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2018年4月17日

#158 4月13日放送分 中国

今回のテーマは、

「今、中国は?」でした!

 

中国の動きに注目!

山崎さんは、中国圏のファンの方々が握手会に来ることもあって、

中国語を1年半学んでいるそうです。

 

その中国の動きが世界から注目を集めています。

 

先月末に、北朝鮮の“金正恩”朝鮮労働党書記長が、

非公式ながら中国を訪問し、“習近平”国家主席と会談を行いました。

 

金正恩氏が最高指導者に就任して以来、“初の外遊”ということもあって、

世界各国のメディアが中国への電撃訪問として取り上げました。

 

また、“アメリカ”との“貿易摩擦”もこのところ激しくなっています。

 

アメリカの“トランプ政権”は、中国の“知的財産の侵害”などを理由に、

高い“関税”を課す制裁措置の原案を発表しました。

 

それに対して、中国政府もアメリカから輸入する“大豆”“自動車”など

106品目に25%の関税を追加で課す、報復措置を準備していることを発表しています。

 

対立がエスカレートしているこの貿易戦争は、世界経済そして

両国ともに関係の深い、日本にどんな影響が出てくるのでしょうか?

 

ということで今回は、「あなたは中国と聞いて何を思い浮かべますか?

あなたにとって身近な中国のモノは何ですか?人は誰ですか?」という質問を

リスナーに投げかけ、座談会を行いました。

 

≪ゲストコーナー≫

第一生命経済研究所主席エコノミスト西濱徹さんをお迎えして、

「国際社会の中の中国」についてお話を伺いました。

 

全人代での議題

先月、中国で“全国人民代表大会”が行われました。

 

“習近平”政権が2期目に突入するという中、“憲法改正案”“政府の機構改革”

“主要人事”“成長率目標”など議題は多岐に渡りました。

 

中国では、“25人”“政治局委員”が13億人の行く末を決めていますが、

その半数以上が習近平国家主席の側近だそうです。

 

元々、“国家主席”“2期10年”という任期でしたが、

今回の憲法改正で、その任期が撤廃されました。

 

ですからやろうと思えば、永遠にその座に就くことができてしまいます。

 

金正恩書記長の電撃訪中!

北朝鮮のトップの初外遊は、これまで中国でした。

 

北朝鮮と中国は、切っても切れない関係、血で結ばれた関係でした。

 

しかし、金正恩氏はトップの座に就いてから、外遊を行っていません。

 

そんな中、“米朝首脳会談”が開催されることが決定しました。

 

そこで、アメリカとの会談の前に中国と会っておこう、

またアメリカと会談をすることの了承を取っておこうということになったそうです。

 

“仁義を切る”という意味合いが大きいようです。

 

その一方で、仮に米朝首脳会談が失敗したときに、

中国に後ろ盾になってもらいたいというもくろみもあります。

 

北朝鮮に対する影響力

アメリカや日本をはじめ世界各国が、北朝鮮に対して“経済制裁”を行い、

その効果が出ています。

 

中国も表立ってはその経済制裁に加わっていますが、

実は陰では、北朝鮮に支援をしているのではないかと見られています。

 

また、今回金正恩氏が中国を訪れたこともあって、

経済だけでなく政治的な影響力も大きいと言えます。

 

米中貿易摩擦

アメリカのトランプ大統領は、選挙のときに“貿易赤字の削減”

公約に掲げていました。

 

自国で作ることができないから輸入に頼り、

それによって国民が生活を送ることができているという側面などを

考慮すると、一概に貿易赤字がいいか、悪いか言えません。

 

ただ、アメリカ側の言い分としては、他国から輸入するのは、

その国が勝手に安いモノを作っているからだということになるそうです。

 

その標的が中国です。

 

トランプ大統領は「彼らはルールも知的財産も守らず、

アメリカから利益を奪っている」と言って大統領に就任しています。

 

ですから、トランプ大統領にとって、貿易赤字削減は大きな課題です。

 

実際にアメリカの貿易赤字の半分は中国が占めています。

 

中国がルールを守っていない反面、

アメリカも一方的に関税を課すという“WTO”(世界貿易機関)のルールから

完全に逸脱しています。

 

言うことは正しくても、やっていることは間違っている。

アメリカのこうした出方もあって、中国はある程度強気になっているそうです。

 

政権内の対中強硬派

トランプ政権内で”貿易制裁”を主導しているのは、

“ナバロ”通商製造業政策局長や“ライトハイザー”通商代表部代表です。

 

特に、ナバロ氏は「米中もし戦わば」という本を出版するほど“対中強硬派”です。

中国を封じ込まなければ、アメリカは持たないという考えを持っています。

 

貿易摩擦の世界経済への影響は?

現在、世界経済は調子がいいそうです。

 

その要因は、“貿易量の増加”にあります。

 

しかし、経済大国のアメリカと中国が貿易を縮小してしまうと、

世界経済に悪影響が出てしまう可能性があります。

 

アジアの新興国は中国への依存が大きいです。

 

日本も中国をはじめアジアの新興国へ輸出を行っています。

 

ですから貿易摩擦による縮小傾向は、日本にとっても大きなダメージとなります。

 

悪循環に陥る可能性があるそうです。

 

アメリカがTPP復帰!?

トランプ大統領は、農業に精通した議員に会ったときに、

“TPP”(環太平洋パートナーシップ協定)の復帰について発言しています。

 

しかし、これは、リップサービスの域を出ないと見られています。

 

ツイッターを駆使するトランプ氏の言動に関しては、

不確かなこともあるので、様子見をしておいたほうがいいそうです。

 

両国の落としどころは?

もし貿易赤字削減を目指すならば、中国にモノを買ってもらって

それを達成していくことも可能です。

 

しかし、トランプ政権には対中強硬派のナバロ氏やライトハイザー氏が控えています。

 

“中国製造2025”という政策があります。

 

これはハイテク産業を盛り上げることで、2025年までに

製造業をもう一段上のレベルに上げようという中国の政策です。

 

アメリカが今回高い関税を課しているのは、

この政策にある品目ばかりだそうです。

 

つまり、アメリカは中国の製造業が上のレベルにいかないように、

今のうちに芽を潰しておこうと考えています。

 

こうした中国への封じ込めが狙いだとすると、

貿易摩擦の落としどころは見出しにくそうです。

 

貿易赤字の削減か、あるいは中国の封じ込めか、

その目的によって目指すところが違ってきます。

 

中国の経済は?

2015年頃の中国経済は、バブル崩壊もあって非常に苦しい状況でした。

 

そこからの持ち直しが今鮮明になっているそうです。

 

世界の貿易量が増えていることで、中国も輸出が増えています。

 

また、国内では個人消費、投資を刺激する政策が行われています。

 

国外、国内の両輪が好調です。

 

このまま中国がルールを破るような不公正を働いて大きくなっていき、

中長期に渡って中国のルールが世界のルールになってしまうことに

危機感を持っている国からすると、短期間で潰しておいたほうがよい

という結論になります。

 

アメリカのナバロ氏やライトハイザー氏がこれに当たります。

 

中国に対する脅威

全人代によって行われた憲法改正で、

前文に「習近平の新時代の中国の特色ある社会思想」ということが

盛り込まれました。

 

習近平氏は、「中華民族の夢」、「偉大なる復興」などというワードを使い、

膨張主義を主張しました。

 

中国標準がグローバルスタンダードになるということまで

考えている可能性があるそうです。

 

また習氏は2050年頃までを目途に、

中国が“社会主義現代化強国”になることを宣言しています。

 

こうした流れがおこると、欧米を中心とした既存の秩序と

軋轢を生むことは必至です。

 

アメリカが懸念しているのは、そうした点です。

 

中国の軍備

中国の外交政策の柱に“一帯一路”構想があります。

 

海上のシルクロード=シーレーンにおいて、

ヨーロッパとどう結び付くかがポイントです。

 

その拠点、拠点を経済支援して、陣地を取っていく様相を呈しています。

 

敵対する国の周りに、中国の息のかかった拠点を作ることで、

目配せをしておくことができます。

 

”国防費”は前年よりおよそ8%上がっています。

人が多く人件費がかかるという面がありますが、日本の”3倍”です。

 

最近は、ウクライナから空母を購入したり、自前で空母を製作したりと

外に攻め出るのとは思わざるを得ない行動を取っています。

 

日中関係の改善は?

16日に“日中経済対話”が開催されました。

 

野田政権下で尖閣諸島問題が起こり、長い期間没交渉のままだったので、

ようやく同じテーブルに着ける状態になったようです。

 

この期間、中国の経済規模は日本の“2.5倍”にまでなっています。

 

それぞれの立場が変わったこともあり、以前のようなスタイルで

話し合うということは難しいそうです。

 

ただ、同じ場で言いたいことを言える状態になったということは、

状況がマイナスからゼロになったと言えるそうです。

 

≪今週の金のつぶやき≫

米中間の貿易摩擦の背景が西濱さんの分かりやすい解説で、

十分に理解することができたのではないでしょうか?

 

WTOのルールを破ってまで、中国に一方的に関税を課す

アメリカのやり方に、膨張し続ける中国に対する危機感や焦燥感が

現れていますね。

 

アメリカ、中国の両国は、日本にとって経済的にも、政治的にも

大きな影響を及ぼすので、今後の行方にも注目していきましょう!

 

さて、れなち発見伝で肉まんが取り上げられましたが、

わたくし個人的には、“セキネの肉まん”がおススメです。

 

林家P、P-子師匠が差し入れに持って来てくださるのですが、

大きくて食べ出があり、おいしゅうございます。

 

両師匠と、お仕事をご一緒する際には、

必ず出演者とスタッフの人数分、肉まんを差し入れてくれるので、

その数も多く、おそらく深夜などの予算のない番組のときは、

ギャラよりも肉まん代のほうが高くついていると思われます。

 

それでも“肉まん赤字削減”は一切訴えることなく、

毎度当たり前のように差し入れをして頂いております。

 

“TPP”ならぬ“PPP”(ピンクのP、P―子両師匠)の心意気には

脱帽でございます。

 

次回4月20日は、ライター刈部山本さんをお迎えして

「食堂」をテーマにお送りします!

 

パワーウィークということでプレゼントもあるから、絶対に聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2018年4月17日