2018年12月16日

第115回 細見工業株式会社 代表取締役 細見大作さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
細見工業株式会社 代表取締役 細見大作さんをお迎えしました。

美術館や、博物館の展示ケースを制作されている細見工業株式会社。国宝などの貴重な品物の展示に関わるなどのお仕事を多くされていますが、中でも、日本で、海外の有名な美術館の絵画を、展示したことが一番大変だったのだとか。

 

海外の有名な美術館の絵画の展示について。

ケースを制作する上で、最も重要なのは、セキュリティ性能を高くすること。最初に、細見さんたちは、なるべくケースの開け閉めが簡単であることをメインに、鍵の性能を上げようと考えます。しかし、相手先からは、内部の人間の犯行に備えて、もっと開けにくくして欲しい、と言われたそうです。
理由は、現在、ルパンのような泥棒はほとんど存在していないので、一番に気にしなくてはいけないのは、内部の人間からの窃盗やいたずらだから。そのため、何個もの鍵を開けないと、ケースの鍵を開けられないような仕組みにするなど、”開けにくい”ことが重要になってくるのだとか。(誰が、どの鍵を持っているなどをしっかり管理する)そのことから、細見さんは、日本と海外との、犯罪の種類の違いを知り、文化の違いをとても感じたそうです。

 

細見さんが、モノづくりで大切にしていることについて。

それは、”眼光紙背に徹す”ということ。意味は、”紙の裏が見えるくらいまで、よく見て考える。そうすれば、本当の意味や、いろいろなものが見えてくる”ということ。細見さんは、形を作るだけではなく、お客様の心の部分まで、反映できるようにしたいという思いから、このことを大切にされているそうです。
また、展示ケースは、新しいものを作るだけではなく、古くなったものを修繕して欲しいという依頼も受けるとのこと。だからこそ、適当なことをしてはいけない、単純に箱を納めてはいけないと、細見さんは考えているそうです。

 

私たちの周りに、何気なくある展示ケースですが、その一つ一つに、細見さんたちのアイディアやたくさんの想いが詰まっているのだと、あらためて感じました。

 

最後は、若き、エンジニアへ、細見さんからのアドバイス。

“まずは、たくさん失敗してください。そして、たくさん謝ってください。そして、諦めないでください。諦めちゃったら、そこで終わりなので。そうすると、そこから、何か学べることが必ず出てくるので、何かを学んでください。”

細見さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/12/11/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20181212003000

by vivi

投稿者 : alabo|2018年12月16日

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