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2016年10月9日

プロデューサー列伝〜第1章:フィル・スペクター最終回

伝説のミュージシャンから最新のアーティストまで、
過去から今、そして未来へとつながる音楽のルーツを紹介するコーナー
「Roots Of Masters」
第1章は、 フィル・スペクターに迫ります。

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「フィル・スペクターがどんな人に影響を与えたのかと言うと、

日本では大瀧詠一さん、山下達郎、

特に大瀧さんはフィル・スペクターにものすごい影響を受けていると思うんですけど。

それからブルース・スプリングスティーンにもかなり影響を与えていて

ブルース・スプリングスティーンの『Born To Run』っていうのは

現代のウォール・オブ・サウンドみたいなことをやって、1枚目2枚目は売れなかったんだけど

3枚目でブレイクできたのはフィル・スペクターの音を意識して音をきちっとまとめてきた

っていうのがあるんじゃないかなと思います。

ただフィル・スペクターっていうのはプロデューサーとしてかなり特異な位置で

普通プロデューサーっていうのはミュージシャンが前に出て影で支える

だけどフィル・スペクターは前に出ちゃうみたいなね、

自分自身がアーティストみたいな存在だっていうのがフィル・スペクターの特徴だっと思う

70年代以降っていうのは酒の問題とかいろんな問題があって低迷して

ビートルズの『Let It Be』をやったけど、『Let It Be』がラストアルバムだけど

ビートルズの本当のラストレコーディングアルバムは『Abbey Road』でそれは

フィル・スペクターを起用したわけじゃないっていう、

ジョン・レノンがフィル・スペクター好きでジョン・レノンの『Rock N Roll』って

アルバムをやってるんだけど、このアルバムをやってる途中にフィル・スペクターは

投げ出してやめちゃったんだよね、だから全部の曲をやったわけじゃなくて

かなり風変わりな人なんだよね、だからフィル・スペクターがやった曲だけ

何曲かはフィル・スペクタープロデュースってクレジットされてて、ジョン・レノンが

それを引き取って最終的にアルバムを完成させて、

ジョン・レノン自身は生前自分の作ったアルバムの中では1番好きなのは

このアルバムだって言っていたんですけど、

フィル・スペクター彼もすごいけどエンジニアのラリー・レヴィンって人がいたんですけど

その人もすごいっかったっていうのと、自分が揃えたミュージシャンが

例えばジャック・ニッチェであったりグレン・キャンベルであったり

そういうミュージシャンを育てるっていうかバックに使ってたんだよね

そういう人を見つけてくるのもフィル・スペクターの才能だったのかなと思います。」

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<オンエア曲>

Sweet Little Sixteen(1975) / John Lennon

投稿者 : mins|2016年10月9日