2018年3月14日

第76回 セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社 代表取締役社長 阪根信一さん

セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社 代表取締役社長 阪根信一さん

 

阪根さんのプロフィール

1971年生まれ、兵庫県芦屋市の出身。
日本の大学を卒業後、アメリカデラウェア州 デラウェア大学に進学。大学では、分子レベルのコンピューターシミュレーション理論の確立、および、ソフトウェアを開発。コンピューターシミュレーションを使った超臨界水溶液の熱力学的性質の予測を行い、1999年8月、化学・生物化学科専攻博士課程を修了し、このときに、博士課程最優秀賞であるGlenn Skinner賞を受賞。
日本に戻り、父親が立ち上げた化学系企業に就職。社長業を引き継いだ後、2008年7月にスーパーレジン工業を買収。代表取締役社長に就任する。スーパーレジン工業は、1962年創業、国内ではもっとも歴史のある独立系専業FRP(繊維強化プラスチック)成形メーカーで、古くは、大阪万博の「太陽の塔」の顔の部分を制作。近年では、「小惑星探査機 はやぶさ」への部品供給も行っており、2010年には、経済産業および、文部科学省より、プロジェクトへの貢献を称えられ、サポートチームとしての表彰も受ける。2011年には、FRP事業の拡大を視野にいれ、スーパーレジン工業の海外生産拠点として、中国に会社を設立。日本の専業FRPメーカーとして初めて中国での本格生産を開始する。
また、同時期に、アメリカで、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ Incを創業。2014年には、日本法人となる セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社を設立。現在は、フルオーダーメイドカーボンゴルフシャフトを手掛けるカーボン事業、睡眠時の気道を確保する医療デバイス「ナステント」を展開するヘルスケア事業、そして、全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」を開発するロボティクス事業の3事業を推進している。
2016年に、パナソニック社、大和ハウス工業社からの出資を受け、「セブン・ドリーマーズ・ランドロイド株式会社」を設立。代表取締役社長に就任する。
2017年、日本ベンチャー大賞 技術革新賞を受賞、MM総研大賞2017、話題賞受賞。第7回日米イノベーションアワード イノベーションショウケース選出。スタートアップワールドカップ2018 日本代表。エンデバー・アントレプレナー選出。さらに、2018年1月 第7回 モノづくり日本大賞 優秀賞を受賞。

全自動衣類折りたたみ機「ランドロイド」。見た目は、冷蔵庫の奥行きを少し浅くしたような箱で、乾燥した衣類(天日干ししたものでも可)をこの機械に入れると畳まれて出てくるというもの。人工知能とロボットアームと画像認識技術によって、衣類を畳むところから、仕分けまでの作業を行うことができます。また、ランドロイドは、家族ごと仕分けモードという機能があり、その洋服が誰のものかを登録できるのだとか。例えば、父親の洋服をまとめてランドロイドに入れ、スマホの専用アプリで、父親の服と登録をすれば、完了。ちなみに、機械の中では、入れられた洋服をロボットアームが一枚ずつ摘み上げ、写真を撮り、記録するという仕組みになっています。これを家族全員分行えば、以降、畳んだ洋服を人ごとに仕分けすることが可能になるのだとか。
(ランドロイドについて、インタビューのフルバージョンではさらに詳しく聞くことできます。ランドロイドが箱型である理由や、中にあるロボットアームについてや、海外からも注目を集めている話なども。ぜひチェックしてみてください!)

今まで誰も作ったことがない、挑戦したことがないものの開発を目指していた阪根さん。いくら話し合いでアイディアを出し合っても、全く新しいものを見つけることはできなかったそうです。そこで、自分たちとは違う観点を持つ人からのアイディアを聞いてみることに。阪根さんは、奥さんに、「今までないもので、家にあったらいいものは何かないか」と尋ねたところ、「洗濯物自動折りたたみロボットが欲しい」と即答されたそうです。この一言が、ランドロイド開発のきっかけ。阪根さんはこの言葉を受け、すぐに特許などを調べたところ、誰もやったことがないと判明し、開発を決意したそうです。
(ちなみに「洗濯物自動折りたたみ機」というテーマを見つけた阪根さんでしたが、数人の若い技術者に、このテーマに決めたことを話すと、最初は、ドン引きされてしまったそうです。)

様々な壁を乗り越えて生まれたランドロイド。まず最初にあった苦労は、衣類の認識でした。ランダムに積まれた衣類が何であるのか、そして畳むプロセスまで広げていくことが一切できなかったそうです。この期間は、4年ほど続いたとのこと。この難問を乗り越えるアイディアがなかなかでなかったことが、1つ目の大ピンチだったそうです。そして、2つ目の苦労は、資金でした。いよいよプロトタイプができ、これからどんどん加速していこうと資金集めを始めましたが、なかなか援助を受けることはできなかったとのこと。興味をもってもらうことはできても、あまりにも掛かる費用が高かったことが要因でした。

こうしたピンチを乗り越えた背景には、たくさんの大逆転があったとのこと。技術面では、若いエンジニアの一人が出したアイディアが絶望的な状況をひっくり返したそうです。そして資金面では、本当にもうだめだとなった時に、手を差し伸べてくれた人が現れ、そこから巻き返し、軌道に乗ったとのこと。高度な技術に加えて、長期にわたり開発を続けた阪根さんたちの諦めない気持ちから生まれたランドロイド。私たちの暮らしに身近になっていく未来が楽しみですね。

 

阪根さんのインタビュー。
そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

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音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/03/13/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180314003000

来週は、阪根さんご自身についてのお話をお伺いします。お楽しみに!

by vivi

投稿者 : alabo|2018年3月14日

2018年3月7日

第75回 株式会社hapi-robo st 代表取締役社長 富田直美さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
株式会社hapi-robo st 代表取締役社長 富田直美さんをお迎えしました。

番組のスタートは、前回のラストに出たキーワード、『ウォーターフォール』と『アジャイル』について。

ウォーターフォール開発とは、会議、設計、試作の一通りの工程を順番に進める手法。階段のように水が流れ落ちていく滝のイメージ。一つ一つ、各工程を終えてから次へというスタイルなので、進行管理がしやすく、品質を向上させることができますが、コストや、期間が長くなってしまうことがデメリット。従来のソフトウェアは、ウォーターフォール型開発が一般的な手法でした。
それに対して、アジャイル型開発は、最初から、すべての人が関わる手法。会議、設計、試作のすべて工程を同時に行うことにより、マネジメントコントロールが難しく、より高い能力が求められますが、期間が短縮される上に、各工程の人が関わるため、たくさんの人の意見が反映されやすいというメリットがあります。技術の進化が早いのは、開発側が、こうしたアジャイル型開発の手法を取り入れているから。つまり、実際に気が付かないところで私たちの生活に関わっていたとのこと。なんとなく感じていた技術の進化のスピードですが、実際の仕組みを聞いて、驚くことばかりでした。

 

そして、若き、エンジニアへ、富田さんからのアドバイス。
“先端技術だけを追いかけていたら技術馬鹿になってしまう。一番大事なことは、その技術を使ったら人は幸せになるのか、ということ。そしてそれは、自分で考えてもらいたい。私は、人の能力と引き出すようなロボットを作りたいと思っている。楽だから、儲かるからではなく、本当に人にとって幸せなのかという基準でいつでも考えたら、必ず答えは出てくるし、その答えが間違っていたら修正すればいい。自分がやりたいことは何か、幸せになることは何かということを考えるべきだ。”

人間は、本当に素晴らしいディープラーニングを持っているからこそ、ロボットはあくまでもサポート役。コンピューターと切磋琢磨し、その人間の能力を伸ばすことが大切であるとのこと。コンピューターに対する新しい概念を感じますね。

番組のラストは、富田さんの今後の夢や展望について。
人の幸せは、破壊されている環境の中では成り立たない。だから先端の技術に携わっている人が、今の世界的な問題を技術を持って解決すべきだと思っている。楽にするのではなく、ハッピーにするためにやっていく、そのことをライフワークとしてやっていきたい、とのこと。
人の幸せを一番に考え、明るい未来を目指す富田さんのバイタリティ溢れる素敵なお話でした。

 

富田さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/03/06/火 24:30-25:00
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by vivi

投稿者 : alabo|2018年3月7日

2018年2月28日

第74回 株式会社hapi-robo st 代表取締役社長 富田直美さん

株式会社hapi-robo st 代表取締役社長 富田直美さん

 

富田さんのプロフィール

1948年、静岡県生まれ。幼少期に育った東京都世田谷区の自宅の近くに読売新聞の飛行場があり、取材の為の最新の飛行機や黎明期のラジコンを操る大人を見たりするうちに、憧れを抱くようになった。 大学時代には、ラジコンの自動車、飛行機を本格的に始め、模型店の店主と、ラジコンカーのメーカーを起業。同時にラジコンカーの世界でトップレーサーとしても有名になる。(これが、メカトロニクスやロボット等の基礎となったそうです。)
東京国際大学に進学。商学部貿易コースを専攻し、貿易英語、貿易実務等の資格を取得する。
卒業後の1972年 株式会社田村電機製作所(現サクサホールディングス)に入社、計数機事業部海外営業を担当する。
1980年、ODS(オーディーエス)に転職。ニューメディアを調査研究するうちに、「これからはソフトウェアが社会を変える」と言う調査結果に影響を受け、1988年、パソコンソフトウェア BIG3の一つ、アシュトンテートの社長候補として転職。最初のIT企業の日本法人の社長となる。その後も、ピクチャーテルジャパン、エンゲージジャパン、レボテックパートナー、パラレルス株式会社ほか、多くのIT企業で社長を歴任。
そして、2016年12月に、ハウステンボス株式会社 取締役 CTO、2017年1月には、株式会社エイチ・アイ・エス取締役 CIO、同時に、株式会社hapi-robo st 代表取締役社長に就任し、兼務。現在は、ハウステンボスCTOと、ハピロボの代表取締役として、ハウステンボスとHISグループのロボットと先端技術事業を統括している。

世界初のロボットホテル「変なホテル」のロボットプロデュースで有名なhapi-robo st、ハピロボ。ロボットを導入することの最大のメリットは、少ない人数での運営を実現し、お客様からの満足を得られること。ちなみに、ハウステンボス内には、30名での運営から、2年後には、6名での運営になったところもあるとのこと。また「変なホテル」という変わった名前は、興味を示す人が多く、集客効果があったそうです。
※長崎の「変なホテル ハウステンボス」内にある、無人でお酒を提供する「変なバー」では、女性アバターのロボットがバーテンダーをしています。後ろに1人の人間がいて、その1人の人間の動きをもとに、ロボットを動かします。そして、それは5人分の役割を果たすことができるというもの。つまり、1人の力を5倍に増やすということ。
(インタビューのフルバージョンでは、開発で苦労したことなどのお話も聞くことができます。ぜひチェックしてみてください!)

富田さんがハウステンボスの経営顧問となったのは、エイチ・アイ・エスの会長でもある澤田秀雄さんとの繋がりから。富田さんのドローンの空撮に澤田さんが興味を持ったことがはじまりでした。そして、ドローンの空撮は、ハウステンボスのCM起用され、(花火を中から撮影) その後、ビジネスマンとしても手伝いを頼まれ、経営顧問をすることになりました。

ハピロボは、ロボットそのものを作る会社ではなく、開発のサポート、プロデュースをする会社。実際の現場のエンジニアの方たちとも、たくさん衝突することもありますが、そこから良い関係を築き上げ、より良い商品を作っていき、どちらかの意見を通すのではなく、両方の意見を足したアイディアを生み出すことを目指しているとのこと。
お客さんからの声を反映させ、これからも、進化を続けていく「変なホテル」。
このお話の続きは、来週のA-LABO INDEXで!

富田さんのインタビュー。
そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/02/27/火 24:30-25:00
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by vivi

投稿者 : alabo|2018年2月28日

2018年2月21日

第73回 ソニー株式会社 AIロボティクスビジネスグループ 事業企画管理部 統括部長 矢部雄平さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
ソニー株式会社 AIロボティクスビジネスグループ 事業企画管理部 統括部長 矢部雄平さんをお迎えしました。

 

そして、今週は、満を持して、aiboが登場!

元気に歩き回るaibo。お尻の上にあるカメラで天井を見ているとのこと。まず、天井の特徴を学習し、家の間取りや大きさを認識。その結果、充電ステーションの場所がどこにあるかを認識しているそうです。そして、電池量が少なくなると自分で充電ステーションへ。また、aiboは最初に性別を設定することができ、メスとオスでは鳴き声や仕草が異なります。ちなみに番組に登場しているaiboは男の子で女の子はもう少し声が高いのだとか。他にも、初期設定では好きな名前も付けられるので、さらに個性がでます。
そんなaiboですが、やっぱりロボットなんだなと思うのは部品数が多いこと。なんと、総部品数は4000点以上!とても精密でなかなか量産とはいきませんが、現在はソニーストアなどで展示されているので気になる方はぜひチェックしてみてください。
1月11日のわんわんわんの日に発売されたaibo。せっかくだから、印象に残る日にしようというノリと勢いで決めたことで、現場のエンジニアの方々もびっくりしていたのだとか。戌年というのは、偶然だったそう。

写真は、松風さんと矢部さんとaibo

12年ぶりに復活したaibo。その未来について。これからは、aiboをきっちり育てていきアップデートを通じて新たなものを届けていくこと。
さらに、オンデマンドでは、その先のことも。。。。誰でも動きを作れる開発キットも制作。ソニーの中だけ完結するのではなく外の人たちとともに成長させていくaiboの話をしてくださっています。

最後は、若き、エンジニアへ、矢部さんからのアドバイス。
“仕事で苦しいことも時にはあると思うが、笑顔で仕事をしてほしい。自分は、笑顔で仕事をしたい、仕事は楽しく笑顔でというのを意識している。それから、技術は無駄使いしよう。発売した時がゴールになってしまうと、それ以上の成長はなかなかないと思う。(例えば)ソニーとしては使い道が限られている技術だとしても、ほかの人から見たら面白いものかもしれない。なので、成長の余地みたいなものを、ぜひ残してほしい。エンジニアだからできることだと思うので、ちょっとしたアイディアをこっそりと盛り込んでおいてくれるといいな、と思います。”

矢部さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/02/20/火 24:30-25:00
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すっかり仲良しになった松風さんとaibo。甘えておなかを見せる仕草も可愛いですよね!

 

by vivi

投稿者 : alabo|2018年2月21日

2018年2月14日

第72回 ソニー株式会社 AIロボティクスビジネスグループ 事業企画管理部 統括部長 矢部雄平さん

ソニー株式会社 AIロボティクスビジネスグループ 事業企画管理部 統括部長 矢部雄平さん

 

矢部さんのプロフィール

大学卒業後、ソニーへ入社。プレイステーションに16年関わった後、現在の部署へ。
プレイステーションは、1994年に誕生しましたが、矢部さんが加わったのは、1999年の終わりから。(ちょうどプレイステーション2の発売の少し前から)

そして、今回、番組でご紹介する「aibo」の歴史

最初の「AIBO」は、アルファベット大文字で、「AIBO」と表記される。
1996年6月、世界初の家庭用エンタテインメントロボットとして発売。
名前の由来は、自律型ロボットであることから、「AI(Artificial Intelligence)」と「ロボット」という組み合わせでつけられた。また、目を持ち、自分で判断するため、「EYEを持つロボット」、そして”相棒”という意味もある。

最初に登場したのは、イラストレーター、空山基さんのデザインによるシルバーメタリックで未来的なデザインのロボット「ERS-110」。外部からの刺激に対して、機嫌次第で自律的に行動したり、感情表現などの動作を行う。また、適応学習、成長機能も搭載されており、ほめる、しかるなどのコミュニケーションで成長。そして、18か所の関節を持ち、なめらかに動くことができ、当時の命令コマンドは、音階の組み合わせで、形成されていた。

そして、2000年に「ERS-210」が発売。(ライオンのこどもがモチーフとなった「AIBO」)
人の声を認識する「音声認識」機能が搭載され、およそ50語を理解。また、写真撮影機能も搭載。頭、背中、あごにタッチセンサーがあり、褒められたり、叱られたりしていることを判断するようになった。

その後、2001年には、「ERS-311」と「ERS-312」が誕生。「ERS-210」とは、見かけが全く違った犬と小熊を合わせたような丸みを帯びたロボット。アイボリーとグレーの2色、2種のAIBOで、ボディの色によって初期の基本的性格が異なるものだった。

さらに、2001年には、「ERS-220」も誕生。近未来的なデザインで、パソコン用ソフトウェアの組み合わせにより、ロボットを操縦するという楽しみが広がる。内蔵したカメラやマイクでとらえた映像や音声もパソコン上で確認できるようになった。

2003年に生まれたのが、「ERS-7」シリーズ。高度な画像認識や多彩な表現力を実現する様々なセンサーや、LEDを搭載。オーナーの顔と声を認識し、音声ガイダンス機能や、人間と会話できる機能も追加され、しゃべるロボットとなった。その後、ソニーは、2006年3月に「ERS-7」シリーズの販売を終了する。

それから、12年の月日を経て、2018年1月11日(戌年のワンワンワンの日)に新しい「aibo」(ローマ字の小文字で、「aibo」)の「ERS-1000」が誕生する。

最新型のaibo「ERS-1000」

約1年半前、aiboの復活を決め、短期間での発表、開発、発売します。
(ソニーは、ものづくりの会社。現場のエンジニアの自分たちの持っている技術を使ってロボットを作りたいという想いと、経営層の新しいことをやるのにロボットをという想いの一致がきっかけになり、もう一度ロボットをやるのなら原点スタートをということから「aibo」の復活に繋がったそうです。また、その中には、原点のaiboからより成長していこうという意味も込められています。)

当時の「AIBO」は今の時代からみても素晴らしい技術で作られており、多くの人から愛されていたロボット。この存在を超えるという目標は高い向上心と同じくらいプレッシャーもあったそうです。ちなみに、aiboについて、会社内ではあまりオープンにはせず少しずつ人を集めて開発を行ったのだとか。ソニーの中のいろいろな技術を織り込むためカメラを手掛けているデジタルイメージングというチームや、スマートフォンのXperiaを手がけているモバイルのチームやプレイステーションをやっていたチームなどからいろいろな人を集め、混成チームを作り開発したそうです。

では、「AIBO」と新しい「aibo」の違いはどんな点なのでしょうか?
まずは、開発のコンセプト。根本的な部分ですが「AIBO」は「犬型」とは明言せずエンターテインメントロボットといっていました。しかし、今回の「aibo」は犬型のロボットを公式の設定としています。
そして、新しい「aibo」の一つの特徴は個性を持つこと。飼い主との接し方や環境によってaiboそのものの性格が変わっていくのです。(それをパーソナルAIと呼んでいる)そのため、一つとして、同じものが存在しないそうです。「aibo」は人にとっての育てる喜びであり、愛情の対象となる。そして、その受け取った愛情を、今度は「aibo」が返していくわけです。道具としての存在ではない関係性がこれからのaiboなのです。

来週は、aiboについて、さらに詳しいお話を伺います。お楽しみに!

矢部さんのインタビュー。
そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/02/13/火 24:30-25:00
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澄んだ瞳がとってもキュート!たくさんの表情を見せてくれます。

by vivi

投稿者 : alabo|2018年2月14日

2018年2月9日

第71回 有限会社中村印刷所 代表取締役社長 中村輝雄さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、
有限会社中村印刷所 代表取締役社長 中村輝雄さんをお迎えしました。

 

 

開いた時に真ん中が膨らまない「水平開きノート」

中村さんと、仕事仲間であった製本職人の方と二人で作ったこのノートは、無線綴じで作られているため、水平に開くことができます。

 

このノートは、2年の開発期間を経て、2014年に生まれ、2015年には特許も取得し、周りからも高い評価を受けます。しかし、順風満帆にはいかなかったとのこと。中村さんたちは、今まで、受注産業でやってきたため、オリジナル商品をどのように販売・宣伝すれば良いか分からなかったり、直接訪問で営業に行っても、経営規模は大丈夫なのか、と冷たい目でみられたりなど、大きな壁にぶつかります。

しかし、2016年、元旦に、びっくりする出来事が起こります。それは、会社のホームページの、4千数百だったアクセス数が、突然10万アクセス超えに跳ね上がったこと。そして、三が日が過ぎ、1月4日には、朝から会社へ、電話やファックスが鳴りっぱなし、パソコンにも問い合わせのメールが。テレビ局や週刊誌からの取材の電話も。

この突然の反響の理由は、一緒にノートを開発した製本職人の方の、専門学校に通っているお孫さんが、SNSでこのノートについてつぶやいたことがきっかけ。

 

その内容は、

 

【拡散希望】
うちのおじいちゃんノートの特許とってた・・・
宣伝費用がないから宣伝できないみたい。TWITTERの力を借りる!
どのページを開いても見開き1ページになる方眼ノートです!

 

リツイートは、半日も経たない間に、2万件を超え、最終的には、3万リツイートを超えたそうです。

 

写真は、松風さんと中村さん

 

番組のラストは、中村さんの今後の展望について。それは、工場の立て直して、メンバーを増やし、1日の生産を倍にすること。そして、現在の価格より、少しでも安く作れるようにしたいそうです。ぜひ、この素敵なノートがよりたくさんの人の手元に届いて欲しいですね。

 

最後は、若き、エンジニアへ、中村さんからのアドバイス。
“とある番組で伊集院さんが仰っていた『果報は練って待て』。いい言葉だな、と思います。真面目にやっていれば必ず来ますよ。”

 

中村さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/02/06/火 24:30-25:00
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by vivi

投稿者 : alabo|2018年2月9日

2018年1月31日

第70回 有限会社中村印刷所 代表取締役社長 中村輝雄さん

有限会社中村印刷所 代表取締役社長 中村輝雄さん

 

中村さんのプロフィール

1943年、昭和18年6月14日生まれの現在74歳。東京、浅草で生まれる。戦時中だった1歳半の時に静岡県に疎開し、小学校5年生の時に、東京へ戻る。中村さんのお父さんは、戦前、浅草で印刷業を経営していたが、東京に戻って来た昭和29年(1954年)には、北区で会社を再開業する。町工場の印刷所で勤勉に働く両親の姿を見て、中村さんは、都立工芸高校 印刷科に進学。専門の知識と技術を習得し、1962年に卒業、そのまま、実家の中村印刷所に就職。そして、1978年、35歳の時に、二代目として社長に就任。そこからおよそ15年は、順調に運んでいたが、バブル経済の崩壊、そして、印刷業界にもITの波がやってきて、事態は一転する。それまでの印刷会社は、お客さからの受注で成り立っていたが、今後それだけではやっていけない、異業種に仕事を取られてしまうということで、オリジナル商品を作り出す必要性を感じ、挑戦を始める。
2007年、自社開発商品第一号としてできたのが「紙フィルム」。当時、この技術は画期的で、中小規模の印刷会社から反響を呼び、2010年には、東京都北区「未来を拓くものづくり表彰」新製品・新技術部門を受賞。翌年2011年には、特許も取得する。
しかし、不況は一向に良くならず、IT化、更に、印刷物の電子化の波が訪れ、ついに長く付き合いがあった印刷関連業種、製本業の企業が、会社をたたむこととなった。その会社の経営者であり、製本職人であった人は、全国でも屈指の技術の持ち主ということで、中村さんは。彼を会社に招き入れ、タッグを組む。
その新しい相棒との、ふとした会話から実現可能と知った「開いた時真ん中が膨らまないノート」。2年の開発期間を経て、2014年・夏、夢のノート「水平開きノート」が完成。特許も取得する。製品として評価は高かったが、多くの在庫を抱えることになる。しかし、2016年、SNSがきっかけとなり、”おじいちゃんの方眼ノート”としてブレイクする。
バブルの崩壊や、印刷業界にIT化の波が訪れたことにより、オリジナル商品へ挑戦を決意した中村さん。
様々な苦境の中でも、長年付き合いのあった製本業者の方とともに、2年の歳月を経て、「水平開きノート」を実現させます。このノートの製本は、無線綴じという針金や糸を使わない方法なので、重要になってくるのは接着剤。あらゆる接着剤を取り寄せたり、ホームセンターに行き片っ端から実験をしたりなど、たくさんの努力から2年の歳月を経て、完成しました。
特許も取得し、周りからの評価の高い水平ノートでしたが、なかなか順調とはいかず、多くの在庫を抱えることに。しかし、SNSがきっかけで、大人気商品となります。来週はこの「水平ノート」のブレイクのきっかけについて、詳しくお伺いします!

著書:『おじいちゃんのノート 下町の職人魂がオンリーワンを生んだ』
こちらもぜひチェックしてみてください!

中村さんのインタビュー。
そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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ノートを開いているとは思えないほど水平です!

by vivi

投稿者 : alabo|2018年1月31日

2018年1月24日

第69回 株式会社扶桑 富田暁さん 富田成昭さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、株式会社扶桑 富田暁さんと富田成昭さんをお迎えしました。

写真は、富田暁さん(左)と松風さん(中央)と富田成昭さん(右)

 

松風さんが手に持っているものは、番組の中でも紹介したNDシールを貼った靴とスマホのケース。NDシールとは、なんでも貼れる(ND)という名前の通り、いろいろな場所や物に貼ることができ、『貼りやすくて、取れなくて、飽きたらはがせるもの』というお客様からの難しい要望に応えたシールです。(様々な素材の布にも貼ることが可能)シール自体の素材が薄いため、もとの生地にもなじみやすく、自然な見た目であり、しっかりと貼ることができるのに、市販のシール落としで簡単にはがすこともできるとのこと。

NDシールについて → http://kkfusou.co.jp/ndseal.html

 

そして、もう一つの最新シール、リアルタトゥーシールについて。このシールも、お客様の要望に応えて生まれたシール。伸縮性があり、肌になじみやすく、まるで本物のような質感であることがポイント。シールなら、すぐにはがすことができるため、誰でも気軽に楽しむことができますよね。また、このシールの最大の特徴は、安心安全で、肌に優しいということ。ボディシールは、肌に貼るものですが、雑貨品の扱いであるため、特に規制はないとのこと。しかし、肌の弱い人、子供が使ったり、肌の敏感な部分に貼ったりもするため、安全なものを提供することを一番大切にしているそうです。

リアルタトゥーシールについて → http://kkfusou.co.jp/tattooseal.html

 

これらの特殊印刷シールの技術が、「葛飾町工場物語」認定製品として認定されたことをきっかけに、社会貢献活動にも取り組み、地位貢献につながる地域の催しには積極的に参加されているそうです。お子さん向けにNDシールと無地のバックを使ったデコレーション体験のようなワークショップの開催をしたり、葛飾区が行っている『おでかけあんしん事業』では、NDシールが採用されているとのこと。

葛飾区HPのおでかけあんしん事業について → http://www.city.katsushika.lg.jp/kurashi/1000052/1002144/1016400.html

 

おしゃれで楽しいだけではなく、教育や医療現場など、様々な場所で活躍することができるシール。今後の広がりに注目です!

 

最後は、若き、エンジニアへ、富田暁さんからのアドバイス。
“何事に対しても、興味を持って、こうしたらどうか、ああしたらどうかというような、無駄だと思うようなことでもトライしてみる。これが一番大事だと思います。”

富田暁さんと富田成昭さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
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A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/01/23/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180124003000

 

by vivi

投稿者 : alabo|2018年1月24日

2018年1月17日

第68回 株式会社扶桑 富田暁さん 富田成昭さん

写真は、松風さん(左)と富田暁さん(中央)と富田成昭さん(右)

株式会社扶桑
HP → http://kkfusou.co.jp/index.html

株式会社扶桑は、創業当時、主に、自転車のフレームやスキー板に貼るメーカーのロゴマークの転写シールを製造をしていたが、後に、ファンシー関連のシールにも、活路を見出す。
そこから派生して、ネイルシールなど、ファッションアイテムも手掛けるようになるが、お客様のからの要望で、女性のストッキングの補修シールの開発を依頼されたことがきっかけとなり、2012年、さまざまな布生地に転写可能なNDシールを開発。また、2015年には、ボディペイントシール、いわゆるリアルタトゥーシールを開発。これらの特殊印刷シールの技術が、2016年、葛飾ブランド「葛飾町工場物語」認定製品として認定。2017年には、第11回TASKものづくり大賞優秀賞や、東京ビジネスデザインアワード テーマ賞を受賞。

普通、生地とかには、熱転写、いわゆるアイロンなどでつけますが、扶桑のシール「NDシール」は、アイロンなど必要ないんです。
また、生地以外にも、スマホのケースなど、アイロンを使えないものや、アイロンを充てるには、面積が小さいものなどにも便利なんです。
次回は、この「NDシール」について、たっぷり伺います。

株式会社扶桑 代表取締役社長 富田暁さんのプロフィール

1940年(昭和15年)サハリンで生まれ、戦後は富山県、そして山形県に移り住む。
山形県立鶴岡工業高校 建築科に入学した2年後、家族の東京移転に伴い、日大付属鶴ケ丘高校に転校、その後、日本大学獣医学部に入学するが、事業により、中退。

1964年に父親が創業した、株式会社扶桑の前身となる会社に勤務し、何度か転職を考えつつも、半世紀を超え、今に至る。

株式会社扶桑 営業部主任 富田成昭さんのプロフィール

平成2年生まれの現在27歳。会社がある東京都葛飾区が出身地で、社長とは、親子関係。
東京都立葛飾商業高校卒業後、株式会社扶桑へ就職するが、必要性を感じて、大原簿記学校へ。簿記・情報処理を専攻する。
その後、空撮・測量・ドクターヘリなど航空事業を展開する東京の大手企業、朝日航洋に就職、建設コンサルタント 営業として、新潟県に転勤し、3年間勤務する。そして、2015年、株式会社扶桑に再び戻り、現在は、営業・経理・総務関連全般を担当。

当たり前のように見かけるシール。そのシールの裏側には、様々な苦悩や、努力があるんですね。
お父さん 暁さんの発明を、商品としての形にし、さらに、販路を広げていく息子の成昭さん。
お2人の二人三脚が素敵です。

インタビューのフルバージョンでは、息子の富田成昭さんが、一度退社した株式会社扶桑へ再び入社するに至るまでのお話などを聴くことができます。ぜひチェックしてみてください!

富田暁さんと富田成昭さんのインタビュー。
そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/01/16/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180117003000

by vivi

 

投稿者 : alabo|2018年1月17日

2018年1月10日

第67回 株式会社今野製作所 エンジニアリング&サービス部 主査、東京町工場 ものづくりのワ 営業担当リーダー 稲葉真さん

今週のA-LABO INDEXは、先週に引き続き、 株式会社今野製作所 エンジニアリング&サービス部 主査、
東京町工場 ものづくりのワ 営業担当リーダー 稲葉真さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと稲葉さん

同業種3社が結成したプロジェクト「東京町工場 ものづくりのワ」。
今週は、このプロジェクトについて、詳しくお話を伺いました。

このプロジェクトの内容について。

1、3社協働のものづくり
2、技術を深めていく
3、人材育成
4、業務の効率化(システムを使う)
5、提案型協働受注(きちんとお金を生んでいくプロジェクトして進めていく)

より詳しい内容はHPで。ぜひチェックしてみてください!東京町工場 ものづくりのワのHP → http://machikoba.tokyo/

「ものづくりのワ」ということで・・・

このプロジェクトでは、現場の職人たちがお互いの工場を行き来して技術の交流を行っています。これは通常の町工場ではあまりないこと。”繋がり”を大切にしているこのプロジェクトだからこその取り組みです。最初は、少し不穏な空気が漂っていても、同じ課題に向き合っているうちに気が付くとお互いに教えあっていたりと良い雰囲気に。小さい会話がどんどんと広がっていく不思議な光景になるとのこと。とても素敵なお話です。
他にも、1社だけでは気づかなかったことが3社でやっていると見えるところが増えたということもこのプロジェクトの成果の一つ。他の会社のここが良くないと思ったところが、実は自分の会社も同じだったり、自分たちを見つめ直すいい機会になったそうです。

また、現在では、職人さんたちの仕事を助ける様な現場で役立つIoT器具を開発中!
実現したら、職人の世界が変わるかも・・?

そして、稲葉さんの”ものづくり”への信条や、大切にしていることについて。
それは、今野製作所のテーマ『職商人(しょくあきんど)』になること。これは職人としての面と商人としての面を持つという意味。
職人さんは凄い技術を持っているけど寡黙で話しづらく怖いというイメージ。そういった職人の気質やプライドは絶対に必要なモノですが、これはお客様に向いていないと意味がないこと。だからこそ、商人としてお客様の話を聞き、それを最大限に努力することで期待以上のものを結果としてだすことが今後のものづくりに大切。今までと同じことをしていては生き残ってはいけないからこそ、『職人』と『商人』の両方を兼ね備えて、新しいことにチャレンジしていくべきであると、稲葉さんは考えているそうです。

最後は、若き、エンジニアへ、稲葉さんからのアドバイス。
“現代は、情報や物であふれているが、本当に欲しいものは自分で作ってしまえばいい。エンジニアリングとしてないものを作っていくことが最大の魅力。だからこそ、若い方にはいろんな機械に触れてもらいたい。ものを作っていくということを体験していく中で、最初はうまくいかなくても、使っているうちに自分が思い描いていたものが手の中にできていき、それが自信になっていき、そこから新しいものを作っていこうという考えになっていく。そういうことを大切にしていくとエンジニアリングって楽しいのかなって思う。いいエンジニアというのは、自分だけではなく、しっかり相手に合わせられるということが大切。だからこそ、人といっぱい話をして、いろんな話を聞いて、自分の知見を広げて。さらにはいろんな機械を触って、自分でものを作ってみて。そしてエンジニアリングとしての楽しさをどんどん追及していってもらえればいいなと思います。”

稲葉さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/
https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

それから上記のサイトでは、音楽を楽しむことができません。
音楽を楽しみたい方は、radikoのタイムフリーでどうぞ。

A-LABO INDEX | bayfm78 | 2018/01/09/火 24:30-25:00
http://radiko.jp/share/?sid=BAYFM78&t=20180110003000

 

by vivi

投稿者 : alabo|2018年1月10日

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