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2019年12月9日

#241 12月6日放送分 口コミ

今回のテーマは、

「口コミの見分け方」でした!

 

口コミを参考にする?

ネットでの買い物が主流になりつつある中、口コミやレビューを参考にする方も

多いんじゃないでしょうか?

 

例えば、外食では“食べログ”、買い物では“Amazon”などの

レビューを参考にすることもありますよね

 

山崎さんは、洋服をネットで買うときに、口コミでサイズを参考にしているそうです。

 

小島さんは、大好き温泉や健康ランドを訪れるときに、前もってどんなところか

口コミを参考にしています。

 

買い物や外食で失敗しないためにも、重要な指標となる口コミ投稿。

あなたはどのくらい信用しているでしょうか?

 

ということで今回は「あなたはモノを買うとき、外食をするとき何を参考にしていますか?

ネットの口コミって信用できますか?口コミ投稿、レビューをしたことありますか?」

という質問をリスナーに投げかけ、座談会を行いました。

 

不正が行われている!?

信用が第一の口コミ、レビューですが、中には“サクラ”を使って、

やらせ、不正をしている業者もあります。

 

芸能人が業者から金銭を受け取り、本当は落札していない商品を落札したとブログで投稿し、

問題となったことがありました。

 

ペニーオークション詐欺=略して“ペニオク詐欺”、覚えていますでしょうか?

 

このサクラ行為は、“ステルスマーケティング”“ステマ”と呼ばれています。

 

ステマには、大きく分けて2つの手法があります。

 

そのひとつは、一般の消費者を装って、商品のイメージアップを行うものです。

 

もうひとつは、芸能人やインフルエンサーのSNSといった場で宣伝であることを明記せず、

商品を紹介させ、代わりに金銭を支払うものです。

(以上、10月30日 ferret 参照)

 

≪ゲストコーナー≫

WOMマーケティング協議会理事長井上一郎さんをお迎えして、

「口コミ」についてお話を伺いました。

 

WOMマーケティング協議会とは?

広告会社、PR会社、出版社などのメンバーで構成されています。

 

2009年に発足しています。

 

かつて口コミとは、直接人から人に伝わるもので、狭い空間で影響力がありました。

 

しかし今や、TwitterなどのSNSで自分が何を買ったか、何を食べたかという情報が

どんどん広まる時代です。

 

個人の口コミが“マーケティングパワー”を持つようになったのです。

 

そんな中、どこからか報酬を得て、実際よりもいい評価を書き込む口コミサイトが出てきたそうです。

 

便宜を計っているにも関わらず、純粋な口コミだと装っています。

 

こうした口コミが増えていってしまうと、口コミやレビュー、そのサイトを信用できなくなってしまいます。

 

誰も得にもなりません。

 

そこで、健全な口コミがもっと発達していくための”ガイドライン”

ルール作りをしようというのが、WOMマーケティング協議会の活動です。

 

各社のプランナーの皆さんが、個人的に問題意識を持って情報交換し、

そのうち自主的に勉強会を始め、それがきっかけとなって組織化したそうです。

 

口コミマーケティングは、消費者、広告主、そしてインフルエンサーの三者が

WinWinWinの関係にならなければなりません。

 

ルールがない!?

ある企業が新商品のプレス発表会を行うときに、

有名なブロガーやインフルエンサーが招待されます。

 

そうした人たちに、何かしらの便益が行われると、

彼らが書き込む口コミにも、何らかの影響が出るのではという疑義が生じます。

 

明らかに消費者を騙している場合は、法に抵触することもありますが、

口コミマーケティングを想定したルールがないので、罰せられることはありません。

 

だからこそガイドラインが必要です。

 

井上さんたちは、アメリカのガイドラインを研究し、参考にしたそうです。

 

日本に転用できるかどうか、1年間も話し合いをしたそうです。

 

人気漫才師が!?

最近では、京都市が市の施策を人気漫才コンビにTwitterで発信してもらうために、

所属事務所に100万円を支払う契約を結んでいましたが、

そのことを明らかにしないまま、書き込みが行われました。

 

口コミは本来自発的なモノです。

 

京都が好きで、プライベートでPRすることについては問題がありません。

 

しかし、この場合は京都市からお金を得て仕事として請けています。

 

ということは発信する口コミが純粋かどうか分かりません。

 

依頼されて口コミを投稿していることが読み手に分かるようにしなければなりません。

 

ですから“#PR”“#プロモーション”と付ける必要があったのです。

 

また、本文の中で、「京都市から仕事をもらって来ています」など、ひと言付ける必要がありました。

 

関係性の明示

企業側は、仕事を依頼する際に、ガイドラインに則って投稿するように促す必要があります。

 

関係性を明示しなければなりません。

 

例えば、お店が身内を呼んで、あたかも行列ができる人気店に

装うこともステマに当たり、糾弾されてしまう場合があります。

 

中にはそうした行為をきっかけに悪評が立って、お店が潰れてしまうこともあるそうです。

 

信用できる口コミを見分ける方法は?

その口コミの発信者が他にどういう投稿をしているかチェックすると

信用に値するかどうか分かるそうです。

 

そのアドレスを打ち込むと、ウソレビュー確率が○割と出るサイトもあるそうです。

 

そういった確かめサイトがどこまで正しいか見極める必要もありますが、

自身の”メディアリテラシー”も重要です。

 

情報が氾濫する時代にあっては、物事を鵜呑みしない姿勢が大事です。

 

企業やお店が自ら書き込むこともあるの?

そうした行為をしても悪評に繋がってしまいます。

 

もし書き込むとしても、堂々と名前を名乗りPRした方が良いそうです。

 

海外の対策は?

アメリカでは、米国連邦取引委員会がルールを定めています。

 

違反すると、“罰金刑”になるそうです。

 

有名人による口コミは、チェックされていて、警告を送られることもあるそうです。

 

悪評を書かれた場合は?

裁判をすることもできます。

 

ただ悪評の真偽は微妙です。

 

例えば、ラーメン屋の場合、店主からすれば「まずい」と書かれたことは悪評ですが、

客観的にお客さんの感想としては、事実になってしまいます。

 

結局、美味しいと評価する人が何人いるか、また不味いと評価する人が何人いるかの

差でしかありません。

 

全て褒めているコメントばかり並ぶのも、逆に信頼できません。

 

口コミ発信する際に注意すること

自分の気持ちに正直になりましょう!

 

誰かから依頼された場合は、読み手に分かるように関係性の明示を行いましょう!

 

≪今週の金のつぶやき≫

その昔、“泣き売”という詐欺があったのをご存じでしょうか?

 

例えば、露天で万年筆を売っている男性が突然、集まったお客さんにこう切りだします。

 

「実は、火事で工場が燃えてしまって、何とかかき集めたのが今ここにあるだけの

万年筆なんです。いくらでもいいので、買ってください」と泣きながらアピールします。

 

すると、「えっ、工場が燃えちゃったの?それはかわいそうだなぁ。買ってあげるよ」と

万年筆を買う1人のお客が現れます。

 

実は、このお客はサクラで、露天の男とはグルなのです。

 

サクラ役のひと言をきっかけに、他のお客も露天の男に同情し、

次々と万年筆を買っていくというやり口です。

 

かつては、顔の見えていた不正や詐欺も、インターネットの普及で、

騙してくる相手の顔が見えなくなっています。

 

ステルスマーケット=ステマが、ネット流行語大賞を受賞したのは2012年。

 

それから7年経った今年もステマ問題が注目されています。

 

こうした不正に対する厳格なルールづくりを整備していく必要がありますが、

わたしたちがいかに、他人の口コミ、レビュー、点数に日頃から依存し、

左右されているかということも改めて考え直さなければなりません。

 

時代を経ても繰り返される不正や詐欺。

 

その騙しのテクニックは、複雑かつ巧妙になっています。

 

この年末、心の隙をつかれないように心掛けたいですね。

 

今夜の放送を聞いて、あなたはどう感じましたか?

 

次回12月13日は、お雑煮研究所粕谷浩子さんをお迎えして

「お雑煮」をテーマにお送りします!

 

大事な日だから絶対に聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2019年12月9日