいたとのこと。高校卒業後、映画を仕事にしようと、映画監督、山本政志さんに師事。映像作家として仕事をしながらも、ナムコの「鉄拳」で遊び続け、プレイヤー同士のコミュニティづくりもしていたところ、自分の興味は「プレイづくり」にあると感じるようになり、ゲーム作りへ転向した。
アーケードゲームの「トイファイター」や、ドリームキャストの「UFC、アルティメットファイティングチャンピオンシップ」Xboxの「WWF RAW」などを手掛け、さらに、日本のeスポーツ黎明期である2002年からWCG(World Cyber Games)の日本予選開催を皮切りに、世界最大規模の国際eスポーツ大会でもあるCPL(Cyberathlete Professional League)ESWC(Electronic Sports World Cup)などの日本予選や国内イベントの主催と、選抜された日本代表の世界大会への引率やサポートなどを行うeスポーツプロデューサーとして活動を開始。
また、2007年にファミコンの13年ぶりの新作ソフトとしてリリースされ注目を集めた「Mr.SPLUSH」は、文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員会推薦作品となり、他にも、対戦ゲームにこだわった商用ゲームソフトやアーケードゲームの開発に関わった。
2010年、現在、行っている「未来の運動会」の下地となる「eスポーツグランド」を発表。2012年には、現在も日本科学未来館で常設されている「アナグラのうた 消えた博士と残された装置」にも参加。2013年には、YCAM公募企画「LIFE by MEDIA」国際コンペティションや、2013年文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門優秀賞などを受賞した「スポーツタイムマシーン」を発表。

様々な肩書をもつ犬飼さん。今週は、その中でも気になる肩書をいくつかお伺いしました。

”運楽家”とは。

運楽家とは、犬飼さんがご自身で作った”遊びの専門家”という意味の役職名。犬飼さんは、ゲームのプレイヤーでもあり、製作側でもあります。だからこそ、自分は、クリエイターという立場とは、少し違うのではないかと思っていたのだとか。他に何か良い呼び方はないかと考えていたそうです。そこで、注目したのが、音楽家。それは”音を楽しむ専門家”という意味。それなら、”世の中のありとあらゆる楽しいの専門家”という意味の役職が自分にはぴったりではないかと、考えます。こうして、運(偶然、ランダム、運ぶなど、様々な意味を持つ漢字)と”楽しむ専門家”という言葉をつなげて、”運楽家”という名前を付けたそうです。

”eスポーツプロデューサー”時代のお話

テレビゲームのプレイヤーをこじらせて、作る側になっていった犬飼さんでしたが、やはり、プレイヤーとして遊ぶことも大切であると考え、その頃につけた名前が、eスポーツプロデューサー。犬飼さんが、eスポーツプロデューサーとして、活動していたのは、2000年頃で、当時、まだeスポーツという言葉は、メジャーなものではありませんでしたが、犬飼さんたちは、自分たちの今行っている活動に、一番しっくりくる言葉だと思い、名付けたそうです。ちなみに、それまでは、”運動部の部活のようにテレビゲームをやる活動”と言っていたのだとか。また、時代は、こうなっていく(eスポーツが、メジャーなワードになる)だろう、という思いもあったそうです。そして、今では、”eスポーツ”は当たり前の言葉。それを、わざわざ名乗る必要はないと思い、現在では、その肩書を使うことを、辞めたそうです。

”遊びの専門家”であるということ。

遊びのプロであるからこそ、一緒に仕事をする人に対して、「仕事をする」というのではなく、「一緒に遊ぶ」という形で、何かを作り上げたいと犬飼さんは考えているとのこと。だからこそ、遊びの専門家に対して、「仕事をしてください」や、「納品してください。」と言うのは、センスがないな、とがっかりするそうです。「遊びの専門家に仕事を頼んでくる奴と一緒に遊べるか!」という言葉は、犬飼さんの遊びの専門家としての、熱い想いを感じました。

このお話の続きはまた来週!お楽しみに!

犬飼さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/09/25/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180926003000

by vivi

投稿者 : alabo|2018年9月26日

2018年9月19日

第103回 株式会社安心堂 会長 丸山寛治さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
株式会社安心堂 会長 丸山寛治さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと丸山さん

特殊印刷を手掛ける株式会社安心堂。先週は、丸山さんが、印刷機の開発や、製造を手掛けるようになったところまでのお話をお伺いしました。そして、今週は、その技術力、パッド印刷のクオリティについて。

まずはコレ。

世界最小の広告の写真.お米なんですっ!

ダジャレに使う技術じゃない!と思わず言っていまうほどの、クオリティ。
実際のお米にこんなにも細かい字が印刷されているなんて、驚きです。

写真を撮るのも難しいサイズ。お米には、1文字だけではなく、30文字ほどの文字が書かれています。ちなみに私たちは、ルーペを使って、読ませていただきました。

そして、次は、このゴルフボール。

こうしたボコボコしたゴルフボールにも、印刷することができるのだとか。
ちなみに、この右のボールに印刷されているのは、丸山さんのお写真。

これは、すべて、安心堂の製品「手動式小型パッド印刷機 なんでもくん」だからこそ出来るクオリティ。この「なんでもくん」についてのお話は、インターネットのフルバージョンで聞くことができます。ぜひチェックしてみてください!

そして、番組では紹介しきれませんでしたが、他にもたくさんの商品をお持ちいただきました。

オリジナルお線香『焚経香』お線香に戒名や、家名が入っています。

インソール『元気源』

簡単にハンコが作成できる『はんこ屋さんゴッコ』

これらの商品は、HPで詳しく紹介されています。気になる方はこちらから。

株式会社安心堂のHP → http://www.nandemokun.net/

番組の後半は、丸山さんの今後の夢や展望について。

それは、足立区を、世界から人が集まるようなところにすること。丸山さんにとって足立区は、生まれた故郷であり、仕事をし続けている大切な場所。現在、丸山さんは、「FC足立」交流会会長、「足立ものづくりゼミナール」会長、「あだち新製品開発講座」の講師を務められており、地域の活性化に力を注いでいらっしゃいます。

最後は、若き、エンジニアへ、岡田さんからのアドバイス。

“好きだというのが一番良い。飽きない。自分がやっていることに信念を持って、好きになってほしい。自分の仕事は大好きであってほしい。そうしたら、技術でも何でもどんどん進歩していくはず。私は、好きなことをやっているから病気もしないし、毎日毎日が楽しい。”

丸山さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/09/18/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180919003000

by vivi

投稿者 : alabo|2018年9月19日

2018年9月12日

第102回 株式会社安心堂 会長 丸山寛治さん

株式会社安心堂 会長 丸山寛治さん

 

丸山さんのプロフィール

昭和15年、1940年、足立区千住の出身。
昭和20年、1945年(東京空襲の)戦禍を受けて、同じく足立区の梅島に転居する。

1964年、法政大学法学部法律学科を卒業後、入社したのは、光亜証券株式会社、現、三菱UFJモルガンスタンレー証券。証券営業マンとして、1973年まで、勤務する。
子供の頃から憧れを持っていたものづくりの世界に飛び込むことを決意し、1974年に、特殊印刷会社を起業する。

持ち前の発想力と得意の製品開発力を生かし、台東区、荒川区、足立区、墨田区、葛飾区の5つの区 共同の産業活性化プロジェクトTASKの「TASKものづくり大賞」にて、8品目で、大賞、優秀賞、奨励賞等、6年連続入選で新記録を樹立する。

足立区の地域振興を目指した「足立ブランド」認定企業の第一号として、「FC足立」交流会会長、「足立ものづくりゼミナール」会長などを務め、「あだち新製品開発講座」の講師も9年目を迎えられている。

現在、ものづくりの現場で活躍されている丸山さんですが、元々は、給料が高いところで働きたいという理由から、大学卒業後は、証券会社で営業のお仕事をされていたそうです。
今週は、丸山さんがものづくりの世界へ飛び込み、今に至るまでのお話をお伺いしました。

 

証券営業マン時代のお話

丸山さんが就職した時は、東京オリンピックの年で、証券会社は不況の時代。一番最初に営業で訪れた産婦人科では、自分の名刺を見た瞬間、何も言わず、名刺を捨て、ドアを閉められてしまったそうです。その瞬間、酷い業界に入ってしまったと、思ったそうですが、その次に訪れた会社では、予想外にも良いことが。前の記憶を消したいという思いから、「営業になって初めて来た会社です!」と言ったところ、その会社の方が、「験を担いでやる!」と言って、すぐに契約を結んでくれたのだとか。営業になって、初めての日に、良いことも悪いことも一度に味わうという大きな経験をした丸山さん。この時、丸山さんは、”世の中には天国も地獄もある。捨てたもんじゃない!”と思ったそうです。こうして、営業職に従事していた丸山さんでしたが、次第に、今の仕事は、自分の本来やりたいことではないと、思うようになります。繰り返しの毎日の中、自分がやりたいことは何かを考えたところ、浮かんだのは、幼い頃から自分の中にあった”ものづくり”への想い。その時、ものづくりで人生を歩みたいと決意されたそうです。
そして、丸山さんは、会社で、全商品、全店トップという素晴らしい結果を出し、それは、自信に繋がります。会社も、お客様も経営は良好。きっちりと結果を残した丸山さんは、今が辞め時だと考えます。こうして、丸山さんは、就職してから、10年目に、意を決して、会社を退社されたそうです。(丸山さんの営業マン時代のお話はインタビューのフルバージョンで聞くことができます。ぜひチェックしてみてください!)

 

印刷物の会社の起業

退社の翌年、1974年、印刷物制作会社を設立されます。丸山さんが、印刷物の会社を立ち上げることになったのは、奥さんの従兄から会社で困っていることがあると聞き、それを解決したことがきっかけ。

奥さんの従兄は、赤電話を製造している会社で勤めており、電話の組み立てで困っていたことがあったのだとか。それは、納入の際に、張り付ける会社の銘板の接着の問題。当時、はけで、接着剤を塗っていたそうなのですが、温度により、しっかり均等に塗ることができず、うまく貼り付かないことがあったそうです。銘板が貼れていないと納入ができないため、悩んでいらっしゃったのだとか。丸山さんは、東京へ戻った時、この問題を解決する方法を探して、「ローラーコーティング」という技術を見つけます。そして、この技術は、従兄の悩みをばっちりと解決し、ぜひ、納入業者になってほしいと頼まれ、起業をすること決意されたそうです。

 

”困ったというのは、宝物”。

仕事は、人が生きている限り、必ず需要がある、仕事は、自分で作り出せば何でも仕事になるものだと、丸山さんは考えています。困ったことの解決は、新しいものを生み出すきっかけになるんですね。丸山さんの言葉から、レジェンドたる所以を感じました。

来週は、丸山さんが開発した実際の物を、たくさんご紹介します。お楽しみに!

 

丸山さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/09/11/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180912003000

by vivi

投稿者 : alabo|2018年9月12日

2018年9月5日

第101回 玉川大学 工学部 情報通信工学科 教授 岡田浩之さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
玉川大学 工学部 情報通信工学科 教授 岡田浩之さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと岡田さん

教授として、様々なロボット研究で幅広い活躍をされている岡田さんですが、実行委員会として関わっているプロジェクトもあります。それは、「World Robot Summit 2018」。
今週は、このプロジェクトのお話について、詳しくお伺いしました。

“World Robot Summit 2018″とは、2018年10月17日~21日に東京ビックサイトで開催されるイベント。大きな目的は、世界中の最先端ロボットを日本に集めること。また、それと共に、日本のロボット技術を世界に発信していく場を作ろうというもの。

World Robot SummitのHP → http://worldrobotsummit.org/

そして、このWorld Robot Summitの中では、ロボット競技会や、展示会などもあります。

ロボット競技会”World Robot Challeng”のHP
http://worldrobotsummit.org/wrc2018/

最新のロボット技術を展示する”World Robot Expo”のHP
http://worldrobotsummit.org/wre2018/

ロボット競技会 ”World Robot Challeng”について

このロボット競技会では、「ものづくりカテゴリー」「サービスカテゴリー」「インフラ・災害対応カテゴリー」「ジュニアカテゴリー」の4つのカテゴリーに分かれて競技を行います。勝負になれば誰でも、勝つために、熱くなるもの。そのため、ロボットの技術を進歩させるのには、効果的であるのだとか。競い合うことで、互いに技術を磨いていくことが、ロボット競技会の狙いの一つでもあります。

先週お話に出た、ロボカップとの違い

ロボカップは、2050年を目標にした先の長いお話。目標の達成に向けて、研究的なものをたくさんの人で試しながら行っているもの。それに対し、World Robot Summitは、短い期間で現場で使えるものを競おうというのがテーマ。近い将来、実際に私たちの生活の中に入ってくるであろうロボットをどういう風に作っていけば良いかを考え、そしてそのロボットを競技で試すというのが目的です。
また、World Robot Summitは、2020年に、愛知での開催も決まっているのだとか。
2018年、2020年のイベントは1つのパッケージ。競技会は一発で終わっては良くない、ちゃんと繋がらなくては意味がないことであると、岡田さんは考えています。

そして、大会のサポートキャラクターは”ドラえもん”
ドラえもんは、未来から来たロボットで、世界的にも知られており、普及率が高いことが選ばれた理由の一つ。ちなみに、ドラえもんは、ロボット技術としても、とても理想のロボットなのだとか。例えば、なんでも掴めるハンド。関節がないため、故障することもないし、丸いため、危険でもありません。手だけではなく、体全体が丸いので、どこにも挟まったりしないので、人と接触しても、けがをすることがなく、安全でもあります。アニメ面だけではなく、ロボティクスから見てもドラえもんは理想的なロボットだと言えるそうです。

世界中のロボットみることができる”World Robot Summit 2018″。
今後、18年~20年、身近にロボットが普通にいる時代がやってきます。その第一歩を見ることができるのが、このイベント。ぜひチェックしてみてください!

最後は、若き、エンジニアへ、岡田さんからのアドバイス。

“ロボットとか、AIって、ブームになっていろんなところで出てますけど、そのうち自然に自分の身の回りに入ってくると思います。気が付いたら、自分の周りがロボットとかAIだらけになっている。なので、理系、文系関係なく、自分の周りにはロボットがくる社会がやってくるので、そういうのを楽しみにできるよな心構えをしておくと楽しいと思います。”

岡田さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

by vivi

投稿者 : alabo|2018年9月5日