2019年1月28日

#198 1月25日放送分 外国人労働者問題

今回のテーマは、

「外国人労働者問題」でした!

 

過去最高を更新!

ここ数年、コンビニやファーストフード店などで、

外国人が働く姿が目立つようになっています。

 

日本は少子高齢化社会を迎え、人手不足が深刻な問題です。

その人手不足解消として、外国人労働者が今や欠かせない存在になっています。

 

厚生労働省によると、2018年10月末時点で、

およそ“146万人”の外国人が日本国内で働いているそうです。

 

“6年連続”“過去最高”を更新しています。

 

これまで、日本で働く外国人労働者は、大学教授や医師といった

“高度な専門的分野”に限られていました。

 

一方で、専門知識の必要のない“単純労働”は、

日本で学んだ技能を母国に伝えることを目的にした“技能実習制度”

来日した“実習生”や、勉強にやってきた“留学生”が担ってきました。

 

私たちがコンビニなどのレジで見かける多くの外国人は、実習生や留学生ということになります。

 

法律が変わった

法律が改正されて4月から、その単純労働分野で働く人たちも、

労働者としての受け入れを認めるということになりました。

 

“出入国管理及び難民認定法”=略して“入管法”という法律です。

 

5年間で最大およそ“234万5000人”の受け入れを見込んでいるそうです。

(以上、1月12日 朝日小学生新聞 参照)

 

入管法の改正により、日本で働く外国人の数がますます増えることが予想されます。

 

ということで今回は、「あなたは外国人労働者受け入れ拡大についてどう思いますか?

一緒に働いたことがありますか?普段、外国人の方と接することはありますか?」

という質問をリスナーに投げかけ、座談会を行いました。

 

どう変わったのか?

出入国管理法の改正によって、新たな“在留資格”が設けられました。

在留資格とは、外国人が日本で働いたり、勉強をしたりする資格のことです。

 

新しい在留資格は、“特定技能1号、2号”です。

 

特定技能1号は、必要性に見合った相当程度の技能と日常会話レベルの

日本語の試験を合格した人が取得することができます。

 

ただし、先程説明しました“技能実習生”の経験が“3年”あれば、

試験を受けずに特定技能1号に変更することができます。

 

尚、1号は“家族の帯同”は認められず、在留期限は通算“5年”です。

 

特定技能2号は、“熟練した技能”が必要で、高いレベルの試験に合格しなければなりません。

 

しかし家族の帯同は認められ、“在留も更新”することができ、“長期の滞在”も可能です。

 

ただ、2号は活用が始まるのが数年後の見通しで、

当面は建設業と造船業の2業種のみが対象となっています。

(以上、1月13日 朝日中高生新聞 参照)

 

法の改正により、外国人労働者の受け入れが拡大されますが、

すでに日本で働いている技能実習生の一部には、過酷な労働環境や

法外な低賃金に失望し、失踪したり、国に帰ってしまうケースが少なくないそうです。

 

≪ゲストコーナー≫

さくら共同法律事務所 弁護士山脇康嗣さんをお迎えして、

「外国人労働者問題」についてお話を伺いました。

 

外国人労働者とは?

日本で働く外国人は、およそ146万人います。

 

コンビニやファーストフード店で働く多くの外国人は“留学生”です。

 

彼らは専門学校や大学に通いながら、アルバイトをしています。

 

その他、外国人労働者には“技能実習生”“日系人”

また医者や弁護士といった“専門的な職業”に付いている方もいます。

 

直面している問題は?

高度な技能を必要とする専門的な職業に付いている外国人は、

さほど問題を抱えていないそうです。

 

財力もあり、元々社会に適応する能力に長けた方が多いからです。

 

一方、“非熟練労働”=単純就労に従事している技能実習生や日系人は、

雇用関係が不安定になりがちで、問題に直面することも多いそうです。

 

雇用先が中小企業という場合も多く、“長時間労働”“低賃金”“残業代が出ない”

“健康診断”を受けることができないなどの問題に直面しています。

 

劣悪な環境で働かざるをえない背景

来日する技能実習生の国は、日本と経済格差があります。

 

彼らは、お金を稼ぐためにやって来ます。

 

しかし、誰でも簡単に来日することはできません。

 

送り出し国の業者に“手数料”を払って、日本に来る段取りをつけてもらわなければなりません。

 

手数料は高額で、年収の何倍といったケースが多く、

例えばベトナムだとおよそ100万円するそうです。

 

それも借金をして来ることが多いそうです。

 

日本に来る前の段階で借金を抱えているために、

劣悪な労働環境でも、文句を言わずにがんばって働くしかないのです。

 

転職できない!?

技能実習生は、1号、2号、3号に分類されています。

 

最長で“5年間”働くことができます。

 

ただ、技能実習1号での1年間、2号の2年間、合計“3年間”は、“転職”することができません。

 

技能実習とは、計画的かつ段階的に技能を学ぶということが建前としてあるので、

同じ場所で一貫した計画のもと働かなければなりません。

 

ですからブラックな労働環境でも、我慢せざるをえないのです。

 

改正入管法で何が変わったの?

“非熟練労働者”“正面”から受け入れるということが大きく変わった点です。

 

技能実習生は、日本で技能を学び、それを本国に持ち帰って、活かすことが本来の目的です。

 

留学生も本来は、勉学を目的として来日しています。

 

しかし、“週28時間”以内ならアルバイトをすることができるので、

本来の目的とは違う、非熟練労働に就く外国人が多くいました。

 

これまでは、“本音”“建前”がズレている制度だったのです。

 

今回の法改正は、人手不足解消のために、

正面から働くこと自体を目的とする非熟練労働者を受け入れることになったのです。

 

入管法改正のメリットとは?

まず、人手不足の解消”が期待できます。

 

多様な方々が来日することで、日本が活性化する可能性があります。

“ダイバーシティによる活性化”です。

 

問題なくきちんと受け入れ、送出国と日本がウィンウィンの関係なれば、

日本ファンが増えて、“民間ベースでの平和外交”が期待できます。

 

デメリットは?

人手不足は、“AIの導入”“機械化”“業務フローの見直し”など

“生産性の向上の努力”によって、解消される場合があります。

 

また、“高齢者や女性の社会参加”を促して、人手不足を補うこともできます。

 

しかし、安易に外国人労働者でまかなおうとすると、

そうした生産性の向上の努力が失われることになります。

 

加えて、“産業構造改革”も阻害されてしまいます。

 

AIなど新技術に投資することは、中長期的に考えると良い戦略ですが、

そうした機会を失う可能性があります。

 

また、日本は島国のため、外国人の方との付き合いに慣れていないお国柄でもあります。

 

ですから、外国人受け入れ拡大によって、分断や摩擦が起き、

“治安の悪化”につながる可能性もあるそうです。

 

人手不足は解消されるの?

使い勝手の良い制度を作ることができるかがポイントになるそうです。

 

現在、法律は通っていますが、具体的な実施を定めた

“政令”“省令”は、まだ作っている最中です。

 

例えば、外国人労働者ができる業務の範囲や

運営にはどのくらいお金がかかるのかなどが政令や省令に関わってきます。

 

使い勝手の良い政令や省令を作ることができると、多くの外国人の方が日本に来て、

人手不足解消に繋がるそうです。

 

激しい人材の奪い合い!

しかし、少子化で困っている国は日本だけではありません。

 

外国人労働者に来て欲しいと思っている国はたくさんあります。

 

激しい競争の中で、いかに日本に来てもらえるか、

魅力的な制度設計ができなければ、人材を他の国に取られてしまいます。

 

そうなると、人手不足を解消することはできません。

 

来てもらうためには何が必要?

現状では、高度な専門人材のさらなる確保は難しいそうです。

 

それは、もともと日本語という高いハードルがある上、

今後、日本の国力・経済力が低下していく ことが避けられないために、

彼らに高い賃金を提示することができないからです。

 

一方、非熟練労働者は、日本、韓国、台湾、シンガポールを中心に

奪い合いになっています。

 

そのため、“ユーザー目線”が重要になってくるそうです。

 

日本に来てくれる“外国人の目線”、そして雇用する“企業の目線”

この2つの目線から使い勝手の良い制度を現場の声を踏まえて、

構築していかなければ、人材は集まりません。

 

外国人の目線で言うと、“賃金”“生活環境”“労働条件”がポイントになってきます。

 

触れ合いも大事!

また外国人の方は“触れ合い”“交流”を求めているそうです。

 

これまで技能実習生は、どうしても隔離された閉鎖的なコミュニティしかなかったそうです。

 

本当は、乃木坂46など、日本のアイドルや文化、流行が好きで、日本に憧れを持ち、

日本人との交流を期待して来日している方もいますが、

実際は触れ合えない場合が多かったそうです。

 

これからは、そうした方々とお祭りなどイベントを一緒にやるなど

コミュニケーションを図っていくと、SNS上での日本の評価も上がり、

来日する外国人が増える可能性があります。

 

入管法の改正によって新たに設けられた“特定技能1号”の場合は、

“家族の帯同”が認められていないので、孤独になりがちです。

 

心のバランスを保つためには、人との交流は大切です。

 

日本人もそうした状況を考慮して、広い心で彼らを受け入れなければなりません。

 

“共生”していくという意識改革が、日本人にも必要です。

 

問題を解消するために!

来てくれる外国人の方に、日本語やゴミ出しのルールを覚えてもらうだけでなく、

日本人の側も意識を変える必要があります。

 

急には変えることは難しいので、義務教育の段階で、

“多文化共生”“異文化”に対する学びも必要です。

 

一方的でなく、“双方向”な社会的統合政策が重要です。

 

また、外国人労働者の日本語教育や技能の支援、相談窓口など、

問題が起こる前に、手助けをする体制がなければなりません。

 

しかるべき機関が、しっかりサポートする必要があります。

 

悪質なブローカー対策!

不当な借金を背負わずに、日本に働きに来れる仕組みを作らなければなりません。

 

例えば、悪質な送り出し機関に対して改善を求めても、

直らない場合は受け入れをストップする。

 

また、契約内容が不当になっていないかどうかを入国管理局がしっかりチェックして、

もしルールを破っている企業が見つかった場合は、

厳しいペナルティを与えるなどの仕組みが必要です。

 

何をもって同等とするのか?

日本人と同等以上の報酬要件を確実に守る必要があります。

 

この同等以上という要件を、何を基準に判断するのか詰める必要があるそうです。

 

こうしたことをしっかり詰めておかないと、最低賃金あるいはそれ以下の賃金で

働かせることになってしまいます。

 

日本人にも不利益が生じないようにする

外国人労働者が増え、安い賃金で働くようになると、

日本人は仕事が奪われ、賃金も押し下げられてしまう可能性があります。

 

日本人を守るためにも、外国人の労働条件を日本人と同じにするなど、

外国人労働者を守らなければなりません。

 

都会と地方

外国人の方は、基本的にお金を稼ぎに日本にやってきます。

 

少しでも時給や賃金の高いところで働きたいと思っています。

 

今回の法改正によって、“転職の自由”が認められているので、

最初に地方で仕事をしていた人たちが、より高い賃金を求めて、

都会へと集中する可能性があります。

 

すると、人手不足が深刻な地方に、人が定着しないという状況が生まれてしまいます。

 

そうした状況にならないためにも、地方に定住してくれる外国人の方には、

例えば、特定技能1号から2号に変わりやすくするなど、インセンティブをつけることも重要です。

 

また、日本人との接点を密に取れるというのもポイントになるそうです。

 

地方に行けば、日本人と楽しい交流ができるということになれば、

それは1つの大きな魅力になります。

 

そうした成功例を広め、世の中で共有することも、地方に人材を集めることには有効です。

 

世界ではどうなっている?

基本的には、非熟練労働者の受け入れは、

いわゆる“ローテーション型”の期間限定で、家族帯同を認めていないというのが、

多くの国で採用されているそうです。

 

支援は万全なのか?

これまで、正面からの受け入れをやってこなかったため、支援は万全とは言えないそうです。

 

支援にかかるコストは、税金でまかなうのか?

それとも人手不足に悩む企業が担うのか?

負担は誰が行うのかなど、不透明なことが多いそうです。

 

こうしたことをしっかり議論しておかないと、いいずれ国民から不満が噴出してしまい、

社会の分断や摩擦が起こる可能性があります。

 

共生していくためには?

日本人も外国人も意識を変えていく必要があります。

 

日本人は、自分がやられて嫌なことは外国人にはしない。

 

一方、外国人も日本語や技能だけでなく、日本の成り立ちや制度、文化まで

勉強をして身に付けて欲しいそうです。

 

身に付けてもらうために、国がイベントや企画を行っていくことも重要です。

 

≪今週の金のつぶやき≫

日本国内で外国人が増える中、各自治体や支援団体では、

“やさしい日本語”での情報発信が取り組まれています。

 

日系ブラジル人が多く住む愛知県豊橋市では、市の指定のごみ袋を導入する際に

“可燃ごみ”“不燃ごみ”という呼び方ではなく、“もやすごみ”“こわすごみ”と表記しました。

 

また、福岡市は外国人にとって分かりやすい日本語表現をまとめた

「やさしい日本語」という冊子を作っています。

 

大規模な災害が起こったときに、円滑に情報を伝えることを目指しています。

 

“警戒する”“気をつける”“危険”“危ない”と簡単な言葉に言い換えることや、

一文を短くし、漢字を減らしてルビを振るなどが説明されています。

 

“二重否定”“おそらく”“たぶん”といったあいまいさを示す表現や、

異なる意味や発音で使われることが多い“ライフライン”“デマ”などの

外来語を避けるようにと書かれています。

(2018年4月7日 日本経済新聞、2018年5月18日 読売新聞 参照)

 

多文化共生という言葉を耳にすることが多くなりましたが、

外国人労働者が増えていく中で、いかにお互いの文化、風習、考え方を尊重するかが

重要ではないでしょうか?

 

同じ土地に住んでいる者同士、違いを楽しむ余裕が欲しいですね。

 

あなたはどう感じましたか?

 

次回2月1日は、翻訳者ジャーナリスト川合亮平さんをお迎えして、

「イギリスのEU離脱」をテーマにお送りします!

 

聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2019年1月28日

2019年1月25日

今夜のれなち発見伝!テーマは「チーズ」

今回のれなち発見伝は、山崎さんがチーズ食べた~いと、

一昨年、昨年とチーズブームが続いているということで「チーズ」を取り上げました!

 

チーズダッカルビや、ラクレットなど、チーズを売りにしたお店も増えましたが、

ネクストブームの呼び声も高いのが、”チーズティー”です!

山崎さんは、「今やチーズがお茶と融合する時代です!」と嬉しそうに話していました!

 

チーズティーとは、中国茶や紅茶の上にホイップしたクリームチーズと岩塩をのせた飲み物で、

昨年東京の原宿に、日本初の専門店がオープンしたようです!

昨年ブームとなったタピオカをトッピングすることもできるので、

流行を詰め込んだタピオカチーズティーとして味わうこともできます!

 

チーズは生活に欠かせないと話す山崎さんのオススメの食べ方は、

ビスケットにカッテージチーズをのせて、蜂蜜を少し垂らして食べるのが、オススメのようです!

皆さんも、ぜひ試してみてくださいね!!

 

投稿者 : kintubu|2019年1月25日

2019年1月25日

今夜のゲストは山脇康嗣さんでした!

今夜のテーマは、

「あなたは外国人労働者受け入れ拡大についてどう思いますか?

               一緒に働いたことありますか?

                       普段、外国の方と接することはありますか?」

でした!

 

7時37分頃からは

さくら共同法律事務所 弁護士の山脇康嗣さんをお迎えして、

「外国人労働者問題」についてお話を伺いました!

 

ここ数年、コンビニやファストフード店で、

外国人の店員さんを見かけることが多くなってきていますね。

これから、日本で働く外国人の数は、ますます増えると予想されているようですが、

私たちの生活にはどのような影響があるのでしょう?

 

技能実習生や偽装留学生などの、外国人労働者の多くは、

低賃金、長時間労働など、劣悪な環境で働いてることが問題になっていますが、

その背景には、本国で多額の借金を背負って来日していたり、

技能実習1号と2号の3年間に転職の自由がなく、

辞めたくても辞められない状況に置かれているようです。

 

出入国管理法および難民認定法(入管法)が改正され、この4月から施行されます。

多くの外国人労働者を受け入れられるようになり、色々な企業で人手不足の解消が予想されますが、

安易に低賃金で労働力を得られることにより、企業努力による、生産性の向上の努力の阻害も予想されているようですね。

 

今回のテーマの1つ、

「(外国人の方と)一緒に働いたことありますか?」で、皆様からメールを募集しました!

言葉の壁もあり、苦労している方も多いようですが、

一緒に働いていて、誠実で真面目な方だと感じるというメールが多かった印象でした!

 

投稿者 : kintubu|2019年1月25日

2019年1月25日

今夜の金つぶ!テーマは「外国人労働者問題」

金曜つぶやきショー、略して“金つぶ”!

テレビや新聞のニュースとはちょっと違う、

ラジオならではの「今、知りたいこと」を、

毎週一つのテーマに絞って、じっくりと時間をかけて、

リスナーの皆さんと一緒に考えていきます!

 

今夜のテーマは、

「あなたは外国人労働者受け入れ拡大についてどう思いますか?

               一緒に働いたことありますか?

                       普段、外国の方と接することはありますか?」

 

7時20分過ぎからは、ニック土屋さんの「金つぶITニュースWEB」

インターネットで飛び交う、今週1週間のIT、科学、経済のニュースから

独自の目線でピックアップします!

 

7時37分頃からは、

さくら共同法律事務所 弁護士の山脇康嗣さんをお迎えして、

「外国人労働者問題」についてお話を伺います。

 

そして8時32分からは、山崎怜奈のコーナー!

「れなち発見伝!」をお送りします!

 

メッセージもお待ちしてます!

メールは kintubu@bayfm.co.jp まで!

山脇さんへの質問もどしどし送ってください!

今夜も7時から座談会です!

投稿者 : kintubu|2019年1月25日

2019年1月20日

#197 1月18日放送分 AI新時代

今回のテーマは、

「AI新時代へ」でした!

 

あれからどうなった?

金つぶで初めてAI(人工知能)を取り上げたのが、3年前の2016年の1月1日でした。

 

今では、すっかり私たちの身の回りの生活に、AIは溶け込んでいます。

 

例えば、人の体温や室温の変化を察知して温度調整をしてくれるエアコンや

ゴミやホコリを見つけて自動でキレイにしてくれるお掃除ロボット、

また音声アシスタント・スマートスピーカーなどがあります。

 

農業、漁業、医療、介護、金融といった様々な分野でもAIは導入され、

近い将来私たちの仕事が奪われてしまうなんてことも度々話題になっています。

 

果たして、この3年間でAIはどのくらい進化を遂げたのでしょうか?

 

ということで今回は「今あなたはAI(人工知能)についてどう思っていますか?

AIにはできない私たち人間の強みって何だと思いますか?」という質問を投げかけ、

座談会を行いました。

 

出会いそしてアドバイスまで!

3年前の金つぶでは、“人工知能合コン”を紹介しました。

 

男女それぞれのパーソナルデータや好みをあらかじめ入力しておくことで、

参加者の中から自分に最適な相手をAIがレコメンドしてくれるというものでした。

 

その後、婚活ツールとして、AIによる“マッチングアプリ”が様々登場しています。

中には、さらに進化したアプリもあります。

 

例えば、“AILL”というアプリは、出会いだけでなく、

その後も交際がうまくいくようにケアをしてくれる恋愛ナビゲーションサービスです。

 

AILLに登録すると、すでに登録している異性から、候補者が選び出されます。

 

登録後、相手候補の異性とのやり取りが開始されると、そのやり取りをAIが分析し、

双方の画面に「こうすると好感度が上がるよ」とか「今話した中からこの話題を深く

聞くとよいよ」など、会話のテクニックをアドバイスしてくれるそうです。

 

もちろん、アドバイス内容は相手には見えません

(以上、2018年11月9日 Haus参照)

 

≪ゲストコーナー≫

お馴染みITメディアクリエーターニック土屋さんをお迎えして、

「AI新時代」についてお話を伺いました。

 

AI新時代の幕開け!

今年の元日の日本経済新聞の1面では、「つながる100億の脳」と題して、

iPS細胞から作った人工脳の話と脳と脳を繋ぐ「ブレイン・ネットワーキング」の記事が

紹介されていました。

 

また、昨年出版されたイスラエルの歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の

著書「ホモ・デウス」では、人類は遺伝子工学や人工知能、量子コンピューターなどの武器を得て、

ホモ・デウス=神の人になると書かれています。

 

この2つに共通して書かれていることは、これからの30年で人間の在り方や社会のシステムの

根本的な問い直しが行われるということだそうです。

 

その始まりとなるのが、AI=人工知能なのです。

 

当時と今のAI

3年前の2016年1月の時点では、Googleの“アルファ碁”は、まだ人間に囲碁で勝てませんでした。

 

初勝利は、2カ月後の2016年3月です。

 

また、IBMの 人工知能“ワトソン”がコールセンター業務を始めたり、

“東ロボくん”がセンター試験の模試で、数学と世界史で偏差値60を越える

成績を残したなどといったことを紹介しました。

 

実験的な場所でAIが使われ始めたという感じでした。

 

しかし3年経って、私たちの生活にAIが密着してきています。

 

“自動運転のタクシー”は実用化され、AI搭載の“画像認識カメラ”

万引き防止などに役立っています。

 

その他、“がんの早期発見”“キャッシュレス決済の顔認証”

“会社の人事”にもAIが導入されています。

 

技術の進化

AIを活用するためには、“ビッグデータ”などを読み込ませて、その中から規則性や

判断基準を見つけ出し、それを使って未知のものを予測します。

 

これを“機械学習”と言います。

 

この機能学習によって、スパムメールを分けたり、ネコの画像を取り出したり、

翻訳したりすることができます。

 

3年前と今とでは、この機械学習のやり方が全く違うそうです。

 

例えば「ヒゲが生えている」「耳が立っている」「全身に毛がある」など、

以前は、膨大なデータを人間が指示をして分類させ、その写真データを元に、

新たな写真をAIが見たときにどの分類に「確率的に」近いかを判断させていました。

 

しかし2016年頃からコンピューターの性能の向上で、

人間の“ニューロン”(神経回路)をモデル化して、学習させたり、

判断させたりできるようになったのです。

 

これを“ニューラルネットワーク”と呼びます。

 

偶然にできた!?

人間の脳には千数百億個のニューロンがあると言われています。

 

ひとつのニューロンが受け取った信号を別のニューロンに伝えることで、

さまざまな複雑な結果を判断しているそうです。

 

これをコンピューター上にモデル化して動かしてみたら、

偶然にも人間と同じような判断ができるようになったそうです。

 

事前に「ネコ」と指示しなくても、人工知能が同じようなものを集めて、

勝手に学習していきます。

 

さらに、それを『人間は「ネコ」と言っているらしいね』とまで判断できるようになったのです。

 

人工知能の意味合いも変わった!?

今や、人工知能は学習能力があるものを指すそうです。

 

例えば、エアコンが人間の動きを察知して、温度調整を勝手に行うなどがそれに当たります。

 

3年前の確率的に判断する人工知能との大きな違いは、

人が分類の指示を出さなくても、AIが自分で分類できるようになった点です。

 

さらに判断の経験を積めば、それも学習して、どんどん判断レベルが向上するようになっています。

 

ただ、AIはあくまで“分類”が人間より得意になったというだけで、

人間のように“総合的判断”は、まだできないそうです。

 

ニューロンの数

コンピューター上に、人間と同じような数千億個のニューロンは作ることができません。

 

しかし、現在ミツバチに迫るくらいのニューラルネットの実現が始まっているそうです。

 

ミツバチは、96万個のニューロンで空を飛んだりはちみつを集めたりしているそうです。

 

ミミズのような線虫は、302個のニューロンで栄養を補給して生きています。

 

コンピューターでニューロンを何個まで動かせるか挑戦している最中だそうです。

 

労働面でのAI

企業のニーズに合った“人材”をAIによって、効率的に採用しています。

 

例えば、ソフトバンクは2017年の採用からIBMのワトソンの自然言語処理の

AIツールを使って、応募者のエントリーシートを読み込ませて、

“初期選考の効率化”を図っています。

 

これによってエントリーシートの確認作業の時間を“75%”削減し、

かつ読み飛ばしも防ぐことができるようになったそうです。

 

タレントアンドアセスメント社が開発したSHaiNという人事採用ソフトは、

“24時間”いつでもどこでもスマートフォンさえあれば、

応募者が“動画”で面接をアップロードするだけで、AIが“採用面接”をしてくれます。

 

国内30社以上が導入し、“応募者”がそれまでの“3倍”以上になったという会社まであるそうです。

 

HireVueというアメリカ生まれのAI人事ソフトは、録画された“動画面接映像”

直接読み込んで、AIが音声と映像から分析して、

それぞれの会社に最適な人材を探し出すことができます。

 

IBM、Apple、Amazon.comなどのローバル企業700社以上が導入しているそうです。

 

また人事の採用だけではなく、“社員の現状”を把握することにも使われています。

 

社員に定期的にさまざまな質問を行って、その回答から社員の“健康状態”

“人間関係”“仕事への愛着”などをAIが分析して、“仕事環境の最適化”

図るとともに、“離職”を未然に防いでいるそうです。

 

エン・ジャパンが開発した「HR OnBoard」を使ったことで、

企業の平均離職率が“13.6%”に対して、

半分以下の”5.3%“にすることができた企業もあるそうです。

 

金融面のAI

AIによる資産運用システム“ロボアドバイザー”は、

過去の株などの動きのパターンを学習して、これからの予測をしてくれます。

 

基本的には必要な条件、例えば「リスクをとりたくない」

「リターンを重視したい」などを設定すれば、投資方法をアドバイスしてくれます。

 

ただ最終的な決定は、自分で行わなければなりません。

 

「1年で何%増やしたい」などの結果重視の運用など

AIが全て面倒を見てくれるタイプもあるそうです。

 

金融大手のゴールドマン・サックスは、2000年に“600人”を超すトレーダーが

日々の株取引を行っていましたが、今では“2人”しかいないそうです。

 

代わりに、AIによる“自動株式売買システム”が株価変動や経済ニュースを

24時間チェックして、最適な瞬間に最適な価格で売買を行っているそうです。

 

このシステムによって、“人件費”が年間“300億円”もの節約できたそうです。

 

AIによる自動株式売買は、株価などの数字を追いかけるだけでなく、

衛星写真の画像認識による解析から、田畑の育成状態やスーパーや小売店、

レストランチェーンなどへの混雑状況まで独自に把握して、トレードに活かしているそうです。

 

起こり得ないことが起きる!?

今年の1月3日の早朝に、ドル円の為替レートが1ドル106.5にまで急激に下がりました。

 

前日が1ドル109円台だったので、一晩で3円も動いたことになります。

 

こうした瞬間的な暴落現象を“フラッシュ・クラッシュ”と言いますが、

その要因となったのが、「人工知能による円買いの影響ではないか」と指摘する専門家もいます。

 

AIがトレードを始めたことで、こうした人間だけでは起こりえない現象も

今後起きていく可能性があるということを認識しておかなければなりません。

 

産業面のAI

工業用ロボットは、これまで人間の操作を必要としましたが、

AIの進化で操作がいらなくなり、完全に人の代替えが進んでいるそうです。

 

例えば、プリンタ部品を製造する群馬県のOKIデータの工場には、

「セル生産方式」の作業をそっくり代替えしてくれる部品組み立てロボットがあるそうです。

 

セル生産方式とは、一人の作業員が部品を組み立てて、

一つの製品に仕上げる方式のことで、部品の種類や組み立て方の複雑さから、

これまではロボットでは、うまくできなかったそうです。

 

動作の種類が487通りあり、組み立て工程が400ステップあることから、

487の400乗のパターンを教え込む必要がありました。

 

しかしAIの登場で、組み立て動作や作業の時間短縮のデータを学習させると、

最善の方法で組み立てていけるようになったのです。

 

このセル生産ロボットは、さらに自分でも学習し、人間以上の効率化がはかれ、

これまでの作業時間を15%も削減できるようになったそうです。

 

働く環境が変わってきた

農業の自動化やタクシーの自動運転、コンビニの無人化、

さらにはオフィスにおける単純作業のオートメーション化など、

様々な産業での自動無人化が実現していくそうです。

 

こうした自動操作のことを“RPA”(ロボティックプロセスオートメーション)」と言い、

これまでは工場だけで使われていましたが、オフィスでの活用に拍車がかかっています。

 

例えば、オフィスに送られてくるFAXを内容によって部署ごとに仕分けする作業などは、

AIが担当しているそうです。

 

今後の進化に必要なのは?

さらに進化を遂げるには、“量子コンピューター”がポイントになってくるそうです。

 

量子の“重ね合わせ”現象を利用することで、

現在のパソコンの“1億倍”の早さで計算ができるようになるそうです。

 

世界では開発、実用化が始まっています。

 

例えば、カナダで創業した量子コンピュータメーカーの“D-Wave Systems”は、

日本の東京工業大学の研究室で開発された“量子アニーリング”という

理論に基づいて開発されたそうです。

 

ただ、素子を絶対零度近くまで冷却する必要があるなどの壁があるため、

現状、誰もがまだ手軽に持てるわけではありません。

 

それでも、量子コンピューターがコンパクトになって実用化されるのは間違いなく、

それによって、AIが日常化した社会はさらに進んでいくそうです。

 

コンピューターが人間と同じ数のニューロンを動かすことができるのも

遠い未来の話ではないそうです。

 

それまでに、私たちは何をしていけばいいのか考える必要があります。

 

≪今週の金のつぶやき≫

ビジネスの多くの場面でAIに精通した技術者が求められるため、

世界で人工知能の専門家の争奪戦が過熱しています。

 

中国のテンセント社傘下の研究機関がまとめた「AI人材白書」によると、

世界の企業が必要としているAI人材はおよそ“100万人”

 

しかし、実際に活動している人材は、“30万人”ほどしかいません。

 

アメリカや中国が人材確保への激しい争奪戦を繰り広げる中、

日本は残念ながら大きく出遅れているようです。

 

経済産業省によると、IT(情報技術)人材の平均年収は、

アメリカのおよそ“1200万円”に対し、日本はおよそ“600万円”

 

アメリカでは、全産業の平均年収の2.4倍を出して人材を集めていますが、

日本では1.7倍となっています。

 

ちなみに中国やインドではさらに多い7~9倍の年収で人材を集めているそうです。

 

また同省が行ったIT企業の社員への聞き取り調査によると、勤務先の給与体系が

“完全年功序列型”や“年功序列をベースとした能力、成果主義”という企業が

5割以上にものぼり、こうした古い給与制度が日本の出遅れの要因にもなっています。

(以上、2018年6月18日 日本経済新聞 参照)

 

私たちの想像をはるかに超えた、人工知能の発達で、日常生活だけでなく

労働環境も大きく変わろうとしています。

 

国を挙げての人材の底上げと、私たちが新しい変化にどう対応していくかが

今後の課題になりそうですね。

 

あなたはどう感じましたか?

 

次回1月25日は、さくら共同法律事務所弁護士山脇康嗣さんをお迎えして、

「外国人労働者問題」をテーマにお送りします!

 

聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2019年1月20日

2019年1月19日

今夜のれなち発見伝!テーマは「あったかグッズ」

朝晩の冷え込みが厳しい日が続いていますね。

皆さんは、何か寒さ対策をしていますでしょうか?

今回のれなち発見伝は、そんな寒い冬を乗り切るのにオススメ「あったかグッズ」を取り上げました!

 

①あったかフットモイスチャー(ルルド)

この商品は本体タンクに水を入れると、ヒーターで温められたミストが発生し、

足元からじんわりと温かくなり、リビングで足湯気分を味わえます!

机で勉強や仕事をするときにも使えますし、冷え症にお悩みの方にはピッタリですね!

 

②カップウォーマー

カップウォーマーは、コーヒーや紅茶など温かい飲み物を常に飲み頃の温度に保っていてくれます!

紙コップ専用や、USB端子で電源を取るものなど様々なタイプがあり、

勉強や仕事に夢中になって飲み物が冷める心配もなくなりますね!

 

山崎さんも愛用中のオススメあったかグッズは、冷え取り靴下!

靴下が2層になっており、蒸れずに足元からポカポカです!

ぜひ、皆さんも今回ご紹介したあったかグッズで、寒い冬を乗り切ってください!

 

投稿者 : kintubu|2019年1月19日

2019年1月19日

今夜のゲストはニック土屋さんでした!

今夜のテーマは、

「今、あなたはAI(人工知能)についてどう思っていますか?

                    AIにはできない私たち人間の強みって何だと思いますか?」

でした!

 

7時37分頃からは

ITメディアクリエーターのニック土屋さんに、

「AI新時代」についてお話を伺いました!

今回のニック祭りは、皆さんお待ちかねのAI(人工知能)でした!

 

金つぶで人工知能を取り上げたのが、2016年1月、3年前です。

この3年間で、AIは大きく成長してきているようですね!

3年前の2016年1月の時点では、Googleのアルファ碁は、まだ人間に囲碁で勝てませんでしたが、

これからは、AIに囲碁を教わる時代とまで、言われていたりするようです。

また、私たちに身近なところでは、自動運転のタクシーは実用化、

AI搭載の画像認識カメラが万引き防止などに役立っていたりするようですね!

 

このAIの成長には、自動で学習する能力が出来たことが大きい要因なようです!

以前は、膨大なデータを人間が指示することで、AIの能力を上げていましたが、

2016年頃からコンピューターの性能の向上で、

人間のニューロンをモデル化して、学習させたり、判断させたりできるようになった、

ニューラルネットワークが出来たことが要因のようです。

 

今回のテーマの1つ、

「AIにはできない私たち人間の強みって何だと思いますか?」で、皆様からメールを募集しました!

細かい気遣いや、人を思いやる気持ち、無理だと思っても挑戦する姿勢など、

私たち人間が感情を持っているからこその強みがたくさんありましたね!

 

投稿者 : kintubu|2019年1月19日

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