2019年11月13日

第163回 株式会社モズスタジオ 代表取締役社長 水越清隆さん

現在「アーティスト/表現者たち」をテーマにお届けしているA-LABO INDEX。
今週は、前回に引き続き、株式会社モズスタジオ 代表取締役社長 水越清隆さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと水越さん

番組のスタートは、水越さんにお持ちいただいたこちらのノートのご紹介から。

錯視トリックノート「NOUTO」

水越さんが描かれた30作品が収録されている作品集。ちなみに、この作品集の表紙、角が消されていますが、この消しカスも、水越さんが描いたものなんですよ。

この作品集は、東急ハンズや、ヨドバシカメラなどでも販売されているとのこと。驚きの作品の数々、ぜひ実物をチェックしてみてくださいね。

 

21歳という若さで、会社を設立し、社長になり、作品は、SNSやメディアなどでも高評価を受けている水越さん。なんと、2017年に、映画監督のウェスアンダーソン監督から声がかかり、インターンとしてイギリスで2週間、ストップモーションアニメ「犬ヶ島」の制作に参加されたという経歴の持ち主でもあります。「犬ヶ島」は、日本が舞台の映画で、ウェスアンダーソン監督がネットで、水越さんの作品を知り、制作に関わってほしいと、声がかかったことがきっかけだったのだとか。この時、水越さんは、ちょうど高校を卒業した後。さて、何をしようか、と思っていたところにこのお話が来たそうです。(コマ撮りアニメ「故障中」が受賞した時、芸大の先生から、「君はもう大学に行く必要ない」と言われ、卒業後は、個人事業主になろうと思っていたとのこと。)

ウェスアンダーソン監督とのストップモーションアニメ制作は、水越さんにとって、『自分が世界で活躍するビジョンを持たせてくれた。』『具体的に想像できるような環境をみせてくれた。』と、とてもいい経験になったとのこと。そして、いつか自分もこんな素晴らしいスキルを持った人たちを集め、一本の『僕のアニメ』を作ってみたいなと、とても夢が膨らんだそうです。他にも、高校在学中には、「ひつじのショーン」でおなじみのイギリスのアニメスタジオ「アードマン」からも招待され、イギリスのスタジオを見学させてもらったこともあるとのこと。水越さんは、アードマンのスタジオで、人数の多さや、一人一人の技術力の高さにとても驚いたそうです。そして、そこにいる人みんながコマ撮りアニメをやっている人なんだと思った時、とても嬉しかったんだとか。実は、水越さんは、もともと、アードマンに就職することが夢で、目標だったとのこと。しかし、実際に、アードマンのスタジオを見て、その心境は変化したのだとか。『誰かの下でやるより、自分で好きなことをやったほうが楽しいかも』と思うようになったそうです。コマ撮りアニメーションは、世界でみても、やっている人が少ないため、とても狭い業界とのこと。つまり、「犬ヶ島」の制作現場に行くと、中には、アードマンの人たちもいるという感じ。現場の方々曰く、それは、制作するたびに同窓会をやっているようになるのだとか。みんな仲間であり、みんなで協力し合ってやっている、そんな素敵な世界であることも、この業界の魅力の一つだと、水越さんは感じているそうです。

ちなみに、水越さんのコマ撮りアニメ「故障中」も株式会社モズスタジオのHPで見ることができます。こちらのリンクからどうぞ。 → https://www.mozustudios.com/gallery/

最後は、若きエンジニアへ、水越さんからのアドバイス。

“(自分の作ったものを)とにかく世に出すこと。自分で大したことないと思ったものも人からすると凄いことって結構ある。人に見てもらわないとわからないことって凄いあるので、とにかく、人に出して評価してもらうこと。YouTubeに出したり、ツイッターに出したり。特に、部屋の中からでも世界へ発信することができる時代なので、自信あるものをつくったら、誰かしらが絶対反応してくれると思うので、出すこと。そしたら、自然と自信もついてくる。夢を出すこと。したいことを描き出すこと。”

水越さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/

https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

「何もない時間が嫌い。ずっと作っていたい。」
水越さんのものづくりへの愛情を感じる素敵なお話でした。

by vivi

投稿者 : alabo|2019年11月13日

« blogトップ »