2019年12月25日

第169回 ドロッセルマイヤーズ 渡辺範明さん

2019年10月~12月は、
「アーティスト/表現者たち」をテーマにお届けしているA-LABO INDEX。
今週は、前回に引き続きボードゲームのゲームデザイナー、ゲームプロデューサーであるドロッセルマイヤーズの渡辺範明さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと渡辺さん

今週は、ドロッセルマイヤーズが手掛けているオリジナルゲームをご紹介して頂きました。それがこちら。

『ドロッセルマイヤーさんの法廷気分』

こちらの商品は、ドロッセルマイヤーズの【ゆるゲー】シリーズの第1弾で、裁判をモチーフにした会話ゲーム。

ルールはとっても簡単。被告人が証言した内容について、裁判官、弁護士、検事が、ほんとか、ウソかを討論し、最終的に、裁判官がほんとか、ウソか判決をするというもの。(裁判官は判決をするとき、木製ハンマーでカンカン!と叩きます。)ちなみに、この『証言』は何でもいいとのこと。番組内では、実際に軽くゲームをしながら、ルールを説明して頂いています。

 

また、こちらのゲームには、おまけ特典として、『ドロッセルマイヤーさんのなぞなぞ気分(赤本)』もついてくるそうです。こちらは、【ゆるゲー】シリーズの第2弾で、ランダム生成なぞなぞゲーム。小さい分厚い本の形をしていて、前半の50ページに「上の句」、後半50ページに「下の句」の問題が書かれています。それを適当に開いて、できた文章がなぞなぞになるということ。

例えば、上の句『アメリカ生まれの』下の句『怪物ってな~んだ?』みたいな感じ。

ちなみに、このゲームのポイントは、『出題した人の気分で正解を決められる』ということ。答える側は、思いついた解答を自由に言って、出題者がその中から、いい答えだと思うものを好きに決めます。そして、正解した人が次のなぞなぞを出すというゲーム。難しいルールはまったくないので、普段、ゲームが苦手だと思う人も気軽に遊ぶことができます。また、テーブルなども必要ないので、車で渋滞にはまった時や、テーマパークやお店の待ち時間、飲み会の時にも、お手軽に遊ぶことができます。

この【ゆるゲー】シリーズは、シンプルで、誰でも遊べるということがテーマのゲームシリーズ。そして、このゆる~っとしたイラストも、とても可愛いですよね。ドロッセルマイヤーズさんのHP内のブログでは、詳しい作品紹介も。こちらからどうぞ!

『ドロッセルマイヤーさんの法廷気分』
→ https://note.com/drosselmeyers/n/ne0c46d7c579d

『ドロッセルマイヤーさんのなぞなぞ気分』
→ https://note.com/drosselmeyers/n/n3d8d51900e7a

 

次に、こちらのゲームもご紹介。

連作ボードゲーム「Kaiju on the Earth」シリーズ第一弾『ボルカルス』

このシリーズでは、共通して「怪獣」が登場するとのこと。ゆるゲーシリーズとは、まったく真逆のゲーム。こちらのゲームのお話は、インタビューのフルバージョンで聞くことができます。ぜひチェックしてみてください!また、ドロッセルマイヤーズさんの他のオリジナルゲームはHPで。こちらからどうぞ!

ドロッセルマイヤーズHP → http://drosselmeyers.com/

そして、最後は、若き、エンジニアへ、渡辺さんからのアドバイス。

“手段は自由。目的はブラさないほうがいいと思うが、手段は本当にいろんなルートがある。どんな方法でもいいから、要は、僕でいう面白いゲームを作るみたいな、そこが満たせれば何でもいい。”

渡辺さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/

https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

【ゆるゲー】シリーズの最新作『ナンバーワンダフル』

実は、最新作も、スタジオにお持ちいただいていました!
大人数で盛り上がること間違いなし!年末年始、ぜひ、皆さんで遊んでみてはいかがですか?

by vivi

投稿者 : alabo|2019年12月25日

2019年12月18日

第168回 ドロッセルマイヤーズ 渡辺範明さん

現在「アーティスト/表現者たち」をテーマにお届けしているA-LABO INDEX。
今週と来週は、ボードゲームのゲームデザイナー、ゲームプロデューサーであるドロッセルマイヤーズの渡辺範明さんをお迎えしました。

ドロッセルマイヤーズ 渡辺範明さん

 

渡辺さんのプロフィール

1978年生まれ。鹿児島県鹿児島市で生まれ、幼少の頃に引っ越しをして、静岡県静岡市で育った。大学は、横浜国立大学 工学部 建築学科を卒業。大学卒業後、2002年に、株式会社エニックスに入社する。(後に合併して株式会社スクウェア・エニックスに)入社後は、アシスタントプロデューサーを経てゲームプロデューサーになり、日本最初期のオンラインRPGのひとつ『クロスゲート』や、続編『コンチェルトゲート』などを担当していた。この『クロスゲート』は台湾と中国で人気を博し、世界的に大ヒット、累計1600万ユーザーを獲得した。その後、渡辺さんは、ボードゲームを作りたい、ボードゲームを売りたいという思いから、2011年に、スクウェア・エニックスを退職し独立。株式会社ドロッセルマイヤー商會を設立した。実店舗として、中野ブロードウェイにて輸入ボードゲームショップ「ドロッセルマイヤーズ」を開店。ボードゲーム、カードゲームなどのアナログゲームを中心に制作をおこなうメーカーとしての活動をスタートさせた。そして、ボードゲーム作りを本格的にするため、2014年、ドロッセルマイヤーズ実店舗閉店し、ネットショップのみとなり、メーカー活動が中心となる。ボードゲーム制作ワークショップの運営も開始し、第一回作品『巨竜の歯みがき』はアジア版、ヨーロッパ版、日本リメイク版など各国で発売された。その他、2016年に、日本科学未来館の常設展示『未来逆算思考』ディレクション&ゲームデザインを担当。2016年は、劇場版ワンピース『ONE PIECE FILM GOLD』ブルーレイボックス特典『グランテゾーロ・アドベンチャー』のゲームデザインを担当した。そして、現在、ドロッセルマイヤーズとして、新しいボードゲームの開発を進めている。

ボードゲームや、カードゲームなど、(デジタルゲームに対して)『アナログゲーム』と呼ばれるゲームをデザイン、プロデュースしている渡辺さん。今週は、渡辺さんのボードゲームへの熱い想いをたくさんお話して頂きました。

渡辺さんが、ボードゲームを作りたいと思ったのは、株式会社エニックスで働いていたとき。当時、デジタルゲームのプロデュースをされていたそうですが、ゲームを突き詰めていくうちに、なんとなく物足りなさを感じ始めたとのこと。オンラインゲームにはネットワークの向こうに人間がいるという面白さがあります。しかし、そこには、プレイヤー間の関係性の薄さをどうしても感じてしまったのだとか。ゲームは、友達と一緒だから面白い、もっと、一緒に遊ぶ人同士が「この人とだから遊びたい」と思えるようなゲームを作りたいと渡辺さんは考えます。そして、出会ったのが、ボードゲーム。「これが俺の求めていたコミュニケーション主体のゲームだ」と思ったそうです。

こうして、会社からの独立を決意し、ボードゲーム制作の道へ進んだ渡辺さん。
このお話の続きはまた来週。お楽しみに!

インタビューのフルバージョンでは、現在、渡辺さんが行っているワークショップでのお話や、有名なボードゲームなどのお話も聴くことができます。渡辺さんの知識量が、とても凄いんです!ぜひチェックしてみてください!

渡辺さんが持っているゲームは、いずれも、ご自身が作られたゲーム。

最新ゲーム「NUMBER WONDERFUL」
⇒ http://drosselmeyers.com/

Kaiju on the Earth『ボルカルス』はプロデュース
⇒ http://kaijuontheearth.com/

渡辺さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。(準備中です)
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

by vivi

投稿者 : alabo|2019年12月18日

2019年12月11日

第167回 水族館プロデューサー 中村元さん

現在「アーティスト/表現者たち」をテーマにお届けしているA-LABO INDEX。
今週は、前回に引き続き、水族館プロデューサー 中村元さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと中村さん

 

数多くの水族館をプロデュースされてきた中村さん。
今週は、世界と日本の水族館の違いなどを中心に、お話を伺いしました。

日本の水族館を作っている人たちは、基本的に飼育係で動物が好きな人ばかり。だから、飼育と研究が中心になっているとのこと。そのため、中村さんの『見せて伝える』ことを中心にした展示は、様々な水族館で求められていったのだとか。それに対して、海外、特に欧米では、キュレーターと呼ばれる『見せて伝える』展示のプロが、それぞれの水族館にいて、実権を握っているとのこと。

まず、このキュレーターの役割が、海外と日本とでは、違うそうです。日本で、キュレーターは、学芸員と呼ばれており、ほとんど研究がメイン。最近、展示学が必修になったのだとか。ところが、海外のキュレーターは、見せることが専門で、どちらかと言うと先生に近い立場。どれだけ伝えられるかを大事にしているとのこと。例えば、海外には、水槽の中にある擬岩や偽物のサンゴ礁を作る専門のキュレーターもいらっしゃるのだとか。こうしたことから、中村さんは、益々、展示の大切さを感じたそうです。

こうした面は、日本のまだまだなところですが、もちろん、良いところもあります。中村さん曰く、それは、カスタマーのレベルが高いこと。日本人は、文化度が高く、一つ一つに意味を感じている。(水塊度が高い水槽の前で、じっと眺めている人も多い。)だから、数多くの水族館があっても成立しているということ。文化度の高い、見る力を持った人たちが支えているのだと中村さんは思っているそうです。

『いいものはカスタマーが判断している。』
お客さんがどんな気持ちで来ているか、見ているかを常に観察して、よりいいものを。中村さんのものづくに対する姿勢を感じるお話でした。

そして、最後は、若き、エンジニアへ、中村さんからのアドバイス。

“自分が天才じゃないと思ったら少々の長所を伸ばして勝負しようと思わないほうがいい。長所は使うな。長所を伸ばそうとしても天才に負ける。長所はライバルが多いもの。だからそれよりも短所をひっくり返して使え。そいつが武器として使えると、誰もそれで勝負してないからいつまでも勝てる。弱点っていうのは、そいつを環境の中でどうやったらうまくいくかと考えるテコになる。サンシャイン水族館も、北の大地の水族館も、弱点があったから、新しいものができていった。長所も使い道はある。長所は、ライバルがいないところで使うもの。長所が生かされていないところで使うと良い。天才は違うよ、天才はガンガンいったほうがいい。でも、ほとんどの人が天才ではないから、自分を天才と思わないほうがいい。”

中村さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/

https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

中村さんのトークライブ『中村元の超水族館ナイト2020 春 vol.35』が、来年2020年2月16日に、渋谷の東京カルチャーカルチャーにて行われます。まだ、公式告知はされていないそうですが、次回のテーマは、クラゲ展示について。中村さんのお話を直に聞きたいという方は、ぜひチェックしてみてください!

by vivi

投稿者 : alabo|2019年12月11日

2019年12月4日

第166回 水族館プロデューサー 中村元さん

現在「アーティスト/表現者たち」をテーマにお届けしているA-LABO INDEX。
今週と来週は、水族館プロデューサーの中村元さんをお迎えしました。

水族館プロデューサー 中村元さん

中村さんのプロフィール

1956年、三重県出身。1980年、成城大学経済学部でマーケティングを専攻。卒業後はメディア関係の仕事をしたいと教科書を作る会社に入社した。しかし、「これはメディアの仕事ではない」と感じ転職。「水族館も見せて伝えるメディアみたいなもの」と考え、地元の鳥羽水族館に入社する。水族館での仕事は、思っていた以上にメディアの仕事であり、且つ、マスコミとの関係も大切と実感し、水族館としては日本で初の広報担当になる。

30代の頃、再び大きな転機がやってくる。調査活動のために訪れたマゼラン海峡で船が大嵐で遭難。一人、最後まであきらめずに舵を取る船長の姿を見て、この時以来、「いつ死んでも納得できる人生」を人生テーマに掲げる。

テレビ番組「わくわく動物ランド」に出演したり、メディアで発信してラッコブームなども作り、2002年、鳥羽水族館副館長まで務めて退社。水族館プロデューサーとして、独立し、サンシャイン水族館の「天空のペンギン」水槽をはじめ、新江ノ島水族館や、広島のマリホ水族館など、さまざまな水族館をプロデュース。大胆で、個性的な展示で人気水族館を数々誕生させてきた。

現在、国内の複数の水族館でアドバイザーを務め、今年6月には全館を自ら足で訪問取材し、各水族館の見どころや楽しみ方を紹介した本『中村元の全国水族館ガイド125』を出版。「水塊」という独自の表現で、癒しと好奇心をもたらす展示の秘密を解き明かしている。他にも、日本バリアフリー観光推進機構 理事長、伊勢志摩バリアフリーツアーセンター理事長も務めている。

数々の水族館をプロデュースされていきた中村さんですが、もともとは、メディア関係のお仕事を希望されていたため、水族館には、興味なかったとのこと。(魚は食べる派)「水族館は見せる仕事、つまりメディアなんだ」と、自分を納得させて働いていたそうです。そんな中、実際に働いていると、水族館は、思っていた以上に、メディアに繋がるお仕事であることが、判明。しかも、水族館では、魚の知識を持ったスタッフしかおらず、メディア力がある人は誰もいなかったため、自分が一番になれる、と思ったのだとか。

(水族館での日常は、魚に詳しいスタッフにとっては、当たり前の光景でも、一般の人にとっては、知らなかったり、面白いもの。それは、中立の立場で感じることができる中村さんだから気が付けたこと。)

こうして、中村さんは、貴重な映像を撮ってマスコミに送ったり、水族館の魅力を伝える展示を考えたりと、水族館でメディア関係の活動を積極的にされます。テレビ番組「わくわく動物ランド」での映像や、写真は、国内のみならず、中村さんの撮ったものばかりだったそうですよ。

そして、番組の後半では、こちらの本をご紹介。

☆『中村元の全国水族館ガイド125』

今年6月に発刊された中村さんの著書で、実際に中村さんが訪れ、取材、写真を撮った場所が掲載されています。この本では、中村さんが、近年の水族館の魅力を表すために創作した言葉『水塊(すいかい)』という表現されています。

『水塊』= 海や、川など、自然をそのまま切り取ってきたようなリアルさ

『水塊度』が高いほど、より、リアルな自然を感じることができるという意味。そこにあるのは水槽ではなく、自然の一部なんだと感じてもらえることが大事だと、中村さんは考えているそうです。

実際に足を運び、取材と撮影をした、中村さんガイドブック。他にはない、リアルな水族館の魅力が詰まった一冊です。

インタビューのフルバージョンでは、中村さんが、鳥羽水族館で、飼育員をされていた時のお話や、サンシャイン水族館の『天空のペンギン』をはじめ、中村さんがプロデュースされた水族館のお話が詳しく聴くことができます。(大変だったことトップ3など・・。)ぜひチェックしてみてください!

中村さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。(準備中です)
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

by vivi

投稿者 : alabo|2019年12月4日