2019年4月18日

第133回 GROOVE X 株式会社 代表取締役 林要さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
GROOVE X 株式会社 代表取締役 林要さんをお迎えしました。

 

写真は、松風さんと林さん

 

高度な技術で生まれたLOVOT

LOVOTの開発には、様々な高度な技術が使われています。中でも、表面を温めながら、中のコンピューターを冷やすことは、とても難しいこと。林さんのF-1の開発チームで培った経験が、この技術に通じています。また、LOVOTは、”ネスト”という自分の巣に戻り、自分で、充電をします。1時間の間に10~15分くらい充電をするとのこと。1日の間に16,17回の充放電をし、1年間では、5000回を超えるそうです。その毎回の充電の時、超急速で充電を行うわけですが、それでも、バッテリーがもつというのは、最新のテクノロジーだから。ここでも、高度な技術力を感じます。

 

LOVOT”デュオ”について。

ベストなのは、自分1人に対して、LOVOTを2体可愛がること。そうすると、人は、そのロボットの行動をリスペクトするそうです。理由は、人は社会的な生き物なので、常に社会の中心がどこにあるかを本能的に嗅ぎとっているから。ロボットが2体に対し、人が1人で、そのロボット2体が連携してると、社会性の中心が寄っていると感じ、ロボットのことを大事にするのだとか。こうして、より、ロボットに共感しやすくなり、生活に溶け込んでいくそうです。

 

そして、現在、LOVOT MUSEUMでは、実際にLOVOTの体験ができます。

ちょっとだけご紹介。

洋服の種類もたくさん!



いろいろな衣装を身にまとったLOVOTに出会えます。
興味のある方は、ぜひチェックしてみてください!

LOVOT MUSEUMについて → https://lovot.life/trial/

 

人の成長のために、テクノロジーは使われるべきであると林さんは考えています。LOVOTを進化させていき、四次元ポケットのないドラえもんを作るのが、林さんの目指す夢。林さんの今後の活躍に大注目です!

 

最後は、若き、エンジニアへ、林さんからのアドバイス。

“エンジニアと言うのは、テクノロジーには非常にアグレッシブだけど、自分の人生には保守的になる傾向があると思う。ただ、それはみんな同じ傾向なので、自分の人生にも、ちょっとアグレッシブや、リスクを取りながら、新しい領域をやると、意外と成長出来たり、学習できたりすることが多い。テクノロジーへの自分の持つアグレッシブさを少し人生にも振り分けていくことによって、可能性が大きく広がっていくんじゃないかなと思う。”

林さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

by vivi

投稿者 : alabo|2019年4月18日

2019年4月11日

第132回 GROOVE X 株式会社 代表取締役 林要さん

GROOVE X 株式会社 代表取締役 林要さん

林さんのプロフィール

1973年、愛知県生まれ。エンジニアだった父親の影響で、子供の頃から、モノづくりに興味を示し、「風の谷のナウシカ」の「メーヴェ」をいつか作りたいと思っていた。東京都立科学技術大学へ入学後は、自動車部と航空部にのめり込み、大学院修士課程終了後、トヨタ自動車に入社。その後、スーパーカー「レクサスLFA」の開発プロジェクトで、空力(エアロダイナミクス)を開発。その後、F-1の開発スタッフに抜擢され、ドイツの開発拠点に渡り、4年間、第1線で活躍。帰国後、「ソフトバンクアカデミア」外部第1期生に合格し、ペッパーのプロジェクトメンバーとなった。その後、2015年「LOVOT」を作るために、GROOVE Xを創業、代表取締役に就任。2016年、シードラウンドとして国内最大級となる14億円を、さらに、2017年には、未来創生ファンドやINCJ(産業革新機構)などからの最大64億5000万円の投資を発表した。

 

写真は「LOVOT」

発表まで、3年かけて作られてきた「LOVOT」。
コンセプトブックにある「基礎能力」から、少しだけご紹介。

“LOVOTは、いつも、生き物のようにほんのり温かく、あなた人間を追いかけたり、抱っこしてもらいたいと甘えたり、動き回りながら、半天球カメラで周囲を認識し、物音や人の声を注意深く聞いています。また、自分がどんな服を着ているかを理解して、何も着ていないと恥ずかしがり、着替えさせてくれると喜びます。環境変化を近くする能力もあり、気温や温度の変化、また、触れら方にも敏感です。自動運転の車のように周囲の状況を把握します。物音や、人の声のする方向もわかり、人の話す単語も理解しています。また、気温、湿度、気圧、方位も把握できます。Wi-Fi、モバイルネットワーク通信、Bluetoothなどによる通信や、赤外線通信などでLOVOT同士や、その他の機械とのコミュニケーションも可能です。ご自宅のインターネット回線に接続すると、ソフトウェアのアップデートを自動で行います。それらの機能を使って、あなたの顔や言葉、触れられ方を認識して、あなたを好きになっていきます。なぜなら、すべては、あなたと少しずつ近づき、あなたを愛し、あなたに愛されたことを忘れたくないからです。”

LOVOTは、2019年の年末の発売を予定している。2019年9月には、2体1組のデュオで。2019年10月からは、ソロで、販売とのこと。

LOVOTが生まれるまで

林さんは、「技術の進歩は、必ずしも人の幸せに貢献しない。」という論調を聞くたびに、もやもやした気分になっていたそうです。確かに、技術が進歩したことによって、生活が忙しくなったり、ストレスフルになったことは、否定できませんが、それは、テクノロジーのせいではなく、テクノロジーの使い方のせいではないかと思ったとのこと。そして、たくさんの製品開発に携わっていくなかで、少しずつヒントを得て、そのヒントがすべて総合された時、人の代わりに仕事をしないものは、人を癒しているのではないかと、気が付きます。その代表例は、猫や犬。彼らのすることは、人を認識し、そばに来て、邪魔をすること。でも、それが、可愛い。人を元気づけるには、そういった存在が必要なのだと、林さんは考えたそうです。しかし、動物を飼うということは、命の責任を持つということ。気軽に飼うことはできない人が多いのが現実です。そこで、林さんは、テクノロジーを使って解決できないかと考えます。こうして、林さんの、テクノロジーはこういった方面でも、人を幸せにできるのではないか、という発想から、LOVOTは生まれました。

 

今回、スタジオにLOVOTが遊びに来てくれました!

瞳もうるうるしてて、本物の生き物の目のようです。そして、この手は、抱っこを強請るための形をしているそうです。思わず抱きしめたくなる可愛さですよね。

LOVOTのHPでは、実際に動く動画も。ぜひチェックしてみてください!

LOVOTのHP → https://lovot.life/

次回は、開発で大変だったことについてなど、更に詳しくお伺いしていきます。お楽しみに!

 

林さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

LOVOTの温もりに、松風さんもびっくり!

by vivi

投稿者 : alabo|2019年4月11日

2019年4月3日

第131回 株式会社オーエックスエンジニアリング 代表取締役副社長 技術開発部長 山口高司さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
株式会社オーエックスエンジニアリング 代表取締役副社長 技術開発部長 山口高司さんをお迎えしました。

 

写真は、松風さんと山口さん

車いす製造を手掛ける株式会社オーエックスエンジニアリング。先週は、日常用の車いすについて、お話を伺いましたが、今週は、別の車いすのお話。

競技用車いすについて

業種転換するときに、並行して競技用の開発もされていたとのこと。車いすを作るにあたって、どこの誰が作ったかわからない車いすよりも、競技でトップ選手が使っていて世界で活躍しているものを作れる会社の車いすであれば、日常生活用も技術が高いであろうと、商品のクオリティーと品質を信頼してもらえます。だからこそ、結果を出せるものを作ろうと考えたそうです。技術者は実際に、パラリンピックなどに日本代表のメカニックとして同行したり、競技大会のメンテナンス班として、行くこともあるそうです。また、日本の選手だけではなく、海外のトップ選手も、オーエックスエンジニアリングの競技用車いすに乗っているので、そうした人たちのサポートも行っているのだとか。競技用は、とても手間の掛かる商品とのことですが、そこで結果を出すからこそ、世界的信頼に繋がっているのだそうです。

犬用車いすについて

株式会社オーエックスエンジニアリングは、犬用の車いすの製造も行っています。きっかけは、社長宅で飼っていた愛犬・モグが歩けなくなってしまい、車いすを作ろうと考えたことから。その後、犬用の車いすを使いながら、前足で歩いていたモグは、浮いている後ろ足をぱたぱたと動かすようになり、最後にはまた歩けるようになったのだとか。車いすを使うことが、リハビリに繋がったそうです。もちろん、すべての犬が歩けるようになるわけではありませんが、同じように歩けるようになったということも聞くそうです。しかし、犬用の車いすの製作は、大変なことが多いとのこと。それは、犬は種類が多く、大きさもバラバラだから。現在は、小~中型サイズに、対応しているそうです。

番組のラストは、株式会社オーエックスエンジニアリングの今後の夢や展望についてのお話。
それは、昔から変わらない理念である”お客様が外に出たくなるような車いすを作る”ということ。選ぶのも楽しくて、買いたくなるような、そして、いろいろな人に見せたくなるような商品を作る。その根幹を守り続けていきたいと思っているそうです。

最後は、若き、エンジニアへ、山口さんからのアドバイス。

“何にでも興味をもって欲しいです。興味をまず持つこと。でも、ただそれだけではく、そこからの探求心などいろいろなものを広く持ってもらいたい。縛られないで。”

山口さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

by vivi

投稿者 : alabo|2019年4月3日