2019年10月30日

第161回 株式会社YS NET 代表取締役 鈴木裕さん

現在「アーティスト/表現者たち」をテーマにお届けしているA-LABO INDEX。
今週は、前回に引き続き、11月19日に世界同時リリースのゲーム「シェンムーⅢ」のプロデューサー株式会社YS NET 代表取締役 鈴木裕さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと鈴木さん

「HANG-ON(ハングオン)」などの『体感ゲーム』含め、数多くのゲーム開発をされてきた鈴木さん。今週は、11月19日に世界同時リリースのゲーム「シェンムーⅢ」について、詳しくお話を伺いました。

☆「シェンムー」シリーズについて

シェンムーは、鈴木さんがディレクターをされたアクションアドベンチャーゲーム。1991年にシリーズ第一作目となる「シェンムー 一章 横須賀」が発売。2001年にシリーズ2作目となる「シェンムーⅡ」が発売されました。その後、開発が止まっていましたが、2015年に、再始動します。鈴木さんが、『シェンムーⅢ』を制作するため、クラウドファンディングをスタート。世界中のファンから支援を受け、スタートからおよそ8時間半後に当初の最低目標額である200万ドルに到達し、累計支援金額は700万ドルに到達したそうです。(ちなみに、このクラウドファンディングで、「最も短時間で100万ドルを集めたビデオゲーム」としてギネスワールドレコーズに認定されています。)こうして、ファンの熱い想いが実り、ついに、シリーズ3作目となる「シェンムーⅢ」が11月19日に、PS4とPC版で世界同時リリースされます。

「シェンムーⅢ」のHPは、こちらから → https://shenmue.link/?jp

そして、「シェンムー」の主人公、芭月涼の声優を務めているのが松風さん。ゲームのモーションキャプチャーも、松風さんが実際に行っているんです。ちなみに、公式サイトでは、松風さんのインタビュー動画を見ることが出来ます。ぜひチェックしてみてください!

松風さんのインタビューは、こちらから→ https://shenmue.link/news/interviews/95/

☆「シェンムーⅢ」の開発で大変だったこと。

一つ目は、開発費のこと。「シェンムーⅢ」の開発は、キックスターター(クラウドファンディングの一つ)からスタート。そのため、いくらお金が集まるかわからなかったため、予算が流動的に変わっていくことに対応できる作り方にしなくてはいけなかったそうです。(一般的には、最初に予算が決まっていて、その中で、きっちりと組んでいくとのこと。)
二つ目は、UE4(Unreal Engine 4)というゲームエンジンを初めて使ったこと。ⅠとⅡでは、自社のエンジンを使用されていたとのことですが、最新作では、このUE4を使われたそうです。ゲームエンジンは、ゲーム制作の土台となるもの。隅々まで分かっているプログラムじゃないと、チューニングすることが難しくなるため、苦労したそうです。
三つ目は、チーム作りを0からやらなくてはいけなかったこと。現在、鈴木さんは、セガの顧問はされていますが、属してはいないので、シェンムーのために、新しいチームを作らなくてはいけないことは大変だったそうです。

様々の苦労を乗り越え、開発された「シェンムーⅢ」。今作は、難易度が自分で設定できるので、アクションゲームが苦手な人でもプレイでき、また、レベル上げシステムになっているため、途中でつまづくことなく、ゲームを楽しめるようになっているのだとか。逆に、バトルを楽しみたい人には、ハードモードもあるとのこと。鈴木さん曰く、「やめておいたほうがいい(笑)」というモードなのだとか。ぜひチャレンジしてみたくなりますよね!

『「何もやらないよりは、やったほうがいい。」』

ファンの熱い想いのために、動き出した鈴木さん。「シェンムーⅢ」はもちろん、世界中の人の心に残る作品を作り続けている鈴木さんの今後の活躍も楽しみです!

ちなみに、ファンのみなさんは、こんなにも熱いんです。号泣しながら・・・。海外の方ですが、オープニングからの感動っぷりが素晴らしいです。
というわけで、リンクを貼ります。
https://www.youtube.com/watch?v=LXK03mSYcCc&feature=emb_logo

日本語版は、もちろん、松風さんの声なので、A-LABO リスナーには、もっと楽しめること間違いなしです。

そして、最後は、若き、エンジニアへ、鈴木さんからのアドバイス。

“シェンムーⅢを作るときに、20年ファンの方が応援してくれた。ファンの方も諦めなかったし、僕も機会があれば何とかしようと思ってた。(ファンの声に押されてたことが大きかった)諦めなければ、何かになる。やりたいことがあるなら諦めずにずっと続けてみてください。みんながダメっていうところで、みんなが同じようにやめちゃうはずなんで。そこから先に何かあるかもしれないからね。”

鈴木さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/

https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

by vivi

投稿者 : alabo|2019年10月30日

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