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2019年3月11日

#203 3月8日放送分 スマホ決済

今回のテーマは、

「スマホ決済使っている?」でした!

 

キャッシュレス化の起爆剤!?

昨年3月に、金つぶで”キャッシュレス決済”というテーマを取り上げました。

 

現金での支払いは、やり取りの手間などがあるので、

徐々にキャッシュレス決済が様々な場所で利用されてきているということを紹介しました。

 

その一方で、海外に比べると、日本はキャッシュレス化が遅れているということでした。

 

あれから1年が経ちますが、その後さらに普及しているのでしょうか?

 

そんなキャッシュレス化を加速させるのではないかということで、

最近話題になっているのが、“スマホ決済”です。

 

現金やクレジットカードを持ち歩かなくても、スマートフォンがあれば、

簡単に支払いができるということで、キャッシュレス化促進の鍵を握っているとも言われています。

 

大手企業もどんどんスマホ決済サービスに参入しています。

 

ということで今回は「支払いは現金派?カード派?それともスマホ派?

あなたはスマホ決済を利用したことありますか?

お金を使い過ぎないように気をつけていることはありますか?」という質問を

リスナーに投げかけ、座談会を行いました。

 

スマホ決済の手順

例えば、決済方法のひとつに“QRコード”を読み取る方式があります。

 

まずお客さんはレジで、どの決済サービスを使うかをお店に告げて、

スマホの専用アプリを起動させます。

 

画面にQRコードとバーコードが表示され、店員が端末でそれを読み取ると

スマホに支払い金額や店名などを知らせるメッセージが届きます。

 

これで支払いは終了します。

 

また、お客さんが逆に、店舗が表示するQRコードを読み取る方式もあります。

 

昨年末に、総額100億円のポイント還元キャンペーンで話題となった、

“PayPay”は、この方式です。

 

スマホ決済は、店側がスマホやタブレット、またレジに備わっているバーコード機を

使えば済むため、新たな専用端末を用意する必要がありません。

 

こうしたことから、個人経営の飲食店や中小、零細といった小売店でも導入されやすく、

普及が見込まれています。

(以上、2月24日 読売新聞オンライン 参照)

 

≪ゲストコーナー≫

ITメディアクリエーターニック土屋さんに、「スマホ決済」について

お話を伺いました。

 

キャッシュレス化は進んでいるの?

中国観光客の増加で、中国で普及している“アリペイ”が日本でも使えるようになり、

日本人もこれから“スマホ決済”を使うようになるのではと、土屋さんはちょうど

1年前に話していました。

 

当時は、海外から“ApplePay””AndroidPay”(今は”GooglePay“)、

日本独自のサービスとしては”楽天Pay””LinePay”などのスマホ決済が、

始まったところで、セキュリティの面などに不安もあり、まだ普及していませんでした。

 

日本では、この10年でキャッシュレスサービスの利用者は、

“2倍”にはなっていますが、利用率としては消費全体の“20%”を越えた程度です。

 

しかも、そのほとんどが“アマゾン”などの“オンラインショッピング”

一般化したことによる“クレジットカード”の利用率の増加が要因です。

 

海外では?

キャッシュレス化に関しては、“韓国”はすでに“90%”を越えて、次いでイギリス70%、

オーストラリア60%と続き、アメリカやフランスでも40%を越えているそうです。

 

中国はクレジットカードが普及していなかったため、キャッシュレス化も遅れましたが、

過去3ヶ月でスマホ決済した人が、スマホ利用者の98%を占め、

一気にキャッシュレス化が浸透しています。

 

日本のこの1年の変化

昨年末の“PayPay”による“100億円キャッシュバックキャンペーン”で、

“スマホ決済”の存在感を強烈に印象づけました。

 

ある調査によると、スマホ決済の利用率は、

これまでスマホ利用者の“5%未満”でしたが、“21%”まで伸びています。

 

現在、利用されているスマホ決済サービスの順位も、

1位の楽天Payに次いで、PayPayは2位に急浮上しています。

 

なぜキャッスレス化なのか?

日本は現金信仰が強く、なかなかキャッシュレス化が進みませんでした。

 

しかし、世の中はキャッシュレス化の方向に向いています。

 

なぜなのでしょうか?

 

それは、お店が現金を扱う必要がなくなるからです。

 

お金を数える必要がありません。

 

キャッシュレスならば、例えばお店を閉めてから、

売り上げのお金を計算する必要がありません。

 

人材不足のコンビニなどにとっては、非常に大きいことです。

 

現金を盗まれる心配もありません。

 

このように、キャッシュレス化は、お店にとってメリットがあります。

 

どんなものがあるか?

“支払手段”としては、一部のクレジットカードで使われている“磁気カード”

キャッシュカードなどの“接触ICカード”、そしてSUICAなどの“非接触ICカード”

さらに、スマホ決済で使われる“バーコード”“QRコード”があります。

 

非接触カードとは、例えばパスケースにSUICAを入れて使えるように

直接端末に触れなくても使えるカードです。

 

“決済方法”は、SUICAなどにチャージする“前払い”

デビッドカードの“即時払い”、そしてクレジットカードのように

後日請求が来る“後払い”と、3つあります。

 

キャッシュレス決済の分類としては、この「5×3」の組み合わせになります。

 

どの組み合わせがいいか?

古いクレジットカードは”磁気カード”なので、読み取られる心配があります。

 

また、読み取られるという不安を考えると接触するより、“非接触”のほうが安全だそうです。

 

スマホ決済はすべて非接触なので、クレジットカードよりスマホ決済のほうが

安全だと土屋さんは言っています。

 

ただ、一部のクレジットカードでは、読み取りの必要なしで、

タッチ決済できるサービスが始まっているそうです。

 

店側の負担

非接触にも問題はあります。

 

それは、“専用端末”をお店側が用意する必要がある点です。

 

一方、同じ非接触型でも、“バーコード”“QRコード”による支払いは、

購入者が専用のアプリを立ち上げるひと手間はありますが、

お店にタブレットなどの汎用機器とQRコードがあれば利用することができます。

 

ですから、店側はお金をかけずに比較的簡単にサービスを始められます。

 

安全面は?

一定期間しか使えないQRコードを発行して使うので、再利用やスキミングなどの心配は、

クレジットカードやキャッシュカードに比べて少ないそうです。

 

最近は、登録する際の“個人認証”“3Dセキュア”認証など最新技術を導入している

サービスも登場して、“なりすまし”などにもセキュリティ対策が施されているそうです。

 

1回でなく、複数回の認証が必要になっています。

 

まだまだ増える

既存のスマホ決済サービスに加えて、まだまだサービスが増えています。

 

全国のゆうちょ銀行に対応した“ゆうちょPay”をはじめ、

みずほフィナンシャルグループは、QRコードの新サービス“J-Coin Pay”

三菱UFJは“PayB”、三井住友は“Pay-easy”をスタートしています。

 

決済だけでない

“公共料金”の支払いもできます。

 

LinePayは、請求書にあるバーコードをスマホのカメラで読み込めば、

公共料金を支払うことができます。

 

請求書を持って、コンビニや銀行に行く必要がありません。

 

またLinePayとPayPayでは“個人間送金”も可能です。

 

例えば、友だちに立て替えてもらった食事代などを、送金することができます。

 

しかも手数料は無料です。

 

スマホはどのように進化するか?

以前、スマートフォンでエレベータの行先階を事前に登録しておくことができる

サービスについて紹介しました。

 

ヒルトンホテルチェーンではスマートフォンが部屋の鍵代わりになる

“デジタルキーサービス”を2019年中に全国に普及させると発表しています。

 

BMWはスマートフォンがキー代わりになるそうです。

 

個人の懐具合が分かる!?

中国では、“アリペイ”が公共料金、家賃、税金、保険料など

あらゆる支払いに使われています。

 

アリペイの支払状況を見れば、その人の”経済状況”が浮き彫りになります。

 

それは“ゴマ信用”=セサミクレジット=と呼ばれ、お金に関して

どのくらい信用できるのかという指標にまでなっているそうです。

 

こうしたデータからホテルやレンタカーなどの“保証金”が不要になったり、

“ローンの金利”が優遇されたり、銀行や投資家からお金が借りられたりできるそうです。

 

クレジットカードが殆ど使われていない中国では、個人の信用調査が

これまで公平なものがありませんでした。

 

そのため、スマホ決済における利用状況が、”個人の信用”を保証するものになったのです。

 

こうした流れは中国に限らず、他の国々でも見られるようになるそうです。

 

≪今週の金のつぶやき≫

現金の流通量が対GDPの19.9%の日本に対して、

“スウェーデン”は1.4%と低く、“現金が消えた国”とも呼ばれています。

 

90年代初めの金融危機をきっかけに、国を挙げて生産性向上に取り組んできたことや

現金強奪などの防犯対策としても、キャッシュレス化を進めてきました。

 

すでに公共機関では、現金が利用できない他、現金を扱わない金融機関も増え、

2010年から2012年にかけて、およそ900台のATMが撤去されています。

 

スウェーデンのキャッシュレス化に拍車をかけたのが、

“スウィッシュ”と呼ばれるスマホ決済サービスです。

 

スウィッシュは、家族や友人といった個人間のお金のやり取りに使えるのが特徴で、

年間利用額140億クローナ(およそ1800億円)のうち、個人間送金が9割を占めています。

 

スウェーデンでは、さらにスマホすらいらないサービスも登場しています。

 

ベンチャー企業の“バイオハックス”が開発したサービスは、

手の中に“マイクロチップ”を埋め込み、支払いを行います。

 

専用端末に手をかざすだけで、個人を識別し、決済が可能で、鉄道運賃の支払いなどに利用されています。

(以上、2018年10月13日 ニュースィッチ 参照)

 

世界はキャッシュレス化にどんどんと進んでいますが、

スマホやパソコンを持たない方やITインフラが十分に整備されていない地域に住んでいる方もいます。

 

急速な進化の中で、こうした持たざる人たちの存在にも目を配る必要があるんじゃないでしょうか?

 

あなたはどう感じましたか?

 

次回3月15日は、スマートニュース マーケティング コンテンツ開発 

担当ディレクター松浦シゲキさんをお迎えして「ニュースアプリ」をテーマにお送りします!

 

聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2019年3月11日