2018年10月14日

#184 10月12日放送分 睡眠

今回のテーマは、

「質の高い睡眠」でした!

 

普段何時間寝ているか?

山崎さんの普段の睡眠時間は、3時間くらいだそうです。

 

理想は5時間ですが、なかなか睡眠時間をとれないので、

移動中の電車の中などで寝ているそうです。

 

小島さんは、9時間くらい眠っているそうです。

 

睡眠不足が続くと、熱が出てしまうほどなので、

たっぷり眠ることを心掛けているそうです。

 

不眠症が増加

なかなか寝付けない、何度も目が覚めてしまう、いびきがうるさい、

よく寝たのに疲れがとれない、眠くて昼間ボーっとしているなど

睡眠に関する悩みが、あなたもあるんじゃないでしょうか?

 

厚生労働省の2017年の“国民健康・栄養調査”によると、

日本人の“5人に1人”“不眠症”とされ、その割合は年々増え続けているそうです。

 

ここ最近、“睡眠負債”という言葉をよく耳にしますが、

睡眠不足が借金のように積み重なっていくと、体や心に悪影響を及ぼします。

 

仕事や日常生活に支障が出ている方もいます。

 

ということで今回は、「あなたは普段何時間くらい寝ていますか?

睡眠に関する悩みありますか?質の高い睡眠をとるために工夫していることありますか?」

という質問をリスナーに投げかけ、座談会を行いました。

 

日本人は最下位!?

ポラール・エレクトロ・ジャパンによると、主要28ヵ国の平均睡眠時間で

最も長いのは、男性は“フィンランド人”“7時間24分”で、

女性は“フィンランド人”“ベルギー人”“7時間45分”でした。

 

それに対して、“日本人”の平均睡眠時間は、

“男性”“6時間30分”“女性”“6時間40分”で、28ヵ国中、最下位です。

 

日本人の入眠時間は、香港、スペイン人に次いで、遅い一方、

起床時間は世界平均と変わらないそうです。

(以上、4月9日 ITmedia NEWS 参照)

 

≪ゲストコーナー≫

御茶ノ水呼吸ケアクリニック院長村田朗さんをお迎えして、

「質の高い睡眠」についてお話を伺いました。

 

就寝中に何が起こっているのか?

睡眠には、“ノンレム睡眠”“レム睡眠”があって、その2つによって、

疲労やストレス回復など、体のメンテナンスを行っています。

 

ノンレム睡眠は、脳を休ませます。

 

“免疫機能”が増加し、“成長ホルモン”も分泌しています。

 

また、“記憶”を整理し定着させています。

 

一方、レム睡眠は、脳が覚醒しています。

 

体は寝ていますが、目が動くなどしている状態です。

 

そのため、自律神経は乱れるので、“自律神経の嵐”と呼ばれているそうです。

 

この2つを合わせておよそ“90分周期”で、“4サイクル”くらいを繰り返しているそうです。

 

寝付けない原因とは?

なかなか寝付けない症状を、“入眠障害”と言います。

 

原因の1つは、“ストレス”です。

 

普通、寝るときは“交感神経”からリラックスモードになる“副交感神経”

切り替えが行われますが、それが行われず、寝付けないことがあるそうです。

 

2つ目の原因は、“体内時計”が狂ってしまうことです。

 

海外旅行から戻って来たときなど、時差の影響で眠れなくなることがあります。

 

体内時計のリズムが狂ってしまうと、入眠障害になる可能性があります。

 

3つ目の原因は、“病気”です。

 

“うつ病”や、足が動いて脳が覚醒してしまう“むずむず脚症候群”などの

病気も入眠障害を起こします。

 

どうすればいいのか?

まずは、リラックスするような環境をつくることが大事です。

 

夕方までに軽い運動を行い、肉体的疲労を感じるようにするのも良いそうです。

 

あまり夜遅く運動するのは、逆に興奮してしまうのでおススメできないそうです。

 

夜中にランニングしている人は、寝る3~4時間前には、運動を止めて

リラックスタイムを作るといいそうです。

 

また、朝、同じ時間に起きて、光を浴びることで、体内時計のリズムが作れます。

 

夏は日が早くに出るので、早い時間に光を浴びてしまうと

早く目覚めてしまうので、光を遮っておくといいそうです。

 

何度も目が覚めちゃう!

夜間に目が覚めてしまうことを、中途覚醒”と言います。

 

アルコールの飲酒は、眠気を誘いますが、代謝物質が脳を覚醒させるので

夜中に目が覚めてしまうことがあります。

 

また、アルコールの飲酒は、“利尿作用”を起こし、途中で目が覚めてしまいます。

 

男性の場合は、年を取ると“前立腺肥大”“夜間頻尿”が起こりやすくなり、

睡眠を妨げられてしまうこともあります。

 

“睡眠時無呼吸症候群”も、中途覚醒の原因です。

 

寝ているときに、呼吸が止まってしまうことで、心臓に負担がかかったり、

睡眠が浅くなっています。

 

質の高い睡眠をとるには?

まずは、精神的ストレスから回避しましょう。

 

体を疲れさせることも忘れずに。

 

光を浴びると脳が興奮してしまいます。

 

ですから、寝る直前までスマホを見たり、パソコンで仕事をしたりするのは、

リラックスモードになるのに時間がかかってしまうため、睡眠にとっては良くありません。

 

山崎さんは、寝る直前は部屋の明かりをオレンジ色に変えているそうです。

 

原始時代は、松明を焚いて獣を寄せ付けないようにしていましたが、

あの柔らかい光によって、安心感も生まれるそうです。

 

お風呂は、“ぬるめのお湯”に浸かって体温を上げると、リラックス効果があります。

 

湯からあがって、表面ではなく“深部体温”が下がったときに、睡眠を誘発するそうです。

 

熱いお湯は、興奮してしまうそうです。

 

寝ようとするのは、逆効果です。

 

無理に寝ようとせず、いったんベッドから離れて、ボーっとし、

眠くなってから眠れば良いそうです。

 

リラックスできる音楽を聴くことも効果があるそうです。

 

睡眠には、モーツァルトの音楽が良いと言われているそうです。

 

質が悪いとどうなる?

眠気のために、作業効率が低下したり、事故が起きたり、

食欲を落とすホルモンが低下して、太ることがあるそうです。

 

自律神経の乱れや、高血圧、糖尿病、脂質代謝異常などが、後に起こる可能性があります。

 

ロングとショート

長い時間寝る必要がある“ロングスリーパー”タイプと

短い時間で良い“ショートスリーパー”タイプがあります。

 

ショートスリーパーの方は、長い時間眠ることができませんが

必要な睡眠はとっています。

 

しかし極端に睡眠時間が短いと、寿命を縮めてしまう原因になることもあるそうです。

 

小島さんのように長い時間睡眠を必要とする人は、寝過ぎだと思わず、

疲れているときは、寝たほうがいいそうです。

 

なぜ睡眠呼吸障害の専門医になったのか?

村田さんは、医師になってすぐに、英語の文献を読む会で、

初めて読んだ文献が”睡眠時無呼吸症候群”だったそうです。

 

その後、呼吸不全などの研究、診療を行なっていくうちに、

無呼吸症候群に巡り会ったことで、専門医を志すようになったそうです。

 

ちなみに日本では、2003年に山陽新幹線がオーバーランしたときに、

睡眠時無呼吸症候群という名前が初めて、知れ渡るようになったそうです。

 

村田さんも当時報道番組に出演し、解説をなさったそうです。

 

どんな危険があるのか?

睡眠中に呼吸が止まって無呼吸になるということは、

“アンデス山脈”“エベレスト山頂”に登るくらいの“酸素欠乏”になるそうです。

 

その酸欠が“1時間”“20回”“30回”繰り返されるそうです。

 

普通は、酸素濃度が2%下がって98%でも苦しいのに、

睡眠時無呼吸症候群になると、60~70%に低下し、

病院にいる場合は、アラームが鳴りっぱなしの危険な状態だそうです。

 

そのような無呼吸状態から呼吸再開を繰り返すことによって、

深い睡眠が取れずに、昼間に眠気が起こってしまいます。

 

また、低酸素を繰り返すことから、“動脈硬化”が起こり、

“脳梗塞”“心筋梗塞”“不整脈”からの“突然死”

さらに“糖尿病”“高血圧”など、死に至る全身の合併症が起こってしまうそうです。

 

どんな予兆があるのか?

就寝時、ひとりで寝ている人は、アプリなどで無呼吸を確認することもできますが、

睡眠時無呼吸症候群の疑いのある人は、普段から夜間の頻尿”眠気の残り”

“朝の頭痛”などの症状があるそうです。

 

また“高血圧”“糖尿病”を患っている人も疑いがあります。

 

どんな治療を行うのか?

基本的に、“顔の骨格”が原因のため、完全に治す方法はないそうです。

 

高血圧や糖尿病のように、全身の合併症を予防する、あるいはコントロールする

治療を行うそうです。

 

中等症・重症の方は“CPAP”というマスクを鼻につけて、就寝中に

機械から空気を送り、喉を広げて無呼吸を無くす治療を行います。

 

昼寝は、睡眠不足の解消になるの?

体内時計には、半日の“概日リズム”があって、

起きてから“7~8時間”すると眠くなるそうです。

 

そのときに昼寝するのは良いそうです。

 

ただし、例えば1~1時間半の昼寝は、深い睡眠に入ってしまうため、

起きてからの効率が低下してしまうそうです。

 

そのため、昼寝は“20~30分”が良いそうです。

 

寝溜めは体に良くないの?

睡眠は貯金のように、貯めておくことができません。

 

睡眠することで、負債を返しているに過ぎないそうです。

 

休みの日にたくさん眠ることは、貯金ではなく返済しているだけです。

 

ですから寝溜めをすることはできません。

 

ただし、睡眠負債は返さないと体に悪いので、日々30分でも良いので、眠ることは重要です。

 

分けて寝るのは良いの?

例えば6時間一気に寝るのと、3時間ずつ分けて寝るのでは同じなのか?

それともどっちが良いのか?という質問がリスナーからありました。

 

途中で起きてしまうことは、それ自体が中途覚醒になってしまうそうです。

 

ですから、睡眠はなるべく分断せず、一気に眠ったほうが良いそうです。

 

枕の高さは?

首が曲がってしまうほどの高さだと、喉の奥が狭くなってしまうので、

無呼吸になってしまう可能性があります。

 

適正な枕の高さを意識しましょう。

 

いびきを治すには?

気道が狭くなると、その部分が振動していびきが起こります。

 

喉が狭く、顎が小さな骨格の人は、いびきをかきやすいそうです。

 

顔が小さいイケメンやアイドルも、実はいびきをかきやすいそうです。

 

完全に治療することはできないそうですが、

マウスピースなどをはめていびきを多少抑えることができます。

 

また、横向きで寝ると、舌が横にずれるので、いびきを抑えるには良いそうです。

 

抱き枕は、横向きになるので効果があるそうです。

 

無呼吸やいびきをかく人は、大抵体が楽になるので、横向きで眠っているそうです。

 

≪今週の金のつぶやき≫

最後に、動物の睡眠について紹介しました。

 

睡眠時間が長いのは、草食動物では“コアラ”“ナマケモノ”で、

肉食動物では、“トラ”“ライオン”です。

 

コアラは1日“18~22時間”、ナマケモノは“15~20時間”も眠っているそうです。

 

コアラもナマケモノも食べている葉っぱから、あまり栄養を採ることができず、

そのためエネルギーを節約するために、1日中寝ています。

 

一方、睡眠時間の短い動物は、“ゾウ”“キリン”です。

 

ゾウは“3~4時間”、キリンは“2時間”で、立ったまま寝ることもあります。

 

また、“イルカ”は完全に眠ることができず、数分ごとに目を交互にとじて、

脳を半分ずつ休めています。

 

これは、イルカが魚のようにエラ呼吸ができず、頭のてっぺんにある鼻の穴を

ちょくちょく水面に出して息をしているため、完全に眠ってしまうと、溺れて死んでしまうからです。

(以上、ざんねんないきもの事典 参照)

 

私たち人間は、もちろん個人差はありますが、多くは人生の

およそ3分の1を睡眠に費やしています。

 

その3分の1の質によって、残りの3分の2のパフォーマンスも変わってきます。

 

起きている時間がより充実するように、質の高い睡眠を心掛けましょう!

 

次回10月19日は、ファッション専門誌・WWDジャパン記者林芳樹さんをお迎えして、

「ファッション」をテーマにお送りします!

 

パワーウィークなので、絶対に聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2018年10月14日

2018年10月12日

今夜の金つぶ!テーマは「質の高い睡眠」

金曜つぶやきショー、略して“金つぶ”!

テレビや新聞のニュースとはちょっと違う、

ラジオならではの「今、知りたいこと」を、

毎週一つのテーマに絞って、じっくりと時間をかけて、

リスナーの皆さんと一緒に考えていきます!

 

今夜のテーマは、

「あなたは普段何時間くらい寝ていますか?

   睡眠に関する悩みありますか?

                    質の高い睡眠をとるために工夫していることありますか?」

 

7時20分過ぎからは、ニック土屋さんの「金つぶITニュースWEB」

インターネットで飛び交う、今週1週間のIT、科学、経済のニュースから

独自の目線でピックアップします!

 

7時37分頃からは、

御茶ノ水呼吸ケアクリニック院長村田朗さんをお迎えして、

「質の高い睡眠」についてお話を伺います。

 

そして8時32分からは、質の高いアイドル!

「れなち発見伝!」をお送りします!

 

メッセージもお待ちしてます!

メールは kintubu@bayfm.co.jp まで!

村田さんへの質問もどしどし送ってください!

今夜も7時から座談会です!

投稿者 : kintubu|2018年10月12日

2018年10月7日

#183 10月5日放送分 5G回線

今回のテーマは、

「5G回線って何?」でした!

 

4Gから5Gへ

普段、私たちが携帯電話などで主に利用しているのは、

“4G”と言われている無線ネットワークです。

 

4Gの“G”“ジェネレーション”で、

4Gとは“モバイルネットワーク第4世代”のことです。

 

これによって、メールやSNSを送ったり、音楽や動画を楽しむことができます。

 

その4Gに代わって、今注目されているのが、

“5G”“第5世代移動通信”と呼ばれる方式です。

 

5Gは、現在使われている“4G”“LTE”と呼ばれる方式よりも“通信速度”が速く、

“1000倍”もの“大容量データ”の送受信が可能になります。

 

私たちの身の周りのモノがインターネットと繋がる機会が増え、

通信回線を利用するデータ量も増えています。

 

データ量が多くて、ダウンロードに時間がかかるという経験をした方もいると思います。

 

そうした状況を改善してくれるのが、“5G回線”です。

 

果たして、5Gによって、私たちの生活はどのように変わるのでしょうか?

 

ということで今回は

「あなたは携帯電話でどんなときにインターネットを使っていますか?

データ通信量足りていますか?5G回線って知っていますか?」

という質問をリスナーに投げかけ、座談会を行いました。

 

世代の変遷

携帯電話の開発の節目では、“世代”という言葉が使われています。

 

ほぼ10年ごとに世代交代があって、その度に通信速度が速くなっています。

 

その歴史を振り返ってみると…

 

1980年代に登場した、“第1世代”“1G”は、

電話での“通話”のみに用途が限られていました。

 

“自動車電話”“ショルダーフォン”を覚えてますでしょうか?

 

お笑い芸人の平野ノラさんがかついでいますね。

 

90年代には、“第2世代”“2G”が登場し、“モバイル通信サービス”によって

“メール”を送ることができるようになりました。

 

2000年代に入ると、“第3世代”“3G”により、さらに大量の通信が可能になり、

“インターネット”“音楽配信”を楽しむことができるようになりました。

 

そして現在利用している“4G”によって、より速いデータ通信が可能になりました。

 

“スマートフォン”が広まったのと同時に、Youtubeなどの“動画”が、

時間をかけずに見られるようになったのも4Gのおかげです。

(以上、9月1日 日本経済新聞夕刊 参照)

 

その4Gの次の世代が、現在注目されている、“5G”=第5世代移動通信です。

 

≪ゲストコーナー≫

ITメディアクリエーターニック土屋さん「5G回線」についてお話を伺いました。

 

5Gって何?

5Gとは通信規格の“5th Generation”。第5世代移動通信システムとも訳されています。

 

現在我々が使っているスマホなどの通信手段は“4G”=第4世代移動通信です。

 

初期段階では“LTE”(Long Term Evolution)とも呼ばれ、

最大75Mbpsでしたが、その後4Gになってからは100Mbps、150Mbpsと

どんどん加速化され、現在では800Mbps、またはそれ以上まで

出せるようになってきているそうです。

 

こうした通信速度を出すために、使う周波数をいくつか束ねるような技術を使っています。

 

例えて言うなら、車の渋滞を緩和するために、何本かハイウエイを並列で用意して、

それぞれの地域で空いているハイウエイに流していくことで速度を保ち、

渋滞をなくすような感じです。

 

周波数帯が満杯

日本の場合、急激な携帯電話利用者の増加などによって、

これまで使ってきた“周波数帯”はどれもかなりの満杯状態になってきています。

 

そのため、いくつもの周波数帯を使って、渋滞緩和を行おうとしてきました。

 

こうした方式で、通信速度を高めるためには、利用する周波数を増やしていかねばならず、

それに応じて様々な周波数に合う送受信機の開発も必要になってきます。

 

これが、海外と使う周波数が違う携帯電話になってしまう原因のひとつになっているそうです。

 

新たな周波数帯

一度に“10G〜20Gbps”もの通信速度を出せるようするために、

広い周波数帯を用意する必要があります。

 

そこで5Gに対応させるために、これまでの周波数帯に加えて、

“6GHz帯”以上の帯域幅が広く取れる、高い周波数帯を

全世界統一で使えるようにしようとしています。

 

そのため5Gの実用化に向けては、米国、欧州、日本、中国、韓国などで

統一された通信規格を整備しようとしています。

 

どのくらい速くなるのか?

通信速度が10G〜20Gbpsになると、4Gのおよそ“100倍”もの速度になるそうです。

 

800MBの動画をダウンロードするのにかかる時間は、

“3G”の場合は“7分半”“4G”“LTE”でも“43秒”でしたが、

“5G”になると、“1秒”もかからなくなるそうです。

 

電波の特性

電波は、“高い周波数”になればなるほど“直進性”が強くなります。

 

ビルなどにぶつかってしまいます。

 

そのため、高い周波数は公衆通信に向いてませんでした。

 

それがここ数年の技術革新で、高い周波数を活用した高速通信が

可能になったので、5Gへの移行を現実のものとしています。

 

第4次産業革命

ここ数年のAIやIoTの進化は目まぐるしいものがあります。

 

これらに加えて、「5G」が実用化されることで、

初めて”第4次産業革命”が起きると言われています。

 

機械に装着されているセンサーから得られたデータは、共有するために

インターネットを経由した先のクラウドサーバーに集められます。

 

ロボットや自動運転など様々な機械とインターネットが数限りなく接続していくためには、

通信速度や一度に流せる容量が大きくなっていかないと実現できませんでした。

 

ですから、5Gは第4次産業革命を起こすほどのインパクトがあるのです。

 

ちなみに、アメリカでは家庭用の5Gサービスが始まっているそうです。

 

私たちの生活は何が変わるか?

大きく変革が起きるのが、”自動車業界”です。

 

”自動運転車””コネクテッドカー”が普及していくと、

「車を所有」する時代から「車は共有」する時代に変ります。

 

これまでは、好きなときに好きな場所に行きたいからこそ、

車を所有していましたが、自動運転車が普及すると、所有していなくても、

予約さえ取っておけば、煩わしい手続きもいらずに、車を利用することができます。

 

しかもスマホの操作だけで、自宅に車が迎えに来てくれます。

 

そうなると、わざわざ税金や駐車場代を払ってまで、

車を所有しようと思う人がますます減ってきます。

 

そのため、自動車業界は販売台数が大きく減少し、雇用形態も大きく変化してきます。

 

サービスの仕方も変わってきます。

 

最近、トヨタとソフトバンクが共同で、配車サービスや自動運転車の宅配などを

手掛ける新会社を設立しました。

 

こうした動きも、大きな変革のひとつと言えます。

 

アメリカの”Uber”は、コネクテッドカーの共有サービス・“MaaS”を開始しているそうです。

 

自動車産業が、”製造業”ではなく、”サービス業”になってきています。

 

最強の監視カメラが登場する!?

5Gによって、監視カメラの性能も格段にアップします。

 

現在は、それぞれ録画した映像を、あとで見直して、

犯人を特定したり、交通違反を取り締まっています。

 

しかし、5Gによって、瞬時に全世界のどこで、誰が何をしているかまで

把握できるようになるそうです。

 

また、データを世界中で共有することで、犯罪を未然に防いだり、

人を探すことなども、すぐにできるようになります。

 

NECが開発したAIを搭載したソリューションでは、

およそ160万件の画像から、特定の顔を見つけ出すのに、わずか0.3秒という速さです。

 

その顔認証の精度は、米国立標準技術研究所から

「世界で唯一99%以上」というお墨付きを得ているそうです。

 

この監視システムを導入したアルゼンチン・ティグレ市では、

5年間で車両盗難が80%も減少したそうです。

 

インド・スートラ市警察に導入されたシステムでは、

犯罪発生率を27%低下させ、およそ150の事件解決に寄与したそうです。

 

エンターテインメント業界は?

5G通信は、”低遅延””多数端末接続””高速・大容量”という3つの特徴があります。

 

それによって、全く新しいライブパフォーマンスが誕生するそうです。

 

例えば、ライブ・コンサートの多数の会場での同時生配信などが可能です。

 

海外のライブも映像が遅れたり、止まったりすることなく、全世界で見ることができます。

 

見る人が増えることで、入場料を安く押さえることもできます。

 

また、一人のクリエイターが作り上げる時代から、

多数の、しかも別々の地域にいるクリエイターが協力し合って、

ライブを作り上げていくことも可能になるそうです。

 

例えば、ロンドンにいるギタリストを、ゲストで日本のライブに登場させるなど

という試みは現在もやっていますが、どうしても通信速度の問題で、遅延してしまうそうです。

 

しかし、5Gによって、そうした不具合も解消することができます。

 

乃木坂46もシンクロニシティライブを行いましたが、

今後はメンバーがそれぞれ離れた場所、全世界どこにいても

同時に生配信ライブを行うことが可能になります。

 

経済効果は?

市場規模としては、全世界で”70兆円”(2026年)、

経済効果はおよそ”1,230兆円”(2035年)との試算もあるそうです。

 

どんなメリットがあるの?

使うことができるデータ通信量が増えると、

ユーザーが動画を利用する機会も増えるので、動画の制作資金も増えます。

 

それによって、より優良なコンテンツが誕生します。

 

VR、ARも進化する

2019年には、「ダンシングクイーン」の大ヒットで有名な“ABBA”が、

36年ぶりの復活コンサートを行う予定ですが、VRを使った企画を進行中です。

 

5Gによって、VR、ARも大きく進化します。

 

エンタメ業界だけでなく、職業訓練や遠隔医療、ヘルスケアなどの産業でも

大きな需要が見込まれています。

 

課題は?

日本は、2020年の東京オリンピックまでに、

5Gを実現させるため、国を挙げて準備が進んでいます。

 

そこには3つの乗り越えなければならない山があります。

 

第1の山は、”研究開発”です。

 

例えば、東京スカイツリーなど高いビルのカメラと、警備員のウェアラブルカメラを繋いで

画像を高速伝送し、見守りの実証試験などが行われていますが、

そこからできること、できないことを精査し、より実用的な開発が必要です。

 

2つめの山は、”国際連携”です。

 

「世界各国で使うために国際的に無線の周波数を合わせる」。

それがどこまでできるかがポイントです。

 

国際標準を決めるために、ロビー活動が必要です。

 

最後の山は、”周波数の割当”です。

 

これを早く決めなければ、”受信端末”を作ることができません。

 

こうした3つの課題をクリアにしなければ、5G回線は実現しません。

 

アイディア募集中!

総務省が、5Gの用途の開拓や市場の創出に向けたアイディアコンテストを開催しています。

 

地域住民や中小企業、地方自治体など現場のニーズを発掘するのが狙いです。

 

5G活用のアイディア(思いつきでも可)を募集しています。

 

地方での一次選考を経て、2019年1月をメドに最終審査が行われる予定です。

 

優れた案には、大手携帯電話会社などの実証研究に採用されるそうです。

 

ちなみに、本日アシスタントを務めてくれた鈴木絢音さんは、

故郷・秋田の少子化問題を解消するために、地元のお酒を都市部と繋ぐという

アイディアを出してくれました。

 

≪今週の金のつぶやき≫

最後に、懐かしのグッズを紹介しました。

 

携帯電話が世の中に広く普及する以前、ポケットベル、

”ポケベル”というコミュニケーションツールがありました。

 

ポケベルのサービスが始まったのは、1968年(昭和43年)。

当初は呼び出し音が鳴るだけで、主にビジネス用に使われていました。

 

1987年(昭和62年)になると、数字や記号の表示機能が追加され、個人向けに普及し始めます。

 

1993年(平成5年)に、テレビドラマ「ポケベルが鳴らなくて」が放映され、

同名の主題歌がヒットすると、一気にブームが訪れ、

1996年(平成8年)には”契約件数”“1078万人”にも達しています。

 

特に、女子高生の間では、数字の語呂合わせで、「0840」=「おはよう」、

「14106」=「愛してる」などの、メッセージを送る遊びが流行しました。

 

ポケベルの登場で、個人同士で、たわいもない会話やメッセージを送り合うことが可能になりました。

 

“ベル友”なんて言葉もありましたね。

 

その後、PHSや携帯電話の登場、普及により、ポケベルは衰退していきます。

 

しかし、今再び、そのポケベルが脚光を浴びています。

 

建物内や地下でも繋がりやすい特性が見直され、東日本大震災以降、

防災分野でポケベル電波を使った情報提供システムを導入する自治体が増えているそうです。

 

ポケベル電波を使用する受信機は、自治体が発信した緊急情報を端末に表示したり、

また音声変換も可能ということで、携帯電話を持たない高齢者の方などには、心強い味方です。

(以上、5月4日 産経ニュース 2017年6月28日 日本経済新聞 参照)

 

今年7月に起こった、西日本豪雨でもポケベル電波の受信機が

役に立ったという声があったそうです。

 

5G回線のように急速な進歩で、新たに生まれる技術がある一方で、

忘れ去られた存在に新たな役割が与えられています。

 

ポケベルは、“懐かしい”だけでなく、“新しい”ツールでもあるのです。

 

次回10月12日は、お茶の水呼吸ケアクリニック院長村田朗さんをお迎えして、

「質の高い睡眠」をテーマにお送りします!

 

聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2018年10月7日

2018年10月5日

今夜は鈴木絢音のスペシャルコーナー!

今回のれなち発見伝は、山崎さんがお休みのため、

今夜のアシスタントを務めていただいた

鈴木絢音さんのスペシャルコーナーをお送りしました!

ここでは、一問一答形式で、鈴木さんの素顔に迫りました。

 

Q.趣味は?

A.読書!

小説、漫画、図鑑と色々な本を読んでいるようですね!

 

Q.特技は?

A.フルート!

3才からピアノ、中学生の時から、フルートをやっているようですね!

 

Q.ストレス解消法は?

A.半身浴をして寝ること!

 

Q、自分のことを「まだまだ子どもだなぁ」と思うときはどんなとき?

A.子供と上手く接することが出来ないとき

 

Q、最近「興奮するぜぇ」とテンションが上がったことは?

A.人生ゲーム!

学生時代からの友人と、遊んだようですね!

駒を色々と変えて遊んでいてインパクトがあったと、お話していました。

 

Q、自分の弱点は?

A.足

 

Q、父親似?母親似?どっち?

A.性格は父、容姿は母

 

Q、10代最後にやっておきたいことは?

A.高いところから飛ぶ!

苦手なバンジージャンプをして、20才から生まれ変わりたいようです!

 

Q、かなり長い期間、思い込んでいたこと、勘違いしていたことは?

A.神社のお参り、御守り

1つの神社以外では、お参りをするのも、御守りを買うのもしてはいけないと思っていたようですね!

 

Q、好きなタイプは?

A.賢い人

小島さんが落ち込んでいましたね(笑)

 

金つぶ初登場の鈴木さん、番組の最初の方では、緊張している様子でしたが、

このコーナー頃には、冗談を言えるくらいになじんでいました!。

また、ぜひ金つぶに来てほしいですね!

 

投稿者 : kintubu|2018年10月5日

2018年10月5日

今夜のゲストはニック土屋さんでした!

今夜のテーマは、

「あなたは携帯電話でどんなときにインターネットを使っていますか?

                       データ通信量足りていますか?5G回線って知っていますか?」

でした!

 

7時37分頃からは

ITメディアクリエーターのニック土屋さんをお迎えして、

「5G回線」についてお話を伺いました!

 

普段、私たちが携帯電話などで主に利用しているのは、4Gと言われている 無線ネットワークです。

5Gは、現在使われている4GやLTEと呼ばれる方式よりも、通信速度が速く、

1000倍もの大容量データの送受信が可能になるというから、驚きですね!

 

5Gによって大きな変革が起きるのは自動車のようですね!

デバイスに装着されるセンサーから得られたデータを解析・分析して、アクションに変えるためのAI部分は、

本体ではなくインターネットを経由した先のクラウドサーバーにあったため、

自動運転などに搭載されているAIに、今までより速い通信速度や大容量データの送受信が可能になる5Gの登場により、

これから、自動運転車やコネクテッドカーが普及していくと予想されているようですね!

 

今回のテーマの1つに、「データ通信量足りていますか?」がありましたが、

金つぶに送られたメールを集計すると、足りている方と、足りていない方が、だいたい半々でした!

ただ、足りているとお答えしていた方も、Wi-Fi以外では動画を見ないように節約している方も、多かった印象です。

 

投稿者 : kintubu|2018年10月5日

2018年10月5日

今夜の金つぶ!テーマは「5G回線」

曜つぶやきショー、略して“金つぶ”!

テレビや新聞のニュースとはちょっと違う、

ラジオならではの「今、知りたいこと」を、

毎週一つのテーマに絞って、じっくりと時間をかけて、

リスナーの皆さんと一緒に考えていきます!

 

今夜のテーマは、

「あなたは携帯電話でどんなときにインターネットを使っていますか?

                       データ通信量足りていますか?5G回線って知っていますか?」

 

7時20分過ぎからは、ニック土屋さんの「金つぶITニュースWEB」

インターネットで飛び交う、今週1週間のIT、科学、経済のニュースから

独自の目線でピックアップします!

 

7時37分頃からは、

再び、ニック土屋さんに登場して頂き、「5G回線」についてお話を伺います。

 

そして8時32分からは、

今夜は山崎さんがお休みということで、

代わりにアシスタントを務めていただく、

鈴木絢音さんのスペシャルコーナーをお送りします!

 

メッセージもお待ちしてます!

メールは kintubu@bayfm.co.jp まで!

今夜も7時から座談会です!

投稿者 : kintubu|2018年10月5日

2018年10月1日

#182 9月28日放送分 政治と日本経済

今回のテーマは、

「政治と日本経済」でした!

 

安倍首相が3選

自民党総裁選挙が行われ、“安倍晋三”首相が石破茂元幹事長を破って、

“連続3選”を果たしました。

 

任期は2021年9月末までの“3年間”ということで、

総理大臣として憲政史上最長の在任期間も視野に入っています。

 

2019年11月で歴代1位の“桂太郎”首相に並びます。

 

アベノミクスのおさらい

安倍首相と言えば、第2次安倍政権(2012年12月~2014年9月)発足直後から

経済政策・“アベノミクス”を推し進めてきました。

 

道路や橋を造ったり、修理したりするなどの“公共事業”

世の中に出回るお金を増やす、日銀による“金融緩和”

そして企業が活動しやすくするために、ルールを緩和する“成長戦略

この3つ、いわゆる“3本の矢”がアベノミクスの根幹です。

 

それによって、“円安”が進行し“企業収益”“拡大”、また“株価”も上がり、

“雇用”情勢も大きく改善されました。

 

安倍首相もそうした成果を強調しています。

 

しかし、その一方で政府、日銀が目標とする“物価上昇率2%”達成には至らず、

企業の業績が上がっても、“内部留保”ばかりが増え、

従業員の賃金に反映されていないなどの批判もあります。

 

もちろん個人によって感じ方は違います。

 

経済問題が山積み

第四次安倍改造内閣が発足しますが、

安倍政権には取り組まなければならない経済問題が山積みです。

 

9月27日未明には、“日米首脳会談”が行われました。

 

農産物や工業品の関税を相互に引き下げる、

“TAG”(日米物品貿易協定)の締結に向けて2国間交渉に入ることで合意しました。

 

懸念されていた“自動車”への“追加関税”は、今回は棚上げということになりましたが

今後、現地での生産拡大や輸出削減を巡って、アメリカ側から対応を迫れるという

リスクは消えません。

 

そのアメリカは中国との貿易戦争中で、

トランプ大統領は対中国への“制裁関税第3弾”を発動しています。

 

こうした激しさを増す“米中貿易摩擦”は、日本経済にも大きな影響を

及ぼすのではないかと不安視する声があります。

 

そして、来年10月には、“消費増税”が予定されています。

 

前回2014年の消費増税のときには、駆け込み需要などもありましたが、

結果日本経済は減速し、その後8%から10%への増税が2回も見送られています。

 

ということで今回は「あなたのお小遣いはいくらですか?

自由に使えるお金はいくらですか?何に使っていますか?

今の日本経済、景気についてどう思いますか?」という質問をリスナーに投げかけ

座談会を行いました。

 

ちなみに、山崎さんは小学1年生のときから、お小遣い帳をつけていたそうです。

 

歴代総理の経済政策

政治と経済は、よく車の両輪に例えられ、切っても切れない関係と言われています。

 

安倍首相が掲げる看板政策・アベノミクスのように、

過去の首相たちも自分の代名詞とも言える経済政策を打ち出しています。

 

“GNP”(国民総生産)を13兆円から26兆円まで倍増させるという“所得倍増計画”

1960年に掲げたのは、“池田勇人”首相でした。

 

“給料を2倍に”という国民に分かりやすい目標は、7年で達成しています。

 

コンピューター付きブルドーザーと呼ばれた、“田中角栄”首相は

1972年に著書“日本列島改造論”を出版し、国土開発の政策を進め、

新幹線“”高速道路“などの交通インフラの整備を行いました。

 

また1980年代に入ると、“中曽根康弘”首相が、現JRの“国鉄”

現NTTの“電電公社”、そして現JTの“専売公社”“民営化”します。

 

その中曽根政権時代の1985年には、アメリカの貿易赤字解消のために、

先進5ヵ国による“プラザ合意”によって、“円高ドル安”が進みます。

 

その円高の影響で日本の“輸出産業”は大打撃を受けます。

 

そこで、“日銀”“低金利政策”など金融緩和を打ち出しますが、

結果これが“バブル経済”へと繋がることになります。

 

経済状況や環境は時代によって異なりますが、歴代の首相には

それぞれ政権の看板とも言うべき経済政策がありました。

 

少子化高齢化が進む日本にとって、今後どんな経済政策を

政治家が主導していくのでしょうか?

 

≪ゲストコーナー≫

第一生命経済研究所主任エコノミスト藤代宏一さんをお迎えして、

「政治と日本経済」についてお話を伺いました。

 

現在の景気は?

米中の貿易戦争など経済の不透明感はありますが、

トランプ大統領が「関税、関税」と言い始めてからも、数字を見る限り、

ほとんど悪くなっていない、むしろ勢いがあるそうです。

 

アメリカは、今年に入ってさらに景気が良くなっています。

 

日本は一時スローダウンしたこともありましたが、順調に回復しているそうです。

 

雇用に関しても、改善して当たり前の状況になっているそうです。

 

“失業率”は、アメリカが“4.0%”

日本は“2.4%”で90年代と同じレベルまでになっています。

 

ヨーロッパも景気が改善されているそうです。

 

ただ、イタリアだけは景気拡大の波に乗り遅れています。

 

南アフリカ、トルコ、アルゼンチンなどは、やや心配の面もありますが、

その影響が日本に波及してくることはないそうです。

 

日本で好調な分野は?

企業部門の中では、“製造業“が好調です。

 

“非製造業”も観光客が多く、盛り上がっていますが、“人手不足”が問題です。

 

お客さんはいるのに、従業員がいない状態です。

 

人手のたくさん必要な飲食店、ホテルの人出が足りていません。

そのため経営が成り立たないそうです。

 

“宅配業”も通販などの影響で活発ですが、やはり人手不足に悩んでいます。

 

一方、“個人消費”は、強くないそうです。

 

藤代さんによると、まだ節約マインドが終わっていないのが原因だそうです。

 

1990年代後半から2012年まで続いた、いわゆる“失われた20年”を

経験しているため、少し景気が良くなってもお金を使わず、

節約をすることが正しいという考えから抜け出せずにいます。

 

政治と経済の関係

藤代さんは、「政治が経済を動かしているわけではない」という考えをお持ちです。

 

かつては、政府がお金の使いどころに指示を出し、重要な役割を担っていました。

 

しかし今は、日本の政府が民間企業に対して、全体の方針を決めることがありますが、

「あれをしろ、これをしろ」と指示を出すことがほとんどないそうです。

 

細かいところまで、口は出しません。

 

選挙で、大臣が変わったとしても、国の全体の方針は変わりません。

 

アベノミクスが始まった2013年頃は世界的に景気が回復してきた時期でした。

 

ですから、アベノミクスはタイミングが良かったそうです。

 

日本銀行は建前上、政治の意図とは関係なく動く存在です。

 

その日銀が進めている“金融緩和”は効果があったそうです。

 

金融緩和は政治と関係がないところで行われていますが、

日銀の黒田総裁を任命したのは、安倍総理であり、

また常に金融緩和を行うことを主張しているので、

アベノミクスで金融緩和が行われていると言えるそうです。

 

2020年春までは行うことを宣言しているため、

金融緩和は続くそうです。

 

一方、アメリカのトランプ大統領はFRBをコントロールしようとします。

 

金融緩和の副作用

金利が下がったため、金融機関とくに地方銀行が儲からなくなったと言われています。

 

銀行が儲からないと、貸し出しを滞るようになると言われていますが、

日銀や金融庁によると、そもそもコストが高かったり、

人口が減少しているにも関わらず店舗を増やしているなど、

経営面での問題もあるそうです。

 

金融緩和策の副作用は、あくまでも銀行内で留まっているにすぎず、

現段階では、国民に影響を及ぼすことはないそうです。

 

中小企業の景気は?

数字の上では、調子がいいそうです。

 

ここ10年~15年の間では、一番良い状態のようです。

 

その根拠は、“日銀短観”にあります。

 

日銀短観の回答者は、企業の方々です。

いわば現場の声が直接反映しています。

 

景気が良いと感じている中小企業の方が多いようです。

 

税収は過去最高

“法人税”の減税により、企業が元気になり、利益が増えます。

 

そのため税率は下がりますが、税収の総額は逆に増えるのです。

 

こうした現象が数年間で起きているそうです。

 

税収のピークだった1997年とほぼ同じくらいまで回復しているそうです。

 

アベノミクスの恩恵を受けた人は?

藤代さんは、労働者が一定の恩恵を受けているのではと考えています。

 

“ブラック企業”が叩かれるようになって、従業員に優しくない会社は

生き残れなくなっています。

 

そのため、安い賃金で働いてきた若者などは、環境改善などの

恩恵を受けているそうです。

 

藤代さんのお小遣い事情

最近、景気も良くなったということで、ランチでプチ贅沢をしているそうです。

 

これまでは、1000円以内におさめていたのを、

人と一緒のときなどは、それを越えてもOKと変わったそうです。

 

米中貿易戦争の影響は?

中国から安いモノを大量に輸入してきたために、

企業がアメリカで工場をつくらなくなりました。

 

中国に工場が移ってしまいました。

 

そのためアメリカで工場が潰れ、失業者が増えたとトランプ大統領は主張しています。

 

でも実際、失業者は増えていないそうです。

 

アメリカでモノを売りたいなら、アメリカに工場をつくれということで、

中国が不利になるように、輸入品に10~25%上乗せして関税をかけています。

 

こうした背景から中国経済が減速するイメージがあります。

しかし、関税をかけただけでは、中国からアメリカへの輸出が減ることはないそうです。

 

製品にかかるコストは関税だけではありません。

 

関税が上乗せされた中国製品の売り上げは落ちていないそうです。

 

ですから、中国経済も減速していません。

 

とはいえ、急激に減速すると、日本経済にも影響は出てくるそうです。

 

米中激突で日本経済が良くなる?

経済分析で最も権威のあるIMFによると、米中貿易戦争で

日本経済がプラスになると試算しているそうです。

 

中国から輸入した製品に関税がかかるなら、日本から買えばいいという考えに

アメリカがなるからです。

 

工場を新たに日本に建てるとなると、景気に大きくプラスします。

 

働く従業員が必要となれば雇用が増えますし、使う機械を新たに導入し、

作った製品をアメリカに輸出すれば、日本経済にプラスになります。

 

日米首脳会談の評価

ここ1年、日本はアメリカに輸出した自動車への関税に関して心配していました。

 

自動車の関税引き上げというマイナス要素が起こらなかったということで、

今回の会談はプラスマイナスゼロだったそうです。

 

ただ、もし関税が引き上げられると、“1兆円”ほどの負担がかかるそうです。

 

これは、自動車業界の利益を最大で20%も吹き飛ばす可能性があるそうです。

 

また経営者はリスクを待ち構えている状態だと、

「新しい工場を建てよう」だとか「新しい機械を入れよう」といった予定を変えて

投資を控えてしまうかもしれません。

 

そうしたことが出てくると、日本の景気が悪くなってしまいます。

 

“景気は気から”という言葉がありますが、そういうところにも通じてきます。

 

来年の消費増税

過去2回見送られてきましたが、実行の可能性が高いそうです。

 

2014年の増税のときには、5から8%ということで増税幅が“3%”でした。

今回は、8から10%ということで、“2%”です。

 

また、軽減税率”“教育の無償化”もスタートします。

 

増税になりますが、そうしたことを考慮すると、前回の1/4の影響になるそうです。

 

前回は8兆円の国民負担がありましたが、今回は2兆円ほどだそうです。

 

前回の増税の影響

今の消費の水準は、2013年春と同じだそうです。

 

ですから企業部門は元気になっていますが、

個人消費の水準は5年前とほとんど変わっていないそうです。

 

この5年の間に、消費増税が行われました。

 

藤代さんの分析では、まだ前回の増税の影響が残っているそうです。

 

給料は上がっていますが、消費が増えてはいないようです。

 

ですから来年、増税すると今回復している状況に影響があるのではないかという

不安もあります。

 

景気予想はできる

大きな景気の波を読むことはできるそうです。

 

例えば、“失業率”には必ず波があります。

 

数年の周期で大きな波がやってくるそうです。

 

一度下がると、下がり続けます。

逆に一度上がると、(2~3年は)上がり続けます。

 

海の波の動きが予想できるのと同じで、だいたい分かるそうです。

 

失業率が、どこまで下がるかを見るといいそうです。

 

今、日本の失業率は2.4%です。

一番良かったときは、1%台後半でした。

 

つまり、その数字がもう下がることのない底と言えます。

 

その1%台まで下がる時間は、2~4年くらいだそうです。

 

そして底に到達すると、ゆるやかに今度は上がっていきます。

 

ですから、これ以上下がらないという底がどこかを見極めることが重要です。

 

ただ、景気の底を意識して、雇用採用を渋ったり、生産の調整などを行うと、

それによって景気後退が始まる可能性はあります。

 

今後期待できることは?

年金の不安などがありますが、見方を変えると、

少子高齢化によって、働きやすくなっているそうです。

 

若い人の人口が減って人手不足が深刻です。

 

そのため、高齢者が就職しやすい状況になっているそうです。

 

高齢者の失業率は、1%半ばです。

 

さらに女性の高齢者に限定すると、0.8あるいは0.9%だそうです。

 

年金の不安があって、働きたいという方々がすぐに働ける状況です。

 

ブラック企業が社会問題になって、これまで当たり前だったサービス残業が

是正されるようになり、若い人たちの労働環境が正常化されています。

 

サービス残業がなくなったことで、もらえる給料は変わらなくても、

労働条件や環境が少しずつ良くなってきているそうです。

 

≪今週の金のつぶやき≫

金融リテラシー”という言葉をご存じでしょうか?

簡単に説明しますと、金融リテラシーとは、金融に関する知識や情報を

正しく理解し、自らが主体的に判断できる能力のことです。

 

最近、そうした能力を養う“金融リテラシー教育”の必要性が叫ばれています。

 

例えば、金融庁の“金融リテラシーマップ”では、各年代の最低限身に付けるべき

リテラシーがあって、こんな項目が上がっています。

 

例えば、小学生の場合ですと、

「家計管理」…必要なものと欲しいものを区別し、計画を立てて買い物ができる。

「ローン・クレジット」…子ども同士でお金の貸し借りはしないようにするなどがあります。

 

教育=学校と思いがちですが、金融リテラシーは生活スキルなので、

家庭でも十分学ぶことも、学ばせることもできます。

(以上、2017年12月1日  LIMO参照)

 

日本は、お金の話となると、どこかタブーと考える傾向があり、

給料や年収の話題は家族や友人であっても話すということがなく、

また、いまだに投資にあまり良いイメージを持ってない方もいます。

 

そうした背景から日本人は金融リテラシーが低く、世界から遅れをとっています。

 

今後、フィンテックの普及により、お金に関する事情が大きく変わっていく中で、

金融リテラシー教育は、大きな役割を担っています。

 

あなたは経済、お金に関する知識と判断力に自信はありますか?

 

次回10月5日は、ITメディアクリエーターニック土屋さんをお迎えし、

「5G回線」をテーマにお送りします!

 

聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2018年10月1日

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