2019年8月14日

第150回 アサヒグループ食品株式会社 片山健一さん 鈴木章子さん

7月~9月は、「未来の〇〇」をテーマにお届けしているA-LABO INDEX。
今週のテーマは、「未来のフード」。

レジェンド・エンジニアは、アサヒグループ食品株式会社 片山健一さんと鈴木章子さんです。

アサヒグループ食品株式会社

食品マーケティング部 副課長
アマノフーズブランド 商品開発担当 片山健一さん(中央)

食品マーケティング部 担当課長
アマノフーズブランド 広告販促 鈴木章子さん(右)

片山さんのプロフィール

1977年、岡山県倉敷市児島出身(ジーンズで有名な町)。大学では、香川大学、生物資源科学科で、稲の光合成に関する遺伝子の研究を専攻。その後アサヒグループ食品株式会社にて、食品の製造現場、品質管理、中身の開発、それを経て、マーケティング部在籍6年目。片山さんを始めとする企画・開発チームは、驚くべきフリーズドライ食品のヒット・話題商品を次々と生み出している。また、片山さんは、現在、通販向けの商品企画パートを担当されており、特に、フリーズドライ食品の期間限定の商品などの企画をするチームのリーダーをされているとのこと。

鈴木さんのプロフィール

1971年、神奈川県横浜市出身。幼少時代から、食べることや料理することなど、「食」にまつわる分野に興味を持ち、それが高じて、大学では、食物学部に入り、卒業後、国家試験を受けて、管理栄養士になる。卒業後は、都内の健康増進センターにて、管理栄養士として栄養指導の業務に1年間携わった。その後、1995年2月、現在のアサヒグループ食品の前身となるアサヒビール薬品に入社。サプリメントの商品企画のマーケティング・開発を経て、広告宣伝・販促・PRを担当する。(「クリーム玄米ブラン」「1本満足バー」などの健康菓子の広告宣伝・販促も長い間、従事されていたとのこと)
鈴木さんは、現在、食品事業部の中で、メディアチームのリーダーをされており、アマノブランドに関しては、広告販促業務を担当されているとのこと。具体的には、アンテナショップの新規の立ち上げや、既存店の運営、Webマガジンの発信・運営などを行っていらっしゃるそうです。

アサヒグループ食品は、健康食品、サプリメント、「ミンティア」などのタブレット菓子、ベビーフードなど、様々な食品、食にまつわるものを企画・製造・販売をしている企業。
今回は、その中でも、『アマノフーズブランド』の『フリーズドライ食品』をクローズアップして、お話を伺いました。

☆アサヒグループ食品のフリーズドライ食品の歴史

アサヒグループ食品のフリーズドライ「アマノフーズブランド」の代表格である、お味噌汁は、1983年に販売を開始し、その歴史は、35年以上前から。その中でも、人気NO.1は「いつものおみそ汁」シリーズの「なす」とのこと。当時、お味噌汁の具材は、わかめや、豆腐などが一般的だったため、茄子のお味噌汁は珍しく、開発の際、調理法や、茄子の品種など、試行錯誤しながら、「いつものおみそ汁」シリーズの「なす」は生まれたとのこと。他にも、炒め野菜や、あさりのお味噌汁も販売されています。ちなみに、この「あさり」は、貝の殻も入っているとのこと。家で作るお味噌汁により近づけて、見た目からも、楽しめるようにされたそうです。

☆そもそも、『フリーズドライ食品』とは

フリーズドライ製法という技術がベースとなって、商品が出来上がっているとのこと。
(フリーズドライ製法とは、調理した食品を約-30℃で凍結させ、真空凍結乾燥機に入れて、真空下で乾燥させるという技術のこと。)私たちの身近なところでは、カップラーメンの具材(かやく)など使われているとのこと。昔は、カップラーメンの具材のようないわゆるパーツでしたが、最近の技術革新で、お味噌汁のような、それ自体が主役となっています。

☆「いつものおみそ汁」シリーズの「なす」について

当時、フリーズドライ茄子というものが、世の中になかったため、使うために最適な茄子の品種を探すことから始まり、最終的には、皮が薄く、アクの少ないものに落ち着いたとのこと。そして、最大の難関は、茄子の加熱方法で、最初は、ボイルするという形で加熱をされていたそうですが、色が抜けてしまい、茶色くなってしまったのだとか。何度も試行錯誤を繰り返した結果、”素揚げ”という方法になり、綺麗な紫色を保つことに成功したと、当時のメンバーから聞いているそうです。

番組の後半は、通信向けの商品開発を担当されている片山さんが手掛けている、オンライン専用商品ついて。

☆「金のだし」シリーズについて

“何かに拘ったお味噌汁を作ろう”と考えていた片山さん。当時、世界的に和食がブームになっていたり、濃厚な商品が流行っていたり、だしパックなど、だしへのこだわりがトレンドになっていたとのこと。そこに着眼して、生まれたのが「金のだし」シリーズ。この商品は、一言でいうと、「金色のかつおだしのおいしさが味わえるお味噌汁」。この商品の一番の特徴が、より『だし』を効かせるために『重ねだし製法』を使っているとのこと。そして、作りたての美味しさをそのままフリーズドライしているため、家庭でもそのままの美味しさを味わうことができるそうです。ちなみに、この商品、ネーミングに、とても苦労されたのだとか。どのような言葉を使えば、このかつおだしの美味しさがより伝わるのかを考え、出した候補は、なんと、150個も。1人で悶々と考えていらっしゃったそうです。(アイディアの中には、”かつお魂”なんて名前もあったそうですよ。)

美味しさはもちろん、見た目にもこだわりを持つ、アサヒグループ食品のフリーズドライ食品。
いくつか商品をご紹介させていただきましたが、来週は、更に驚きの商品をご紹介します。
「未来のフーズ」のお話、ぜひお楽しみに!

片山さんと鈴木さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

そして、こちらはお味噌汁の実際の写真。
お湯を注ぐとあっという間に完成!

by vivi

投稿者 : alabo|2019年8月14日

« blogトップ »