2019年5月1日

第134回 カインズ株式会社 代表取締役社長、株式会社カナック企画 代表取締役社長 金子高一郎さん

カインズ株式会社 代表取締役社長、株式会社カナック企画 代表取締役社長 金子高一郎さん

 

金子さんのプロフィール

1970年、東京都台東区浅草寺の近くで誕生。「自分の道をこうだと決めると、やらないと気が済まない性格」と自己分析をしている。高校卒業後、親の反対を押し切り、アメリカ・メイン州ハッソン大学(Husson University)に進学、2003年、ビジネスマネジメントを卒業した。

帰国後、横浜にある、主にアメリカ製の半導体を扱っている商社、マクニカに入社、その後、父親が経営していた物流搬送機器の設計・製造。販売、カーAV取付キットの設計・製造などを手掛ける企業、カインズ株式会社に入社した。しかし、ほどなく、グループ会社の基幹事業である株式会社カナック企画の前任の社長が急逝、「社長に就くのは、まだ早いのではないか」という声もある中、現職の株式会社カナック企画、代表取締役社長に就任する。

カナック企画は、カーAV取付キットの企画・販売、オリジナルグッズ、販促品の企画・販売を手掛ける企業。車内のオーディオが普及し始め、まだ鉄板で吊るして取り付けていた時代に”格好良く取り付けるためカーステレオ取付キット”の設計、開発をスタートさせた。

東京・葛飾というものづくり集積地の”地の利”もあり、周辺企業とともにはじめ、現在も、車種ごとの取付キットをメインに企画、開発、製造をしている。また、オリジナル鉄道グッズや、オリジナルUSBメモリの企画、製造、販売なども行うという一面も持っている。

 

株式会社カナック企画について

車内オーディオが普及し始めた頃は、ラジオが主流でしたが、カセットテープが出始めたことで、徐々に、カセットテープを鉄板で吊るして取り付けて使う人が増えていったのだとか。その中、音響機器メーカーのパイオニアさんから、「これからは、オーディオがはやり始める。格好良く取り付けるためのキットを一緒に作らないか。」というお話を受け、葛飾というものづくり集積地の”地の利”活かし、周辺企業と一緒に作り始めたことが、カーAV取付キットを手掛けるようになったきっかけ。

取り付けキットは、車のメーカーや、車種によってすべてと言ってもいいほど、違うもの。そのため、実際に、新車を購入し、研究をし続けているのだとか。車種、部品の数など、組み合わせを考えると、現在では、600車種用のキットを取り扱っており、古いものでは、昭和時代のキットの需要もあるそうです。また、株式会社カナック企画のHPでは、取り付け方の案内を車ごとに検索もできるのだとか。

株式会社カナック企画のHP → https://kanack.co.jp/

 

この業界の先駆者ということもあり、独占状態でしたが、ピンチと言える時期が訪れます。メインの得意先が二社購買(別の会社からも、開発を依頼するということ)を始めたことにより、徐々に、大口の開発案件が減り、月に数百くらいしか出ない開発案件しか回ってこなくなってしまったのだとか。2代目であった金子さんの父親が、どれだけ頭を下げても、「会社で決まった方針だから」の一点張りで取り付く島もなかったそうです。

その辛い状況の中、人のつながりで、転機が訪れます。それは、得意先のさらに先のお得意様と直接やりとりができるようになったこと。つまり、その得意先ルートとは、別のルートで、商品を販売できるようになったということ。(間に紹介者はいるそうですが、ほぼ直販ということ)また、そこで、今までやっていた小口の案件に加え、独自に開発を進めていた大口の案件も評価され、トータルですべてのラインアップ揃えていたことにより、「カナック企画に問い合わせれば、すべての車種に対応しているから安心」というお客様の信頼を勝ち取ることができたそうです。

 

こうして、カナック企画は、ピンチを乗り越えていったそうです。

 

金子さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

金子さんからプレゼントして頂いたUSBメモリ。
この商品について、詳しくは、また来週の放送で。お楽しみに!

by vivi

投稿者 : alabo|2019年5月1日

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