| HOME |

2020年2月9日

#250 2月7日放送分 新型肺炎

今回のテーマは

「新型肺炎」でした!

 

マスクがない!?

この時期は、インフルエンザやノロウイルスなど感染症対策ということで、

多くの方がマスクをしますが、今、“新型コロナウイルス”の感染拡大によって、

 

そのマスクが品薄状態になっています。

 

マスクを買いたいと思っていても、なかなか手に入らないという方も

いるんじゃないでしょうか?あなたの周りはどうでしょうか?

 

新型コロナウイルス!

昨年の12月以降、中国の湖北省・“武漢市”を発生源とする、

新型コロナウイルスによって、中国をはじめ世界各国で“新型肺炎”の患者数が増えています。

 

1月30日(日本時間31日未明)には、世界保健機構(WHO)が、

新型コロナウイルスの肺炎に対して、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たると宣言しています。

 

新型コロナウイルスの感染者が増えるにつれ、日本国内でもマスクの需要が高まり、品薄状態を招いています。

 

また、不安や恐怖をあおるデマ、根拠のない治療法、新型コロナウイルスに関連した

フィッシング詐欺メールなどもばらまかれています。

 

ということで今回は、「新型コロナウイルス対策していますか?

ウイルスや細菌に感染しないようにどんなことに気をつけていますか?」という質問をリスナーに投げかけ、

座談会を行いました。

 

観光業に影響

各国が中国からの“渡航制限”を行う中、日本も今月から“過去2週間以内”に、湖北省に滞在した外国人と、

同省発行の中国旅券を持つ外国人の入国を認めないとしています。

 

また、湖北省から日本人を退避させるために、1月28日以降現地に“チャーター機”を派遣しています。

 

一方、中国政府も1月27日から、国民の“海外への団体旅行”を禁止。

これによって、日本国内の旅行会社やホテルなどにキャンセルが増えているようです。

 

2019年の訪日外国人およそ“3188万人”のうち、中国からの訪日客は、

およそ“959万人”ということで、このまま感染拡大による中国人客の減少が長引くと、

日本の観光産業へのさらなる影響が懸念されます。

 

また、横浜港に停泊しているクルーズ船は、新型コロナウイルスの集団感染、

そしてその検疫のために、乗船者が船内に滞在することを余儀なくされています。

 

≪ゲストコーナー≫

ジャーナリスト木村良一さんをお迎えして「新型肺炎」についてお話を伺いました。

 

どのように発生したの?

新型コロナウイルスは中国の武漢の海鮮市場で生きたまま売られている

鶏、ヘビ、ネズミなどの動物が発信源ではないかと、研究者の間で言われているそうです。

 

突然変異したウイルスが動物の世界から人間の世界へと入ってきました。

 

人間にとっては初めてのウイルスのため、免疫力がありません。

 

新種のウイルスのため、感染力も強く、どんどん感染していきます。

 

そして、今回新型肺炎というカタチで、人間に症状が出ています。

 

感染力の強さは?

”WHO””CDC”が、1人の患者から何人感染するかというデータを取ったところ、

2003年に流行した“SARS”“3人”前後、“インフルエンザ”“2~3人”“はしか”“12~18人”だそうです。

 

対して、“新型コロナウイルス”は、今のところ“1.4人~2.5人”です。

 

ただ、まだ感染が続いているのと、横浜港に停泊しているクルーズ船で感染していることは、気になるそうです。

長期的に濃厚接触した場合は、感染しやすくなるようです。

 

どのように感染するの?

咳やくしゃみによる“飛沫感染”

 

その飛沫がテーブルやドアノブ、電車のつり革などについて感染する“接触感染”などです。

 

例えば、手に接触してしまうと、それを何気なく鼻や口にこすると感染してしまいます。

 

こうした感染ルートを絶てば、感染しませんが、ウイルスは目に見えないので、なかなか難しいのです。

 

騒ぎ過ぎ?

感染ルートを理解していれば、同時にマスクの効果も分かります。

 

感染している人がマスクをつけることで飛沫は飛びません。

 

感染していない人は、マスクをすることで、ウイルスがついた手を鼻や口から遠ざけることはできますが、

マスクそのものにウイルスがついていると、それを手で触ってしまえば、感染する可能性があります。

 

大事なのは、“正しく恐れる”ことです。それには、知識が必要です。

 

”厚生労働省””国立感染症研究所”のホームページを見ることで知識を得ることができます。

 

新型肺炎の症状は?

発熱、咳、息苦しさ、下痢など、風邪やインフルエンザに似ているそうです。

 

ただ、肺炎を起こす患者もいます。

 

今のところ、子どもはあまり症状が出ていないようです。

 

主に亡くなっているのは、高齢者や心臓病や高血圧、糖尿病など、基礎疾患を持つ方たちです。

 

感染しているのに、症状が出ない人もいます。

 

早期に判明した!

今回、病原体がコロナウイルスであることが比較的早く分かったそうです。

 

対して、SARSのときは、ウイルスを検出するのに5ヶ月もかかっています。

 

当時、中国の隠蔽が問題になっています。情報を外部に出していませんでした。

 

原因が分からない中、WHOのドクターの中には現地に出向き、命を落としてしまった方もいたそうです。

 

何に気をつければいいの?

”手洗い””うがい”、それに十分な”睡眠””栄養”で抵抗力を付けることが大切です。

 

体調が悪いときは、お酒も控えたほうがいいそうです。

 

国の対策は?

基本的には、“隔離”“移動の禁止“が有効です。

 

ただ、人権もあるので、徹底することは難しいのが現状です。

 

湖北省の武漢市は閉鎖されていますが、あれは中国だからこそできた対策だそうです。

 

感染したらどうすればいいの?

まず、保健所など公的医療機関に電話をしましょう!

 

検査は、遺伝子の型を調べるそうです。

 

時間がかかりますが、今後簡易検査キッドが出てくるそうです。

 

国立感染症研究所は、新型コロンアウイルスの増殖に成功しています。

 

それをもとに、簡易検査キッドが作られます。

 

また、使用薬やワクチンの開発にも結びつきます。

 

指定感染症とは?

新型コロナウイルスによる肺炎は、指定感染症に指定されています。

 

これによって、強制的に感染者を入院させることができます。

 

ワクチン開発は?

SARSもコロナウイルスでした。

 

ですから、そのときにワクチンの開発はされていたそうです。

 

しかし、ウイルスが忽然と無くなったため、ワクチンが必要なくなってしまいました。

 

まだまだ、分からないことが多く、これから開発が進んでいくそうです。

 

景気への影響は?

今や中国は世界の工場になっています。

 

そんな中、新型コロナウイルスの感染で、次々と工場が閉鎖されています。

 

世界各国が中国頼みなだけに、莫大な損出は免れません。

 

東京オリンピックに向けての対策は?

世界からたくさんの人が集まってくるということは、

新型コロナウイルスに限らず、様々なウイルス、病気に備える必要があります。

 

成田空港では、熱帯地域から来た蚊を捕まえて、マラリアを持っているかどうか検査をしています。

 

動物の世界から人間の世界へ新種感染症が入ってくるのは、私たち人間がどんどん自然を開発することによって、

今まで接触していなかった動物と接触することが原因です。

 

そこから発生した病原体が、発達した交通網によって、様々な地域に運ばれていきます。

 

ウイルスもグローバル化しています。

 

デマを信じるな!

新型コロナウイルスに関して、様々なデマが飛び交っています。

 

バナナを食べてはいけない、ゴマ油が効くなど、根拠のない情報がネットを中心に溢れています。

 

正しい情報を得る努力をしましょう!

 

≪今週の金のつぶやき≫

物理学者の寺田寅彦氏は、1935年に起きた浅間山噴火に関して著書の中で、

「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、

正当にこわがることはなかなかむつかしいことだと思われた」と言っています。

 

この寺田氏の“正当にこわがる”という言葉をもとに、多くのメディアで

“正しく恐れる”というフレーズが使われるようになりました。

本来は、この2つの言葉の使われ方は意味が違うようです。

 

東日本大震災のときに起こった原発事故による風評被害はいまだに収まっていません。

 

私たちは、誤った情報を信じ、心配するほどでもないことを過度に心配し、パニックに陥ることがあります。

 

今回の新型コロナウイルスによる感染拡大も、世界中を不安に陥れています。

 

しかし、不安をあおるデマや、全く科学的根拠のない情報に、過度に振り回されていないでしょうか?

 

正しく恐れるには、正しい情報を得ることが重要です。

 

そして、正しいかどうか見極めるリテラシーも必要です。

 

ただそのように意識していても、溢れる情報と、事態の速さが大きな壁となって、立ち塞がっているのも事実です。

 

それでも、私たちは正しく恐れることを諦めずに、自分の身を危険にさらず要因を

少しでも排除していかなければなりません。

今夜の放送を聞いてあなたはどう感じましたか?

 

次回2月14日は、ITメディアクリエーターニック土屋さんをお迎えして

「デジタルトランスフォーメーション」をテーマにお送りします!聞いてちょーだい!!

投稿者 : kintubu|2020年2月9日