2019年3月27日

第130回 株式会社オーエックスエンジニアリング 代表取締役副社長 技術開発部長 山口高司さん

株式会社オーエックスエンジニアリング 代表取締役副社長 技術開発部長 山口高司さん

 

山口さんのプロフィール

1968年、千葉県千葉市出身。幼少期から乗り物、特に車・オートバイが大好きだった。工業高校の電子科を卒業後、自動車整備士専門学校に入学。学生時代は、機械いじり好きが高じて、オートバイを改造し、レースに出たり、仲間のメカニックをしていた。

整備士免許を取得し、卒業後すぐに、千葉市に本社を置く株式会社オーエックスエンジニアリングに入社した。前身は、自動二輪車の販売を手掛けていたオーエックスエンジニアリングで山口さんが最初に配属されたのは、レース用オートバイのエンジン開発部門。2年後、一度、退社し、通信機器販売会社に入社、工事業務に従事。その2年後、通信機器取付工事業者として独立する。
そんな折、平成8年、1996年、オーエックスエンジニアリングの創業者である先代社長から「もう一度、うちで働いて、一緒にものづくりをしよう」と言われ、再入社。現在に至る。

1989年4月から、車いす事業部を設置し、1995年には、車いす・福祉機器の会社となり、現在では、世界に知られる車いすメーカーであるオーエックスエンジニアリングは、日本リハビリテーション工学協会主催「福祉機器コンテスト’95優秀賞」、通商産業省の「グッド・デザイン(医療・健康・福祉部門)中小企業庁長官特別賞」、「第41回千葉県発明考案展・千葉県知事賞」ほか、数多くの賞を受賞。経済産業省からは、「地域未来牽引企業」に選定された。

また、競技用車いすのトップメーカーでもあり、同社が手掛けた車いすで、これまでに、パラリンピックを始めとする障がい者スポーツの大会で獲得したメダルの数は100個以上。

 

株式会社オーエックスエンジニアリングは、千葉に本社を持つ会社で、現在は、車いす開発製造を中心する会社ですが、元々は、バイクショップでした。山口さんは、学生時代、仲間内でバイクレースに参加したり、仲間のバイクのメカニックをしたりと、大のバイク好き。自動車整備士専門学校で整備士の資格を取得した後、新卒で、株式会社オーエックスエンジニアリングへ入社をされたそうです。

 

バイクショップから、車いす事業へ

車いす業務を手掛けるようになったのは、先代社長から。先代の社長は、オートバイの選手であり、ジャーナリストでもあった方でしたが、大きな事故で、車いす生活を余儀なくされたそうです。実際に車いすを使った時、もっとかっこいい車いすに乗りたい、自信をもって外へ出たいと思い、車いすの開発製造を始めたのだとか。最初は、自分のために、車いす製造を始めたそうですが、オートバイの仕事でドイツへ行ったとき、そこのジャーナリストに、その車いすはどこ製か、と聞かれ、自分で作ったものだと答えたところ、そんなにかっこいいものを一人で乗っていてはもったいない、みんな欲しがるはず!と言われたそうです。そして、この言葉をきっかけに、事業化を決めたのだとか。最初は、福祉機器について、右も左もわからなく、個人レベルの知識だったそうですが、かっこいいのを出せば売れるだろう、自分が乗ってほしいと思うものを作り、それに賛同してくれるひとに売れればいいだろうという感じで進めていったのだとか。その後、各地の販売をしている人や、こういうものを待っていたという人たちに支えられながら、今に至るそうです。

 

オーダーメイドの車いす

株式会社オーエックスエンジニアリングの車いすの色やデザインの組み合わせは自由で、自分の好きなカスタマイズができるのが特徴の一つ。キャスターや、ホイールの大きさなどを好きにチョイスすることもできるため、組み合わせの種類は、億や兆を超えるとのこと。自分の身体に一番近い存在になるからこそ、細かくこだわることが出来るのは、とても嬉しいですよね。

現在では、年間4000台という数の製造・販売に加え、競技用の車いすの世界有数のメーカーの株式会社オーエックスエンジニアリング。この話の続きは、また来週。お楽しみに!

株式会社オーエックスエンジニアリングのHP → http://www.oxgroup.co.jp/

 

山口さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

by vivi

投稿者 : alabo|2019年3月27日

2019年3月20日

第129回 映像クリエイター・演出家 花房伸行さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
映像クリエイター・演出家 花房伸行さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと花房さん

2012年にスタートさせたパフォーミングアーツカンパニー「enra」。

【enra】オフィシャルHP →http://enra.jp/
YOU TUBE公式チャンネル → https://www.youtube.com/user/papanda87

その先駆けとなったのが、2009年に、花房さんと、ダンサーの方1名とで活動をスタートした「KAGEMU」というユニット。日本のエンタメやバラエティ番組にご出演されていたり、海外で高評価を受けていたりと、当時から、多く活躍されていたとのこと。その後、実際に、自分の作品を見てくれたお客さんの、その場の生の反応をみたいという思いから、ライブ活動へ。そして、現在の「enra」となったそうです。
現在、「enra」のメンバーは、ダンス、ジャグリング、武術など、様々な芸に秀でたパフォーマーと、クリエイターの花房さん。映像、パフォーマンス、音楽が融合された作品を披露されています。
こうした作品を作り上げるには、まず、作品のテーマ、コンセプトを出演するパフォーマーと話し合い、その次に、音楽の製作をされるそうです。(7割くらいは花房さんが作曲されているとのこと)その後、映像と振り付けを作り、完成させるとのこと。

enraの代表作の一つ「pleiades(プレアデス)」
youtubeでも公開されている動画で、現在では再生数が875万回を突破しているとのこと。この作品は、海外のニュースメディア(ハフィントンポストのアメリカ版)で取り上げられ、それが大反響を呼び、世界中に広まったそうです。その後、世界中からオファーが来るようになり、enraは海外で注目を集める存在になります。ちなみに、花房さんの作曲は、これがデビュー作なのだとか。

「pleiades」のyoutube動画はこちら → https://www.youtube.com/watch?v=0813gcZ1Uw8

子供の頃からファンタジーやSFが大好きだった花房さん。作品作りで大切にしていることは、自分の作品を見ている間は、現実を忘れて、そっちの世界に連れていけるようなものを作るということ。今後の花房さんの活躍に、大注目です!

最後は、若き、エンジニアへ、花房さんからのアドバイス。

“僕の今まで作ってきた作品は、かなり制約が大きく、一人じゃできないものもある。そういう制約って逆に凄くチャンスだと思う。簡単にできるものは、面白くないものが多い。制約がかかって、これはできないんじゃないかというものには、チャンスがあり、誰も作らないものが眠っている。あえてそういうところに足を突っ込んでみると、面白いものができるんじゃないかなと思います。”

花房さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

*花房さんのオフィシャルFACEBOOK
https://www.facebook.com/nobuyuki.hanabusa

by vivi

投稿者 : alabo|2019年3月20日

2019年3月13日

第128回 映像クリエイター・演出家 花房伸行さん

映像クリエイター・演出家 花房伸行さん

 

花房さんのプロフィール

三重県大台町ご出身。幼少の頃から、絵を描くこと、ものをつくることが大好きだった。手塚治虫を尊敬し、子供の頃は、漫画家になりたかったとのこと。1993年に見た映画「ジュラシック・パーク」のコンピューターグラフィックに強い衝撃を受けて、1996年から、3DCGを学び始めた。プロダクツデザインを経て、映像の世界へ入り、TV、CM製作から、展示映像、ファッションショー、コンサートVJなど、多くのジャンルで活動。映像制作にとどまらず、イラストレーション、立体造形、ステージ空間演出、総合プロデュースなど幅広い分野で独自の表現を展開している。
国内では、「ももいろクローバーZ」のライブ演出に不定期に参加。海外では、2012年にNYタイムズで高評価を受けるなど、国内にとどまらず、国際的にアートワークが認められている。また、2012年に、映像とダンスを融合したパフォーミングアーツカンパニー「enra」を設立。enraでは、映像だけではなく、楽曲製作も行い、映像、音楽、演出とenraの世界観構築の要となっている。そして、2017年からは、長野県阿智村の「天空の楽園~日本一の星空ナイトツアー」のコンテンツディレクターに就任している。
花房さんが主催する「enra」は、花房さんと、7名の個性的なパフォーマーで構成。代表作の「pleiades(プレアデス)」は、現在、再生回数、875万回を突破。enraには、この映像がきっかけで、世界中から出演依頼が殺到し、イベント出演のみならず、各国で単独公演を開催。シンガポール公演3000人、台湾国立劇場公演4000人、メキシコ野外劇場公演8000人の動員記録を持っている。さらに、2013年、内閣総理大臣主催の公式東京オリンピック誘致イベントでパフォーマンスを行い、オリンピック招致に大きく貢献した。2015年、カンヌ国際映画祭授賞式で披露した映画祭のためのオリジナルパフォーマンスで、世界のメディアからも高評価を得た。「enra」は、2年連続で、USAツアーも行い、すべての公演でスタンディングオベーション。2017年には、アメリカテネシー州で、3週間33公演を慣行。今年3月1日に7年目に突入した「enra」が訪れた外国の地は、29か所におよぶ。

「enra」の名前の由来について。
煙々羅(えんえんら)という日本の煙の妖怪の名前をとっているとのこと。パフォーマーや、映像を変えることによって、いろいろな表現ができる、姿を煙のように変えることができるという意味を込めているのだとか。また、花房さんは、水木しげるのファンでもあるそうです。
花房さんは、音楽ファンや、アイドルファンにも、かなり知られている方で、これまで、ももいろクローバーZのライブ演出などにも手掛けていらっしゃいます。例えば、2012年の『ももクロ春の一大事2012~横浜アリーナ まさかの2DAYS~』でのオープニング演出。横浜アリーナは、センターステージでスクリーンがないため、30人ぐらいのパフォーマーがステージで、円形状に並び巨大な旗を振り、その旗をスクリーン替わりに、映像を投影するなど、圧巻の演出をされています。
(他にも、2011年の埼玉スーパーアリーナや、2013年のライブにも、関わっていらっしゃいます。このお話は、フルバージョンで聞くことができます。ぜひチェックしてみてください!)

花房さんの名前を世界的に広めたパフォーミングアーツカンパニー「enra」は、2013年の東京オリンピック・パラリンピックの招致活動にも、貢献されています。赤坂の迎賓館で開かれた内閣総理大臣主催の晩餐会で、パフォーマンスを行ったとのこと。日本の伝統的なものと新しい技術(生身の人間と映像、ハイテクを合わせたもの)を融合させたパフォーマンスは、今までみたみたことがないと、海外の方から高い評価を受けたそうです。

「enra」のHP → http://enra.jp/

国境を越えて、感動を与えるeanraのパフォーマンス。この話の続きは、また来週。お楽しみに!

花房さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

by vivi

投稿者 : alabo|2019年3月13日

2019年3月6日

第127回 株式会社アザイ・コミュニケーションズ代表取締役、世田谷ハツメイカー研究所 代表 久木田寛直さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
株式会社アザイ・コミュニケーションズ代表取締役、世田谷ハツメイカー研究所 代表 久木田寛直さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと久木田さん

 

駿台電子情報&ビジネス専門学校デジタルクリエイター科で講師をされていたり、世田谷ハツメイカー研究所で、子供たちにプログラミングや、デザインを教えていらっしゃる久木田さん。現在、多くの教育現場で活躍されている中で、久木田さんが、教育で一番大事にしていることは、”学びの必然性を自ら感じてもらう”ということ。今の子供たちは、学校生活の中で、運動会などでも、大人の作ったルールのなかで、競争させられていることが多いのですが、子供たち自らルールを決めて、ゲームを作っていけるということが、これからの学びに重要なことなのではないかと久木田さんは考えているそうです。大切なのは、子供の個性や、自主性であるということ。久木田さんは、まさに、新時代の先生です。

 

STEM教育について。

STEMとは、サイエンス・テクノロジー・エンジニアリング・マスマティクスの略。2020年度から、プログラミング教育が、小学校で必修化されることを受けて、重要視されている教育のこと。最近では、アート(A)を含めたSTEAM(スチーム)教育ともいわれているそうです。
そして、久木田さんは、一般社団法人STEM教育協会理事でもいらっしゃいます。子供たちに教えつつ、先生たちにも、レクチャーをされているそうです。

 

子供たちを大人の作った枠にはめず、自由な発想を大切にしてあげたい、そういった教育をしていきたいと考えている久木田さん。新時代の先生のもとで学んだ、未来のエンジニアたちの活躍に大注目です!

 

最後は、若き、エンジニアへ、久木田さんからのアドバイス。

“自分もそうだったんですが、好きということが一番の原動力だと思う。何かこれが好きということが一つ芯にあると、そのために必要な素材をどういう風に扱えるのかを知っていれば、自分で環境や世界は変えていけると思う。ぜひ、これだけは負けないという自分の好きっていうものを見つけていけたらいいんじゃないかと思います。”

 

久木田さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

by vivi

投稿者 : alabo|2019年3月6日