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2017年1月22日

#94 1月20日放送分 アメリカ大統領就任式

今回のテーマは、

「アメリカ大統領就任式」でした!

 

トランプ大統領誕生!

ドナルド・トランプ氏が第45アメリカ大統領に就任しました。

 

トランプ氏といえば、過激な発言で選挙戦から注目を集めていました。

金つぶでも何回も取り上げてきました。

 

一時は泡沫候補とまで言われていましたが、“アメリカを再び偉大にする”という

公約を掲げ、支持者を増やし、共和党の代表候補に選ばれました。

 

そして昨年11月の大統領選挙で民主党、ヒラリー・クリントン氏を破って当選しています。

 

大統領選勝利後は暴言を封印し、現実路線に修正していくかのように思われていましたが、

11日に行われた記者会見では、自分に都合の悪い記事を掲載したメディアを

強く批判するなど、相変わらずのトランプ節は健在でした。

 

貿易の不均衡をめぐり日本も名指しで批難されています。

 

アメリカの大統領といえば、世界を牽引するリーダーでもあります。

国のトップ、リーダーとして、どのように政治力を発揮していくのか?注目されています。

 

ということで今回は、「アメリカ新大統領就任直前スペシャル!

リーダーとしてのトランプ氏に何を期待しますか?

あなたの周りに理想の、あるいは困った上司や先生はいますか?」という質問を投げかけ、

就任式が行われるアメリカの首都・ワシントンからの生リポートをまじえながら

座談会をしていきました。

 

トランプ氏はどんな上司なのか?

トランプ氏といえば、不動産を中心に事業を展開してきた経営者で、

いわば多くの部下を持つ上司でした。

 

かつてトランプ氏が経営する企業で長年側近として仕えた男性は

上司としてのトランプ氏をこう評しています。

 

「彼は部下から業務の報告を受けた際、AからZまでの全体像を数秒で理解し

大きな絵を描くことが得意でした。事業の枠組みを決めたら、その後は部下に任せていました」

 

「乱暴な人間に見えますが、彼を慕う人には悪いようにしません。

一方で、ビジネスで利害が対立した人たちから攻撃されると

倍返しとも言える激しい仕返しをして、多くの敵をつくってきました。

しかし、本人はそのことを気にしていません」

 

トランプ氏の支持者は、ビジネスマンとしての実績を

政治の世界でも活かして欲しいという期待があります。

 

一方で、選挙戦でも度々見られましたが、敵と見なした相手に対する

厳しい罵倒や批判は、経営者時代と変わっていないようですね。

 

大統領就任後もこのスタイルが続くと、外交にも影響するのではないでしょうか?

国のリーダーとしての手腕が注目されます。

(以上、1月9日 朝日新聞 参照)

 

お山の大将度チェック!

ゴールドマン・サックス元副会長で、ハーバードビジネススクールの元教授、

ロバート・スティーブン・カプランの著書・

『「自分の殻」を打ち破る ハーバードのリーダーシップ講義』の中で

孤立したお山の大将状態のリーダーかどうかをチェックする項目があります。

 

・部下の話を遮らずに聞いているか?

・助けが必要なときに正直にアドバイスを求めているか?

・部下を信じて仕事を任せているか?

・自分の落ち度や盲点を面と向かって指摘してくれる“腹心の友”はいるか?

・批判を受け入れる器の大きさはあるか?

 

“2つ”以上の“NO”だと黄色信号状態で、陰で“独裁者”呼ばわりされて

哀れな孤立に陥っている可能性があるそうです。

 

あなたはどうでしたか?

(以上 2016年10月28日 ニュースウィーク日本版 参照)

 

異例の数の反対のデモ!

さて就任式は、連邦議会議事堂前で行われます。

トランプ氏は、宣誓と就任演説を行った後、議事堂からホワイトハウスまでをパレードします。

 

アメリカの国土安全保障省のジョンソン長官は、13日の記者会見で

就任式の人出を、“70万から90万人”と予想していることを明らかにしました。

 

これは、過去最多のおよそ“180万人”が集まった2009年の“オバマ大統領”の就任式と

比べると半分です。

 

一方で、トランプ次期大統領への支持、または抗議のデモを予定する団体が99にものぼり、

過去最大規模になると予想され、警察などおよそ2万8千人が警備にあたるそうです。

 

ボイコットが続々!

就任式の参加を巡って、異常な事態も起こっています。

 

公民権運動の英雄で、民主党の下院議員のジョン・ルイス氏は

トランプ氏について「正統な大統領とは見ていない」と発言し、欠席する意向を表明しています。

 

これに対し、トランプ氏が「口先ばかりで、行動も成果もない」と批難したことから反発が広がり、

民主党議員50人以上が就任式をボイコットする見通しだと、主要メディアは伝えています。

 

さらに議員だけではありません。

 

ブロードウェイミュージカル「ドリームガールズ」で人気を博した歌手の“ジェニファー・ホリデイ”

ファンの猛反対で、就任コンサートの出演を辞退しています。

 

就任コンサートを巡っては、“エルトン・ジョン”“セリーヌ・ディオン”、ロックバンドの“KISS”など、

多くの有名アーティストやバンドの出演拒否が報じられています。

(以上、1月14日 18日 日本経済新聞 参照)

 

ハリウッド女優・“メリル・ストリープ”も、ゴールデングローブ賞のスピーチで

実名こそ出していませんが、トランプ氏を批判していましたね。

 

前例のない次期大統領に、エンタメ界も翻弄されているようです。

 

スピーチライターという職業!

アメリカの大統領の就任演説では、過去名スピーチがいくつも生まれていますが、

それを裏で支えているのが、“スピーチライター”という職業です。

 

例えば、オバマ前大統領には3人のスピーチライターがいましたが、

中でも主任ライターのジョン・ファブロー氏は、当時27歳という若さでした。

 

オバマ氏とのミーティングを踏まえ、歴代大統領のスピーチやそれに関する批評を

入念にチェックし、就任演説の最初の原稿はスターバックスの店内で練り上げたそうです。

 

一方トランプ氏には、昨年の同氏のスピーチのほとんどを手掛けた、

31歳のスピーチライター、スティーブン・ミラー氏がいます。

 

当然、ミラー氏が原稿作りの中心になっていると思いますが、複数の主要メディアによると、

就任演説の第一稿はトランプ氏自らが執筆したと伝えています。

(以上、1月13日 HARBAR BUSINESS ONLINE 2009年1月23日 All About 参照)

 

当日のスピーチでは、“アメリカファースト”政策を掲げていましたね。

あなたは、トランプ氏の演説を聞いて、どのように感じましたか?

 

≪ゲストコーナー≫

アメリカ大統領就任式が行われるワシントンからジャーナリスト津山恵子さんに

生リポートを伝えてもらいました。現地時間は、朝6時です。

 

8年前のオバマ大統領の就任式のときは、冷下10度。

今回は5度ということから温かく感じるそうです。

 

直前の現地の様子!

就任式前日の夕方に津山さんは、“連邦議事堂”周辺を訪れています。

議会手前1㎞からは、チケットがないと入れないそうです。

 

ホワイトハウスまでパレードが行われるペンシルベニア通りは警察官だらけで

封鎖され、歩行者天国になっています。

 

当日、自分たちのチケットで入れる場所の確認をしに来ていた人たちがたくさんいて

トランプTシャツなどのグッズを買っていました。

 

前日の夕方は、抗議デモのようなものはほとんどなく「トランプは“レイシスト”(差別主義者)」と

書かれたプラカードを持って歩いている人が1人だけいたそうです。

 

しかしワシントンでは、就任式翌日に、女性や同性愛者、環境保護派、反トランプ派など

様々な人たちを100万人集めて抗議集会を行う予定です。

 

また、ニューヨークのトランプインターナショネルホテル前では、映画監督の“マイケル・ムーア”氏や、

俳優の“ロバート・デニーロ”氏らの呼びかけにより、前日に大規模な抗議デモが行われました。

 

前回の就任式直前との違い!

“オバマ前大統領”の1回目の就任式には、およそ“200万人”の人出があり、

抗議デモはなく、鉄柵も1つあるだけでした。

 

一方、“トランプ新大統領”の就任式には、およそ“90万人”“支持者”が集まると予想されていますが

翌日の“反対デモ”には、およそ“100万人”の人出が予想されています。

 

主義が真っ二つに分かれた人たちが、ワシントンに集中するので、

オバマ前大統領のときと比べると、警備がかなりきつくなっているそうです。

 

例えば、前回はパレードが行われた通りには、警察が用意した鉄柵が1つだけでしたが、

今回は歩道と道路に2つあったそうです。

 

また通りには、昨年オープンしたばかりの“トランプインターナショナルホテル”があります。

1晩500~700ドル(5万円~7万円)するそうです。

 

抗議のターゲットになる可能性が高く、柵が3重になっていて、なかなか中に入れないように

なっていますが、ホテルの中の高級バーでは、“オバマケア廃止”に反対する人たちが

咳を一斉に始めて、抗議をしていたそうです。

 

ボイコットをする議員の数

20日のワシントンポストの朝刊は、”70人”の議員が欠席すると報じています。

 

反対政党の大統領が就任することになっても、リスペクトして出席するのが当たり前なので

今回は全くの異常事態です。

 

津山さんも、「こんな失礼なことをしていいのか?」と危惧したそうです。

 

アメリカに生まれた対立と摩擦

“ヘイトクライム”(差別と偏見に基づく攻撃)の数が増えてきています。

 

津山さんの住んでいるニューヨークでは、子どもの公園にナチスのシンボルが

書かれるなどの事件が起きているそうです。

 

日本人は白人ではないので、ヘイトクライムに巻きこまれないように、

例えば地下鉄で電車を待っているときは、フォームの淵に立たずに

中央で待っていましょうなど、声がけをしているそうです。

 

トランプ氏は選挙中に、ムスリム教徒のアメリカへの入国を全面禁止すると発言してきました。

 

また、中国、日本、メキシコがアメリカの経済をダメにして、そのせいで失業者が増えたとも

言っています。

 

ですから、これから先、自分が中国人、日本人、メキシコ人であることを言うのを

憚れる場面が出てくるそうです。

 

津山さんは、取材でトランプ氏の選挙集会に3回足を運んでいますが、

99.9%白人しかいなかったそうです。

 

いつ摘み出されるのかという恐い雰囲気がありました。

 

実際に、ワシントンを訪れたところ、トランプグッズを買って楽しんでいる人は

白人しかいなかったそうです。

 

民間企業を名指し批判

トランプ氏は、ツイッターでメキシコに新工場の建設を計画している

日本の自動車メーカーを批判しました。

 

国家の首脳が民間企業を名指しで批判をすることは、これまで聞いたことがないそうです。

 

国のリーダーがソーシャル・メディアを使う場合、民間企業や市民の運動家を褒めることに

使われてきたのでビックリしたそうです。

 

もしメキシコの工場建設が撤回されるとか、すでにある工場でリストラを進め、

その分アメリカ国内の従業員を増やすことになると、トランプ氏を支持してきた人たちにとっては

グッドニュースとなります。

 

そうしたことから、トランプ氏に来て欲しいという地域もあるそうです。

 

メディアとの激しい対立

これまで、ホワイトハウスでの取材は、記者、報道機関で順番が決まっていて

大統領が指名するというのが慣例でした。

 

しかし、先日行われた記者会見では、一部の報道機関に質問をさせませんでした。

 

事前にトランプ氏が好ましくないと思った記者や報道機関を排除する環境になっているので、

今後そうしたことが現実に起こるのではないかと津山さんは不安視しています。

 

実際に、アメリカのジャーナリストの中には「ボクらのところはダメなんじゃないか」という

話も出ているそうです。

 

“質問できる”“厳しい質問にも答えをもらえる”ということは、報道の自由の大きな一部です。

 

記者会見は、平等の機会であり、様々な報道機関が参加して質問をできるような環境を

作っていって欲しいそうですが、今のところ不透明です。

 

アメリカの今後は?

津山さんは、人種、女性、弱者に対する差別が増えていかないようにと願っています。

 

アメリカ人は辛抱強く、何か問題があるとそれを良くするために

みんなで立ち上がって行こうとする国民性があります。

 

仮に良くないことが起きれば、改善しようとするデモが行われ、

マーティン・ルーサー・キング牧師のような指導者が出てくるのではないかと

予想しているそうです。

 

≪今週の金のつぶやき≫

津山さんによる現地・ワシントンからの生リポートいかがでしたか?

 

トランプTシャツが売り出され、それを買って楽しんでいる人たちがいるというのは

実にアメリカらしいですよね。

 

異例づくしの大統領の誕生となりましたが、そのカリスマ性と経営センスで

アメリカ経済を上向きにし、ひいては世界平和を進めていって欲しいですね。

 

さて、スピーチといえば結婚式を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか?

 

新婦以上に号泣して何を言っているのか分からない女友だちとか、

酔っ払って新郎の女癖の悪さを言いだす同級生とか、突っ込みどころ満載なスピーチがあります。

 

また、「はなはだ“僭越”ではございますが…」を「はなはだ“千円札”ではございますが…」、

「宴も“たけなわ”ではございますが…」を「宴も“高輪”プリンスホテルではございますが…」とか言う

必ずスベるオヤジのスピーチなんていうのもありますね。

 

友人が再婚し、結婚式を挙げたのですが、

スピーチで彼の上司が「いやー2度目の結婚式のほうがいいですね」と言って

会場が凍りつかせたことがありました。

 

大事なスピーチを頼む場合、困った上司は事前に候補から排除しておきましょう(笑)

 

次回1月27日は、NPO法人 bond  PROJECT代表橘ジュンさんをお迎えして

「居場所のない少女たち」をテーマにお送りします!聞いてちょーだい!!

 

 

 

投稿者 : kintubu|2017年1月22日