2018年8月13日

#175 8月10日放送分 今年の夏の異常気象

今回のテーマは、

「異常気象の夏」でした!

 

酷暑の夏

今年は関東甲信越地方が初めて6月中に梅雨明けし、

そこから暑い夏が続いております。

 

7月23日には、埼玉県熊谷市で国内最高気温の“41.1℃”を記録しています。

同じ日に、東京の青梅でも、40℃を越えました。

 

全国的に猛暑が続いています。

 

消防庁によると、7月に“熱中症”で緊急搬送された方は、

全国で“5万2819人”、亡くなった方は“124人”もいます。

 

豪雨の夏

そして、今年は猛暑だけでなく、豪雨も日本列島を襲っています。

 

7月上旬に西日本を襲った記録的豪雨は、土砂災害や河川氾濫を引き起こし、

甚大な被害をもたらしました。

 

今も避難生活を送っている方、行方が分からない家族や友人を探している

方々がいます。

 

また、先月末には台風12号が観測史上初めて西へと逆走するという

異例の事態も起こっています。

 

これまで体験したことがない暑さと大雨が目立つ今年の夏ですが、

気象庁の予報官も7月の天気を「30年に1度以下の頻度で起こる異常気象であった」と

コメントしています。

 

なぜ今年の夏は異常気象になっているんでしょうか?

この暑さはいつまで続くのでしょうか?

 

ということで今回は「今年の夏、あなたはどのように過ごしていますか?

熱中症にかかったことがありますか?何か暑さ対策していますか?」

という質問をリスナーに投げかけ座談会を行いました。

 

猛暑で売れているグッズ

以前、金つぶで“日傘男子”の話題を紹介しましたが、

猛暑を少しでも快適に過ごそうと、通販サイトのヤフーショッピングでは、

この時期ならではの様々なグッズが売れています。

 

“首にかける持ち運び扇風機”は、前年の38倍も注文があったそうです。

 

そして、ナイロン製で涼しく感じる“抱き枕”は、前年の2.4倍の売り上げです。

 

また、腰に設置した扇風機から体内に風を送ることで、汗が気化して熱を奪い、

体を冷やす、“扇風機付きの作業服”(株式会社 空調服)は

前年比5割増しの売れ行きで、品薄状態だそうです。

 

着るだけで、実際の気温より4℃ほど涼しく感じるということで、

炎天下の建設現場はもちろん、熱中症対策に個人で購入する方もいます。

(以上、7月31日 朝日新聞デジタル 参照)

 

逆に意外にも苦戦を強いられているのが、“ビアガーデン”です。

 

暑いからビールを飲む人が増え、お客さんが殺到するかと思いきや、

熱中症への不安から、ビアガーデンの客足が例年比べると伸び悩んでいるようです。

 

≪ゲストコーナー≫

ウェザーニューズ所属気象予報士永井友理さんをお迎えして、

「今年の夏の異常気象」についてお話を伺いました。

 

予報は90%的中!

永井さんの所属するウェザーニューズは、民間の気象情報会社です。

bayfmと同じで幕張にあります。

 

ちなみに、放送があった当日のウェザーニューズの予報精度は90%でした。

 

予報精度を高めるには、今のお天気の状態を知ることが重要です。

そのため、ウェザーニューズでは、観測網を充実させています。

 

“気象庁”の気象観測器・“アメダス”は、全国“1300ヵ所”あります。

 

対して、“ウェザーニューズ”“1万3000ヵ所””10倍”です。

 

また“ウェザーニューズタッチ”というスマホアプリがあって、

全国にいるその会員の方々から、毎日お天気の報告があります。

 

その数は、“18万件”です。

 

ですから観測器のない地点のお天気情報にも熟知しています。

 

今年の夏はなぜ暑いのか?

“太平洋高気圧”“チベット高気圧”の日本付近への張り出しが、

例年より強いことが原因です。

 

毎年夏は、主に太平洋高気圧が大きく張り出してきますが、

今年は西からのチベット高気圧も大きく張り出しているそうです。

 

太平洋高気圧の上にチベット高気圧がかぶさっている状態で、

熱を逃がしません。

 

その中に、日本列島があるので、異常な暑さなのです。

 

高気圧とは?

簡単に言うと、周りよりも気圧が高いエリアのことです。

 

気圧の高いエリアは、上から下に向かう空気の流れ=“下降気流”があって、

地上付近で空気が圧縮されます。

 

そのため気圧が高くなります。

 

空気は“上昇気流”があると、“湿った空気”が上に持ち上げられて

“雲”が発生します。

 

逆に、“下降気流”が強いと、上から下に“沈み込む空気”の流れになるので、

雲ができにくくなります。

 

ですから、高気圧のエリアは、雲ができにくく晴れやすいのです。

 

日差しも強く、上から圧縮された暑い空気も集まってきて、

気温も上がりやすくなっています。

 

高気圧が強い原因

今年は“赤道付近”など緯度の低い海域で、“上昇気流”が活発です。

 

“対流活動”が活発とも言うそうです。

 

その分、日本付近も含めた北のエリアでは、下降気流が強くなっています。

 

赤道付近で上がった空気が隣に降りていっている状態です。

 

そのため高気圧が強くなっています。

 

赤道付近の上昇気流は、1~2ヵ月の周期で常に地球を1周しているそうです。

 

この上昇気流が今年の7月に、南アジアにあったそうです。

 

そのため、中国大陸では下降気流が強くなって、

チベット高気圧が日本付近に大きく張り出してきたのです。

 

“マッデンジュリアン振動”と呼ばれる上昇気流のエリアが今、

東の方にずれてきているそうです。

 

それによって台風が次々と発生しています。

 

通常パターンと違った台風

これまで台風は沖縄に近付いて、西から東へ徐々に移動し、

関東にも影響を与えるというパターンでした。

 

台風が西から移動してくるとき、海水温の冷たいエリアを通ってきたり、

上陸して陸地を通って来るので、勢力が弱まります。

 

しかし、7月の台風12号は、いきなり海から関東へとやってきました。

 

平均気温は上がっている?

千葉市の7月の“平均気温”は、過去50年で“2℃”も高くなっているそうです。

 

平均気温に加えて、“熱帯夜”“真夏日”も過去最高となっています。

 

この暑さは予測していた?

夏前に、太平洋&チベット高気圧が張り出し暑くなることは予想していたそうですが、

各地で40℃を越える地点が続出したり、記録的暑さになるというのは、想定外だったそうです。

 

この暑さはいつまで続くの?

チベット高気圧の張り出しは控えめとの予想なので、

ピークは過ぎた感はありますが、8月中はまだまだ猛暑日もあるようです。

 

だいたい9月中旬頃までは、平年より気温が高めだそうです。

 

西日本豪雨の原因は?

“台風7号”が、九州付近を通って日本海へ進んだときに、

南から温かく湿った空気=“雨雲のもと”を引きこんで、西日本に流れ込み続けたそうです。

 

そして間を置かずに、西日本付近に“梅雨前線”が停滞し、

温かく湿った空気が前線を刺激し、広範囲で同時に雨雲を発生させました。

 

一か所の局地的な大雨であれば、川から下流に流れていきますが、

広い範囲にいっぺんに大雨になったので、川の水の逃げ場がなくなり、

大規模な氾濫が起こってしまいました。

 

気象予報士になったきっかけは?

子どもの頃から自然科学が好きだったそうです。

 

大学では宇宙物理学を勉強していました。

 

しかし、宇宙へのロマンは追い切れず、地上へと降りてきたそうです。

 

会社に就職してから天気予報をやり始めて、

自分の言葉で、自分の好きな天気のことを伝えたいと思っていました。

 

それで、気象予報士の資格を取ったそうです。

 

資格試験は、3年かけて6回挑戦して合格しました。

 

もし気象予報士になりたいといたら、しぶとく諦めないことが大事だそうです。

 

夏場のゲリラ豪雨

台風や前線などは、事前に動きを予想することができます。

 

しかし、日中の気温上昇によって山沿いで上昇気流発生したり、

上空に寒気が流れ込むときなど、天気図を見てもよく分からないとき、

雨が降るような天気でないときに、突然雨が降り、激しい雷雨になることを

“ゲリラ豪雨”“ゲリラ雷雨”と言っています。

 

事前に可能性のある場所は予測できますが、

実際に、いつ?どこで?で発生するかは、1時間前くらいでないと難しいそうです。

 

注意する点

永井さんは、2000年9月に愛知県で起こった“東海豪雨”を体験したそうです。

1時間で100ミリを越える大雨でした。

 

まるで滝壺の中にいるかのようで、息ができないほどだったそうです。

 

短時間で大雨が降ったときに気をつけることは…

・水しぶきにより、周りが見えなくなります。

車を運転しているときに、“ハイドロプレーイング現象”も起こりやすくなるので、

注意しましょう!スピードの出し過ぎも危険です。

 

・道路の冠水や地下道、アンダーパスの水没が起こります。

千葉県では、このような水害が起こりやすいそうです。

 

・用水路や狭い川や水路が増水し危険です。

杖や棒で探りながら、歩くようにしましょう。

 

世界も異常気象

今年の7月は日本だけでなく、ヨーロッパやカナダ南東部でも

熱波が発生し、高温だったそうです。

 

一方、中国北西部や中央シベリアは、上空に寒気が流れ込み低温となりました。

 

世界的な猛暑は、地球を取り巻く“偏西風”が南北に

大きく蛇行したことが原因だそうです。

 

偏西風が南北へ蛇行すると、南から熱い空気が入りやすいエリアと、

北から冷たい空気が入りやすいエリアに分かれ、極端な状況が持続することがあるそうです。

 

また、風が山を越えて熱風となる“フェーン現象”も猛暑の原因になっています。

 

温暖化が続くとどうなる?

温暖化によって、日本では100年後、気温が“3℃”上昇すると予測されているそうです。

 

高緯度方面の気温が上がってくるそうです。

 

年間の雨量が増え、台風の発生数は減るか、変わらないそうですが、

その分強い台風が発生しやすくなるそうです。

 

ハリケーンも同じ傾向のようです。

 

そうならないようにするため、温暖化防止に二酸化炭素など

“温室効果ガス”の排出量をできるだけ減らす必要があります。

 

個人レベルでは、1人1人が電気やガスを節約することが望ましいのですが、

今年のような暑さではエアコンを使わないわけにはいかないので、

体調を崩さない程度にできる省エネを心掛けましょう。

 

災害に巻き込まれないようにするには?

普段から知っておくこと、備えること、想像することが大事です。

 

建物が崩れたときに、逃げられる場所はどこか?

 

大雨、地震、津波、それぞれ起こったときに逃げる場所は違います。

避難経路は、複数考え、そこに危険はないか?確認しましょう。

 

また、家族との連絡方法や避難場所の確認なども日頃からやっておくと、

いざというときに役立ちます。

 

≪今週の金のつぶやき≫

最後にこんな話題を取り上げました。

 

2020年東京オリンピック・パラリンピックを2年後に控え、暑さ対策として

検討されることになったのが、“サマータイム”の導入です。

 

サマータイムは、標準時を1~2時間早めて生活しようというものです。

 

現在、東京オリンピックのマラソンは午前7時スタート予定ですが、

サマータイムの導入で午前5時や6時からとスタートを早めることができます。

 

主要7ヵ国(G7)では、アメリカとカナダの一部の州を除き、導入していないのは

日本だけですが、戦後4年間だけ電力不足を緩和するために、導入されたことがありました。

 

このときは、5月~9月の標準時を1時間早めました。

 

1時間早く働き始めましたが、終業時間は変わらない職場が多く、

国民に不満が募って廃止されたそうです。

 

サマータイムを導入すると、涼しい時間帯にオリンピック競技が開催され、

選手、観客、スタッフ、ボランティアにとっては、暑さ対策になりますが、

導入に伴うコンピューターなどのシステムの改修など、

国民生活を混乱させるのではという懸念もあります。

(以上、8月8日 朝日新聞 参照)

 

サマータイム導入には賛否あるようですが、いずれにしても猛暑対策は

オリンピックを開催する国として必須事項です。

 

残り2年で、どんな対策が練られ、実行できるのか?

注目していきたいですね。

 

あなたはどう思いますか?

 

次回8月17日は、フランス郷土料理研究家大森由紀子さんをお迎えして、

「パティシエの世界」をテーマにお送りします!

 

聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2018年8月13日

2018年8月10日

今夜のれなち発見伝!テーマは「ドライブ中にオススメの洋楽」

今夜のれなち発見伝では、山崎さんが最近、洋楽をよく聞いているようで、

夏休みはお出かけする方も多いと思い、

山崎さんが選んだ「ドライブ中にオススメの洋楽」を3曲ご紹介しました!

 

①MAROON 5「MAPS」

MAROON 5の定番の名曲ですね!

疾走感もあり、ドライブにピッタリです!

2014年に発売された

②ED SHEERAN 「BIBIA BE YE YE」

ノリやすい、ポップな1曲ですね!

山崎さんは炎天下のドライブ中に、聞いてほしいと、言っていました!

2017年に発売された、大ヒットアルバム「÷(ディバイド)」に収録されています!

 

③SUBLIME 「WRONG WAY」

テンポが良く、気分がウキウキしてきますね!

こちらは、1996年にリリースされた、

SUBLIME のメジャーデビューアルバム「SUBLIME 」に収録されています!

 

ドライブは、音楽を聞くのも楽しみの1つですね!

今回、ご紹介した曲が気に入った方は、ぜひチェックしてみてください!

 

投稿者 : kintubu|2018年8月10日

2018年8月10日

今夜のゲストは永井友理さんでした!

今夜のテーマは、

「今年の夏、あなたはどのように過ごしていますか?

                   熱中症にかかったことがありますか?何か暑さ対策していますか?」

でした!

 

7時37分頃からは

ウェザーニューズ所属の気象予報士・永井友理さんをお迎えして、

「今年の夏の異常気象」について、お話を伺いました!

 

永井さんが、気象予報士になったきっかけは、

子供の頃から自然科学が好きだったようで、

 

また、会社に入ってからプレゼンテーションをするのが好きと気づいたとお話してました!

まさに、永井さんにとって天職ですね!

 

今年の夏は、例年に比べて気温が高い日が多いですね。

太平洋高気圧の北への張り出しが例年より強い。

また、チベット高気圧の日本付近への張り出しが強く、

この2層の高気圧が日本列島を覆っていることが要因のようです。

 

今回のテーマの1つ、「何か暑さ対策していますか?で、リスナーの皆様からメールを募集しました!

少し変わった対策としては、扇風機の前に氷水を置く、湯船にハッカ油を垂らすなどがありましたね!

また、エアコンを毎日つけている方は多かった印象です!

 

投稿者 : kintubu|2018年8月10日

2018年8月10日

今夜の金つぶ!テーマは「今年の夏の異常気象」

金曜つぶやきショー、略して“金つぶ”!

テレビや新聞のニュースとはちょっと違う、

ラジオならではの「今、知りたいこと」を、

毎週一つのテーマに絞って、じっくりと時間をかけて、

リスナーの皆さんと一緒に考えていきます!

 

今夜のテーマは、

「今年の夏、あなたはどのように過ごしていますか?

                   熱中症にかかったことがありますか?何か暑さ対策していますか?」

 

7時20分過ぎからは、ニック土屋さんの「金つぶITニュースWEB」

インターネットで飛び交う、今週1週間のIT、科学、経済のニュースから

独自の目線でピックアップします!

 

7時37分頃からは、

ウェザーニューズ所属気象予報士永井友理さんをお迎えして、

「今年の夏の異常気象」についてお話を伺います。

 

そして8時32分からは、金つぶのオアシス!

「れなち発見伝!」をお送りします!

 

メッセージもお待ちしてます!

メールは kintubu@bayfm.co.jp まで!

永井さんへの質問もどしどし送ってください!

今夜も7時から座談会です!

投稿者 : kintubu|2018年8月10日

2018年8月6日

#174 8月3日放送分 町中華

今回のテーマは、

「町中華の楽しみ方」でした!

 

庶民の味方!

最近、“町中華”という言葉を耳にすることが多くなっています。

雑誌やテレビ、ラジオで頻繁に取り上げられています。

 

イメージとしては、町にある個人で営業している中華屋さんで、

安くてボリュームがあって、そして美味しい!

たまに無性に食べたくなるという感じでしょうか?

 

とくに育ち盛りの学生さんや、力仕事をしている方にとっては、

安くてメニューが豊富、しかもお腹一杯になるということで重宝しています。

 

また町中華と言えば、お客さんみんなでテレビを見たり、

漫画や新聞が置いてあったり、あたかも自分の家かのような心地の良さも

感じることができます。

 

ということで今回は「中華料理で一番好きなメニューは何ですか?

おススメの町の中華料理店を教えてください!」という質問をリスナーに投げかけ

座談会を行いました。

 

ブームの裏で減少

厚生労働省の調査によりますと、2001年の時点で日本の中華料理店は

“6万3000軒”ほどあったそうです。

 

しかし、これが2014年になると、“3万7000軒”ほどに減少しています。

およそ半分ほど減ってしまったことになります。

 

お店が減少してしまった原因のひとつは、”経営者の高齢化”です。

 

同省の調査によると、中華料理店の“7割”“個人経営”で、

経営者の年齢が“60~69歳”が最も比率が多く、“30.6%”

 

ついで、50~59歳が、“29.8%”、70~79歳が“13.1%”となっています。

このうち、“69.1%”の経営者が、店を継いでくれる子どもがいないと回答しています。

 

また、中華料理店の定番のセットメニューと言えば、“ラーメンと半チャーハン”

“チャーハンと餃子”などですが、こうした“炭水化物”“炭水化物”を合わせた

セットメニューは、カロリーや糖分が高く、“健康志向”のニーズに合わなくなった

というのも原因だそうです。

(以上、2017年12月9日 レコードチャイナ 参照)

 

町中華ブームその一方で中華料理店の存続が危ぶまれています。

 

≪ゲストコーナー≫

金つぶ2度目のご登場!

ライター刈部山本さんをお迎えして、「町中華」についてお話を伺いました。

 

町中華とは?

山本さんいわく、昭和30年代~50年代の“高度経済成長期”に増えた

駅前商店街にある、“家族経営”の中華屋さんを町中華と呼んでいるそうです。

 

バブル期に“エスニックブーム”があり、四川料理など

アジア系の料理がたくさん出てきました。

 

またラーメン専門のお店も増えました。

 

そのため、ひと口に中華料理店といっても、何を指すのか

分からなくなってしまいました。

 

そこで区別をつけるために、“町中華”という名をつけるようになったそうです。

 

なぜブームになったのか?

グルメ情報があふれ過ぎていて、普通のラーメン、チャーハン、餃子のような

子どもの頃から食べ慣れているメニューをどこに行ったら味わえるか、

分からなくなっている状況があったそうです。

 

インスタ映えするような料理の情報が流行っている中、

そうしたものに疲れている方もいます。

 

肩肘張らず、普段着でふらっと訪れることができるお店が町に少なくなってきました。

 

凝った食材で作るようなこだわりのラーメンよりも、

昔ながらのシンプルであっさりしたラーメンを食べたい人もいます。

 

そうしたニーズに応えるのが、地元にある町中華だったのです。

 

町中華の良さを再発見している人が増えているそうです。

 

楽しみ方は?

チャーハンや餃子、野菜炒め定食などの定番メニューは

どの店にもあるので、食べ比べて店ごとの違いを楽しむことができます。

 

例えば、昔から工場街で営業している店は、肉体労働者が来店するので、

塩分が濃い目の傾向になっているそうです。

 

町のカラーに合わせて店側が調整をしているそうです。

 

チャーハンの付け合わせのスープを飲むと、

その店のベースの味が分かるそうです。

 

自家製でチャーシューを作っているお店は味に自信がある証拠です。

 

昔は贅沢に肉を入れることができなかったため、

ハムやナルトを入れて全体の量を増していたお店もありました。

 

歴史のあるそうしたお店は、今でもそのスタイルを受け継ぎ、

昔ながらのメニューを提供しているそうです。

 

最初に何を頼んだらいいか?

山本さんは初めて訪れたお店では、実力が出る“チャーハン”を注文するそうです。

 

シンプルなメニューなだけに、店の考え方や培ってきたモノが凝縮されています。

 

工場街では、こってりガッツリ系チャーハンが多いそうです。

 

都市部では、ランチで女性のお客さんも来店することから、

ラードでなく植物性の油を使っていることが多いそうです。

 

おススメの町中華!

①ミナト(大田区・平和島)

平和島ボートレース場の近くにあります。

 

港湾エリアにあるので、お客さんには肉体労働をする方も多く、

チャーハンは量も油も多く、こってりでギラギラしているそうです。

 

山本さんが今まで食べたチャーハンの中でもトップクラスのラードの量で

食べられるか不安になったそうですが、意外とサラッといけたそうです。

 

②中華珍満(台東区・御徒町)

裏路地にある小さいお店です。

 

皿うどんのような焼きそばが名物です。

 

山本さんは、“グズグズ焼きそば”と呼んでいます。

 

ラーメンの麺を茹でてから炒めて、焼きそばにしています。

 

水気が多く、グズグズな感じだそうです。

 

この中華珍満と、新宿の“石の家”、荻窪の“三ちゃん”

“三大グズグズ焼きそば”と言っているそうです。

 

ちなみに石の家はベッチャリした、三ちゃんはニンニクの効いた

パンチのあるグズグズ焼きそばだそうです。

 

③珍来(千葉・茨城他)

戦後の食糧難の時代から足立区で開店。

 

下町の人たちに「元気をつけたい」という思いから、

料理のボリュームを多くしたところ人気店となりました。

 

時を経て、店に訪れていたお客さんの子どもや孫の世代が

マイホームを購入し、千葉や茨城に住むようになって、

珍来の需要が高まった結果、チェーン店として発展していったそうです。

 

暖簾分けのカタチをとっているので、チェーンといえども、

住み込みでみっちり修業をするため、個人経営にかなり近いスタイルです。

 

手作り餃子が大きくて、おススメだそうです。

 

女性も町中華

都市部では、女性客も入りやすいように、店内もキレイで、

外からも中が見える作りになっているそうです。

 

客層に合わせて味を変える店もあります。

昔からの味、やり方を通すのか、時代に合わせて変えるのか、お店によって異なります。

 

中華料理以外のメニューも絶品!

①かさま(板橋区板橋本町)

福井や会津若松のB級グルメとして有名な“ソースカツ丼”があります。

 

ごはんの上にウスターソースで味がついた大きなカツが2枚のっています。

少食の方は、カツ1枚でも注文できます。

 

都内の町中華で食べられるのは珍しいそうです。

 

お店の方が旅行したときに、ソースカツ丼に出会い、店でやってみることにしたそうです。

 

②幸楽(台東区田原町)

外まで人が溢れている人気店で、名物メニューは、“ナシゴレン”です。

 

ケチャップが少し入ったソースチャーハンのような味がするそうです。

 

町中華ではソースチャーハンをメニューにしているお店もあります。

 

エスニック系の料理が日本に入ってくる前は、独自にアレンジをして

生まれたメニューもありました。

 

ソースチャーハンに近いこの店のナシゴレンなどもそのうちの1つのようです。

 

③大福元(埼玉県三郷市ほか千葉中心のローカルチェーン

“牛ステーキ炒飯”と書いてある看板を発見し、食後にも関わらず

山本さんは来店したそうです。

 

細切りのステーキ肉がピーマンと玉ねぎと一緒に甘辛く炒められ

ごはんにのって出てきたそうです。

 

3人前はあるかと思うほどの量でしたが、おいしかったので、

すでに食事を済ませていましたが、完食したそうです。

 

おいしい店を見分けるコツは?

基本的に気になったら入店するのが、山本さんのスタイルです。

 

例えば、入り口の脇にあるサンプルケースで古くてメニューも見えないようなものを

目にすることがありますが、それはそのまま放置していても、

お客さんが来るということを表しています。

 

また古いサンプルケースを直している暇がないほど忙しいということも

読み取れるそうです。

 

板橋しっとり炒飯とは?

昔は、本格的なチャーハンを食べたことがある人が少なかったそうです。

 

その時代、町中華ではラードで炊きたてのごはんを手早く炒める

チャーハンが主流でした。

 

それは日本人が柔らかめで水気のあるごはんを好む傾向にあることも大きく、

しっとりチャーハンが提供されていたそうです。

 

バブル以降になり、本場の中華の味を知った人や、修業をした人、

また周富徳さんのようなスターシェフも登場します。

 

家庭ではそれまで、お母さんが土曜の昼に作るベチャベチャした

チャーハンが食卓に上がっていました。

 

周さんのようなスターシェフがダマのならない方法を紹介し、

それをテレビで見た人たちが、パラパラしたチャーハンこそが

本格的なものというイメージを抱くようになります。

 

パラパラしたほうがおいしいという認識が世に広まりました。

 

そうした経緯から、いつしかパラパラチャーハンがしっとりチャーハンに代わって

主流になっていったそうです。

 

冷凍食品もイメージ先行でパラパラが中心となっていきました。

 

町中華が生き残るには?

後継者不足が問題なっていますが、店主が自分の子どもに

店を継がせたくないという事情もあるそうです。

 

町中華は高度経済成長期にできたビジネスモデルです。

 

今の時代に合わない部分もあって、食べていくことが大変な商売だと

親は考えているそうです。

 

子どものことを思う親心です。

 

しかし、私たちが町中華の良さに気が付き、お店に通うことで、

そのことを考え直す店主もいるかもしれません。

 

町中華に限らず個人店が減っています。

 

とにかくなくなってしまう前に気になるお店があったら行くようにしましょう!

 

刈部山本さん情報

『東京「裏町メシ屋」探訪記』(光文社 知恵の森文庫シリーズ)が

ネット以外書店でも発売されています。

 

関連イベントとして8月30日(木)に埼玉県川口市の川口駅前にある

図書館のイベントスペースで、スライド&トークショーを開催します。

 

8月12日夏のコミックマーケット(東京ビッグサイト)で、

板橋の町中華などの大衆食堂を食べ歩いたレポートをまとめた本を販売するそうです。

 

山本さんのブログも是非チェックしてみてください!

 

≪今週の金のつぶやき≫

最後にこんな話題を紹介しました。

 

中国では昨年1年間で、“四川料理店”がおよそ“4万店舗”が閉店しています。

 

四川料理は油分が多く、香辛料も多用されるので辛くて塩分も多いということで、

健康志向の都会人から敬遠されているそうです。

 

中国では中間所得層や富裕層が増えるにつれて、食事も健康志向が好まれる

傾向が強くなっています。

 

またお店の清潔志向も強まっていて、低価格で昔ながらの小さいお店が敬遠され、

閉店に追い込まれています。

(以上、6月2日 NEWSポストセブン 参照)

 

時代の大きな変革によって、人々の意識も大きく変わっていきます。

 

2020年東京オリンピックを2年後に控えた日本も、町をキレイにしようと、

古いモノが取り壊され、新しい姿に生まれ変わろうとしています。

 

便利で快適な発展した町もいいですが、日本ならではの昔ながらの

庶民に寄り添ってきた町の姿も、世界に誇る日本の文化ではないでしょうか?

 

これぞ日本、これも日本という古き良き姿も大事にしたいですね。

 

あなたはどう感じましたか?

次回8月10日は、ウェザーニューズ所属気象予報士永井友理さんをお迎えして

「今年の夏の異常気象」をテーマにお送りします! 聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2018年8月6日

2018年8月4日

今夜のれなち発見伝・大阪編!テーマは「手帳」

今夜は、乃木坂46全国ツアー大阪公演の直前リハーサルということで、

山崎さんは、大阪から電話での出演でしたね!

夏休みは、乃木坂46のライブを始め、旅行やキャンプ、バーベキュー、花火大会など、たくさん予定がありますよね!

そこで今回のれなち発見伝は、スケジュールチェックに欠かせない「手帳」を取り上げました!

 

最近は、スマホの普及もあり、予定をスマホアプリにメモしておくという方が多いかと思いますが、

山崎さんや小島さんは手書き派のようですね!

そんな山崎さんが使っているのは、5年手帳!

同じ日にちで、5年分見れて、日記のような使い方をしているようですね!

 

スケジュール管理だけでなく、色々なモノが載っている種類の手帳もあるようです。

国内全駅の路線図がのった鉄道手帳や、

お客様のデータやスタイル案などを管理できる美容師さん専用の手帳、

そして歴史の雑学が載っている歴史手帳なるものもあるようです!

 

手書きの手帳は、使っている人の色が出ますね!

今回のれなち発見伝で、紹介した手帳など、少し変わった手帳に興味が出た方は、

自分に合った手帳を探してみはいかがでしょうか?

投稿者 : kintubu|2018年8月4日

2018年8月4日

bayfm POWER WEEKの金つぶ!今夜のゲストは刈部山本さんでした!

今夜のテーマは、

「中華料理で一番好きなメニューは何ですか?

                    オススメの、町の中華料理店を教えてください!」

でした!

 

7時37分頃からは

ライター刈部山本さんをお迎えして、

「町中華」についてお話を伺いました!

刈部山本さんは金つぶ2度目のご出演でした!

 

町中華の楽しみ方は、食べ比べが出来るところにあるようです!

定番のメニューも、地域によって味が違う、

町のニーズに合った味付けにしているようですね!

 

今夜のゲスト、刈部山本さんの著書『東京「裏町メシ屋」探訪記』(光文社 知恵の森文庫シリーズ)が好評発売中です!

また、刈部山本さんご出演のイベント情報なども、こちらのブログに載っているようですので、ぜひチェックしてみてください!

http://karibe.blog.jp/

 

今回は、リスナーの皆様からオススメの町中華メニューの写真をTwitterに、「#金つぶ」で投稿していただきました!

町中華ならではの、素朴でお店それぞれ違った、美味しそうな写真がたくさんありました!

また、今回の金つぶを聞いて、我慢できずに中華料理店に行かれた方もいるようでした!

 

『Surf side FM 2018 bayfm パワーウィーク』のプレゼント、

ジャンボでビッグ、1等前後賞合わせて当選金額7億円のサマージャンボ宝くじ300枚セットの、

当選者は、来週のこの番組で発表します!

たくさんのご応募ありがとうございました!

 

投稿者 : kintubu|2018年8月4日

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