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2019年11月18日

#238 11月15日放送分 スパ

今回のテーマは、

「スパの魅力とは?」でした!

 

スパって何?

日本スパ振興協会によると、スパとは“健康と美の維持・回復・増進を目的とし、

温泉・水浴をベースに、くつろぎと癒しの環境と様々な施術や療法などを

総合的に提供する施設のこと“を指すそうです。

 

スパの語源は、ラテン語の“Salute Per Aqua”“水の力で治療する”という

意味の言葉の3つの単語の頭文字をとって、“SPA”と呼ばれるようになった、

また“ベルギー”の街の名前に由来するなど諸説あります。

 

元々、温泉での治療などを指していたようですが、少しずつ意味も広がり、

入浴施設の他に、サウナやマッサージ、フィットネス、アロマ、ヨガなども含めて

スパと呼ぶイメージではないでしょうか?

 

小島さんは、伊豆の“百笑の湯”などでスパ体験をしたことがあるそうです。

 

温泉大好きとあって、今回は小島さんが興奮していたぜー!でした。

 

ということで今回は「あなたはスパを利用したことありますか?

おススメの施設はありますか?心や体が癒されるのはどんなときですか?」

という質問をリスナーに投げかけ、座談会を行いました。

 

スパの変遷

紀元前より、“ギリシャ人”は入浴の習慣を持ち、ローマ帝国の時代には、

歴代の王たちが豪華な“公衆浴場”を建造するようになります。

 

運動後、温水と冷水に交互に浸かったり、オイルを塗ったりしていたそうです。

 

このあたりが、現在のスパの原型とも言えそうです。

 

その後、フィンランドでは“サウナ”、オスマン・トルコでは“ハマム”などが登場します。

 

そして、スパは温泉や純粋な水が湧き出るところで発達し、

ドイツの“バーデンバーデン”やイギリスの“バース”などの温泉地に

人が集まるようになり入浴や温泉水を飲むことで、体を回復するようになります。

 

18世紀になると、王侯貴族の間でスパは“高級保養地”として発展し、

劇場やカジノを楽しみながら、のんびりと療養するようになります。

 

こうした“治療”“保養”が目的だった“ヨーロッパ”に対し、

“美”の要素を取り入れたのが“アメリカ”のスパです。

 

1920年に、宿泊せずに気軽に立ち寄れる“デイ・スパ”が登場。

“エステ”“ネイル”などの美容メニューが中心となり、女性たちに絶大の人気を得ます。

 

さらに、“デトックス”“ダイエット”などを目的にした

滞在型の“ディスティネーションスパ”も注目されるようになっていきます。

 

そして90年代半ばには、“ホテル”のスパ施設が登場。

 

“タイ”“インドネシア”“バリ”では、西洋の手法にアジアの“伝統療法”を加えた

トリートメントが生み出されています。

(以上、2009年3月9日 トラベルビジョン 参照)

 

≪ゲストコーナー≫

日本スパ振興協会理事長岡田友悟(ともあき)さんをお迎えして、

「スパ」についてお話を伺いました。

 

原点は浅草の銭湯

岡田さんの祖父は、浅草で銭湯を経営していました。

 

また、親戚も銭湯を営む方が多かったそうです。

そのため、小さい頃からお風呂に親しんでいたそうです。

 

日本スパ振興協会とは?

2002年に、有志が集まって協会を設立しました。

 

当時は、スパという言葉が一般的でなかったそうです。

 

2003年になって、やっと海外のブランドスパ“マンダラスパ”が都内でオープンしたくらいでした。

 

そのため、スパというものがどういうものなのか?

正しく理解して利用してもらう、あるいは働いてもらうことを目的に、啓発活動を行っています。

 

アメリカにはすでに“国際スパ協会”があったそうです。

 

スパのコンサルタントをしている方、また岡田さんのように、

ヨーロッパにサウナやスパの視察に出向き、日本にも取り入れたいと

考えていた人が当時潜在的にいたそうです。

 

スパ体験できるイベント

岡田さんが代表理事を務めている一般社団法人スパ&ウエルネスウィークでは、

毎年“2/14~3/14”に、様々なスパがお得な料金で利用できるイベントを開催しています。

 

5000円から3万円までの価格で、色々なスパを体験できるそうです。

 

スパとは?

スパは“健康”にシフトしています。

 

積極的に健康になる、癒される場所です。

 

対して、“スーパー銭湯”“健康ランド”は、“レジャー”“遊び”の要素が強いそうです。

 

ちなみに、海外には健康ランドがありません。

 

ただ、海外の方が日本のスーパー銭湯や健康ランドを体験すると、

「立派なスパ」という認識だそうです。

 

スパを広めるために!

岡田さんは、スパを普及させるために、講演を行ったり、大学でも授業をしています。

 

授業では、スパの定義や建築、デザインなどを教えているそうです。

 

実際に、教え子の中にはホテルのスパで働いている方もいるそうです。

 

スパのスタイルの違い

アメリカのスパはイギリスから伝わっています。

 

イギリスでは健康色が強かったのですが、アメリカでは“ビューティー”

そして“ダイエット”といった要素が強くなります。

 

その後、ハードな運動やハードな食事制限といった面が出て、

スパの原点である癒しや健康が薄れていったそうです。

 

ヨーロッパは、治療や保養という目的が強く、”保険”が適用できるスパもあるそうです。

 

日本はドイツの影響を多少受けていますが、独自のお風呂文化が発展してきました。

 

タイやバリは癒しの要素が強いです。

 

大きく分けるとこの4つのスタイルだそうです。

 

スパのタイプ

“日帰り型”“宿泊型”があります。

 

健康診断や治療を主眼とした“メディカルスパ”、また沖縄などにある“リゾートスパ”

アメリカでは船内で行われる“クルージングスパ”などがあります。

 

今の流れは、健康感を体現していこうとする“ウェルネス”だそうです。

 

もっともっとキラキラと輝き、元気になろうというライフスタイルを表しています。

 

ダイエットや禁煙など目的を叶える“ディストネーションスパ”も流行っているそうです。

 

目的を達成するために最低3日は滞在します。

 

1泊3食10万円といったものもあるそうです。

 

ヘルシーな食事と運動やマッサージが提供されます。

 

健康をお金で買う時代が来るかもしれません。

 

男性が入りやすいスパ

都内のホテルスパには、メンズメニューがあります。

 

プールやフィットネスにスパが併設されている場合もあります。

 

そうしたスパは、割と男性でも抵抗なく使えそうです。

 

岡田さんが体験した最高のスパ

インドネシアのバリ島のキラーナスパが最高に気持ち良かったそうです。

 

山の中、すべてが離れにあるヴィラタイプで、心地よい風が吹く中、

自然を感じてトリートメントが受けられるそうです。

 

耳に聞こえるのは、鳥の鳴き声と水の音くらいだそうです。

 

おススメの過ごし方

時間に余裕も持って、自分のスタイルに合わせて満喫することが大事です。

 

例えば、1時間のマッサージを受ける場合、その前に1時間半スパを楽しみ、

また終了後も1時間半くらいのんびりと過ごすのがいいそうです。

 

スパをフルに活用しましょう!

 

若者も楽しめるの?

年齢は関係なく楽しめます。

 

若いうちから体のメンテナンスをしておくことは重要です。

 

温泉で治療

温泉の“泥”には、“ミネラル”が豊富に含まれているので、

それをシップのように塗りつけて、腰痛治療などをするそうです。

 

温泉の泥パックで痛みを取り除きます。

 

鳥取県の“三朝温泉”“ラジウム温泉”です。

 

そこの泥を使って、“拘泥シップ”を行っています。

 

膝の関節痛などの治療をしています。

 

海外のスパ事情

ドイツのバーデンバーデンには、近代的なスパ・カラカラテルメがあります。

 

その周りには、カジノやオペラハウスがあるそうです。

 

町全体が、高級温泉保養地になっています。

 

ドイツには、そうしたクアハウスと呼ばれる場所がけっこうあるそうです。

 

フランスでは、タラソテラピーセンターがあります。

 

海の気候は湿気があって、マイナスイオンがあります。

 

そうした場所で、海水を温めたお風呂に入ったり、水を使った治療を受けることができます。

 

スパの課題

外国人観光客の増加で、ホテルの開業が相次いでいます。

 

今年だけで、102軒のホテルがオープンしているそうです。

 

そのため、ホテルのスパがどんどん開業していますが、セラピストが足りない状況です。

 

今後のスパは?

ひとりひとりに合わせたメニューを組むパーソナルなサービスを提供するスパが出てくるそうです。

 

経済産業省には、”ヘルスケア産業課”なる部署があるそうです。

 

うつ病などで労働の生産効率が落ちるなどの問題があります。

 

また医療費の削減は国にとって大きな課題です。

 

スパはそうした社会的要求ともマッチしているそうです。

 

≪今週の金のつぶやき≫

江戸時代後期、江戸には600軒もの“湯屋”があったそうです。

 

洗い場では、従業員が背中を流してくれるサービスがあり、

また、風呂からあがった客は、梯子で二階の座敷に上がって休憩することができました。

 

座敷では、客同士がお茶やお菓子を飲み食いしながら世間話をしたり、

囲碁や将棋を楽しむことができました。

(以上、2016年11月4日 SUUMOジャーナル 参照)

 

ここ数年、プライベート空間を充実させているスパや温泉が増えています。

 

個人はもちろん、家族だけ、カップルだけ、仲間だけで利用できるサービスがあります。

 

他人の目を気にせずに、心がかよう身内でゆったりとできる空間も大事ですが、

江戸の湯屋のように、お風呂施設は人と人がつながる社交場という側面もあります。

 

たまには、知らぬ者の同士、裸の付き合いをしてみるのも悪くはないんじゃないでしょうか?

 

あなたはどう感じましたか?

 

次回11月22日は、流通ジャーナリスト渡辺広明さんをお迎えして、

「コンビニの未来」をテーマにお送りします!

 

聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2019年11月18日