2019年2月18日

#202 2月15日放送分 落語の海外進出

今回のテーマは、

「落語の海外進出」でした!

 

究極の話芸

座布団の上で、ひとたび着物を身に付けた噺家がしゃべれば、

たちまち笑いと涙が溢れる世界が広がるのが落語です。

 

たったひとりで様々な人物を演じ分ける噺家のテクニックと、それを聴く観客の

想像力によって完成する、世界に類を見ない究極の話芸とも言えます。

 

山崎さんは、クスッと笑える面白さ、そして噺家さんによって噺の演出が違う点が

落語の魅力だと言っています。

 

小島さんは寄席に出向いたときに、後輩が高座に上がっていたという

貴重な体験をしています。

 

そんな日本が誇る伝統芸能・落語が、今海外にも進出しているようです。

 

およそ300年以上とも言われる歴史を歩んできた古典落語の世界観は、

現代に生きる私たち日本人でも、理解しにくい部分がありますが、

果たして、外国人の方々はどのようにして落語を楽しんでいるんでしょうか?

 

ということで今回は「落語聴いたことありますか?あなたの好きな落語家は?

あなたの気になる日本の伝統芸能、文化は何ですか?」という質問を

リスナーに投げかけ座談会を行いました。

 

落語と触れる機会

実際に、生で落語を聴いたことがなくても、様々な作品を通して、

落語を聴いたり、その世界観に触れたことがあるという方がいるんじゃないでしょうか?

 

例えば、子どもに長い名前を付けるという滑稽噺の“寿限無”

小学校の教科書に載っています。

 

落語の名作を子どもにも分かるようにアレンジした“えほん寄席”という本で、

初めて落語という存在を知るお子さんもたくさんいるようです。

 

中には、その絵本で落語を覚えて、実際に人前で披露する、子どももいます。

 

2005年には人気脚本家・宮藤官九郎さんが脚本を手掛けた“タイガー&ドラゴン”

2007年にはNHK朝の連続テレビ小説“ちりとてちん”といった落語家を主人公とする

ドラマが放送され、落語ブームの火付け役となりました。

 

最近俳優としても活躍している、落語家・立川談春さんの原作の自伝小説

“赤めだか”は落語ファン以外にも話題となり、ドラマ化されています。

 

そして、累計200万部を突破した雲田はるこさん原作の漫画“昭和元禄落語心中”は、

アニメ化、ドラマ化もされ、若者を落語の世界へと誘うきっかけにもなっています。

 

≪ゲストコーナー≫

ニューヨーク在住落語家柳家東三楼さんをお迎えして

「落語の海外進出」についてお話を伺いました。

 

お笑い好きの少年だった

東三楼さんは現在、北米を中心に活動をされています。

 

この4月からニューヨークに住む予定です。

 

スタンダップコメディを勉強したいと思い、アメリカに渡ったそうです。

 

現在、落語家としては真打ちというポジションですが、もう一度ゼロから修業をし直して、

英語で行う落語にフィードバックしたいと考えています。

 

高校生の頃は、落語だけでなくお笑い好きで、ジュンカッツの追っかけをしたり、

爆笑問題の大ファンだったそうです。

 

彼らのネタをノートに書き留めたりもしていたそうです。

 

現在の活動

ビザの関係もあって、基本的にはボランティア活動を行っています。

 

ニューヨーク、オハイオ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴ、

タンパ、マイアミ、ボストンなどを旅しながら落語を披露しています。

 

公演場所は大学や、東アジア研究センターなどです。

 

時差、温度差と戦いながらの旅です。

 

東三楼流英語落語

過去に、桂枝雀師匠をはじめ、英語で落語に挑戦した方はいましたが、

先人とは違ったやり方で挑んでいます。

 

まず日本語で台本を書いて、それを現代の時代背景、

そしてその土地に合わせて英訳しているそうです。

 

東三楼さんの英語落語には、AmazonやUberが登場するそうです。

 

日本では、手拭を使って焼き芋を表現しますが、

アメリカやカナダでは、ベイクドポテトに変えています。

 

また、海外では音を立ててそばを食べる習慣がありませんから、

日本では音を立てて食べるのが美味しい食べ方だと説明しています。

 

ときには、ワークショップで参加者に手拭で焼き芋を食べる仕草や

扇子でドクターペッパーを飲む仕草を教えているそうです。

 

子どもたちは、すごく喜びます。

 

英語しか分からない子どもでも落語を楽しんでくれています。

 

高座では、全編落語で演じる場合と、日本語で字幕を使って古典落語を演じる場合があるそうです。

 

理解してもらうために

細かい設定や背景を知ってもらうために、ちくわやちくわぶ、また新宿末廣亭など

寄席の写真をパワーポイントに入れ込んで説明するそうです。

 

ドラマ「昭和元禄落語心中」などもテキストとして使っています。

 

落語が楽しいエンターテインメントであることを何とか理解してもらおうと、

様々な試みを取り入れています。

 

英語はどう身に付けたか?

落語で、英語を使うことはタブーです。

 

また、日本語の言葉遣いにも、注意を払う必要があります。

 

例えば、“計算する”ではなく“勘定する”と言います。

 

そんな落語の世界に身を置きながら、東三楼さんは英語が好きだったこともあって

密かに勉強を続けていたそうです。

 

セブ島にある英語学校のオンライン授業を受けていました。

 

現地に、語学留学もしました。

 

段々、英語で落語をやってみたいという想いが強くなっていったそうです。

 

そんな折、語学学校のバックアップを受けることになり、

本格的に英語で落語を演じることになったのです。

 

周りの反応は?

東三楼さんは、普段から劇団を率いてお芝居を作ったりと、落語以外の活動も熱心に行っています。

 

少し落語界との距離を取りながら、多岐に渡る活動をしていたこともあって、

英語を勉強して、落語を披露するという目標に関しては、一切誰にも教えていなかったそうです。

 

全てを師匠とおかみさんに報告をしたのは、海外で英語落語を披露して帰国してからでした。

 

「ニューヨークに住んで落語をしてもいいですか?」と2人に言ったときは、かなりビックリされたそうです。

 

費用はどうしたのか?

クラウドファンディングで集めた資金と、これまでの貯金を全てつぎ込んで、

渡航費や生活費をねん出しています。

 

衝撃の落語

東三楼さんは、高校生のときにラグビー部に所属していましたが、

鎖骨をケガしてしまいました。

 

急に何もすることがなくなってしまい、図書館に通って、絵画の本などを読んでいたそうです。

 

絵画の本に飽きた頃に、隣の棚のコーナーがたまたま落語だったことから一冊の本を手にしました。

 

それが、故立川談志師匠の「現代落語論其二 あなたも落語家になれる」でした。

 

ものすごい衝撃を受けたそうです。

 

早速、その日に図書館で談志師匠の「天災/鼠穴」のカセットテープを借りて

家で聴いたところ、あまりの素晴らしさに全身鳥肌が立ったそうです。

 

お笑いを越えたお笑いがあると知り、次の日から寄席通いが始まります。

 

芸人になるか悩んだ学生時代

高校卒業を前にして、吉本興業の養成所・NSCに入るか、落語家になるか、ものすごく迷っていました。

 

そのときは、芸人になるということが恐かったそうです。

 

一年間、予備校に通いながら進路を悩み続けていました。

 

そして、物を書くのが好きだったことと、またファンだった爆笑問題や、

追っかけをしていた立川志らく師匠が出身校だったこともあって、日本大学芸術学部に進学します。

 

落語研究会に入ろうと思って顔をしますが、自分の落語の知識量から考えると、

周りが幼く見えてしまい、入部には至らなかったそうです。

 

結局、軟式野球部に入部しました。

 

プロになったきっかけは?

大学生になってアルバイトをしながら、再び寄席通いをするようになります。

 

バイト先はバーで、暇なときにお客さんを相手に小噺をしたり、

人前で落語を披露することもあったそうです。

 

落語を演じる面白さにハマりました。

 

そんな中、大学3年生の暮れに、新宿末廣亭で行われている

柳家権太楼師匠と柳家さん喬師匠の二人会を観に行きます。

 

そのときに聴いた、権太楼師匠の「芝浜」に感銘を受け、弟子入りすることを決意します。

 

落語家になることを報告したとき、母親は2週間口を聞いてくれなかったそうです。

 

泣いて大反対されました。

 

弟子入りを決行

アルバイト先で、お兄さんが講談師をしているお客さんがいて、

その方を通じて、権太楼師匠の住所を教えてもらい、自宅へと向かいます。

 

師匠から、「落語家はホームレスになるか?売れるか?どっちかの世界だから、

止めておいた方がいい」と言われたそうです。

 

それでも「落語家になりたい!」という思いが強かった東三楼さんは、

再び両親を伴って、師匠に会いにいきます。

 

落語家は、師匠の家にも出入りするため、入門するときには、両親の許可が必要だからです。

 

落語家としての修業

最初は前座見習いとして、着物の畳み方や太鼓の叩き方、そして落語を覚えるそうです。

 

東三楼さんは、通い弟子として師匠の家を毎朝9時に訪れていました。

 

近所にアパートを借りて、暮らしていたそうです。

 

見習いが終わり、前座になると、師匠の家での修業を終えると、

着物を畳んだり、お茶を出すなど落語協会の前座として、寄席での仕事をこなします。

 

当時は、寝る暇がなかったそうです。

 

人間の業の肯定

立川談志師匠は、「落語とは、人間の業の肯定である」と定義しています。

 

人間は酒を飲みたければ飲むし、眠かったら寝るもので、

そういうことを認めるのが落語であると言っています。

 

「忠臣蔵」の四十七士を描くのは歌舞伎が担えばよくて、

あそこに参加せず逃げたヤツを描くのが落語であるとも論じています。

 

そうした人間の弱さを洒落のめすところが、東三楼さんが落語を愛する部分でもあります。

 

師匠・柳家権太楼!

爆笑派としても名高い権太楼師匠ですが、弟子に対しては厳しく、恐いそうです。

 

東三楼さんは何度もしくじり、頭を丸めたこともあります。

 

しかし、芸のスゴさは毎日感じているそうです。

 

サンフランシスコにいたときも、テレビで師匠の落語をする姿を見て、

改めてスゴいと思ったそうです。

 

いわく、「大好きで大嫌いなのが師匠」という存在だそうです。

 

日本への興味

北米の方々は、食文化に対する意識が高いそうです。

 

そのため、和食の店やラーメン屋がたくさんあるそうです。

 

日本のカルチャーに対しても興味を持っています。

「昭和元禄落語心中」などアニメを通して、落語を知り、ファンになった方が大勢います。

 

東三楼さんが着物で登場するだけで、涙を流して喜ぶ方もいるそうです。

 

目の前に「本物の落語家がいる!」ということで興奮するそうです。

 

落語の認知度を広めたい!

海外では、“歌舞伎”や“相撲”という言葉で、どんなものか理解してもらえます。

 

翻って、“落語”は、まだそこまでに至ってはいません。

 

東三楼さんは、落語もそのような存在にすることを目標としています。

 

落語が、世界のエンターテインメントになるには、

後継者をどうやって育てていくか?

また人工知能などを使って、字幕をどう分かりやすくするか?などが必要になってくるそうです。

 

≪今週の金のつぶやき≫

かつて、禁止されていた落語があったのをご存じでしょうか?

 

1941年落語家たち自らが、遊郭や酒、不倫や犯罪などのある場面が登場する

53の落語を不謹慎と判断し、自主的に規制しました。

 

東京都台東区の本法寺に“はなし塚”を建立し、台本をそこに埋めて、口演することを禁じたのです。

 

時代は戦時中、生活物資の統制が始まり、英語は“敵性語”として禁じられていました。

 

落語家たちが自主的に53の演目を禁止したのは、

落語そのものを禁じられるのを防ぐためだったそうです。

 

そして終戦翌年の1946年9月に、5年ぶりに禁が解かれ、自粛は解除されます。

 

東京大空襲により、本法寺の本堂は焼けてしまいましたが、

台本が埋められたはなし塚は無事だったそうです。

(以上、2015年6月30日 西日本新聞 参照)

 

バカバカしい笑い噺を笑う。

 

私たちにとって、それは日常のごくごく当たり前の風景です。

 

しかし、かつてそんなことすらも自粛せざるを得ない時代があったのです。

 

笑いが溢れる何気ない日常、それは平和でなければ成り立ちません。

 

次回2月22日は、第一生命経済研究所 主任エコノミスト藤代宏一さんをお迎えして、

「統計不正問題」をテーマにお送りします!

 

聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2019年2月18日

2019年2月15日

今回のれなち発見伝!テーマは「布団」

本格的な寒さが続いていますね。

風邪をひかないように、しっかりと睡眠をとることは大切です!

ということで今回のれなち発見伝のテーマは、寒い夜でも私たちに安らぎを与えてくれる「布団」!

見た目も派手で、超高級という布団に、今回は注目してみました!

 

老舗布団メーカーと新進気鋭のクリエーターがコラボレーションして誕生したブランド、その名も「FUTONSTAR」です!

このブランドは、見たこともない斬新なデザインの布団ばかりで、まさにアート!!

 

①ORIEMON RIMIX

石川啄木の「一握の砂」の一節をモチーフにした柄の布団は、とても派手な色遣いが特徴的です!

綿100%の、こちらの布団はなんと…162万円!

 

②NI-SHI-KI 24FORCE

神々しい黄金色の布団で、中綿にシルクを使っています!

こちらの値段は、259万2千円!

 

③HONEY OF TERROR

ピンク色で、ハート柄で、女子力の高そうな布団!

これで、寝ていたらモテそうです(笑)

こちらは、162万円です!どんな寝心地なんでしょう…。

 

ちなみに山崎さんも、最近、羽毛布団を新しく手に入れたようですね!

軽い布団が好きな山崎さんは、こんなにも寒いのに薄い布団で、寝ようとしていたようで、

山崎さんのお母さんが、心配して買ってくれたようです(笑)

 

今回ご紹介した布団は高すぎますが、

皆さんも、自分に合った布団を買って、快適な睡眠を手に入れましょう!

 

投稿者 : kintubu|2019年2月15日

2019年2月15日

今夜のゲストは柳家東三楼さんでした!

今夜のテーマは、

「落語聴いたことありますか?あなたの好きな落語家は?

   あなたの気になる、日本の伝統芸能、文化は何ですか?」

でした!

 

7時37分頃からは

ニューヨーク在住の落語家・柳家東三楼さんをお迎えして、

「落語の海外進出」についてお話を伺いました!

半袖で登場した東三楼さん、こないだまでいた、トロントに比べると、

こちらは半袖がちょうどいいようです(笑)

 

落語というと、日本人でも敷居が高いイメージを持つ方もいて、

さらに、海外では言葉、文化の違いがありますが、

東三楼さんの落語は、海外でとてもウケているようですね!

設定を現地の人たちに合わせたり、説明からワークショップ風にしたりと、

落語の面白さを、どう伝えるかを日々研究していると、おっしゃっていましたね!

 

今回のメールテーマで、「落語聴いたことありますか?あなたの好きな落語家は?」と、落語についてメールを募集しました!

学校の授業をきっかけにしたり、父親が落語好き、大学のサークルがきっかけで、

落語を好きになった方がたくさんいらっしゃいました!

また、インドに落語を披露しに行った友人をもつ方がいらっしゃったりもしました!

 

今回のゲスト、柳家東三楼さんの寄席に行ってみたいと思った方は、

こちらの東三楼さんのTwitterなどで、情報をキャッチして、ぜひ足を運んでみてください!

@kogontayanagiya

 

投稿者 : kintubu|2019年2月15日

2019年2月15日

今夜の金つぶ!テーマは「落語の海外進出」

金曜つぶやきショー、略して“金つぶ”!

テレビや新聞のニュースとはちょっと違う、

ラジオならではの「今、知りたいこと」を、

毎週一つのテーマに絞って、じっくりと時間をかけて、

リスナーの皆さんと一緒に考えていきます!

 

今夜のテーマは、

「落語聴いたことありますか?あなたの好きな落語家は?

   あなたの気になる、日本の伝統芸能、文化は何ですか?」

 

7時20分過ぎからは、ニック土屋さんの「金つぶITニュースWEB」

インターネットで飛び交う、今週1週間のIT、科学、経済のニュースから

独自の目線でピックアップします!

 

7時37分頃からは、

ニューヨーク在住落語家柳家東三楼さんをお迎えして、

「落語の海外進出」についてお話を伺います。

 

そして8時32分からは山崎怜奈のコーナー!

「れなち発見伝!」をお送りします!

 

メッセージもお待ちしてます!

メールは kintubu@bayfm.co.jp まで!

柳家東三楼さんへの質問もどしどし送ってください!

今夜も7時から座談会です!

投稿者 : kintubu|2019年2月15日

2019年2月10日

#200 2月8日放送分 おいしい野菜

今回のテーマは、

「おいしい野菜を食べよう!」でした!

 

野菜食べてる?

野菜は、栄養価も高く、私たちが健康な生活を送る上で欠かせない食物です。

 

皆さんの家庭でも食卓にのぼることが多いかと思います。

 

山崎さんは、ニンジン、ジャガイモ、ブロッコリーなどの野菜が入ったシチューを作るそうです。

 

料理が苦手な小島さんは、以前野菜炒めを作ったところ、味が今イチで、

結局焼肉のタレをかけて食べたことがあります。

 

ということで今回は「野菜食べてますか?好きな野菜は何ですか?

野菜を使ったおススメのメニューありますか?」という質問をリスナーに投げかけ、

座談会を行いました。

 

農地が借りやすくなった

都市部を中心に、住民が農地を一部借りて、野菜や果物を育てる“市民農園”が流行っています。

 

全国の市民農園は2017年3月末に“4223ヵ所”と、過去10年でおよそ“30%”も増えています。

 

また2018年9月には、“個人”“企業”“農地”を借りやすくなる新しい法律が施行されました。

 

これまでは、個人や企業が農地を借りるには、“自治体”などを通さなければなりませんでしたが、

新しい法律によって、“所有者”と直接契約を結べるようになったのです。

 

例えば、ある企業が運営する市民農園の場合、その畑を借りると、種や農具が

企業から提供されるだけでなく、専門家の指導も受けられるため、

利用者は身ひとつで野菜や果物の栽培を始めることができます。

 

こうした法律が施行された背景には、2020年に“生産緑地”と呼ばれる

都市部の農地の“税制優遇”の期限が切れることから、

一斉に自治体への買い取り申し出がなされる懸念があるからです。

 

厳しい財政状況の自治体が大規模な買い取りを行うことは現実的でないため、

所有者が農地を貸し出しても、“相続税”などの軽減を受けられる制度を法律によって設けました。

(以上、2018年11月20日 NIKKEI STYLE 参照)

 

農地を貸す側は税制優遇が受けられ、また借り手側も煩わしい手続きなどなく、

気軽に農業を始められる、まさにお互いにウィンウィンといった関係ですね。

 

≪ゲストコーナー≫

イタリアンレストランらんどね空と海”シェフ料理研究家

藤田承紀さんをお迎えして、「おいしい野菜」についてお話を伺いました。

 

お店はどこにある?

イタリアンレストラン・“らんどね空と海”は、千葉県船橋市神保町にあります。

 

新京成線・三咲駅から車で10分くらいです。

 

森の中にあって、自然が溢れるレストランです。

 

綿作りで出会いが!

藤田さんは、ある高齢の男性から畑を借りて農業を始めました。

 

その男性が藤田さんの理想とする農法で農業をやっていたからです。

 

畑を借りることになったのですが、借りる条件として、

野菜の他に、綿も栽培するように男性から言われていました。

 

そのため、藤田さんは野菜と綿を栽培し、

綿から糸を紡ぎ、その技術を教える講師をしていたそうです。

 

糸は増えるばかりで、使い道がない状態でした。

 

そんな中、畑の近くに素敵な木造の建物が建てられ、そこで、機織りをしていることを知ります。

 

“空と海”という福祉サービス事務所でした。

 

藤田さんは、「織り」を教えてもらおうと、門を叩きます。

 

すると、その場にいた方々も、糸を紡いでいる人を探し求めていました。

 

こうしたことから、お互いに情報を共有することになり、交流が始まりました。

 

レストランオープンのきっかけは?

“空と海”は、障がいを持つ方々が利用しています。

 

機織りや和紙作り、刺繍などのモノづくりが行われています。

 

施設の周りには、飲食店がなく、利用する方や彼らを送迎する家族が、

気軽に食事をする場所がありませんでした。

 

空と海のスタッフは、そうした状況から飲食店を開きたいと思っていたそうです。

 

そこで、料理人でもある藤田さんに、「一緒に飲食店をやりましょう」と声がかかり、

レストラン“らんどね空と海”がオープンすることになりました。

 

空と海の飲食部門を、藤田さんがお手伝いすることになったのです。

 

自分も助けてもらったからこそ

藤田さんは生まれつき左耳が聞こえません。

 

幼少の頃は、それが原因でいじめられたこともあったそうです。

 

しかし、自分を救ってくれる家族や仲間が周りにいて、前向きになれたそうです。

 

そのため、自分も困っている人がいたら、助けたいという想いがありました。

 

こうした背景もまた、藤田さんがレストランを手伝うことへの動機にもなっています。

 

料理人になったきっかけは?

藤田さんは大学卒業後、プロのダンサーとして活躍していました。

 

しかし、3~4年のキャリアを積んで、軌道にのってきた矢先、半月板を損傷してしまいます。

 

ある医師から、歩くこと、そして食生活を見直すように言われ、手術を回避して、

リハビリのために元々興味があったイタリアに行きます。

 

イタリアで歩いてリハビリをすると、なんと治ったそうです。

 

滞在中に、「料理」への興味が湧いてきたそうです。

 

帰国後はある料理研究家のもとでアシスタントを務め、ダンスと並行して、料理の勉強に励みます。

 

料理の魅力に取りつかれた藤田さんは、さらに腕を磨こうと、イタリアに渡り1年間修業をしました。

 

おいしいモノを食べて欲しい

空と海の利用者さんと出会った頃、彼らは毎日決まったお弁当を食べていて、

中にはレストランに食事に行ったことがない、イタリアンを食べたことがないという方がいることを知り、

ショックを受けたそうです。

 

そこで、月1回のランチ会を開きました。

 

当時は、キッチンもなく、カセットコンロを使っての調理で、

カルボナーラやミネストローネを振舞ったそうです。

 

手の込んだ料理ではなかったのですが、彼らは藤田さんの作る料理を食べて、

「こんなおいしいモノ、生まれて初めて食べた!」と喜んでくれたそうです。

 

中には、感激のあまり、涙を流す方もいたそうです。

 

料理人冥利に尽きる体験でした。

 

障がいがあるということで、レストランなどに行きにくいという現実があります。

 

気をつかって、そうした場所を積極的に利用できないということもあるそうです。

 

ですから、誰もが気軽に利用できるバリアフリーのレストランにしたいという想いも、

藤田さんを始め、施設のスタッフはオープン前から抱いていたのです。

 

働くスタッフの姿を見て

らんどね空と海は、福祉サービス事務所・空と海の利用者さんもスタッフとして働いています。

 

彼らは根気強く、文句も言わずに、一生懸命働いているそうです。

 

高価な機械でなければできないような細かい作業も、自分の手でひとつひとつ手掛けてくれるそうです。

 

キッチンの床などもピカピカになるまで掃除しています。

 

メニューは?

ピザと野菜がメインです。

 

お店のある船橋は、梨が名産です。

 

梨の木は、20~30年に1度、切り倒さなければならないそうです。

 

そのため、木が廃材となって積み上がっていきます。

 

お店では、そうした処分に困っている木を譲り受けて、ピザを焼くのに利用しています。

 

また、みんなが食卓を一緒に囲めるように、ワンテーブルを意識しているそうです。

 

野菜をベースとして、そこから食べたいモノをチョイスすることができるスタイルになっているそうです。

 

野菜嫌いはどうすればいいか?

藤田さんは、畑で料理教室をやっていたときに、

「家では野菜が嫌いと言って子どもがここではバクバク食べるんです」と言う

親御さんにたくさん出会ったそうです。

 

自分で採った野菜を食べる、つまり経験も一緒に食べるということが重要で、

大好きな仲間と食事をしたり、素敵に調理して食べるといった経験を

付加価値とすることで、野菜もおいしく食べられると藤田さんは考えています。

 

また、おいしくないと舌が判断するのは、自分に必要ないという意味でもあるそうです。

 

今まで、食べてきた野菜が嫌いになっていたのは、不味い野菜を食べていたせいかもしれません。

 

ですから、新鮮でおいしい野菜をもう一度食べてみて欲しいそうです。

 

おいしい野菜を口にすることで、「野菜が嫌い」という思考が変わるかもしれません。

 

おいしさを保つ保存方法

その野菜が成長している姿で保存しましょう。

 

例えば、ネギは上に向かって成長するので、横に倒して保存すると、

人間で言うと、腹筋をさせられているような状態になってしまいます。

 

余計な力を使わせることで、痛むのが早まってしまうそうです。

 

ネギは縦にして、保存するのがいいそうです。

 

早く新鮮なうちに使う

基本的に長く持たせることを考えるよりも、早く使うことを意識しましょう。

 

料理をするときに、食材の数を減らしたほうがいいそうです。

 

5つの野菜を使う場合、5分の1ずつしか使えません。

 

余ってしまうと、時間が経って、野菜の旨みがなくなってきます。

 

それが、野菜嫌いになる原因のひとつでもあります。

 

食材を少なくして、新鮮なうちに食べることで、おいしい野菜を食べることができます。

 

おススメ野菜レシピ

人がおいしいと感じる塩分濃度は、0.8%前後と言われているそうです。

 

人間の体の中を流れる体液の塩分濃度も0.8%だそうです。

 

藤田さんがおススメするのは、0.5%の塩分濃度のスープです。

 

500gの野菜を鍋に入れて、そこに500ccのお水を入れます。

 

合計1㎏です。

 

そこに、1㎏の0.5%=5gの食塩を入れて煮ます。

 

だいたい小さじ1杯ですが、計りで正確に計ったほうがいいそうです。

 

野菜をおいしく食べる!

時間をかけて育ったパクチーは、厚みがあって、甘味があるそうです。

 

早く収穫したものや、時間が経ったパクチーは香りだけで、味もなく、あまりおいしくないそうです。

 

葉に厚みのあるパクチーを選びましょう!

 

ゴーヤは、甘味を加え、油でマスキングすると柔らかくなって苦みを抑えられます。

 

ですから、甘い卵と油を使うゴーヤチャンプルーはまさに、

ゴーヤの美味さを引き立たせるのに完璧なメニューなのです。

 

キャベツは、外側と内側で使い分けましょう!

 

外葉は、歯ごたえがあって、ちょっと苦く、

一方、内葉は、中心に行けば行くほど若いので、甘味があって柔らかいです。

 

外側は油を加えて炒めモノなどに使い、中心部分は千切りにしてサラダなどに使うといいそうです。

 

またキャベツは繊維を断ち切ると柔らかくなります。

繊維に沿って切ると、シャキシャキが残ります。

 

用途に分けて切りましょう!

 

≪今週の金のつぶやき≫

ヨーロッパの多くの国では、出荷する野菜のサイズが法律によって

厳しく決められているため、生産された青果の実に“97%”が違法扱いになっています。

 

見た目が悪い、いわゆる“規格外の野菜”は、質が良いにも関わらず、破棄されてしまいます。

 

そのため、発育状態やカタチを均一にするために、

化学薬品を用いられるといったことが農業の現場では起こっています。

 

こうした現状に疑問を投げかけるべく、フランスの大手スーパー・カルフールが

店頭に並ばない、いわゆる規格外の野菜や果物を販売しました。

 

その名も“ブラックマーケット”=闇市。

 

スーパーの一角には、黒の背景をバックにした農家の人たちがアウトローな雰囲気で、

自分の作ったいびつなカタチをした野菜を手にしたポスターが掲げられました。

 

「自然なものがすべて同じカタチに育つのは、おかしい。

いびつなのはニンジンでもピーマンでもなく、法律のほうだ」というのが、カルフールのメッセージです。

 

こうしたカルフールの勇気ある行動に、消費者の大きな支持が集まり、

法律改正の署名運動が行われました。

 

その結果、行政が重い腰を上げ、ついにはEUの法律を改正するまでになったのです。

(以上、2018年11月29日 IDEAS FOR GOOD 参照)

 

肥沃な大地で育てられた野菜は、高い栄養価と、

作った人たちの真摯な気持ちが込められています。

 

まだ食べることができる食品が破棄される、“食品ロス”が問題となっている中、

わたしたち消費者はもっと賢くなる必要があるんじゃないでしょうか?

 

あなたは、どう感じましたか?

 

次回2月15日は、落語家柳家東三楼さんをお迎えして、

「落語の海外進出」をテーマにお送りします!

 

聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2019年2月10日

2019年2月9日

今夜のれなち発見伝!テーマは「チョコレート」

2月14日は、興奮するぜぇな、バレンタインデー!

女子は贈るスイーツ作りを楽しんだり、男子は少しソワソワしているのでは、ないでしょうか?

そこで今回のれなち発見伝は、「チョコレート」を取り上げました!

 

最近は和テイストのチョコレートが人気です!

見た目もそうなんですが、味も和食でお馴染みの調味料や食材を使ったチョコレートが売り出されているようです!

 

例えば、カルディコーヒーファームの「もへじの和とりゅふ」は、

しょうゆ、甘酒、沖縄産のシークヮーサー、ゆず、生わさびを使用したトリュフチョコレート!

また、世界的パティシエ、ショコラティエの辻口博啓さんのブランド「ル ショコラ ドウ アッシュ」では、

野沢菜とわさび、味噌とバナナ、温州みかんなど、ショコラと和素材を合わせた新作が登場しているようですね!

 

そして、今回は山崎さんが、Shibuya Hikarieで開催中の

「Shibuya Hikarie HAPPY VALENTINE 2019」に実地調査に行きました!

(美味しかったチョコレートを思い出す山崎さん)

 

ショコラティエール中村有希さんのブランド、〈Nakamura Chocolate〉のセレブレーションボックス!

色合い鮮やかで天然石のようなキレイなチョコで、リッチな味わいが楽しめるようです。

この他にも色々なお店やチョコレートもご紹介したので、radikoのタイムフリーで聴いてみてください!

 

山崎「ハッピーバレンタイン!」

投稿者 : kintubu|2019年2月9日

2019年2月9日

今夜のゲストは藤田承紀さんでした!

今夜のテーマは、

「野菜食べてますか?好きな野菜は何ですか?

                    野菜を使ったオススメのメニューありますか?」

でした!

 

7時37分頃からは

レストラン・らんどね空と海シェフで料理研究家の藤田承紀さんをお迎えして、

「おいしい野菜」についてお話を伺いました!

藤田さんは、小島さんがうなるほどのイケメンで、料理、ダンスと多才な方でした!

 

野菜は新鮮なうちに食べるのが大切なようで、

野菜の旨みや栄養素を逃さず、食べる1番の方法は、

食材の数を減らして、早く使い切るのがいいようですね!

 

家庭で簡単にできる野菜を使ったオススメのレシピも教えていただきました!

1つは野菜スティックなど生で食べること、もう1つがスープを挙げられていました!

スープは、塩分が重要なようで、野菜スープ1kgに対しては5g、

0,5%のお塩を入れるといいようですね!

 

今回のゲスト、藤田承紀さんがシェフを務める、

レストラン・らんどね空と海では、美味しい野菜やピザが食べられます!

詳しくは、こちらのホームページをチェックしてください→(https://www.jizokai.com/

 

そして、金つぶからのwinwinなプレゼント、

『イタリアン・レストラン“らんどね 空と海”藤田シェフ特選の

おいしい野菜とドレッシングの詰め合わせコース、または野菜のための塩とオリーブオイルのコース』の

当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。

たくさんのご応募ありがとうございました!!

 

投稿者 : kintubu|2019年2月9日

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