2019年2月6日

第123回 株式会社中野製作所 タスクマネジメントグループ マネージャー 中山義一さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
株式会社中野製作所 タスクマネジメントグループ マネージャー 中山義一さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと中山さん

 

株式会社中野製作所は、ゴム製品の製造開発のエキスパートが集まる会社。
前回は、中野製作所だけが持つ、ゴムと樹脂を接着剤を使わずに結合させる技術「ラジカロック」について、お伺いました。今週は、そのお話の続き。

 

「ラジカロック」とは。(株式会社中野製作所のHP内の紹介ページ)
http://www.nakasei.co.jp/pdf/radicalock-ipf2008.pdf

そもそも、ドイツの会社から靴底用シートの試作の依頼を受けたことが、開発の始まり。期日がギリギリの中、無事に完成させた試作品は、ドイツでもとても評判が良かったとのこと。一生懸命作って良かった、とお話してくださいました。

 

特許申請はしていない技術。

無限の可能性を秘めている「ラジカロック」ですが、実は、特許は取得されてはいないとのこと。理由は、作り方をなるべく出したくないという思いから。ゴムは、元々、世の中に出ているものであるため、(配合等いろいろあるが)そこに特許性はないとのこと。そのため、一番の肝になってくるのは、”作り方”なのだそうです。

ゴムは、世界中で使われているもの。そのため、いろいろな異文化の企業からのオファーが来るとのこと。そうした企業と一緒に、世の中にはない、新しいものを作っていこうという動きもあるそうです。

 

ラジカロックの技術が起用された複合フィルムの「R-COMPO(アールコンポ)」が、株式会社ニューバランスジャパンの競技用シューズに起用され、ついに商品化となります。

そして、これらの技術と功績が認められ、葛飾ブランド、第12回(平成30年度)葛飾町工場物語に認定されます。

葛飾町工場物語、認定No.2902「ラジカロックR」
https://www.tokyo-cci.or.jp/katsushika/machikoba/2018.html#02

 

様々な広がりが期待されている「ラジカロック」。今後の展開に、大注目です!

 

後は、若き、エンジニアへ、中山さんからのアドバイス。

“一長一短で、ものづくりはできませんので、粘り強く諦めずに頑張ってもらえればと思います。どうしても結果がなかなかでないと嫌になっちゃったりすると思いますが、そこを乗り越えた先にいいことが必ず待っていますので、ぜひ諦めずに頑張っていただければと思います。”

 

中山さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

 

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2019/02/05/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20190206003000

by vivi

投稿者 : alabo|2019年2月6日

2019年1月30日

第122回 株式会社中野製作所 タスクマネジメントグループ マネージャー 中山義一さん 

株式会社中野製作所 タスクマネジメントグループ マネージャー 中山義一さん

中山さんのプロフィール

1970年、東京都葛飾区生まれ。子供の頃から、スポーツと「何か物を作ること」が好きで、中央工学校 工業専門課程 建築設計課へと進む。卒業後は、建築設計事務所に就職、建設図面の設計及び作図を担当し、8年の勤務後、現在勤めている株式会社中野製作所に入社する。現在は、マネージャーという役職で、技術営業が主な業務だが、もともとは、中野製作所で、ゴム材料や製品の製造や評価・分析を行っていた。
※中野製作所は、昭和47年(1972年)東京都・葛飾に創業。ゴムに関する『材料』『配合』『試作と試験』といった様々なノウハウを持つゴム製品の開発と製造を一貫して行うゴムのエキスパートが集まる会社。ATMや自動改札など、紙の搬送に使用する高性能ゴムローラーや、ゴムと樹脂を、接着剤を使用せず結合させる「ラジカロック」という唯一の技術を持つ会社で、「ラジカロック」は、有名ランニングシューズの靴底部にも使用され、名だたるアスリートたちを支えている。それらの技術と功績が認められ、葛飾ブランド、第12回(平成30年度)葛飾町工場物語認定製品となる。
中野製作所は、ゴムのエキスパートが集まる会社。私たちの身近にある製品にも、深く関わっています。代表的な製品の高機能ゴムローラーは、自動改札機や、券売機、ATMなどの中に使われているのだとか。このゴムローラーのおかけで、切符や、食券、お金などの紙類が、機械の中で素早く正確に分けられることが出来ているということなんです。

もう一つご紹介。世界唯一の技術「ラジカロック」について。
ラジカロックとは、ゴムと樹脂(プラスチックなど)を接着剤なしでくっつけるという技術。これは、簡単に説明すると、ゴムと樹脂の分子を結合させてくっつけているとのこと。しかし、言葉で言うのは簡単ですが、これは、他の会社ができない中野製作所だけができる技術なのだとか。

こちらが番組内で登場した「ラジカロック」されたもの。赤っぽいゴムと樹脂フィルムがくっついています。

表の写真

裏の写真

その拡大図がこちら。

分子を結合させてくっつけているため、引っ張ってはがそうとすると、ゴムのほうがちぎれてしまうのだとか。ちなみに、他社がチャレンジをしても、真似できないので、特許は取っていないとのこと。中野製作所だけができる唯一の技術。さすが、ゴムのエキスパート!

中山さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

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A-LABO INDEX | bayfm78 | 2019/01/29/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20190130003000

 

中野製作所の技術力に松風さんも驚きが隠せません。
このお話の続きはまた来週。お楽しみに!

by vivi

投稿者 : alabo|2019年1月30日

2019年1月23日

第121回 プラネタリウム・クリエイター、有限会社大平技研 代表取締役 大平貴之さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
プラネタリウム・クリエイター、有限会社大平技研 代表取締役 大平貴之さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと大平さん

 

今週は、大平さんが取り組む様々なプラネタリウムをご紹介。

まずは、2016年に開発された「MEGASTAR CLASS」について。これは、誰でも簡単に使えるメガスターシリーズ初となる、パーソナルユース向けの超小型プラネタリウム。温泉施設や、飲食店など、専門のプラネタリウムの施設ではなくても、手軽に星空を楽しんでもらうために作られたそうです。そして、2017年には、小~中型ドーム向けの超小型軽量光学式投影機「MEGASTAR-Neo」を開発。メガスターは、プラネタリウムがなかった場所を、プラネタリウムにするというのコンセプトに、進化を続けます。

そして、大平さんが開発されているのは、小型だけではありません。2018年には、直径500mの超巨大ドームに対応した、超大型プラネタリウム投影機、「GIGANIUM(ギガニウム:仮称)」 の開発も。これは、以前、情熱大陸でも取り上げられてた製品で、埼玉西武ライオンズ本拠地となるメットライフドームで実験もされたとのこと。

小型から大型まで、常に進化を続ける大平さんとプラネタリウムの関係。大平さんは、ISP国際プラネタリウム協会のテクノロジー&イノベーションアワード2018を受賞されます。これは、IPS(国際プラネタリウム協会)の役員の推薦で選ばれるとのこと。

世界で初めて個人開発で光学式プラネタリウムを作ったこと。
世界で初めて100万個以上の星を映したこと。
世界で初めて持ち運びできる光学式プラネタリウムを作ったこと。
世界で初めて光学式とデジタル式の融合に取り組んだこと。(「MEGASTAR-FUSION」)

これらの実績が評価され、受賞につながったのだとか。

大平さんにとって、プラネタリウムは、”人との繋がり”。コミュニケーションが苦手でも、プラネタリウムを通じて、人と繋がることが出来るのだとか。昔から変わらない、大平さんが、プラネタリウムに魅せられる理由の一つです。

最後は、若き、エンジニアへ、大平さんからのアドバイス。

“自分の得意なことを良く見極めることと、幅広いことに知識や興味を広げていくこと。たまには違った分野のことに興味を向けることで、仕事が楽しくなったりするんじゃないかなと思います。”

大平さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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by vivi

投稿者 : alabo|2019年1月23日

2019年1月16日

第120回 プラネタリウム・クリエイター、有限会社大平技研 代表取締役 大平貴之さん

プラネタリウム・クリエイター、有限会社大平技研 代表取締役 大平貴之さん

 

大平さんのプロフィール

1970年、神奈川県川崎市生まれ。小さい頃から、「太陽はだれのものなのか?」など、妙な質問ばかりして、両親を困らせるような子供だった。植物、写真現像、ロケット製作、アニメーション作成、鉱物採集など、様々なことに興味を示し、それらと並行して、特に長期にわたって取り組んでいたことは、プラネタリウム製作。小学生の時に、川崎市青少年科学館のドームの中でみた星空に感動し、夜行塗料で、自分の7畳間の部屋にオリオン座を作り出し、結果、1000個の星を貼り、プラネタリウムのような部屋にしてしまったこともある。そのうち、それでは、物足りなくなり、科学館にあるのものと同じプラネタリウムを作りたいと思うようになる。そして、小学校高学年の時、書店でみつけた「たのしいプラネタリウム」の付録をヒントに改良し、南極から北極まで様々な土地で見られる星空を再現する2球式のピンホール式、プラネタリウムを制作する。また、小学校6年生のときには、レンズ式プラネタリウムの設計図をかくほどだった。

高校卒業後は、日本大学生産工学部機械工学科へ進学する。そして、様々な人との出会いを経て、大学3年生の時に、個人製作は不可能と言われていた、レンズ投影式プラネタリウム「アストロライナー」の開発に成功。ソニー㈱に就職後も製作を続け、1998年に、従来の100倍以上にあたる150万個(完成形は170万個)の星を映し出す「MEGASTAR(メガスター)」をIPS(国際プラネタリウム協会)ロンドン大会で発表。2004年には、日本科学未来館に設置した「MEGASTAR-Ⅱ cosmos」。投影できる星の数は、560万個のメガスターコスモスがギネスワールドレコーズに認定された。さらに、2005年、(有)大平技研設立。ネスカフェ・ゴールドブレンドのTVCMに「違いを楽しむ人」として出演した。国内外へのMEGASTAR設置のほかに、イベントプロデュースや音楽、アートとのコラボなどを積極的に行い、プラネタリウムの新機軸を確立する。セガトイズと共同開発した世界初の光学式家庭用プラネタリウム「HOMESTAR」シリーズは、2017年4月の時点で、世界累計115万台を超える大ヒット商品となった。そして、2012年には、全く新しい投影方式である「MEGASTAR-FUSION」を開発。2016年、シリーズ初のパーソナルユース向け超小型「MEGASTAR CLASS」を発表した。

こうした経歴の中、大平さんは様々な賞を受賞する。(日本大学優秀賞、川崎アゼリア輝賞、日経BP社の「日本イノベーター大賞優秀賞」、BVLGARI ブリリアント・ドーム・アワード2006、文部科学大臣表彰・科学技術省、そして、昨年、「IPS(国際プラネタリウム協会)TECHNOLOGY & INNOVATION AWARD2018」を受賞する。)

 

プラネタリウム・クリエイターとして、様々な場所で活躍されている大平さん。
今週は、大平さんご自身についてのお話を詳しくお伺いしました。

幼い頃から、少し変わり者だったという大平さん。もともと、立体図を描くことが得意で、本格的にプラネタリウム作りを始めたのは、小学生の時から。プラネタリウムについて、小学校の校長先生に相談したところ、川崎市青少年科学館を紹介してもらい、この時、初めて本格的なプラネタリウムについての手ほどきを受けたそうです。

そして、高校1年生の時(1985年)、プラネタリウム1号機(ピンホール式、投影星数6300個)を完成させ、文化祭で、初公開したのだとか。高校2年生の時には、さらにバージョンアップさせた2号機を製作も。

その後、大学に進学した大平さんですが、プラネタリウム製作のために、大学を休学し、1991年に、個人製作は不可能と言われていたレンズ式のアストロライナーを完成させたそうです。

大学卒業後は、ソニー㈱に就職しますが、大平さんは、お仕事とは別で、趣味として、アストロライナーの改良を続けます。その時に、考えていたのは、持ち運びができるものにするということ。自分の作ったプラネタリウムを施設に置いてもらうためには、運べるものにしなくてはいけないという思いから、製作を決意し、そして、その開発に成功されます。

大平さんは、ソニーを退社し、プラネタリウム製作に突き進みます。2004年、シリーズ初の常設用機として、日本科学未来館に設置されたのが、「MEGASTAR-Ⅱ cosmos」で、星の数は、560万~1000万個。2008年、「SUPER MEGASTAR-Ⅱ」で、星の数は、2000万個。2015年には、世界最多となる、10億個以上の星を投影可能な超精密恒星原版「GIGAMASK」をソニーDADCと共同開発するなど、技術をどんどん進化させていきます。

止まることのない、大平さんのプラネタリウム作り。この続きのお話は、また来週。お楽しみに!

 

大平さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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A-LABO INDEX | bayfm78 | 2019/01/15/火 24:30-25:00
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by vivi

投稿者 : alabo|2019年1月16日

2019年1月9日

第119回 株式会社 丸玉屋 代表取締役 小勝敏克さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
株式会社 丸玉屋 代表取締役 小勝敏克さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと小勝さん

たくさんの人から愛され続けている花火ですが、そもそも、花火とはどのようなものなのか。今週は、花火そのものについて、詳しくお伺いしました。

花火とは。

まずは、色について。花火の色は、金属元素の炎色反応によって着色されています。金属元素は、それぞれ、燃やした時の炎の色が違うため、様々な色を生み出すことができるそうです。例えば、赤色なら、リチウム、緑色なら、バリウムなどを使うのだとか。

そして、花火玉について。花火の、光、色、煙を発生させる火薬を”星”と言います。花火玉の中には、この星と呼ばれる火薬が、同心円状に並べられています。そして、その真ん中に、割薬と呼ばれる爆発をさせる薬剤が入れてあるとのこと。この割薬が爆発した勢いで、配列された星が飛び、それが花火になります。

色や、光り方などは、花火玉の中の、星の配列や、軸によって、異なるとのこと。だから、花火には、名人にしか作れない、特別な花火があるのだそうです。

花火は、平地で打ち上げられることが一般的ですが、現在では、タワーに仕込んで打ち上げたりなど、表現の幅が広がっています。その中で、小勝さんは、最新の花火で、新しい試みをされたのだとか。

それは、昨年、5月に、秋田で開催された”大曲の花火~春の章 2018~世界の花火、日本の花火”で披露された直径14メートルの円形トラスを使った新しい仕組みの花火。せっかく花火の聖地と言われる秋田の大曲でできるのだから、普通のものじゃないものをやってやろう!という思いから、この新しい花火を発表したそうです。

大曲の花火~春の章~2018~世界の花火、日本の花火
15分のところで、丸玉屋の花火 https://www.youtube.com/watch?v=LzWqanIGblo
後半のセンターの下の方にくるくる回る花火が登場しています。
まだまだ進化させたいところのようでしたが、この先が楽しみです。

そして、小勝さんは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックも視野にいれているとのこと。それは、レインボーブリッジに花火を仕込み、東京湾全体を花火ステージするという構想。このタイミングを逃したら次は100年後かもしれない、と小勝さんは、考えています。この夢が、現実になったら、今までにない、大規模なショーになること間違いなしですね。

東京の一大イベントとなる、オリンピック・パラリンピック。もちろん、その時のイベントを盛り上げることも大切ですが、終わった後に、何を残せるのか、その点も、小勝さんは重要視しています。
次の世代の人たちが、活躍できるような場を作ることを、”花火”でできたらいいな、と思っているそうです。

最後は、若き、エンジニアへ、小勝さんからのアドバイス。

“何事も諦めずにやり続けるということと、自分自身が今どういうポジションにいて、何を求められて、何をしなければいけないのかっていうことを、常に考えていれば、必ず道は開けると思う。”

小勝さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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A-LABO INDEX | bayfm78 | 2019/01/08/火 24:30-25:00
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by vivi

投稿者 : alabo|2019年1月9日

2019年1月2日

第118回 株式会社 丸玉屋 代表取締役 小勝敏克さん

株式会社 丸玉屋 代表取締役 小勝敏克さん

 

小勝さんのプロフィール

1949年、生まれ。東京都出身。本家は、5代続く花火の老舗「丸玉屋小勝煙火店」。しかし、大学卒業当初、あまり、花火に興味がなかったという小勝さんは、商社に就職。やがて、仕事のやりがいに疑問を感じ、3年後に渡米。3か月間のアメリカ生活を体験する。その後、本家からの誘いもあり、1978年に、「丸玉屋小勝煙火店」に入社。入社後は、英語の能力を生かし、営業担当として、欧米各国に花火の輸出を手掛けた。当時は、売上の60%以上を輸出が占めていたこともあったとのこと。しかし、1985年以降、急激な円高が進んだ影響と、中国の台頭、またアメリカの製造物賠償責任保険が厳しくなったことにより花火の輸出は一気に収縮した。

ちょうど、そのころ、小勝さんは、1985年にカナダのモントリオールで開催された世界最大コンペで、フランス・チームが花火と音楽に効果音やナレーションを入れながら、ストーリー仕立てに、情景を花火が表現しているのを見て、花火の可能性を感じ、日本の花火文化に、エンターテインメント性を取り入れることにしたとのこと。

その後、小勝さんは、1990年に、お父さんとともに、株式会社 丸玉屋を立ち上げ、独立。国内外の多くの花火大会やイベントのプロデュースと演出を手掛け、数多くの国際花火協議会にも参加し、高評価を得ている。

その丸玉屋の基軸となるのが、コンピューターで、花火と、音楽や、打ち上げるタイミングなどを同期させる「花火ファンタジア」。この「花火ファンタジア」を使って、2010年には、「観客が参加して楽しめる」花火大会「NARITA 花火大会 in 印旛沼」をプロデュース。世界で初めて「観客参加型花火大会」として、グッドデザイン賞を受賞した。

 

「株式会社 丸玉屋」について。
本家の「丸玉屋小勝煙火店」から、独立してから30年弱。現在、年間300件ぐらいのお仕事を受けているとのこと。(有名テーマパークのショーの花火は除く)主に、春(ゴールデンウイーク)、夏、秋(シルバーウィーク)、クリスマスでの仕事が多く、1月、2月、3月はオフシーズン。クリスマスなど、特別な日では、一日最大10か所で打ち上げることもあるそうです。

小勝さんたちが手がけている「花火ファンタジア」について。
既存の花火と違うところは、点火システムにコンピューターを使っているということ。花火と音楽をうまく合わせるためには、打ち上げるタイミングなどが、正確でなくてはいけません。そのため、手作業で着火するよりも、コンピューターを使って着火させることによって、より精度を上げることができるのだとか。
もちろん、花火大会では、すべての花火に音楽を合わせるわけではありません。名人が作った大きな花火などは、そのまま迫力を楽しんでもらうという演出もあるとのこと。花火本来の打ち上がる音や、広がりから受け取る感動は、江戸時代から愛され続ける花火の魅力の一つです。

花火の打ち上げ現場での準備は、本番の3日前くらいからスタートされるとのこと。
小勝さんたちは、たくさんの時間と労力をかけて、一瞬の感動を生みだしています。

子供からお年寄りまで、幅広い年代から愛されている、花火。
この話の続きは、また来週!お楽しみに!

 

小勝さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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投稿者 : alabo|2019年1月2日

2018年12月26日

第117回 株式会社オプトゲート 代表取締役社長 田中雅之さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
株式会社オプトゲート 代表取締役社長 田中雅之さんをお迎えしました

 

写真は、松風さんと田中さん

光ファーバーを用いた製品に特化し、開発、製造をしている株式会社オプトゲート。先週は、日本で唯一、世界で唯一の技術についてお話し頂きました。そして、今週、番組の最初は、ヒット商品「くるるんぱっ」について。

クリーナ「くるるんぱっ」とは。
光ファイバーは、接続する時に、ごみがついてしまうと、信号を伝えることが出来なくなるため、クリーニングをする必要があります。(光ファイバーの光が通る部分は、わずか10ミクロン。そして、小さなごみや汚れがついてしまうだけで、光が通りにくくなってしまう、デリケートなもの。)「くるるんぱっ」はその光コネクタを簡単にクリーニングすることができるという製品。

光ファイバーは、”1回繋ぎ変えるごとに必ずクリーニングをする”という規定がありますが、昔、使用されていたクリーナーは、1個約1万円で使用回数が400回程度のもので、とてもコストがかかっていたそうです。それに対して、「くるるんぱっ」は、2000円で3600回も使えるのだとか。画期的ですよね!

「光コネクタ」

「くるるんぱっ」
 

くるるんぱっ!と最新型の「くるるんぱっ Smart」

その中身・・・。

オプトゲートのHPでは、「くるるんぱっ」を、実際に使用している動画を見ることができます。気になる方はぜひチェックしてみてください。

株式会社オプトゲートのHP内の「くるるんぱっ」について
http://www.greenkonnect.co.jp/submaterial/submaterial_02.html

こうして、開発や製造に力を注いでいる田中さんですが、お客様や仕事相手の方から言われて嬉しかった言葉があるそうです。それは、「オプトゲートの商品は、どれも使い勝手が良くて、完成度が高い」という言葉。

田中さんの”ユーザー目線を大切にしている”というものづくりへの想いが、ヒット商品を生み出す技術やアイディアに繋がっているのだと、感じました。そして、田中さんの中には、まだまだたくさんのアイディアがあるのだとか。今後の展開にも、大注目です!

最後は、若き、エンジニアへ、田中さんからのアドバイス。

“人生の半分は会社生活ですので、これが楽しくなければ人生の半分がつまらないのと一緒なので、ぜひ楽しく仕事をしてほしい。楽しくするためには、活躍することが重要。私は、主に開発をやってきたので、開発というものからすると、90%はスキルです。正しくデータをまとめたり、正しくやる。誰でもきちんとやれるようなことをやって、10%ぐらいがアイディアかなと思います。これを参考に頑張っていただければと思います。”

田中さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/12/25/火 24:30-25:00
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by vivi

投稿者 : alabo|2018年12月26日

2018年12月22日

第116回 株式会社オプトゲート 代表取締役社長 田中雅之さん

株式会社オプトゲート 代表取締役社長 田中雅之さん

 

田中さんのプロフィール

1967年、青森県八戸市出身。小学校時代から理科が大好きで、夏休みなどの長期の休みの時は、理科番組をよく見ていたり、小学校低学年の時には、テレビの中がどうなっているのかが知りたくて分解したりなど、好奇心旺盛な少年だった。その後、大学は、岩手大学工学部電気工学科に進む。岩手大学を卒業後、電線業界大手の古河電気工業株式会社に就職。そこで13年にわたり、光ファイバーケーブルの開発業務に幅広く関わる。2005年、光ファイバーを用いた製品に特化し、開発、製造する株式会社オプトゲートを、東京都葛飾区い立ち上げる。また、現在では、仕事と並行して、千葉大学融合理工学府博士後期課程に在学中。

オプトゲートの製品や技術は、日本のみならず、世界で”この会社しか作っていない”というものが多く、光ファイバー断線検出器OCCRや、信頼性試験受託がその代表格。さらには、光コネクタを簡単にクリーニングできる製品”くるるんぱっ”を開発。着眼点、技術、そして価格に至るまで画期的なこの製品は、ヒット商品となり、2012年 日本包装技術協会のテクニカル包装賞を受賞、また平成26年度 葛飾町工場物語にも認定される。

 

光ファイバーとは。
電気信号を光に変えて、情報を伝達させる線のこと。この線の中には、125ミクロンと髪の毛と同じくらいのサイズのガラス線があり、その線の中を光が通っている。

 

株式会社オプトゲートのHP http://www.greenkonnect.co.jp/index.php

光ファイバーを用いた製品の製造や開発を行っている株式会社オプトゲート。世界に誇るオプトゲートの代表的な製品と技術について、少しだけご紹介。

 

世界で唯一の製品。光ファイバーの断線検出機”OCCR”

光ファイバーは、被覆(ガラス線をコーティングし、カバーしている部分)をむき、加工をしますが、この際、断線をすることがあるとのこと。”OCCR”は、通常検査では発見できない隠れ断線を検出することができるという製品。そして、このような検出機を作っているのは、世界で、オプトゲートだけなのだとか。

 

“信頼性試験受託”

光ファイバーは、様々な場所で、用いられるため、過酷な環境下でも、使用されることがあります。そのため、適合できるものかどうか確認するにあたり、各種の標準規格があるとのこと。そして国際的に最も一般的である規格は、”Telcordia規格”。この規格はとても厳しいそうです。

オプトゲートは、創業当初から、顧客から預かった製品をTelcordia規格に則り評価を行い、その結果を第三者が行った結果として顧客へレポートする信頼性試験受託サービスを行っているとのこと。これは、光ファイバーの取り扱い慣れが必要であるため、田中さんの知る限り、日本では、オプトゲートだけが行っているそうです。

 

そして、もう一つ、オプトゲートには注目製品があります。それは”くるるんぱっ”。
名前だけでは、なかなか想像がつきませんが、こちら、知る人ぞ知るヒット商品なんです。
気になるこの商品のお話は、また来週。お楽しみに!

 

田中さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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投稿者 : alabo|2018年12月22日

2018年12月16日

第115回 細見工業株式会社 代表取締役 細見大作さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
細見工業株式会社 代表取締役 細見大作さんをお迎えしました。

美術館や、博物館の展示ケースを制作されている細見工業株式会社。国宝などの貴重な品物の展示に関わるなどのお仕事を多くされていますが、中でも、日本で、海外の有名な美術館の絵画を、展示したことが一番大変だったのだとか。

 

海外の有名な美術館の絵画の展示について。

ケースを制作する上で、最も重要なのは、セキュリティ性能を高くすること。最初に、細見さんたちは、なるべくケースの開け閉めが簡単であることをメインに、鍵の性能を上げようと考えます。しかし、相手先からは、内部の人間の犯行に備えて、もっと開けにくくして欲しい、と言われたそうです。
理由は、現在、ルパンのような泥棒はほとんど存在していないので、一番に気にしなくてはいけないのは、内部の人間からの窃盗やいたずらだから。そのため、何個もの鍵を開けないと、ケースの鍵を開けられないような仕組みにするなど、”開けにくい”ことが重要になってくるのだとか。(誰が、どの鍵を持っているなどをしっかり管理する)そのことから、細見さんは、日本と海外との、犯罪の種類の違いを知り、文化の違いをとても感じたそうです。

 

細見さんが、モノづくりで大切にしていることについて。

それは、”眼光紙背に徹す”ということ。意味は、”紙の裏が見えるくらいまで、よく見て考える。そうすれば、本当の意味や、いろいろなものが見えてくる”ということ。細見さんは、形を作るだけではなく、お客様の心の部分まで、反映できるようにしたいという思いから、このことを大切にされているそうです。
また、展示ケースは、新しいものを作るだけではなく、古くなったものを修繕して欲しいという依頼も受けるとのこと。だからこそ、適当なことをしてはいけない、単純に箱を納めてはいけないと、細見さんは考えているそうです。

 

私たちの周りに、何気なくある展示ケースですが、その一つ一つに、細見さんたちのアイディアやたくさんの想いが詰まっているのだと、あらためて感じました。

 

最後は、若き、エンジニアへ、細見さんからのアドバイス。

“まずは、たくさん失敗してください。そして、たくさん謝ってください。そして、諦めないでください。諦めちゃったら、そこで終わりなので。そうすると、そこから、何か学べることが必ず出てくるので、何かを学んでください。”

細見さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
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by vivi

投稿者 : alabo|2018年12月16日

2018年12月5日

第114回 細見工業株式会社 代表取締役 細見大作さん

細見工業株式会社 代表取締役 細見大作さん

細見さんのプロフィール

1971年東京出身。高校時代は全国レベルの強豪校でアメリカンフットボールをやっていてインターハイに出場の経験もあり、選手引退後は高校や大学のコーチを務めていたとのこと。東洋大学 経営学部 経営学科を卒業後、ディスプレイ業界大手の株式会社乃村工藝社に入社。展示会を中心とした制作管理に従事する。2002年、父親が経営する細見工業株式会社の代表取締役に就任する。細見工業の創業は、今からおよそ50年前の1969年。スチール・ステンレス・その他各種金属を用いて、装飾金物、内装金物、展示ケースの製作をしている会社で打合せから設計・製作・施工管理までを一貫して行っている。
船の科学館、国立科学博物館、江戸東京博物館を始めとする全国の文化施設から、アパレル系の店舗や高級ブランドの商業施設の金物工事までを手掛けている細見工業株会社で、特に博物館や美術館のミュージアムケースは、ディスプレイ業界から絶大な信頼を集めている。
最新の技術と熱い想いで作られてきた功績をたたえて、2008年、葛飾ブランド「葛飾町工場(まちこうば)物語」に展示ケースが認定。2014年には、葛飾区優良工場 認定となる。

細見工業株式会社は、細見さんのお父様が創業した会社で、スチール・ステンレス・その他の金属を用いて、装飾金物、内装金物、博物館や美術館の展示ケースの製作などを手掛けているとのこと。北海道から沖縄まで、全国各地の博物館、資料館などで利用されているのだとか。

まずは、私たちの身近にある展示ケースについて、少しご紹介。
博物館や美術館の展示ケースは、大きく分けて、”ハイケース”、”ローケース”、”ウォールケース”、”造作ケース”の4種類あるとのこと。

“ハイケース”は、仏像などの立体物を展示する際に適した形のケース。
“ローケース”は、文書などを覗き込む形で見えるように展示する際に適した形のケース。
“ウォールケース”は、屏風や掛け軸を壁に展示する際に適した形のケース。
“造作ケース”は、既定のものではなく、展示品の形に合わせたケース。

具体的な実績や、展示ケースについて、詳しくはHPで。
→ http://www.hosomi-kogyo.co.jp/index.html

国宝や、重要文化財を飾る展示ケースは美しく見せることも大切ですが、保護・保存が一番重要なポイント。展示施設の環境(温度や湿度など)によって、保存の方法が変わったりと、気を付ける点はたくさんあるそうです。そのため、細見さんは、文化財虫菌害防除作業主任者のライセンスもお持ちなのだとか。また、見せかたの点で、照明の当て方や、それによってできる影の形を考えたりするために、照明士の資格や、他にも、防犯士の資格なども取得されているとのこと。

幅広い知識をお持ちの細見さん。しかし、そんな細見さんを悩ませたものがあったのだとか。そのお話はまた来週。お楽しみに!

細見さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
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by vivi

投稿者 : alabo|2018年12月5日

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