2019年2月27日

第126回 株式会社アザイ・コミュニケーションズ代表取締役、世田谷ハツメイカー研究所 代表 久木田寛直さん

株式会社アザイ・コミュニケーションズ代表取締役
世田谷ハツメイカー研究所 代表 久木田寛直さん

 

久木田さんのプロフィール

株式会社アザイ・コミュニケーションズ代表取締役、一般社団法人STEM教育協会理事、駿台電子情報&ビジネス専門学校デジタルクリエイター科講師、世田谷ハツメイカー研究所代表ほか、多くの肩書を持つ。
小さい頃から絵を描くことが大好きで、東京造形大学美術学科に進み、絵画を専攻。大学では油絵を描いていたが、同時に「百怪ノ行列」という美大出身者10人で組んだバンドで、テイチクレコードからメジャーデビューを果たす。その後、脱退し、インディーズバンド「東京サンフィーゴ」を結成という経歴を持つ。

「自分のやっている表現を世界中の人に知ってもらえるWEBを自分で作れるなら」と、独学でプログラミングを勉強、大学卒業後は、WEBデザイナーとして社会人スタートを切る。そして、2005年、独立。WEBサイト・ホームページ製作、WEBコンサルティング、グラフィックデザインから美術制作、音楽制作までも手掛け、その後、2011年、株式会社アザイ・コミュニケーションズを設立する。

また、廃校となった旧池尻中学校の校舎を再生利用した複合施設・世田谷ものづくり学校で産学連携を軸とした、プログラマーやデザイナーの育成カリキュラムを実施。世田谷ハツメイカー研究所では、2015年から、ロボット、mBotを使った親子向けワークショップやプログラミング教室を展開している。

久木田さんは、「ものづくりを通して、デジタルやアナログの素材を使う環境を提供したい」と思い、世田谷ハツメイカー研究所を立ち上げたとのこと。そして、昨年12月には、中国・広州で開催された新時代のロボットコンテスト「MakeX世界大会」で、この研究所から、特別賞を受賞する子供たちのチームが現れている。

 

現在、久木田さんは、駿台電子情報&ビジネス専門学校デジタルクリエイター科で講師をされていたり、世田谷ハツメイカー研究所で、子供たちにプログラミングを教えていたりと、教育現場でも、多く活躍されています。

久木田さんがこの業界に入るきっかけとなったのは、駿台電子情報&ビジネス専門学校の講師の募集に申し込んだことから。当時、学校では、デッサンとWEBデザインを教えることが出来る講師を募集しており、この2つのスキルを持った人は、この世に自分しかいないだろうと久木田さんは思い、申し込んだそうです。そして、結果は、採用。それから15年経った、現在も、講師を続けてられています。その中で、久木田さんは、「教えることにより、人は変わっていく。それは、一番クリエイティブなことなのではないか」と感じ、”教育”というものに目覚めたのだとか。
そして、2020年には、小学校の教育で、プログラムが必修化されるというのもあり、小学生に教えていくということにチャレンジしてみようと考え、現在では、親子向けワークショップやプログラミング教室を開いているそうです。

 

番組内でも登場した、プログラミングを教える教材の一つとして、久木田さんが使っているロボットがこちら。

プログラミングロボット 「mbot」

正面からの写真

上から見た写真

最初は、専門学校の生徒向けの教材として、買ったそうですが、実際に使ってみて、本当に誰でも簡単に操作ができると思い、小学生の教室にも取り入れたとのこと。実際にロボットを動かすことで、より子供たちが楽しみながら、学ぶことができるため、いいプロダクトだな、と実感しているそうです。

 

そして、久木田さんの教え子の世田谷ハツメイカー研究所の子供たちは、新時代のロボットコンテストで、既に結果をだされています。その活躍については、次回の放送で。お楽しみに!

 

久木田さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

by vivi

投稿者 : alabo|2019年2月27日

2019年2月20日

第125回 ミツフジ株式会社 代表取締役社長 三寺歩さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
ミツフジ株式会社 代表取締役社長 三寺歩さんをお迎えしました。

新しい挑戦のため、ウェアラブル事業へ進出した三寺さん。現在、取り扱っている製品は、着るだけで体の状態が分かるという下着。どんな下着なのか。今週は、このお話の続きから。

 

スマートウェアシステム「hamon」のHP → http://www.hamon.tech/

この下着は、簡単に説明すると、着た人の心電、心拍などのデータを集め、分析し、その人の体調をスマホなど、アプリで管理することができるというもの。工事現場の作業員の健康管理や、介護などで、活躍しているとのこと。

この製品の開発は、繊維業、電気メーカーの仕事、IT会社での経験といった、ウェアラブルに必要なノウハウや、そこでの人脈を持った三寺さんだからこそできたもの。今後は、医療現場や、人間以外の生き物の体調管理など、更なる広がりが期待されています。

 

日本とウェアラブル事業

日本は、世界で一番早く、高齢化を迎えると言われています。だからこそ、日本は、高齢化社会に対応できる技術を、いち早く磨いていくべきだと、三寺さんは考えています。また、高齢化は、日本だけの問題ではないので、後に課題となる他の国の助けになっていけるようにしたいと思っているそうです。

 

日本の最先端技術のこれからの広がりに、大注目です!

 

最後は、若き、エンジニアへ、三寺さんからのアドバイス。

“エンジニアはお客様から距離が離れている職業かもしれない。だから、自分たちが作ったものが、どんな風にお客様の役に立って、どんな風に社会をいい意味で変えているか気づかなかったりする。だから、ぜひお客様の現場に行ったり、いい意味で視野を広げる機会を持てば、自分のやっている仕事の意味や価値が感じられるのではないかと思う。またそれが自分のやる気にもなるし、成長にもつながる。ぜひ、決めつけずに、視野を広げる機会を作られたらどうかと思います。”

 

三寺さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

by vivi

投稿者 : alabo|2019年2月20日

2019年2月13日

第124回 ミツフジ株式会社 代表取締役社長 三寺歩さん

ミツフジ株式会社 代表取締役社長 三寺歩さん

三寺さんのプロフィール

1977年2月7日生まれ。京都出身。立命館大学経営学部、在学中には海外向けネット書店を立ち上げ、海外在住の日本人や日本人コミュニティーに対するB to C ビジネスを展開してきた。大学卒業後は現在のパナソニック、松下電器産業株式会社に入社。外資系システム会社・シスコシステムズでIT事業に携わりSAPジャパンなどを経て、2014年9月三ツ富士繊維工業株式会社、現在のミツフジ株式会社の代表取締役に就任した。そのタイミングは、1956年に西陣帯工場として祖父が創業した家業の経営危機。代表取締役就任後、三寺さんは3人で廃業寸前の家業の立て直しを開始した。
その財産は、父親である2代目、三寺康廣さんが開発した銀メッキ繊維「AGposs(エージーポス)」。2002年に商標登録されているがこの銀メッキ繊維はナイロンの表面に銀をメッキしたもの。しかも表面がすべて「銀」で覆われていて「糸であって糸でなく。金属であって金属ではない」「糸の顔をした金属」とのこと。従来の銀メッキ繊維とは違い銀の量が圧倒的に多いので伝導性に優れ、電磁波シールド、抗菌、防臭、保湿、電熱、制電効果に優れている。
そして、繊維工場で得たノウハウと自分自身のサラリーマン時代に培った経験や人脈を掛け合わせることで、ウェアラブルコンピューター市場に参入し、昨年、2018年にはフォーブスジャパンの創業10年以上で、売上高100億未満の価値のある企業を表彰する「スモールジャイアンツ」にて大賞に輝きフォーブスジャパンの表紙を飾った。

ミツフジ株式会社について。

三寺歩さんは、3代目。元々は三寺さんのおじいさん、三寺富士二さんが西陣帯工場として創業したことがはじまり。2代目であるお父さん、叔父さんの代では西陣織の技術をベースに和布団の装飾品を手掛けます。その後、1992年にもっと先進的なものをやらなくてはいけない思いから、新事業の展開へ。銀メッキ繊維の技術を学び、オリジナルの銀メッキ繊維「AGposs(エージーポス)」を開発されます。この開発には、会社のすべてをかけて作り上げたもので、投資額は、年間約5000万円で、20年間も。単純計算で、なんと、10億円にもなるのだとか!(わかっているだけでも、この金額なので、実際にはもっとかかっていたのではとのこと・・。)そして、ついてに、日本初の抗菌靴下を開発されます。

ミツフジ株式会社のHP → https://www.mitsufuji.co.jp/

三寺さんが会社を継ぐことになったきっかけ。

最初は、家業を継ぐつもりはなかったという三寺さん。大学卒業後は、サラリーマンになり、営業職に就きます。ある日、仕事中に、父親から、資金ショートして、会社が潰れることになるとりあえずお金を貸してほしいという電話を受けたとのこと。その夜、三寺さんは、自分のこと、両親のこと、祖父のことをいろいろと考え、そして、今の自分があるのは、みんなのおかげ、今こそ、お返しするを日が来たんだと思い覚悟をし、お金を渡すだけではなく自分が経営をしようと決めたそうです。こうして、”挑戦”するために、会社を継いだ三寺さん。お客様に直接商品を届ける会社にしようと決意しウェアラブル事業へ進出します。三寺さんが手がけているのは着るだけで体の状態が分かるという下着。どのような下着なのか、このお話はまた次回。お楽しみに。

三寺さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

by vivi

投稿者 : alabo|2019年2月13日

2019年2月6日

第123回 株式会社中野製作所 タスクマネジメントグループ マネージャー 中山義一さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
株式会社中野製作所 タスクマネジメントグループ マネージャー 中山義一さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと中山さん

 

株式会社中野製作所は、ゴム製品の製造開発のエキスパートが集まる会社。
前回は、中野製作所だけが持つ、ゴムと樹脂を接着剤を使わずに結合させる技術「ラジカロック」について、お伺いました。今週は、そのお話の続き。

 

「ラジカロック」とは。(株式会社中野製作所のHP内の紹介ページ)
http://www.nakasei.co.jp/pdf/radicalock-ipf2008.pdf

そもそも、ドイツの会社から靴底用シートの試作の依頼を受けたことが、開発の始まり。期日がギリギリの中、無事に完成させた試作品は、ドイツでもとても評判が良かったとのこと。一生懸命作って良かった、とお話してくださいました。

 

特許申請はしていない技術。

無限の可能性を秘めている「ラジカロック」ですが、実は、特許は取得されてはいないとのこと。理由は、作り方をなるべく出したくないという思いから。ゴムは、元々、世の中に出ているものであるため、(配合等いろいろあるが)そこに特許性はないとのこと。そのため、一番の肝になってくるのは、”作り方”なのだそうです。

ゴムは、世界中で使われているもの。そのため、いろいろな異文化の企業からのオファーが来るとのこと。そうした企業と一緒に、世の中にはない、新しいものを作っていこうという動きもあるそうです。

 

ラジカロックの技術が起用された複合フィルムの「R-COMPO(アールコンポ)」が、株式会社ニューバランスジャパンの競技用シューズに起用され、ついに商品化となります。

そして、これらの技術と功績が認められ、葛飾ブランド、第12回(平成30年度)葛飾町工場物語に認定されます。

葛飾町工場物語、認定No.2902「ラジカロックR」
https://www.tokyo-cci.or.jp/katsushika/machikoba/2018.html#02

 

様々な広がりが期待されている「ラジカロック」。今後の展開に、大注目です!

 

後は、若き、エンジニアへ、中山さんからのアドバイス。

“一長一短で、ものづくりはできませんので、粘り強く諦めずに頑張ってもらえればと思います。どうしても結果がなかなかでないと嫌になっちゃったりすると思いますが、そこを乗り越えた先にいいことが必ず待っていますので、ぜひ諦めずに頑張っていただければと思います。”

 

中山さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2019/02/05/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20190206003000

by vivi

投稿者 : alabo|2019年2月6日